持ち運びラクラク！メバル用コンパクトロッドの選び方と厳選おすすめロッド

メバル釣りをもっと手軽に楽しみたいなら、持ち運びに便利なコンパクトロッドがおすすめです。

コンパクトロッドには「振り出し式」と「ジョイント式」の2タイプがあり、選び方を間違えると買って後悔することも・・・。

本記事では、そんなコンパクトロッドの特徴や選び方のポイントをわかりやすく解説し、性能・利便性に優れたおすすめモデルもご紹介します。

ぜひ参考にして、自分にピッタリのメバル用ロッドを探してみてください。

コンパクトロッドとは

コンパクトロッドとは、ロッドの分割数を増やすことで収納時にコンパクトにまとめられるようにしたロッドのことです。

携帯性が高く、保管スペースを取らないため、持ち運びが非常に便利です。日常の釣りはもちろん、旅行や出張先でも気軽に釣りを楽しめる点から、近年人気が高まっています。

コンパクトロッドは仕舞寸が短い

コンパクトロッドのメリット

圧倒的な「持ち運びやすさ」と「利便性の高さ」が魅力！

コンパクトロッドの最大のメリットは、その高い携帯性です。

ロッドを使わないときはコンパクトに収納でき、車やバッグに簡単に収まります。

釣り場までの移動が快適になり、徒歩や電車、自転車で移動するアングラーにとっても非常に便利です。

また、保管場所を取らない点も大きな利点です。

自宅やアパートの限られたスペースでも、コンパクトにまとめて保管できるため、ロッドを複数持っている場合でも邪魔になりません。

コンパクトロッドのデメリット

性能・強度は、2ピースロッドと比べて劣る場合が多い

コンパクトロッドのデメリットとして、一般的な2ピースロッドと比べて基本性能が劣る点が挙げられます。

ジョイント部分が多いことで、曲がりが不自然になりがちで、キャスト精度や操作性が下がります。

水中からのスムーズな情報伝達を妨げるため、感度も低くなりがちです。

また、強度の面でも接合部に負荷が集中しやすく、耐久面でも劣ります。

コンパクトロッドはこんな人におすすめ

ざっくりいうと、「コンパクトに収納できる」という利点に魅力を感じる人におすすめです。

メバル用コンパクトロッドの選び方

ここからはメバル用コンパクトロッドの選び方を解説していきます。

ポイントは以下の6点です。

「振り出し」か「ジョイント」か

コンパクトロッドは、仕舞い方によって「振り出しタイプ」と「ジョイントタイプ」の2つに分かれます。

ジョイントタイプ（パックロッド）は、バラバラになっている各パーツをつないで使う形式。

振り出しタイプは、ラジオのアンテナのようにニョキニョキっと伸ばして使います。

両者の違いをまとめると以下のようになります。

タイプ	使い方	利便性	性能
振り出し	伸ばして使う
ジョイント	つないで使う

コンパクトロッドを選ぶ際は、まず「振り出し式」か「ジョイント式」かを決めましょう。

振り出し式は「利便性」を重視したい人にオススメ

★振り出しタイプは、「利便性」を重視する人にオススメ

振り出しタイプは、車のアンテナや折りたたみ傘のように、使うときにロッドを伸ばし、仕舞うときに縮める構造です。

準備や片づけの手間が少ない伸縮構造ゆえに「利便性」は高いものの、ジョイント式（パックロッド）と比べると「性能」が劣ります。

振り出しロッドは、「性能はそこそこでいいから、とにかく利便性が高いロッドが欲しい」という方におすすめです。

ジョイント式は「性能」を重視したい人にオススメ

★ジョイントタイプは、「性能」を優先したい人にオススメ

ジョイントタイプ（パックロッド）は、ロッドが複数のピースに分かれており、使用時にそれらをつないで使うタイプです。

一般的な2ピースロッドと同じジョイント構造であるため、自然な曲がりを実現しやすく、振り出しロッドと比べて性能が高いのがいいところ。

ただ、使うたびにバラバラになっているパーツをつなぐ必要があるため、準備や片づけの手間はかかってしまいます。

ジョイント式（パックロッド）は、「準備や片づけはちょっと面倒でもいいから、なるべく性能が高いロッドが欲しい」という方におすすめです。

仕舞寸法もチェック

用途や収納スペースに合う仕舞寸をチェック！

パックロッドを選ぶ際、仕舞寸法（収納時の長さ）も重要な項目です。

仕舞寸法が短ければ短いほど持ち運びや収納がしやすくなりますが、その反面、継ぎ目が増えることで感度や強度といったロッドの基本性能は低くなる傾向にあります。

継数とその他要素の関係

継数	仕舞寸法	性能	重量
多い	短い	低い	重い
少ない	長い	高い	軽い

したがって、必ずしも仕舞寸法が短いロッドが最適とは限りません。

釣りをする場所や収納スペースを考慮し、シーンに合った仕舞寸法のパックロッドを選ぶことが重要です。

長さは「7ft前後」が定番

取り回しが良い「7ft前後」の長さが扱いやすいのでオススメ！

メバリングロッドの長さは、6〜8ftのものが主流です。以下に、長さごとの運用イメージをまとめました。

長さ	タイプ	主な使用ルアー・リグ	操作性	飛距離
6ft台	ショート＆フィネス	軽量ジグ単、プラグ
7ft台	オールラウンド	ジグ単、プラグ、フロート
8ft台	ロング＆パワー	フロート、プラグ、ヘビージグ単

特におすすめの長さは7ft前後です。

メバリングでよく使うジグ単やプラグに適したモデルが多く、キャスト精度や操作性が優秀。繊細なアプローチでメバルゲームを攻略できます。

長すぎないので取り回しも良いので、釣り初心者さんでも扱いやすいです。

メバリングロッドを選ぶ際は、7ft前後のモデルを基準にすると失敗が少ないでしょう。

硬さは「UL」「L」が定番

ジグ単・プラグとの相性が良い「UL」「L」がキホン！

メバリングロッドの硬さは「UL」「L」「ML」の3つのパワークラスから選ぶのが一般的です。それぞれの特徴と使用イメージは以下の通りです。

硬さ	タイプ	主な使用ルアー、リグ	ルアー対応重量目安	感度	パワー	汎用性
UL	フィネス	ジグ単、プラグ	〜5g
L	オールラウンド	ジグ単、プラグ、ライトフロート	〜10g
ML	パワー	フロート、プラグ、ヘビージグ単、メタルルアー	〜20g

