ティクトから発売されているハイエンドアジングロッドの新製品「スラム UTR マスターピース」をご紹介。

同レングス×2機種構成、ワンピース仕様など、なかなか極端な性質をもつアイテムとなっています。

開発期間もかなり長かったようですし、ロッドの仕上がりは万全と見てよし。

筋金入りの本格高級アジングロッドをお探しの方は、一見の価値アリですぞ。

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ティクト「スラム UTR マスターピース」の特徴

出典:ティクト

さっそく「スラム UTR マスターピース」の特徴をみていきましょう。

高弾性系ブランク

出典:ティクト

ブランクスは高弾性カーボン(55tを筆頭)を取り入れたレーシング仕様。

ハイエンドロッドならではのシャキッと感と高感度が持ち味です。

精度の高いキャストに正確なリグ操作、ファイト時のパワーを兼備します。

あえてのワンピース仕様

「スラム UTR マスターピース」のブランクは、継ぎなしのワンピース仕様となっています。

正直、近年の釣りシーンではワンピースロッドの優位性は疑問視されがちですが…。

UTRシリーズのショートモデルは基本的に1ピースというこだわりがあるのでしょう。

保管・運搬はめちゃめちゃ不便なので、そのことは頭に入れておいた方が良いです。

(なんかの動画で、トミー氏も1ピースロッドが飛行機に乗るor乗らんで揉めたって言ってましたし。)

グリップは既存モデルから大胆チェンジ

出典:ティクト

「スラム UTR マスターピース」はグリップも特徴的。

硬い質感の樹脂がむき出しになった、ハード系のリールシートが採用されています。

ティクトのアジングロッドといえばIPSシートというイメージがありましたが、大胆なリニューアルが行われていますね。

手のひらに硬質な樹脂が触れることで、より感度性能が高まっているんだとか。

余談ですが、最近はハード系グリップを採用するアジングロッドが増えてきていますよね〜。

シマノ「ソアレ」シリーズ、オリムピック「21コルト」「21コルト プロトタイプ」、がまかつ「宵姫 華弐」「宵姫 天」などなど)

トレンドに合うという意味でも、「スラム UTR マスターピース」のグリップセッティングは注目に値します。

ガイドセッティング

出典:ティクト

ガイドは、チタンフレーム×トルザイトリングを軸としたセッティング。

軽さと糸抜けの良さを重視した、ハイエンドではおなじみの組み合わせとなっています。

ラインとの接触が最も激しいトップガイドだけは、厚みのあるSiCリングが使用されており、耐久性も十分です。

らしさの光るデザイン

独自製の高いグリップに、アンサンドのブランク、差し色的に使われたメタルパーツなど、デザイン性の高さも「スラム UTR マスターピース」の魅力でしょう。

ティクトらしさが感じられるオシャレな外観もGood!

買ってからしばらくは、ロッドを眺めながら酒を飲むことになりそうな美しさがあります。

ティクト「スラム UTR マスターピース」の機種ラインナップ

「スラム UTR マスターピース」は、機種構成にもこだわりが込められています。

同一レングス(6.1フィート)の2機種構成となっており、これがまた特徴的。

  • ファインソリッド(極細・柔らかめ)
  • ハードソリッド(やや細・硬め)

の2種を使い分けるコンセプトを打ち出しています。

2モデルともに、ジグ単を軸にするロッドという点は共通なのですが、得意とするウエイト帯が異なるわけです。

てことで、スペック一覧がコチラ↓。

機種全長自重ルアー重量継数
UTR-61FS-T21.86m47g0.1-2g1本
UTR-61HS-T21.86m48.5g0.4-3.5g1本

各機種の特徴もさらっと紹介しておきます。

UTR-61FS-T2

出典:ティクト
全長自重ルアー重量継数
1.86m47g0.1-2g1本

まずはFS(ファインソリッド)モデル。

先径0.6mmの極細ソリッドが入ったフィネスロッドです。

アンダー1gクラスの軽量ジグ単を主軸に、デッドスローな攻めを展開できるセッティングとなっています。

アタリや流れの噛み具合など、多くの情報を拾える圧倒的な感度性能が強みです。

一方で、ヘビーなジグ単だったり、ディープや急流エリアとの相性はイマイチ。

ティップが負けて操作性が落ちます。

軽量ジグ単に特化しているぶん、汎用性が低いという弱点があることも忘れてはなりません。

UTR-61HS-T2

出典:ティクト
全長自重ルアー重量継数
1.86m48.5g0.4-3.5g1本

そこで必要になってくるのが、HS(ハードソリッド)モデル。

強めのソリッドティップが入っており、ヘビーなジグ単も快適に操作できるハイレスポンス仕様となっています。

FS(ファインソリッド)モデルが苦手とするシチュエーションを補完しれてくれる存在なのです。

重めのジグ単でサクサク探るのが好きな方や、急流・ディープエリアでの釣行が多い方にはHS(ハードソリッド)タイプをおすすめします。

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ティクト「スラム UTR マスターピース」のお値段と供給状況は?

出典:ティクト

「スラム UTR マスターピース」のお値段は、実売5〜6万円台。

筋金入りのハイエンドロッドとなっています。

本記事執筆時点では、ネットショッピングでの供給はまだ安定していない模様です。

それに、ワンピースロッドなので、ネットで買うと送料も激高…。

購入したい方は、ティクト製ロッドの取扱店に直接問い合わせるのがベターだと思います。

「スラム UTR マスターピース」に興味がある方は、とりあえずお近くの釣具屋に足を運んでみると良いかもです。

この記事で紹介したアイテム

機種全長自重ルアー重量継数
UTR-61FS-T21.86m47g0.1-2g1本
UTR-61HS-T21.86m48.5g0.4-3.5g1本

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