オリムピック「18コルト」の特徴解説【圧倒的ハイコスパの中級機】

2万円クラスのアジングロッドでやたらと評判が良い「18コルト」って具体的にどこがいいの?欲しいとは思うんだけど、スペックの選び方がいまいちわからん。誰か教えてくれ!

 

本記事では↑のような疑問を持つ方に向けて、オリムピックの「18コルト」全モデルの特徴をわかりやすく解説していきます。

良い意味で価格と釣り合わない「18コルト」は2020年も買いなアジングロッドの一角に入ること間違いなし。ご自身にピッタリな1本を見つけてみてください。

目次

オリムピック製アジングロッドの全体像

オリムピックのアジングロッドは「CORTO(コルト)」というブランドで展開されており、それぞれ価格帯の異なる以下の7種の製品ラインで構成されています。

製品ライン実売価格
スーパーコルトAT110,000円~
スーパーコルト65,000円~
スーパーコルトエサゴナーレ50,000円~
ヌーボコルトプロトタイプ35,000円~
★18コルト20,000円~
コルトRV18,000円~
20コルトUX12,000円~

本記事でご紹介する「18コルト」はエントリーモデルからのステップアップ機種といった位置付けです。

しかしながら、「18コルト」はハイエンド顔負けのスペックを持ち、アジング中上級者からも名機との呼び声が高いロッドとなっています。

初心者向けのミドルエンド機種にとどまらず、上級者になっても使い倒せるのはとても魅力的ですよね。

オリムピック「18コルト」の注目ポイント

続いては「18コルト」の特徴を解説していきます。注目すべきポイントは↓の4つです。

  • 樹脂量を抑えた高弾性ブランクス
  • チタンフレーム×Sicリングの軽量ガイド
  • ムダを省いた独特のグリップ
  • ハイエンド顔負けの軽さ

樹脂量を抑えた高弾性ブランクス

18コルトのブランクスに使われるカーボンは、つなぎに使う樹脂の量を抑えて高弾性化してあります。豆アジの小さなアタリでも手元に届く高感度仕様です。

また、オリムピック独自の分析基準である「O.S.S.(OLYMPIC Sensitivity System)」を駆使して感度が強化されています。吸い込みだけでなく、ついばみ型のアタリや抜けアタリもしっかり感知することが可能。手元に伝わる情報量が増え、より多くのアジを掛けていくことができます。

チタンフレーム×Sicリングの軽量ガイド

出典:オリムピック

ガイドセッティングは、チタンフレーム×Sicリングという組み合わせです。上位モデルに使われる「トルザイトリング」ほどではないですが、なかなかの軽やかさです。

ガイドフレームはATガイド+Kガイド仕様。糸絡みも少なく、ストレスなくアジングを楽しむことができます。

ムダを省いた独特のグリップ

18コルトにはアジングロッドでは定番のIPSリールシートが採用されていますが、少々手が加えてあります。グリップ下部の不要なEVAを斜めにカットし、軽量化されています。

一風変わった形状に違和感を覚える方も一部いらっしゃいますが、スッキリした見た目に好印象の方が多いようです。こういった細かな部分への配慮から感じられるオリムピックの職人魂も素敵ですよね。

ハイエンド顔負けの軽さ

2万円台のロッドとは思えない圧倒的な軽さも18コルトの魅力です。同じオリムピック製アジングロッドの上位モデルである「ヌーボコルトプロトタイプ」を上回る軽さに仕上げられています。

18コルトヌーボコルト
5フィート台→572UL-HS
(50g)
542UL-HS
(52g)
6フィート台→6102L-HS
(57g)
6102L-HS
(61g)

18コルトの方が後に発売されたモデルではありますが、上位グレードを上回るってのはなかなかの異常値です。

他社の同価格帯(2万円台)のロッドと比較しても18コルトの優秀さは際立ちます。

18コルト
(オリムピック)
月下美人MX Ajing
(ダイワ)
AJIST TZ
(テイルウォーク)
5フィート台→572UL-HS
(50g)
510ULS-S
(55g)
53/SSL
(71g)
6フィート台→6102L-HS
(57g)
64.5LS-S
(65g)
69/SL
(82g)

アジングにおいてはタックルのトータルバランスも大事なので、軽いロッドが一概に性能が良いとは言えません。

しかし、ロッドの自重が軽いというのは感度(特に荷重感度)において大きなアドバンテージになるのは確か。ゆえに、各メーカーが工夫を凝らして軽量化合戦を繰り広げているのです。