おすすめなのは「UL」または「L」のパワークラスです。これらは、メバリングでよく使うジグ単やプラグに最適なセッティングとなっており、汎用性が高いです。

ULクラス：ジグ単・プラグ特化のフィネス型

ジグ単や小型プラグを使う釣りに特化して設計されており、遠投が必要ないポイントでの釣りに向いています。短距離のキャストが中心なら、ULで十分対応可能です。

Lクラス：遠投リグにも対応する万能型

ルアーキャパシティが広く、フロートリグなど遠投が必要なシーンにも対応できる万能タイプです。1本で様々な釣り方を楽しみたい方におすすめです。

ティップは「ソリッド」「チューブラー」をお好みで

食い込み重視なら「ソリッド」、操作性重視なら「チューブラー」！

ティップ（竿の穂先）は、「ソリッドティップ」と「チューブラーティップ」の2つのタイプがあります。

それぞれの特徴は以下の通りです。

ティップ	構造	硬さ	太さ（先径）	反響感度	荷重感度	操作性	食い込み
ソリッド	詰まっている	柔らかい	細い
チューブラー	中空	硬い	やや太い

ものすごくざっくり言うと、

という違いがあります。

メバリングにおいてはどちらも優れた適性を持っており、釣りスタイルや好みに応じて選び分けることがポイントです。

ソリッドティップ：繊細さ、食い込みの良さが強み

ソリッドティップは、細くて柔らかく、軽量ルアーとの相性が良いのが特徴です。

軽いジグ単などを使ってスローに攻める釣りをする際に最適で、メバルの食い込みにしっかり追随できる柔軟さがあります。

食い込みが良いため、アタリを弾きづらく、フッキング率が上がる傾向があります。

繊細な操作性と食い込みの良さを重視する人におすすめです。

チューブラー：操作性、反響感度の高さが強み

チューブラーティップは、やや太くて硬く、操作性と反響感度に優れています。

張りが強い分、機敏なルアー操作が得意で、積極的にルアーを動かしてメバルを誘うことができます。

ティップが中空構造になっているため、振動の伝達性能が高く、アタリを捉えやすいのも大きなメリットです。

ルアーの操作性や反響感度を重視するアングラーにおすすめです。

なるべく軽いものを選ぶ

予算に無理がない範囲で軽いものを選ぼう！

ルアーロッドは、基本的に軽くなるほど性能が向上します。

軽量ロッドは感度や操作性、キャスト精度が高くなりやすく、結果的に釣果アップに繋がることが多いです。

そのため、できる限り軽いロッドを選ぶのが理想です。

しかし、軽いロッドは一般的に価格も高くなる傾向があります。
無理のない予算内で、可能な限り軽量なロッドを選ぶことをおすすめします。

おすすめのメバル用コンパクトロッドまとめ

ここからはメバリングにおすすめのコンパクトロッドを紹介していきます。

ピックアップしたおすすめロッドの一覧はコチラ↓です。

ジョイントタイプのおすすめロッド

ルアーニスト モバイル 68L-S-4（ダイワ）

製品の特徴

「ルアーニスト モバイル 68L-S-4」は、ダイワから発売されている汎用モバイルロッド。

1万円出せばお釣りがくる、リーズナブルな価格が魅力です。

低価格でありながら、トラブルの少ないガイドや握りやすいグリップを備えており、基本性能がしっかりと整っています。

機種の特徴

