シマノの人気アジングロッド「ソアレSS アジング」がフルモデルチェンジ!
本記事では、注目の仕様や機種ラインナップ、ソアレの他グレードとの比較まで、「22ソアレSS アジング」について徹底解説します。
ライトゲームファンの方は必見です!
シマノ「22ソアレSS アジング」の基本情報をチェック!
まずはシマノ製アジングロッドの最新ラインナップをチェックしておきましょう。
一覧がコチラです↓。
グレード | 実売価格 |
---|---|
19ソアレリミテッド | 70,000円前後 |
20ソアレエクスチューン | 40,000円前後 |
21ソアレXR | 30,000円前後 |
22ソアレSSアジング★ | 20,000円前後 |
20ソアレTTアジング | 15,000円前後 |
19ソアレBBアジング | 12,000円前後 |
この記事で特集する「22ソアレSS アジング」は、ソアレシリーズの中堅機。
入門用のアジングロッドでは物足りなくなってきた方のステップアップ機や、上級者のサブロッドとして人気のアイテムです。
ちなみに、先代の「ソアレSS アジング」は2018年発売でしたので、今回は約4年ぶりのモデルチェンジということになります。
シマノ製ロッドのモデルチェンジ周期としては、定番の4年スパン。
今年のソアレはSSがモデルチェンジされるだろうな~。
と予想していた方も多かったことでしょう。
シマノ「22ソアレSS アジング」の価格と発売日
「22ソアレSS アジング」の気になる発売日は、2022年8月予定。
定価は26,200~28,200円となっており、先代モデルからほぼ据え置かれています。
実売価格はおおむね2万円ちょいといったところですね。
すでに予約受付も始まっていますので、今シーズから導入したいという方は、早めに好みの機種を確保しておきましょう。
シマノ「22ソアレSS アジング」の仕様
つづいては、「22ソアレSS アジング」の仕様をまとめていきます。
搭載テクノロジー
「22ソアレSS アジング」に搭載されている主要テクノロジーは以下のとおり。
- スパイラルX
- ハイパワーX
- タフテック(SULモデルに搭載)
- ハイレスポンスソリッド(ULおよびLモデルに搭載)
- ブリッジライクシート
- CI4+
- アジング専用極小グリップ
2万円クラスの中堅機ということで、シマノ製ロッドでおなじみの機構が顔を揃えていますね。
先代機と搭載テクノロジーを比較
なかなかの豪華仕様になっている「22ソアレSS アジング」ですが、先代機である「18ソアレSS アジング」と比べてどう変わったのか?というのも気になるポイントですよね。
てことで、22モデルと18モデルの仕様比較がコチラ↓。
22ソアレSS アジング | 18ソアレSS アジング | |
---|---|---|
スパイラルX ☆ | ● | |
ハイパワーX | ● | ● |
タフテック ☆ | ● | |
ハイレスポンスソリッド | ● | ● |
ブリッジライクシート | ● | ● |
CI4+ | ● | ● |
アジング専用極小グリップ | ● | ● |
上表を見てのとおり、先代機との違いは「スパイラルX」と「タフテック」の2点です。
「スパイラルX」に関しては純粋な性能強化、「タフテック」に関してはティップのテイストに多様性がもたらされたといったところ。
ここからは、そのあたりも踏まえつつ、「22ソアレSS アジング」の仕様を深掘りしていきます。
スパイラルX
「スパイラルX」は、シマノ独自のブランクス強化機構。
シマノ社の公式ページでは
スパイラルXはロッド縦繊維の内層と外層に、カーボンテープをそれぞれ逆方向斜めに密巻きした三層構造。
出典:シマノ
と解説されています。
ネジレに弱い縦方向の繊維を、斜め2方向のカーボンテープで補強することで、強度を高めているってわけです。
キャストや操作時のブレが少なく、ファイト時にはしっかり粘り、なおかつ軽い。
そんなブランクスを成立させるための機構です。
先述しましたが、この「スパイラルX」は先代モデルである「18ソアレSS アジング」には非搭載。
したがって、今回のモデルチェンジの目玉となるテクノロジーです。
お値段据え置きでブランクス性能が強化されているってことになりますから、これはシンプルに嬉しいですね。
といっても、「ソアレXR」よりも上のグレードでは、「スパイラルX」の上位互換である「スパイラルXコア」を搭載済。
