本記事ではチタンティップを搭載するアジングロッドの特徴を解説し、おすすめのロッドを紹介していきます。

チタンティップは、メリットもデメリットも極端な尖ったティップ。誰にでもマッチするわけではありません。

購入を検討している方は、ミスマッチを避けるために本記事の前半部分だけでも目を通してみてください。

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アジングロッドのティップ(穂先)の種類

アジングロッドに使われる主なティップは以下の4種類です。

  • カーボンソリッド
  • カーボンチューブラー
  • チタンソリッド
  • チタンチューブラー

ティップの形状は「ソリッド」あるいは「チューブラー」で分類できます。

上図のとおりソリッドはティップの中が詰まっており、逆にチューブラーは中が空洞になっているという違いがあります。

材質は「カーボン」または「チタン」で分類可。これはティップが何でできているかという、そのままの意味です。

ルアーロッドで一般的なティップは「カーボンソリッド」と「カーボンチューブラー」。

とりわけアジングでは、カーボンソリッドティップが使われるケースが多いです。

カーボンソリッドティップの特徴

カーボンソリッドティップは、細くて柔らかいのが特徴。

食い込みが良いためアジのバイトを弾きづらく、ティップにかかる荷重/抜重がわかりやすいのが強みです。

乗せ&荷重感度型のティップとなっており、アジングにもたらす恩恵は絶大です。

カーボンチューブラーティップの特徴

カーボンチューブラーティップは、カーボンソリッドティップと比べて張りが強め。

クイックなリグ操作とフッキングを得意とし、リグをしっかりアピールして食わせる攻撃的なスタイルに適します。

穂先が中空構造になっているので、リグやラインから伝わる振動が増幅しやすく、反響感度が高いというのも良いところです。

乗せ&荷重感度型のカーボンソリッドに対し、カーボンチューブラーは掛け&反響感度型のティップとなっています。

チタンティップのアジングロッドの特徴

さて、ここからは本記事のテーマである「チタンティップ」の特徴を解説していきます。

カーボン製のティップと同じく「ソリッド」と「チューブラー」という形状があるのですが、アジングロッドに使われるのはほぼ「ソリッド」です。

てことで、本記事でいう「チタンティップ」は「チタンソリッドティップ」と同義。

これを前提に以下の解説をご確認くださいませ。

チタンティンプのメリット

まずはチタンティップのメリットからいきましょう。項目は以下のとおりです。

  • とにかく感度性能が高い
  • 食い込みが良い

とにかく感度性能が高い

チタンティップの1番の魅力は、とにかく感度性能が高いことです。

圧倒的な柔軟性ゆえに荷重感度は最強クラス。テンションの入りと抜けがわかりやすく、荷重系のアタリや潮流の変化を察知するのが得意です。

ティップが金属製なので振動伝達の精度も高め。金属ティップならではの高い反響感度も強みとなっています。

カーボン製ティップでは基本的にトレードオフとなる「荷重感度」と「反響感度」が、ダブルで高水準ってのがチタンティップのすごいところです。

食い込みが良い

チタンティップは非常に柔軟性が高いので、食い込みの良さも抜群。

アジのバイトを弾きづらく、自然にフッキングが決まりやすいです。

これもチタンティップの利点といえましょう。

チタンティップのデメリット

お次はチタンティップのデメリットを挙げていきます。項目は以下のとおりです。

  • フッキングが決まりづらい
  • キャストが決まりづらい
  • 汎用性が低い
  • 既製品の選択肢が少ない
  • お値段が割高

フッキングが決まりづらい

最も代表的なデメリットはフッキングが決まりづらいこと。

チタンティップは極端に柔らかいので、フッキング動作(アワセ)のパワーが伝わりづらいです。

バイトが深くてアワセなくても自然に乗ってくるときは問題になりませんが、バイトが浅くてこちらから積極的に合わせる必要がある状況では苦戦しやすくなります。

キャストが決まりづらい

ティップが柔らかいとキャストのタイミングをとるのも難しくなります。

ある程度慣れるまでは、天ぷらショットがでたり、足元にドボンしたりといった恥ずかしいキャストミスが起きがち…。

これもチタンティップの弱点です。

汎用性が低い

チタンティップは重めのリグと相性が良くありません。

重めのリグを合わせると穂先がモタレすぎて、操作がダルく感じてしまいます。

チタンティップのアジングロッドは基本的に軽量ジグ単専用。

いろいろなリグと合わせられるほどの汎用性はないと思っておきましょう。

既製品の選択肢が少ない

チタンティップはアジングロッドのなかでも圧倒的な少数派。

既製品の流通量・選択肢がめちゃめちゃ少ないです。

定番のカーボンソリッドティップならば、じっくり探せば自身の理想に近いセッティングのロッドを見つけいやすいです。

…が、チタンティップのロッドではそうもいきません。

(こういった背景もあって、チタンティップのロッドを自作する方が多いのです。)