18コルトは競争が年々激化する2万円台のアジングロッドの中でもトップクラスの軽さに仕上がっています。お手頃な価格で軽量ロッドのアドバンテージを体感したい方には超おすすめです。

 

オリムピック「18コルト」全モデルの特徴まとめ

続いては「18コルト」全モデルの特徴や違いを解説していきます。スペックのラインナップは以下の6種類。

モデル全長自重ルアー重量
GCRTS-572UL-HS1.70m50g0~3g
GCRTS-612L-HS1.86m51g0.3~4g
GCRTS-612L-T1.86m53g0.3~4g
GCRTS-642L-HS1.93m53g0.5~5g
GCRTS-6102L-HS2.08m57g0.5~8g
GCRTS-742L-T2.24m63g0.8~10g

フィネスな短尺モデルや何でもできる万能モデル、遠投リグに特化した長尺モデルまでしっかりと揃っています。短い順に特徴を見ていきましょ~!

18コルト GCRTS-572UL-HS

全長自重ルアー重量継数
1.70m50g0~3g2pcs

「572UL-HS」18コルトのなかで最も短いモデル。アンダー1gのジグ単をメインに据えたフィネスなゲーム展開が得意です。常夜灯下で鬼のように食い渋るやっかいな群れに遭遇してもしっかり攻略できます。

18コルト GCRTS-612L-HS

全長自重ルアー重量継数
1.86m51g0.3~4g2pcs

「612L-HS」はソリッドティップ搭載のちょい長めショートロッド。しなりを使って投げられるぶん、キャストフィールに優れます。ティップは「572UL-HS」と同じ先径0.6mmの超繊細仕様。アンダー1gジグ単の操作感もバッチリです。

18コルト GCRTS-612L-T

オリムピック 18コルト GCRTS-612L-T
全長自重ルアー重量継数
1.86m53g0.3~4g2pcs

「612L-T」はチューブラーティップのちょい長めショートロッド。中空構造がもたらす反響感度の高さが一番の強みです。ティップまで張りがあり、キレのあるアクションも得意。ちょい重ジグ単やマイクロジグを使ったダート主体のゲーム展開でも活躍してくれます。

18コルト GCRTS-642L-HS

全長自重ルアー重量継数
1.93m53g0.5~5g2pcs

「642L-HS」はジグ単から軽めの遠投リグまで対応する取り回しの良いミドルレングスロッド。近~中距離戦に満遍なく対応できるので、港内アジングで抜群の汎用性を発揮します。「大遠投はいらんけど、ジグ単からちょい遠投までできる高感度ロッドが欲しい!」って方におすすめです。

18コルト GCRTS-6102L-HS

全長自重ルアー重量継数
2.08m57g0.5~8g2pcs

「6102L-HS」は、「642L-HS」よりもう少し遠投の効くバーサタイルロッド。アジングの攻め方なら1本でほぼ全てに対応できるので、複数のタックルを釣り場に持ち込む必要がありません。最小限の装備で軽やかにアジングを楽しみたいミニマリストアングラーにおすすめです。

18コルト GCRTS-742L-T

全長自重ルアー重量継数
2.24m63g0.8~10g2pcs

「742L-T」は遠投リグの使用に特化したロングロッド。10gまでのリグを背負えるので、重ためのキャロやフロートも全力で投げることができます。ティップは張りのあるチューブラー仕様。沖のディープでも操作感を失わず、しっかりアタリも取ることができます。

コスパ抜群の「18コルト」で理想のアジングを追求しよう

てなわけで「18コルト」の紹介は以上です。

  • 樹脂量を抑えた高弾性ブランクス
  • チタンフレーム×Sicリングの軽量ガイド
  • ムダを省いた独特のグリップ
  • ハイエンド顔負けの軽さ

という結構ヤバめな性能をもつ「18コルト」 はオリムピック自慢のの高性能ミドルエンド機に仕上がっています。ご自身の釣りスタイルに合った1本が見つかれば、ぜひ使ってみてください。

「18コルト」用途別のおすすめモデル

最後に「18コルト」の全6スペックの中から特におすすめのモデルを用途別にピックアップしておきます。

ジグ単特化のおすすめモデル:GCRTS-572UL-HS

全長自重ルアー重量継数
1.70m50g0~3g2pcs

ジグ単&遠投リグ兼用のおすすめモデル:GCRTS-6102L-HS

全長自重ルアー重量継数
2.08m57g0.5~8g2pcs

遠投リグ特化のおすすめモデル:GCRTS-742L-T

全長自重ルアー重量継数
2.24m63g0.8~10g2pcs
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