10年ぶりのモデルチェンジで注目を集めている「ソルティーステージ プロトタイプ」。
本記事ではアジングモデルの5機種にクローズアップしていきます。
注目の仕様、先代機とのスペック比較、全機種の特徴や使い所なんかをまとめてみました。
アジング好きの方は見逃し厳禁です。
待望のモデルチェンジを迎えた「ソルティーステージ プロトタイプ」
待ちに待ったモデルチェンジが発表された「ソルティーステージ プロトタイプ」。
全11ジャンル63本の超大型ラインナップを擁し、テクノロジー・マテリアル面の仕様も豪華ということで、ソルト界の注目のマトになっています。
「ソルティーステージ プロトタイプ」の進化の目玉はブランクス。
これまではハイエンドのロッドにしか使われてこなかったテクノロジーが容赦なく搭載されています。
その代表例が”TAF製法”と”ナノカーボンブランク”。ついに2万円クラスのロッドに降りてきたか!ということでインパクト絶大です。
高性能ブランクの持ち味を引き出すために、装飾はあえて完全無塗装を選択。
無骨なのに洗練されているコスメも注目ポイントです。
ちなみに、「ソルティーステージ プロトタイプ」全ジャンルに共通する仕様については、↓の記事に詳しくまとめています。
「ソルティーステージ プロトタイプ アジング」の仕様をチェック!
続いては、「ソルティーステージ プロトタイプ アジング」の仕様について。
先代機にあたる「ソルティーステージ KR-X アジング」との比較もまじえながらチェックしていきましょう。
グリップにはIPSシートを採用!
素材・技術の仕様はだいたい全ジャンル共通なのですが、グリップ設計にはジャンルごとの違いが大きく現れます。
アジングモデルでは、ダウンロック式のIPSシートを採用。(先代はダウンロック式のVSSシート)
感度と操作性に定評があり、重量も軽い人気のリールシートですね。
グリップの後方が斜めにカットされている点もステキ。
見慣れた(というか見飽きた)IPSシートにスタイリッシュさを加え、軽量化にも貢献します。
ちなみに、IPSシートの斜めカットはオリムピックの大人気ロッド「18コルト」でも採用された構造。
グリップ後部がばっさりカットされていても、問題なく使えることは証明済です。
大幅な軽量化を実現!
10年の時を経てのモデルチェンジということで、自重も大幅に軽量化されています。
先代主要モデルと重さを比べると一目瞭然です。
ソルティーステージ プロトタイプ アジング | ソルティーステージ KR-X アジングカスタム |
---|---|
XAJS-5102LSS (50g) | SXAS-5102LSS-KR (77g) |
XAJS-6102LSS (54g) | SXAS-6102LSS-KR (85g) |
現代的なスペックに生まれ変わっていますね。他社競合ロッドと比べても見劣りしません。
ロッドの重量は感度に影響する重要項目!というのは、ほぼほぼ業界の共通認識。
そこを意識したうえでのシェイプアップといえるでしょう。
上位機で人気のスローテーパーモデルを追加!
上位機である「エラディケーター リアルフィネス」シリーズで人気のスローテーパーモデルも追加されています。
「ソルティーステージ プロトタイプ アジング」では、
- 552ULT-ST
- 632ULT-ST
にスローテーパーを採用。
渋いときでも1匹1匹とのやりとりを存分に楽しめます。
湾奥の都市部で小型のアジ釣りを楽しむ”アーバンサイドアジング”愛好家からも人気が出そうです。
「ソルティーステージ プロトタイプ アジング」の機種ラインナップ
「ソルティーステージ プロトタイプ アジング」は全5機種構成。スペックの一覧はコチラ↓です。
機種 | 全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 | 発売日(予定) |
---|---|---|---|---|---|
552ULT-ST | 1.651m | 47g | 0.1~10g | 2本 | 2022年1月 |
5102LSS | 1.778m | 50g | 01.~7g | 2本 | 2022年1月 |
632ULT-ST | 1.905m | 50g | 0.1~14g | 2本 | 2022年1月 |
642ULSS | 1.930m | 51g | 0.1〜5g | 2本 | 2022年1月 |
6102LSS | 2.083m | 54g | 0.1~7g | 2本 | 2022年1月 |
XAJS-552ULT-ST
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.651m | 47g | 0.1~10g | 2本 |
5.5ftのショートレングスにチューブラーティップを合わせ、全体をスローテーパーに仕上げた攻撃的なマイルドモデル。
抜群の手返しとチューブラー特有の高感度で近距離を制すことができます。
全体が柔らかいので、アジを掛けたらしっかり曲がり込んで走りに追随。バラシが少なくなり、渋い時でも貴重な1匹を逃しません。
ちなみに、チューブラー×スローテーパー×ショートレングスの組み合わせは、他社製ロッドではほぼみられないセッティング。
定番のパッツン系ソリッドロッドに飽きてきた方にもおすすめしたい1本です。
XAJS-5102LSS
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.778m | 50g | 0.1~7g | 2本 |
ティップにショートソリッドを採用した掛け調子モデル。
ダイレクトにリグを操作し、鬼速フッキングを決めるスピード感のある釣りを得意とします。
穂先には潮の重さを絶妙にきけるショートソリッドが入っており、アミパターン攻略にも最適です。
ブランクはLパワークラスとなっているので、リグキャパも〜7gと余裕があります。
足元にアジがいないときは少し沖までサーチできるのも利点。
ゴーテン(5ft10in)のショートレングスながらも、かなりの汎用性を秘めています。
XAJS-632ULT-ST
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.905m | 50g | 0.1~14g | 2本 |
6.3ftのチューブラー×スローテーパーモデル。先に紹介した”552ULT-ST”の長いバージョンとなります。
ショートロッドでは飛距離ロスが気になるって方、足場の高いフィールドでの釣行が多い方なんかにおすすめです。
XAJS-642ULSS
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
1.930m | 51g | 0.1~5g | 2本 |
ULパワーのブランクスにショートソリッドを合わせた、シリーズ随一のフィネスモデル。
ジグ単や軽めのスプリットに特化して、近〜中距離のアジを狩るための1本です。
6ft強の超フィネス系アジングロッドは他社製品での取り扱いも増えつつあり、じわじわ人気が出てきているセッティング。
細かい操作性はショートロッドに劣りますが、しっかり飛距離を出せて、どんなフィールドにも適応する汎用性は魅力的です。
1本持っておくと重宝しますよ。
XAJS-6102LSS
全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|
2.083m | 54g | 0.1~7g | 2本 |
ロクテン(6ft10in)レングスを採用した、ちょい長めの近〜中距離万能モデル。
垂らしを長めにとる必要があるスプリット、キャロ、フロートといった分離シンカー系リグを多用する方に適した1本です。
もちろん、ジグ単に対応する繊細さもあわせ持っていますので、マルチな活躍を期待できます。
「ソルティーステージ プロトタイプ アジング」の躍進に注目!
というわけで、「ソルティーステージ プロトタイプ アジング」の紹介は以上です。
先代から飛躍的な進化を遂げ、現代のアジングシーンにカチっとハマる5本が揃っていましたね。
2021年に豊作の2万円台のアジングロッド戦線にもガッツリ絡むロッドに仕上がっていることは間違いありません。
気になるモデルが見つかった方はGETしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、筆者のイチオシモデルはコチラ↓です。