加えて、「スパイラルX」は下位グレードにあたる「ソアレTT アジング」にも乗っていますから、「22ソアレSS アジング」には使われて当然のテクノロジーともいえます。
「22ソアレSS アジング」への「スパイラルX」の搭載は、ソアレの仕様にちょびっと詳しい人からすれば、
まあ、うれしいっちゃうれしいけど、驚きはないかな~。
ぐらいのものでしょう。
(熱を冷ますような情報かもしれませんが、一応補足しておきます…。)
ハイパワーX
お次は「ハイパワーX」について。こちらもシマノ製ロッドではおなじみのブランクス強化機構です。
シマノ社の公式ページでは、
スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていくのが特長。
出典:シマノ
と紹介されています。
ブランクスを外から強化する「ハイパワーX」は、「スパイラルX」との相乗効果が高い機構です。
そして「スパイラルX」と「ハイパワーX」をダブルで適用しているという点が、下位グレードに対する「22ソアレSS アジング」の優位性となっています。
ブランクス系テクノロジーまとめ
そんなわけで、ソアレシリーズのブランクス系テクノロジー搭載状況(※2022年7月時点)をまとめた表がコチラ↓です。
スパイラルXコア | スパイラルX | ハイパワーX | |
---|---|---|---|
19ソアレ リミテッド | ● | ● | |
20ソアレ エクスチューン | ● | ● | |
21ソアレXR | ● | ● | |
22ソアレSS アジング | ● | ● | |
20ソアレTT アジング | ● | ||
19ソアレBB アジング |
”スパイラルX”と”ハイパワーX”がダブルで適用されている!という点が、「22ソアレSS アジング」の下位グレードに対する優位性となります。
一方、”スパイラルX”の上位互換である”スパイラルXコア”が搭載されていないという点が、上位グレードに対する劣位性です。
このあたりは、グレード間のパワーバランスが崩れないように、うまいこと調整されています。
タフテック、ハイレスポンスソリッド
つづいては、ティップに関する情報です。
「22ソアレSS アジング」では、機種の特性に合わせて”タフテック”と”ハイレスポンスソリッド”が使い分けられています。
両者の違いと搭載機種をまとめた表がコチラ↓です。
ティップの質感 | 搭載機種 | |
---|---|---|
タフテック | 柔らかい 乗せ調子 | S48SUL-S S54SUL-S S60SUL-S S68SUL-S |
ハイレスポンスソリッド | 硬い 掛け調子 | S58UL-S S64UL-S S70UL-S S64L-S |
- タフテック:しなやかな乗せ調子ティップ
- ハイレスポンスソリッド:張りのある掛け調子ティップ
機種の特性に合わせて、2種のティップが使い分けられています。
ちなみに、先代モデルである「18ソアレSS アジング」では、全モデルに”ハイレスポンスソリッド”が搭載されていました。
いうなれば、掛け一辺倒の機種ラインナップを採用していたということです。
一方、NEWモデルである「22ソアレSS アジング」では、乗せティップと掛けティップをユーザーが選択できる機種構成となりました。
一世を風靡したパッツン系ロッド(張りが強め)が減り、柔らかめのロッドが増えているというのは、アジングロッド界全体におけるトレンド。
「22ソアレSS アジング」においても、シーンの潮流がしっかり反映されています。
ガイドセッティング
「22ソアレSS アジング」のガイドセッティングは
- ステンレスフレーム
- SiCリング
の組み合わせ。先代と同じ仕様となりました。
2万円クラスのルアーロッドでは定番のセッティングとなっており、ラインに優しく耐久性も十分。
長く、快適に使い込めます。
ブリッジライクシート
リールシートは、ソアレシリーズではおなじみの”ブリッジライクシート”です。
こちらは先代に引き続いての採用となりました。
ソアレシリーズの全ロッドに搭載されているグリップなので、詳しい解説は不要かもですが、このグリップはとにかく握りやすいです。
手に自然にフィットし、硬くて響きの良いCI4+素材が使われているので感度も良好。
このオリジナルグリップが好きで、ソアレのロッドから離れられないって方も多いのではないでしょうか。
「22ソアレSSアジング」を含むアジングモデルでは、竿先を立てて構えやすいダウンロック式が採用されています。