お値段が割高

チタンティップのロッドは少数派で既製品が少ないのは前述のとおり。

薄利多売の戦略をとることができないという関係もあり、チタンティップのロッドは基本的に高額です。

入手コストがかさみがちというのも、デメリットのひとつです。

各ティップの特徴まとめ

ここまで紹介してきた各ティップの特徴を表にまとめると、こんな感じ↓になります。

ティップの種類内部の形状硬さ食い込み操作性
フッキング速度
反響感度荷重感度
カーボンソリッド詰まっている柔らかめ
カーボンチューブラー中空硬め
チタンソリッド詰まっている超やわらかめ

チタンティップは高い感度性能を誇るものの、扱いにいろいろとクセがあります。

長所も短所も極端なのです。

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チタンティップのアジングロッドはこんな人におすすめ

チタンティップのロッドは、バチバチ高感度なジグ単ロッドが欲しい方にとって有力な選択肢となります。

ただし、穂先が極単に柔らかいぶん慣れるまで扱いづらく、こなせる役割も軽量ジグ単用のみとかなり狭いです。

したがってチタンティップのアジングロッドは、このへんの難点を技術や知識、経験でカバーする自信がある方にしかおすすめできません。

アジングに慣れた中上級者向けのティップといえるでしょう。

柔らかめのカーボンソリッドでお試しするのもアリ

出典:34

チタンティップのロッドは使ってみたいけど、クセ強そうやな〜。ワイの手に合うやろか?心配やわ〜。

という不安がある方もいらっしゃるでしょう。

そんなときは、ソフトソリッド(柔らかめのカーボンソリッドティップ)を搭載したロッドを試してみるってのもアリ。

チタンソリッドほどの感度は出ませんが、いくらかはクセが弱くて扱いやすくなっています。

選べる機種の選択肢も多く、ティップが柔らかいロッドのお試しに最適です。

ちなみにソフトソリッド仕様のおすすめロッドは記事後半にまとめていますので、興味のある方はチェックしていってください。

チタンティップのおすすめアジングロッド

ここからはチタンティップのおすすめアジングロッドを紹介していきます。

おすすめロッドの一覧はコチラ↓です。

メーカー製品機種実売価格
オリムピック23コルト572UL-TS2万円台〜
ブリーデントレバリズム キャビン402TS-tip
410TS-tip
506TS-tip
602TS-tip
606TS-tip
3万円台〜
テイルウォークスーパーアジストTZ47/TISL
61/TISL
53/TISL
4万円台〜

オリムピック「23コルト」

「23コルト」はオリムピックのアジングロッド「コルト」シリーズのスタンダード機。

NEWグリップの「OP-01」を搭載し、軽さと感度に磨きがかけられています。

本記事で紹介するチタンティップロッドのなかでは最もリーズナブルな実売2万円台クラスということで、コストパフォーマンスも上々。

慢性的な供給不足で入手のチャンスは極めて限定的ですが、最も推せるアイテムとなっています。

「23コルト」のチタンティップモデルはコチラ↓。

機種全長自重ルアー重量継数
572UL-TS1.70m48gMAX 2.5g2本

ブリーデン「トレバリズム キャビン」

「トレバリズム キャビン」は、ブリーデンの本格ライトゲームロッド。

パーツの無駄を省くミニマルな設計を特長とし、圧倒的な軽さと感度が持ち味です。

実売3万円台とそこそこ手を出しやすく、チタンソリッドの機種数も多めに揃っています。

「トレバリズム キャビン」のチタンティップモデルはコチラ↓。

機種全長(ft)自重ルアー重量継数
402TS-tip4’2″36g~4g2本
410TS-tip4’10”39g~4g2本
506TS-tip5’6″42g~5g2本
602TS-tip6’2″47g~5g2本
606TS-tip6’6″50g~5g2本

テイルウォーク「スーパーアジストTZ」

「スーパーアジストTZ」は、テイルウォーク「アジスト」シリーズの最高峰グレード。

究極の感度性能を売りにする高級ロッドです。

ブランクは当然ながら、グリップ部にも強いこだわりが込められています。

フォアグリップ、リアグリップともにチタン素材を配置。グリップエンドはブランクスルー構造で、こちらも感度アップに貢献します。

男心をくすぐるメタリックなデザインも印象的で、多くのファンを虜にしています。

「スーパーアジストTZ」のチタンティップモデルはコチラ↓。

MODELLENGTH(ft.in)ROD WEIGHT(g)LURE WEIGHT(g)PIECE
47/TISL4’7″67MAX32
61/TISL6’1″75MAX32
53/TISL5’3″70MAX32
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ソフトソリッド仕様のおすすめアジングロッドまとめ

チタンティップのロッドが手に合うか不安な方は、ソフトソリッド仕様のロッドを試してみるのも良きです。

おすすめロッドの一覧はコチラ↓。

メーカー製品/シリーズ機種実売価格
シマノ23ソアレBB アジングS54SUL-S1万円台〜
22ソアレSS アジングS48SUL-S
S54SUL-S
S60SUL-S
S68SUL-S
2万円台〜
21ソアレXRS54SUL-S
S60SUL-S
3万円台〜
20ソアレ エクスチューンS58SUL-S4万円台〜
オリムピック23コルトUX542UL-S1万円台〜
23コルト592XUL-S2万円台〜
34アドバンスメントBCR564万円台〜
アドバンスメントFPR55 ver.Ⅱ F-tuned5万円台〜
天龍ルナキア532S-ULS
582S-LS
632S-LMLS
2万円台〜