ライトゲーム全般で使い勝手の良い6フィート8インチを採用する1本。

ソリッドティップが採用されているため、食い込みが良く、フッキングがしやすい点が特徴。

初心者でも扱いやすく、繊細なアタリをしっかり捉えることができます。

メバリングやアジングを始めたい方に最適なロッドです。

アイテム	全長（m）	継数	仕舞寸法（cm）	標準自重（ｇ）	先径/元径（mm）	ルアー重量（ｇ）	対応エギサイズ	適合ライン PE（号）	適合ライン ナイロン （lb.）	カーボン含有率（％）
68L-S-4	2.03	4	56	120	0.8/9.9	1～10	–	–	3～8	90

ミニマリズム リベルテ MLS-725（ティクト）

製品の特徴

「ミニマリズム リベルテ MLS-725」は、ティクトが提供するライトゲーム向けのパックロッドです。

4〜5ピース仕様で、全モデルの仕舞寸法は52.5cm以内というコンパクトさが特徴。

普段使いはもちろん、旅行や遠征など、どこにでも気軽に持ち出すことができます。

風合いの良いコルクグリップが採用されており、性能だけでなく見た目にもこだわる方にもおすすめの一本です。

機種の特徴

メバリングにおいて定番の7ft強の万能ロッドです。

最大10gまでのルアーに対応できるため、ジグ単やプラグ、さらには遠投リグにも幅広く使えます。

1本でさまざまな釣り方ができるため、荷物を最小限に抑えたい遠征や旅行時のロッドとして優秀です。

商品名	ﾃｨｯﾌﾟType	Length(ft./cm)	Section	Close(cm)	Weight(g)	TopDia(mm)	ButtDia(mm)	Lure wt.(g)	Line(MONO)	Line(PE)
MLS-725	チューブラー	7’2″(219.5)	5pc.	47.5cm	85	1.4	9.1	～10g	～10lb	～#0.6

ソアレ エクスチューン MB S68UL-S（シマノ）

製品の特徴

「ソアレ エクスチューン MB S68UL-S」は、シマノから発売されている超本格派のパックロッドです。

シリーズの準ハイエンド機である「ソアレ エクスチューン」の仕様を継承。

感度向上に寄与する「カーボンモノコックグリップ」や、軽量化とパワーを実現する「スパイラルXコア」など、シマノ独自の高度な製法が盛り込まれています。

値は張ってもいいから性能に妥協したくない！というアングラーに最適な一本です。

機種の特徴

6フィート8インチの万能モデル。どちらかというとアジング向けのセッティングですが、メバリングにも十分対応可能です。

ULクラスながら最大8gのルアーを扱うことができ、多彩なルアーや仕掛けを使用することができます。

アジやメバルをターゲットに、ライトゲームをまるっと楽しめる万能ロッドにおすすめです。

品番	全長(ft.)	全長(m)	継ぎ方式	継数(本)	仕舞寸法(cm)	自重(g)	先径(mm)	ルアーウェイト(g)	適合ラインナイロン・フロロ(lb)	適合ラインPE(号)	グリップタイプ	リールシート位置(mm)	リールシートタイプ	カーボン含有率(％)
S68UL-S	6’8″	2.03	並継	4	55.5	68	0.8	0.4-8	1-3	0.1-0.6	カーボンモノコック	253	DOWNLOCK	99