キャストはもちろん、リグ操作やアワセもバシッと決められますよ。
アジング専用極小グリップ
リアグリップには、極小のEVAが使われています。
超小型サイズながらも、ダブルハンドのキャストにもちゃんと対応するサイズ感です。
片手で投げるのが苦手…という方でも、安心して使えます。
カーボンモノコック搭載ならず…
アジング専用の極小グリップも素敵なんですけども、筆者的には「22ソアレSS アジング」には”カーボンモノコックグリップ”の採用を期待していました。
ひとつ上のグレードである「ソアレXR」にも採用されましたし、バスロッドでは実売1万円台の「20ゾディアス」にも採用されていますから、次のソアレSSシリーズには搭載されるんじゃないかと思っていたわけです。
同じような期待を抱いていた人も、結構いたんじゃないでしょうか。
いや〜、カーボンモノコックグリップが使われても不思議ではなかったんですが、さすがにそうはいきませんでしたね。
あと4年後ぐらい?に発売されるであろう後継機に期待しましょう。
「22ソアレSS アジング」の仕様を総評すると…?
ちょいと長くなりましたが、「22ソアレSS アジング」の仕様についてはこんな感じです。
「スパイラルX」が採用されるなど、順当に進化はしているのですが、インパクトには欠けるかな〜というのが正直なところ。
ソアレファンを中心に売れはするでしょうけど、他メーカーの中堅ロッドユーザーが飛びつきそうな感じはしません。
良くも悪くも、質実剛健なモデルチェンジになっている印象です。
シマノ「22ソアレSS アジング」の機種ラインナップ
「22ソアレSS アジング」には、全8機種がラインナップされています。
スペックの一覧は↓のとおり。
機種 | 全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|
S48SUL-S | 1.42m | 46g | 0.3~6g | 2本 |
S54SUL-S | 1.63m | 48g | 0.3~6g | 2本 |
S60SUL-S | 1.83m | 51g | 0.3~6g | 2本 |
S68SUL-S | 2.03m | 54g | 0.3~6g | 2本 |
S58UL-S | 1.73m | 51g | 0.4~8g | 2本 |
S64UL-S | 1.93m | 55g | 0.4~8g | 2本 |
S70UL-S | 2.13m | 59g | 0.4~8g | 2本 |
S64L-S | 1.93m | 56g | 0.6~12g | 2本 |
自重については、本記事執筆時点(2022年7月)では未定となっています。(※公開され次第、上表を更新予定です。)
機種選びに迷ったら3カテゴリに分けるべし!
全8機種がラインナップされている「22ソアレSS アジング」ですが、機種選びに迷っちゃうという方もいるかもしれません。
そんなときは、全8機種を以下の3カテゴリに分けるのがおすすめです。
- ジグ単特化のしなやか系フィネス(SULモデル)
- ちょっと強めの掛け調子フィネス(ULモデル)
- 全リグ対応の超オールラウンダー(Lモデル)
てことで、この3カテゴリに分けて、「22ソアレSS アジング」の機種ラインナップを紹介していきます。
ジグ単特化のしなやか系フィネス(SULモデル)
まずは、ジグ単特化のしなやか系フィネスからです。
全部で3つあるパワークラスのなかで最も柔らかく、軽量ジグ単に特化したセッティングとなっています。
ソリッドティップは、柔らかめのタフテック仕様。
速掛けには向かないものの、潮流の変化や、荷重系のアタリがわかりやすいという利点があります。
1g前後やアンダー1gのジグ単を主軸に据える、超繊細なアジングに最適です。
SULクラスの「22ソアレSS アジング」は↓の4機種。
- S48SUL-S
- S54SUL-S
- S60SUL-S
- S68SUL-S
22ソアレSS アジング S60SUL-S
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.83m | 51g | 0.3~6g | 2本 |
ド定番をいくなら、ジグ単ロッドとして最もベーシックな”S60SUL-S”がおすすめです。
取り回しもそこそこ良く、キャスト時に竿のしなりも使いやすい。そして、ファイト時には適度にタメが効きます。
王道のジグ単アジングロッドをお求めの方にはコレ!
