YouTubeや釣りビジョンなんかで度々見かけ、気になっていたアジンガーも多いであろう34の新作ロッドが堂々リリースとなりました。性能と価格への驚愕の声が多い新作ロッド「アドバンスメント HSR63 バージョン3」にはどのような魅力があるのか?特徴やスペックを見ながらじっくり考えてみようと思います。

34から新たな高級・高性能ロッドが発売!

出典:34

アジング界のパイオニア「34(サーティーフォー)」から、また新たなロッドが発売され、話題を呼んでいます。その名も「アドバンスメント HSR63 バージョン3」!

バージョン3という名のつくとおり、バージョン1、バージョン2を経ての3作目となっています。HSRシリーズは34製ロッドでは珍しいファーストテーパー(先調子)ロッドの決定版として、多くのユーザーに親しまれてきた歴史あるシリーズです。

フラッグシップモデルよりも高額な件…w

「HSR63 バージョン3」は、性能が高いのはもちろんのこと、価格も高い!なんと、実売価格で約6万円です。

この「HSR63 バージョン3」は34の普及機である「アドバンスメント」シリーズでありながらも、ハイエンドの「プロビデンス」シリーズよりもお値段が高額。

1本ずつ丁寧にじっくり時間をかけてテストする34の開発スタイルに加え、高級マテリアルを贅沢に使用していることを考えると、まあ妥当な価格なんでしょう。

そんなことを思いつつ、

んでも、やっぱり高い。けど、欲しい。でも、高い…。

と葛藤しながら家邊さんのプレゼン動画を見て、しばらくして気づいたら手元にあるのが34製品の怖いトコロw(筆者も以前に経験済)。良いモノには投資を惜しまないユーザーからじゃんじゃん買われていくことが容易に予想できますね。

34「アドバンスメント HSR63 バージョン3」の特徴

そんな「HSR63 バージョン3」の特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。ポイントは↓の4点です。

  • 34では希少種のファーストテーパーロッド
  • ナノアロイの55t / 30tカーボンをコンポジット
  • 軽量ジグヘッドをしっかり飛ばせる
  • ベイト / アミパターン、遠投にも対応する汎用性
  • グリップ周りのデザインもマイナーチェンジ

34では希少種のファーストテーパーロッド

34製アジングロッドは基本的にスローテーパー(胴調子)のものがメインになっています。それは↓のような理由からです。

  • 軽いジグヘッドを遠くへ飛ばせる
  • 潮を読みやすい
  • ジグヘッドが過度に動きすぎない

確かにスローテーパーには上記のメリットがあるものの、

  • スローテーパー特有の荷重変化系のアタリをとるのが苦手…。明確な「コン!」とか「ゴン!」系のアタリを鬼掛けして釣りたい!
  • 重ためのジグヘッドをキビキビ動かして釣るのが好き!ベリーではなくティップでジグヘッドを動かせるロッドが欲しい。

といったアングラーからのファーストテーパー人気はかなりのものです。

そういったニーズを満たすための製品が「HSR」シリーズ。反響系のアタリを感知しやすく、電撃のアワセを決められるシャキッとしたファーストテーパーロッドとなっています。

ナノアロイ適用の55t / 30tカーボンをコンポジット

キビキビ動かして掛けられる!といっても、近年のアジングシーンで主流となるのはアミパターン。ジグヘッドをゆったり潮に流すドリフト的なアプローチが有効なのは言うまでもありません。

というか、34流のアジングにおいては必須となります。ジグヘッドにかかる負荷の変化を感じる適度なしなやかさは外せない要素なのです。

そんなわけで、「HSR63 バージョン3」はバット部に55tの高弾性カーボン、べリ~ティップ部に30tの中弾性カーボンを採用。さらに、カーボン繊維同士をつなぐ樹脂の粒子が細かい「ナノアロイ」のカーボンを使用することで、シャキッとしているけど、どこかスローテーパー感があるロッドに仕上がっています。

家邊さんはこれを「違和感」と表現

パッツン系と見せかけて、変なしなやかさがある。ファーストテーパーの中にあるスローテーパー要素を家邊さんは”違和感”と表現されていました。

そして、「その”違和感”が病みつきになるんです」とも言っておられました…。そんなこと言われると、

いや、違和感って何よ?どう違和感があんのよ?
え?え?