振り出しタイプのおすすめロッド

ソルパラ フリダシ S70UL（メジャークラフト）

製品の特徴

「ソルパラ フリダシ S70UL」は、メジャークラフトの人気シリーズ「ソルパラ」の振り出しロッドです。

ルアーフィッシングを快適に楽しめる性能を持ちながら、価格は1万円以下と非常にリーズナブル。

コストパフォーマンスの高さは、2ピース版の本家ソルパラゆずりです。

機種の特徴

取り回しが良いジャスト7フィートモデル。

ジグ単に適したセッティングとなっており、スローな近距離戦でその持ち味を発揮します。

穂先にはしなやかなソリッドティップが採用されており、ルアーをガチャガチャ動かすというよりは、ただ巻きでシンプルに攻めるスタイルに向いています。

シンプルな操作を好むアングラーにおすすめのモデルです。

Model	PRICE(税込価格)	全長（ft）	ルアー(g)／エギ(号)	ライン(lb)	PEライン(号)	アクション
SPXT-S70UL	¥9,200(¥10,120)	7’0″	0.6-5	1-5	0.3-0.8	EX.F

クロスビートSW 746TUL（ダイワ）

製品の特徴

「クロスビートSW 746TUL」は、ダイワから発売されている汎用振り出しロッドシリーズ。

全モデルが仕舞寸法52cm以下で、バッグにすっぽりと入るサイズ感となっています。

旅行や遠征のおトモにもってこいなアイテムです。

価格も1万円以下と手頃で、コストパフォーマンスの高さにも定評があります。

機種の特徴

メバリングにおいては定番の7フィート4インチモデルです。

軽量ルアーを遠くに飛ばすことができるデザインで、メバル狙いにジャストフィット。

ULクラスながら最大7gのルアーに対応。軽めの遠投リグも選択肢に入るため、汎用性もなかなかです。

アイテム	全長（m）	継数	仕舞寸法（cm）	標準自重（ｇ）	先径/元径（mm）	ルアー重量（ｇ）	適合ライン PE（号）	適合ライン ナイロン （lb.）	カーボン含有率（％）
746TUL	2.24	6	46	110	1.3/11.9	0.8～7	–	2～6	88

アウトバック ビヨンド S756L（テイルウォーク）

製品の特徴

「アウトバック ビヨンド S756L」は、テイルウォークが手掛ける本格派の振り出しロッドシリーズです。

富士工業の新ガイド「モバイルK」を採用することでガイド周りが軽くなり、従来ロッドと比べて振り抜けも向上。

実売価格が2万円台とやや高めではありますが、そのぶん振り出しロッドとは思えない高い性能を持っています。

機種の特徴

ライト〜ミドルゲームに幅広く対応する万能モデル。

最大21gのルアーまで対応できるセッティングであるため、メバルやアジだけでなく、チヌやライトエギング、さらにはシーバスまでこなせます。

ジャンルを超えて活躍できるロッドを探している方におすすめです。

MODEL	LENGTH(ft.in)	PIECE	CLOSED LENGTH(cm)	ROD WEIGHT(g)	LURE WEIGHT(g)	LINE WEIGHT(lb)
S756L	7’5″	6	49	107	max 21	max 12

まとめ

今回はメバル用コンパクトロッドの選び方＆おすすめロッドを紹介しました。

最後にこの記事の要点をまとめておきます。

コンパクトロッドには「振り出し式」と「ジョイント式」の2タイプがあります。

それぞれ特色はあり、選び分けのポイントは以下のとおりです。

メバル用のコンパクトロッドを選ぶときのポイントは以下のとおり。

この記事で紹介したおすすめロッドの一覧はコチラ↓。

本記事の内容も参考にしつつ、自身にピッタリのコンパクトロッドを探してみてください。

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