22ソアレSS アジング S54SUL-S
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.63m | 48g | 0.3~6g | 2本 |
取り回しと操作性が良い、短めのジグ単ロッドがお好みの方には、S54SUL-SがGood!
”S60SUL-S”よりも細かいリグ操作を得意とし、高精度の近距離戦が楽しめます。
22ソアレSS アジング S48SUL-S
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.42m | 46g | 0.3~6g | 2本 |
”S54SUL-S”よりもさらに短い、攻撃的な最短モデルが”S48SUL-S”。
4.8ftという超ショートレングスだけに、飛距離は物足りませんが、そのぶん操作性とフッキングレスポンスが優秀です。
護岸の際がメインのヒットエリアになる場合など、超接近戦のアジングが成立するポイントでは武器になります。
ただ、汎用性という面では、全モデル中最悪…。安易な購入はおすすめできません。
自身が通っているポイントへの理解が深く、4.8ftならではの強み・弱みを理解できる方でなければ使いこなせないでしょう。
22ソアレSS アジング S68SUL-S
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.03m | 54g | 0.3~6g | 2本 |
最後は”S68SUL-S”。
6フィート以下のモデルと比べると操作性は低いものの、キャスト飛距離をしっかり出せるのが強みです。
足場の高い堤防でも無理なく使えて、強風時のライン処理もしやすいってのも良いところ。
ジグ単ロッドとしては長めですが、その長さなりの操作に慣れてしまえば問題ありません。
近年のアジング界では6フィート以下のショートロッドがトレンドですが、6ft台後半のロッドも意外にアリ。
(アジング中上級者ほど、これぐらいの長さのロッドを使っていたりしますし。)
ジグ単の基本操作に慣れている方には、かなり推せる1本です。
ちょっと強めの掛け調子フィネス(ULモデル)
つづいて紹介するのはULクラスのモデル。
先に紹介した4つのSULクラスよりも一段階強いパワークラスですし、ティップには張りがある”ハイレスポンスソリッド”が入っています。
荷重系の感度はSULクラスに劣りますが、クイックな操作とフッキングで、速掛けアジングを楽しめるセッティングです。
スロー気味のロッドが流行ってるけど、アジングにはやっぱりパッツン系でしょ。
って方にピッタリです。
ブランクに張りがあるぶん、スプリットやライトフロートなどの中距離遠投リグとも好相性。
サーチできる範囲が広く、いろんなポイントに対応できるというのもULクラスの魅力です。
22ソアレSS アジング S58UL-S
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.73m | 51g | 0.4-~8g | 2本 |
ULクラスのなかでも最も短い5.8ftモデル。高い操作性と鬼速のフッキングを強みとする1本です。
ブランクに張りがあるので、ディープや急流エリアのジグ単攻略にもおすすめ。
水深のあるポイントや、ガンガン潮が走るポイントをホームとする方にもマッチするでしょう。
22ソアレSS アジング S64UL-S
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.93m | 55g | 0.4-~8g | 2本 |
長めの垂らしが必要な分離シンカー系リグとも合わせやすい6.4ftロッド。
ジグ単と中距離遠投リグをバランスよく使うって方に、ドンピシャなモデルです。
近〜中距離での汎用性は全モデル中でもトップクラス。
アンダー1gから5gクラスぐらいまでのリグを、1本でまんべんなく使いこなしたい方はコレです。
22ソアレSS アジング S70UL-S
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.13m | 59g | 0.4-~8g | 2本 |
”S64UL-S”よりひとまわり長い、ジャスト7ftモデル。
黎明期のアジングロッドで一般的なレングスでしたから、人によっては懐かしいと感じるかもしれませんね。
軽量ジグ単は扱いづらいものの、2gクラスのヘビージグ単だったり、スプリットやライトフロートなどの中距離リグの使用感はGood!
