シマノから新たに発売される”本気すぎる”パックロッド「ソアレ エクスチューン MB」をご紹介。

ライトゲームの現環境でも希少なガチ勢向けパックロッドとなっています。

パックロッドには興味があるけど、基本的に性能を妥協しなきゃいけないのがな〜…というもどかしさを感じていた方は必見です。

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ソアレから「本気すぎるパックロッド」が登場!

近年、人気が高まっているパックロッド。どこででも手軽に釣りを楽しめるもんで、めちゃ便利ですよね。

そんなパックロッドですが、人気増・需要増に合わせて製品の選択肢も増えてきています。

激アツなパックロッドシーンに新たに殴り込みをかけるのが、本記事で紹介する「ソアレ エクスチューン MB」。

価格も性能も”本気”なライトゲーム特化のパックロッドとなっています。

2020年発売の「ソアレ エクスチューン」の派生機

「ソアレ エクスチューン MB」のベースになっているのは、2020年にモデルチェンジされた準ハイエンド機「20ソアレ エクスチューン」。

技術面を中心に、仕様の多くを継承しています。

シマノ社からは汎用モデルなら「フリーゲームXT」などの本格パックロッドが発売されています。

しかし、ライトゲーム特化の高級パックロッドの発売は筆者の知る限りでは初めてです。

これは注目せずにはいられません。

「ソアレ エクスチューン MB」の気になる価格と発売日は?

さて、「ソアレ エクスチューン MB」の気になる価格と発売日は、以下のとおりです。

  • 発売日:2021年9月予定
  • 定価:48,500~51,500円(税別)

アジングが激アツになる秋のハイシーズン直前の発売です。

晩秋から春にかけてはメバリングも楽しめます。今秋にゲットしておけば、しばらくはゴリゴリ使い倒せますね。

価格については通常モデルの「20ソアレ エクスチューン」と同水準。実売価格は4.5万円前後になると思われます。

シマノ「ソアレ エクスチューン MB」の特長

出典:シマノ

てことで、「ソアレ エクスチューン MB」の特長を詳しく見ていきましょう。

仕舞寸は56cm未満!携帯性の高さが魅力

出典:シマノ

多継のモバイルロッドということで、まず注目すべきは携帯性です。

「ソアレ エクスチューン MB」は4ピースまたは5ピース仕様となっています。

全モデルの仕舞寸法が56cm未満に収まっており、非常にコンパクト。

小さくまとめてサクッと持ち出せるってことで、ライトゲームをさらに手軽にしてくれます。

ハイテク・高強度な本格ブランクス

出典:シマノ

ブランクスにはシマノ製ロッドの重要テクノロジーである

  • スパイラルXコア
  • ハイパワーX

がダブルで適用されています。

ブランクスを内側と外側の両面から強化し、ネジレも完封。

不意の大物にも負けないパワーが実装されており、タモさえ準備しておけば大型のシーバスでもちゃんとキャッチできるでしょう。

超ライトなロッドで大物とやり合うスリルは病みつきになるもの。

「ソアレ エクスチューン MB」なら、ビッグな外道との遭遇も存分に楽しめます。

カーボンモノコックグリップで感度アップ

出典:シマノ

リアグリップはカーボンモノコック仕様。

ブランクスと一体成形されており、リグから伝わる振動を増幅させる効果があります。

反響系の感度アップに貢献し、より精度の高いアプローチが可能に。

見た目がカッコイイってのもポイント高めです。

大安定のブリッジライクシート

出典:シマノ

リールシートは既存モデルでもおなじみの「ブリッジライクシート」です。

手との一体感が高く、正確なリグ操作をアシスト。

グリップ部には表面硬度の高い素材が用いられており、感度アップにも一役買います。

アジング寄りのモデル(510&68)にはダウンロック式を採用。ロッドを立てた状態での操作感を重視したセッティングです。

一方、メバリング寄りのモデル(76)にはアップロック式を採用。ロッドを寝せた状態で使いやすく、リトリーブの釣りとマッチします。

オリジナルの「Xガイド」を搭載

出典:シマノ

ガイドまわりはシマノ独自の「Xガイド」を中心としたセッティング。

軽いのはもちろんのこと、空気抵抗を低減してくれるってのも大きなメリットです。

振り抜けを邪魔しないので、極上のキャストフィールを味わえます。

各機種の役割に最適化された2種のソリッドティップ

「ソアレ エクスチューン MB」は全機種がソリッドティップ仕様。ライトゲームでの汎用性を意識したチューニングとなっています。

ただソリッドを入れているだけではなく、

  • 510、68:ハイレスポンスソリッド
  • 76:タフテック∞(インフィニティー)

といった具合に、性質の異なる2種のティップを使い分けている点にも要注目。

ハイレスポンスソリッドは張りが強めのソリッドティップです。

出典:シマノ

潮の重みを絶妙に訊ける最低限のしなやかさを確保し、アタリがあれば遅れずに即掛けできるようチューンされています。

アジング寄りな2機種(510、68)にはベストなチョイスといえましょう。

一方、タフテック∞は張りを抑えたしなやか系のソリッドティップ。

出典:シマノ

必然的にラインテンションが強くなる巻きの釣りでも、自然に乗せていけるのが利点です。

柔らかいティップがバイトに追随するので、アワセを入れなくてもある程度は自動でフッキングしてくれます。

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シマノ「ソアレ エクスチューン MB」の機種ラインナップ

出典:シマノ

「ソアレ エクスチューン MB」は全3機種展開となっており、スペックの一覧は↓のとおり。

機種ティップ全長自重ルアー重量継数
S510SUL+-Sソリッド
(ハイレスポンス)
1.78m62g0.4~8g4本
S68UL-Sソリッド
(ハイレスポンス)
2.03m68g0.4~8g4本
S76UL-Sソリッド
(タフテック∞)
2.29m72g0.5~5g5本

機種ごとの特徴もサクッとまとめておきます。

ソアレ エクスチューン MB S510SUL+-S

ティップ全長自重ルアー重要継数/仕舞寸
ハイレスポンスソリッド1.78m62g0.4~8g4本/49cm

ジグ単に特化した仕様の5ft10inショートモデル。

漁港の常夜灯まわりなど、近距離メインで繊細なアジングを楽しみたい方におすすめです。

ソアレ エクスチューン MB S68UL-S

ティップ全長自重ルアー重要継数/仕舞寸
ハイレスポンスソリッド2.03m68g0.4~8g4本/55.5cm

汎用性に優れた6.8ftのバランス型モデル。

510よりも長さがあるぶん、垂らしが長い遠投リグも投げやすくなっています。

ジグ単にスプリット、キャロなど、なんでも1本でこなしたいって方にピッタリです。

ソアレ エクスチューン MB S76UL-S

ティップ全長自重ルアー重要継数/仕舞寸
ソリッド
(タフテック∞)
2.29m72g0.5~5g5本/51cm

メバリングにステータスを振ったフィネスな7.6ftモデル。

しなやか系ソリッドティップが入っており、乗せ性能が優秀です。

ジグ単や軽量プラグの巻きメインでメバルを狙うならコレ!

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