シマノ「ソアレ」シリーズ

出典:シマノ

シマノの「ソアレ」シリーズにはソフトソリッド仕様の機種が豊富に揃っています。

ソフトソリッドモデルの目印は、「タフテックα」や「タフテック∞」といったタフテック系のソリッドティップ。

シリーズでおなじみの「ハイレスポンスソリッド」よりもしなやかで、軽量ジグ単でのフィネスな攻めに最適です。

「ソアレ」のソフトソリッド搭載ロッドはコチラ↓。

グレード機種全長(m)自重(g)ルアー重量(g)
23ソアレBB アジングS54SUL-S1.63480.3-6
22ソアレSS アジングS48SUL-S1.42460.3-6
S54SUL-S1.63510.3-6
S60SUL-S1.83510.3-6
S68SUL-S2.03540.3-6
21ソアレXRS54SUL-S1.63600.3-6
S60SUL-S1.83630.3-6
20ソアレ エクスチューンS58SUL-S1.73560.3-6

オリムピック「コルト」シリーズ

おすすめのチタンティップロッドのところでも登場した「コルト」シリーズにも、ソフトソリッド搭載モデルがラインナップされています。

「コルト」シリーズのロッドの多くはハードソリッド(HS)という硬めのソリッドティップを搭載していますが、ごく一部の機種はソフトソリッド(S)を搭載しています。

「コルト」シリーズのソフトソリッド搭載モデルは以下のとおり。

製品機種全長自重ルアー重量
23コルトUX542UL-S1.63m54g0-3g
23コルト592XUL-S1.75m48gMAX1.5g

34「アドバンスメント」シリーズ

出典:34

アジング界の人気メーカーである34(サーティーフォー)からも、柔らかめのソリッドティップを搭載したロッドがリリースされています。

荷重感度を重要視するメーカーだけに、ティップへのこだわりも強めです。

34のおすすめソフトソリッドロッドはコチラ↓。

製品全長自重ルアー重量
FPR55 ver.Ⅱ F-tuned1.65m0.3-4.0g
BCR561.71m69g0.3-3g

天龍「ルナキア」

出典:天龍

天龍のライトゲームロッド「ルナキア」も柔らかめのソリッドティップを搭載する機種が多いことで知られています。

実売2万円台クラスとそこそこ手頃なので、ソフトソリッドロッドを初めて試す方にもおすすめです。

「ルナキア」のソフトソリッド搭載モデルはコチラ↓。

モデル全長自重ルアー重量
LK532S-ULS1.60m47gMAX1.5g
LK582S-LS1.72m52gMAX2g
LK632S-LMLS1.90m58gMAX3g

まとめ

というわけで、チタンティップのアジングロッド解説は以上です。

いろいろと扱いづらさはありますが、ズバ抜けた感度性能は非常に魅力的。

入手したあかつきには、軽量ジグ単でのフィネスな釣りが鬼のようにはかどることでしょう。

本記事を読んでみて、チタンティップロッドが自身に合いそうだと感じた方は入手してみてはいかがでしょうか。

おすすめのチタンティップロッドはコチラ↓。

メーカー製品機種実売価格
オリムピック23コルト572UL-TS2万円台〜
ブリーデントレバリズム キャビン402TS-tip
410TS-tip
506TS-tip
602TS-tip
606TS-tip
3万円台〜
テイルウォークスーパーアジストTZ47/TISL
61/TISL
53/TISL
4万円台〜
オリムピック「23コルト」のチタンティップモデル
機種全長自重ルアー重量継数
572UL-TS1.70m48gMAX 2.5g2本
オリムピック「トレバリズム キャビン」のチタンティップモデル
オリムピック「スーパーアジストTZ」のチタンティップモデル

ソフトソリッドでの柔ティップロッドお試しもアリ

おすすめのソフトソリッドロッドはコチラ↓。

メーカー製品/シリーズ機種実売価格
シマノ23ソアレBB アジングS54SUL-S1万円台〜
22ソアレSS アジングS48SUL-S
S54SUL-S
S60SUL-S
S68SUL-S
2万円台〜
21ソアレXRS54SUL-S
S60SUL-S
3万円台〜
20ソアレ エクスチューンS58SUL-S4万円台〜
オリムピック23コルトUX542UL-S1万円台〜
23コルト592XUL-S2万円台〜
34アドバンスメントBCR564万円台〜
アドバンスメントFPR55 ver.Ⅱ F-tuned5万円台〜
天龍ルナキア532S-ULS
582S-LS
632S-LMLS
2万円台〜
シマノ「ソアレ」シリーズのソフトソリッド搭載ロッド
オリムピック「コルト」シリー時のソフトソリッド搭載ロッド
34「アドバンスメント」シリーズのソフトソリッド搭載ロッド
天龍「ルナキア」のソフトソリッド搭載ロッド

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