分離シンカー系リグと、ヘビージグ単をメインにアジングを楽しみたい方に、おすすめしたいモデルです。
全リグ対応の超オールラウンダー(Lモデル)
最後は全ラインナップ中で最も強い(硬い)Lパワーモデル。
最大12gのリグを背負うことができるので、かなりの広範囲を攻略できます。
10gクラスのフロートをぶっ飛ばして、沖を回遊するアジを引っ張り出せるというのが、Lクラスならではのストロングポイント。
ルアー対応重量は0.6g〜となっていますが、ジグ単を合わせるなら1.5gクラス〜が無難です。
重さのあるリグで広範囲を探りたい方にフィットするでしょう。
Lパワーを採用しているのは、現状のラインナップでは”S64L-S”の1機種のみとなっています。
22ソアレSS アジング S64L-S
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.93m | 56g | 0.6~12g | 2本 |
ソアレの他グレードと「22ソアレSS アジング」を比較!
お次は「22ソアレSS アジング」を、ソアレシリーズの他グレードのロッドと比較してみましょう。
記事の前半でも紹介しましたが、ソアレシリーズのアジングロッド一覧はコチラ↓。
グレード | 実売価格 |
---|---|
19ソアレリミテッド | 70,000円前後 |
20ソアレエクスチューン | 40,000円前後 |
21ソアレXR ☆ | 30,000円前後 |
22ソアレSSアジング ★ | 20,000円前後 |
20ソアレTTアジング ☆ | 15,000円前後 |
19ソアレBBアジング | 12,000円前後 |
ここでは「22ソアレSS アジング」と価格帯が近い、「ソアレXR」ならびに「ソアレTT アジング」を比較対象とします。
「ソアレXR」と比較
まずは「22ソアレSS アジング」のひとつ上位グレードにあたる「ソアレXR」と比較してみましょう。
仕様の一覧がコチラ↓です。
ソアレXR | 22ソアレSS アジング | |
---|---|---|
スパイラルXコア | ● | |
スパイラルX (※スパイラルXコアの下位互換) | ● | |
ハイパワーX | ● | ● |
Xガイド | ● | |
カーボンモノコックグリップ | ● | |
タフテック∞ | ● | |
タフテック (※タフテック∞の下位互換) | ● | |
ハイレスポンスソリッド | ● | ● |
ソフチューブトップ | ● | |
ブリッジライクシート | ● | ● |
CI4+ | ● | ● |
上表をみてわかるとおり、両者の仕様にはなかなかの差があります。
上位グレードである「ソアレXR」が優位である点をまとめると、以下のとおり。
- 「スパイラルX」の上位機構である「スパイラルXコア」を搭載
- シマノの独自ガイド「Xガイド」を搭載
- 「カーボンモノコックグリップ」を搭載
- 「タフテック」の上位機構である「タフテック∞」を搭載
- 「ソフチューブトップ」搭載モデルをラインナップ
仕様にかなりの差が設けられていますね。
これだけの仕様差がありながら、お値段の差は
- ソアレXR:実売30,000円前後
- 22ソアレSS アジング:実売21,000円前後
ぐらいのもの。
筆者個人的には、「22ソアレSS アジング」を買うぐらいなら、「ソアレXR」を買う方が賢い選択かな〜という印象を持っています。
というのも「ソアレXR」は、準ハイエンド機の「20ソアレ エクスチューン」に迫る仕様となっており、お得感がやばいんです。
両者の仕様比較がコチラ↓。
20ソアレ エクスチューン | ソアレXR | |
---|---|---|
スパイラルXコア | ● | ● |
ハイパワーX | ● | ● |
マッスルカーボン | ● | |
Xガイド | ● | ● |
カーボンモノコックグリップ | ● | ● |
タフテック∞ | ● | ● |
ハイレスポンスソリッド | ● | ● |
ソフチューブトップ | ● | ● |
ブリッジライクシート | ● | ● |
CI4+ | ● | ● |
フックキーパー | ● |
「ソアレXR」と「22ソアレSS アジング」ほどの仕様差がありません。