と気になっちゃってもう……w。(計算づくなのかは不明ですが、家邊さんってプレゼンが絶妙にお上手なんですよね~。)

ちなみに、家邊さんが「HSR63 バージョン3」を紹介する動画はコチラ↓。

出典:34社 公式YouTubeチャンネル

軽量ジグヘッドをしっかり飛ばせる

半スローともいえる竿調子のおかげで、ファーストテーパーなのに軽量ジグヘッドのキャスト飛距離もしっかり出せるというのも「HSR63 バージョン3」のスゴイところ。どうやら、0.5gのジグヘッドは34製ロッドの中で一番飛ぶみたいです。

0.5gが弾丸のように飛んでいく「DFR511」や「PSR60 NS」よりも飛ぶとは…。表層パターンであっても広範囲を攻略できるでしょうね。

ベイト / アミパターン、遠投にも対応する汎用性

「HSR63 バージョン3」は0.3~5gのルアーに対応。ジグ単からSキャリーの使用まで想定されており、足元から沖まで手広く探ることができます。

ファーストテーパーなので、重ためのジグヘッドをキビキビ動かしてのベイトパターン攻略もお手の物。そして、”違和感”的な柔らかさのおかげで、潮を読みながらのアミパターン攻略にも対応します。

34製ロッドの中でもトップクラスの汎用性があり、どんなフィールドでもアジングを成立させてくれる1本なのです。

グリップ周りのデザインもマイナーチェンジ

グリップ周りを中心にコスメもマイナーチェンジされています。さりげなくロゴが入っていたり、フードナットに洒落たストライプが入っていたり、デザイン性もGood!高級ロッドならではの特別感がムンムンと漂う仕上がりです。

34「アドバンスメント HSR63 バージョン3」のスペックをチェック!

続いては、「HSR63 バージョン3」の気になるスペックを見ていきましょう。一覧にすると↓のとおり。

  • 全長:6フィート3インチ(190cm)
  • 自重:76g
  • ルアー重量:0.3~5g
  • 継数:2本
  • 仕舞寸:98cm
  • ティップ:ソリッド(先径0.8mm)
  • ライン:0.9~2.0ポンド

特筆すべき点をチャチャっと紹介しておきます。

長さは6フィート3インチ

近年のアジングシーンでは、ジグ単用のロッドは5ft台のショートレングスが主流となっています。それと比べると本機の6.3ftはやや長めのレングスです。だからこそ、ロッドの遠心力を使ってキャストでき、しっかり飛距離を出せる。そして、強風時や足場の高いポイントのラインメンディングもしやすくなります。

6ft台でもフッキングは鬼速

他の34のロッドは、「柔らかいからアワセが遅れがちになる…」というスローテーパーの弱点をロッドのショートレングス化と初期掛かりの早いオープンゲイブタイプのフック形状で絶妙にカバーしています。

しかし、「HSR63 バージョン3」の場合は適度に硬いので、レングスを短くする必要がないんです。アワセ遅れがない程度の張りがあることにより、6.3ftでも素早くフッキングが決まります。

ティップはもちろんソリッド

ティップは当然ソリッドです。

34が提唱するアジングはプランクトンパターンの攻略。エサ(プランクトン)が溜まる潮目への突入を察知することも、ロッドが担う大きな役割となっています。

そのために必要なのが荷重感度。潮がジグヘッドにかける圧(重み)の変化がわかりやすいソリッドティップ以外は有り得ないというわけです。

先径は0.8mm

ソリッドティップは先径が0.7mmよりも細いと、重ためのジグヘッドの操作感がボヤけがちになっちゃいます。「HSR63 バージョン3」の先径は、そのことを(多分)考慮しての0.8mm。

ジグヘッドの重みを感じられる繊細さを残しながらも、シャープな操作感を得られる絶妙なチューニングを狙ったのだと睨んでいます。

自重は76gなんだけど…

近年のアジングロッド界では6ft台前半のハイエンドロッドなら50g台は当たり前。さらには40g台のものも出現しています。それも加味すると、「HSR バージョン3」の76gはかなり重たい部類に入ります。

ただ、自重に関してはそこまで心配する必要はありません。というのも、34のロッドは非常にバランスが良いので、自重よりも大幅に軽く感じるからです。

ほとんどのロッドがリールフットのちょい前

※ロッドはBCR56、リールは20ルビアス FC LT2000S(自重150g強)

↑このあたりでバランスが取れるように設計されています。

中指をタックルの重心より少し前のフードナットに当ててロッドを持つと、穂先が自然に持ち上がる設計となっており、一切持ち重りしないんです。タックルの重さをほぼ感じず、ジグヘッドを手でつまんでいる感覚で釣りができます。

34製ロッドなので、「HSR63 バージョン3」も同様のバランスに設計されていると見て間違いないです。恐らく、うまくバランスが取れていない50gのロッドよりは、圧倒的に軽く感じられます。実際にリールをつけて持ってみると、この意味がわかると思いますよ。

ルアー対応重量は0.3~5g

0.3~5gの幅広いリグに対応するのも「HSR63 バージョン3」の魅力です。ジグ単にSキャリー、スプリット、軽めのキャロも視野に入る設計となっています。沖のブレイクをアジが回遊するようなポイント、潮が異常に早いポイントなんかも攻略しやすいです。

 

GyoGyoくん
GyoGyoくん

というわけで、34「HSR63バージョン3」の紹介は以上~!ボク的に、強気なお値段はメーカーの自信の表れだと思っているのダ。こりゃまた目が離せませんな。
ちなみに、その他の34製ロッドを一気見するなら↓の記事が便利だゾ。よかったらこっちも覗いてみてネ♪