現状(2022年7月時点)では、ソアレシリーズのアジングロッドで最も上位グレードを食っているのは間違いなく「ソアレXR」。
3万円ほどの予算でアジングロッド購入をお考えの方には、「22ソアレSS アジング」よりも「ソアレXR」の方が圧倒的におすすめです。
「ソアレTT アジング」と比較
お次は下位グレードである「ソアレTT アジング」と仕様を比較してみましょう。
22ソアレSS アジング | ソアレTT アジング | |
---|---|---|
スパイラルX | ● | ● |
ハイパワーX | ● | |
タフテック | ● | ● |
ハイレスポンスソリッド | ● | ● |
ブリッジライクシート | ● | ● |
CI4+ | ● | ● |
アジング専用極小グリップ | ● |
両者の価格差は
- 22ソアレSS アジング:実売21,000円前後
- ソアレTT アジング:実売15,000円前後
ぐらいとなっています。
ん〜…。
6,000円ぐらいの差なら、「22ソアレSS アジング」を買うかな〜。
と思える程度の差が設けてあり、落としどころが実にうまいです。
それに、下位グレードである「ソアレTT アジング」には、以下の3モデルしか機種がありません。
機種 | 全長(m) | 自重(g) | ルアー重量(g) |
---|---|---|---|
S64UL-S | 1.93 | 64 | 0.3~6 |
S610L-S | 2.08 | 64 | 0.5~12 |
S74L-S | 2.24 | 69 | 0.5~12 |
ジグ単特化のSULクラスや、操作性の高い5フィート台ロッドといった、近年のアジングシーンを象徴する機種が含まれていないのです。
この点も「ソアレTT アジング」と「22ソアレSS アジング」の明確な差といえるでしょう。
シマノ「22ソアレSS アジング」と競合する他社製ロッドは?
「22ソアレSS アジング」と競合する、他社の有力アジングロッドについても簡単に紹介しておきます。
一覧はコチラ↓です。
- がまかつ「ラグゼ 宵姫 爽」
- オリムピック「21コルト」
- メジャークラフト「鯵道 5G」
- ダイワ「21月下美人MX アジング」
いずれの製品も2021年に発売され、ユーザーから好評を博しているロッドです。
「22ソアレSS アジング」が気になってはいるけど、別にシマノ製ロッドじゃないといけないってこだわりはないんだよね〜。
って方は、上記の4製品も要チェックです!
インパクト薄めだが、進化は着実!「22ソアレSS アジング」はやっぱり見逃せない。
というわけで、シマノのNEWロッド「22ソアレSS アジング」の紹介&考察は以上です。
全体的な印象としては、インパクトはないが堅実なモデルチェンジを遂げた、といったところ。
2万円クラスのアジングロッドは2021年に出尽くした感もありますし、筆者的には「22ソアレSS アジング」がメガヒットを飛ばすのは難しいと予想しています。
ただ、「スパイラルX」の採用や、ジグ単特化のSULモデルの充実など、トレンドも取り入れての正統進化はステキ。
激戦の2万円クラスのなかでも、見劣りしないスペックに仕上げられているのもまた事実です。
ステップアップ・中堅クラスのアジングロッドを物色中の方にとっては、見逃せないアイテムとなるでしょう。
シマノ「22ソアレSS アジング」機種一覧覧
機種 | 全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|
S48SUL-S | 1.42m | 46g | 0.3~6g | 2本 |
S54SUL-S | 1.63m | 48g | 0.3~6g | 2本 |
S60SUL-S | 1.83m | 51g | 0.3~6g | 2本 |
S68SUL-S | 2.03m | 54g | 0.3~6g | 2本 |
S58UL-S | 1.73m | 51g | 0.4~8g | 2本 |
S64UL-S | 1.93m | 55g | 0.4~8g | 2本 |
S70UL-S | 2.13m | 59g | 0.4~8g | 2本 |
S64L-S | 1.93m | 56g | 0.6~12g | 2本 |