シマノのサーフフィッシングブランド「ネッサ」の全ロッドを、総まとめにしてご紹介。

BB、XR、XT、リミテッドの特徴に機種ラインナップ、おすすめモデルをまるっと網羅しています。

実力派のサーフ用ロッドを物色中の方は必見です。

シマノのサーフロッド(ヒラメロッド)「ネッサ」の全体像

出典:シマノ

まずは「ネッサ」シリーズの全体像を見ておきましょう。

ロッド製品の一覧はコチラ↓です。

製品実売価格
18ネッサ リミテッド7万円台〜
20ネッサ エクスチューン4万円台〜
21ネッサXR3万円台〜
22ネッサBB1万円台〜

他ジャンルなら、XRとBBとの間にSSやTTがあったりするんですが、「ネッサ」シリーズにはまだありません。

ライトゲームの「ソアレ」やエギングの「セフィア」と比べると、入門〜ステップアップクラスの選択肢が少ないってのは、やや物足りない感があるかも…?

とはいえ、サーフフィッシングは人気拡大中のジャンル。

今後はロッドのグレード展開も充実してくる可能性が高いと思われます。

楽しみに待ちましょう。

ショアジギングロッドの「コルトスナイパー」シリーズについて

出典:シマノ

シマノ社のロッドのなかで、「ネッサ」の代案としてよく比較対象になるのが、「コルトスナイパー」シリーズ。

こちらは、ネッサよりももう一段階、あるいは二段階ぐらい強めのロッドシリーズです。

ロックショアから大型青物を狙えるパワー系モデルが多く揃っています。

重たいジグをぶん投げて、怪物級の獲物を仕留めたい方は「ネッサ」よりも「コルトスナイパー」がおすすめです。

シマノ「ネッサ」のサーフロッド(ヒラメロッド)まとめ

ここからは、「ネッサ」シリーズの全ロッド製品の特徴&機種ラインナップを紹介していきます。

グレードが高い順に、ざざっとみていきましょう。

18ネッサ リミテッド

出典:シマノ

「18ネッサ リミテッド」は、ネッサシリーズの最高峰グレード。

ロッドバランスを最適化し、数値に現れない軽さを追求した堂々たるハイエンドロッドです。

振り重り、持ち重りが少なく、タックルの重量を感じづらい重心設定が採用されています。

シマノの独自機構もモリモリとなっており、重要テクノロジーである

  • カーボンモノコックグリップ(エッジタイプ)
  • スパイラルXコア
  • Xガイド

もきっちり網羅。

強さも感度も操作性も、なにもかもが高次元です。

「18ネッサ リミテッド」の機種一覧はコチラ↓。

機種全長自重ジグウエイトプラグウエイト継数
S102M3.10m162gMAX42g8-36g3本
S1010M+3.30m179gMAX48g8-42g3本
S100MH+3.05m172gMAX65g10-56g3本
S104MH3.15m172gMAX56g10-50g3本

20ネッサ エクスチューン

出典:シマノ

「20ネッサ エクスチューン」は、リミテッドに次ぐ準ハイエンド機。

仕様のほとんどを「18ネッサ リミテッド」と共有しており、”カーボンモノコックグリップ(エッジタイプ)”や”スパイラルXコア”など、技術仕様が充実しています。

パリッとシャープで少しクセのある「18ネッサ リミテッド」に対し、しなやかで扱いやすいよう仕上げてあるのが「20ネッサ エクスチューン」。

使い手を選ばない汎用性があり、誰でも使いやすいハイグレードロッドに仕上がっています。

「20ネッサ エクスチューン」の機種一覧はコチラ↓。

機種全長自重ジグ重量プラグ重量継数
S104M3.15m167gMAX45g8~38g3本
S108M+3.25m177gMAX50g8~45g3本
S1102M+3.40m185gMAX50g8~45g3本
S106MH3.20m175gMAX58g10~52g3本
S100MH+3.05m177gMAX65g10~56g3本

21ネッサ XR

出典:シマノ

「21ネッサXR」は、2021年発売のシリーズ中堅グレード。

“スパイラルXコア”、”ハイパワーX”、”カーボンモノコックグリップ”など、主要テクノロジーを網羅しつつ、お値段を実売3万円台まで絞り込んだ、高コスパロッドです。

入門ロッドからの乗り換えはもちろん、中上級者のメインロッドとして活躍できるポテンシャルも秘めています。

「21ネッサXR」には、サーフフィッシングの流行を踏まえた全7機種をラインナップ。

機種のバリエーションも多彩です。

機種全長自重ジグ重量プラグ重量継数
S104M3.15m170gMAX42g8~36g3本
S108M+3.25m172gMAX48g8~42g3本
S112M+3.40m180gMAX48g8~42g3本
S106MH3.20m175gMAX56g10~50g3本
S100MH+3.05m167gMAX65g10~56g3本
B104M+3.15m175gMAX50g10~45g3本

22ネッサ BB

出典:シマノ

「22ネッサBB」は、ネッサシリーズのなかで最もリーズナブルな入門グレード。

2022年にモデルチェンジが行われ、最新スペックに生まれ変わっています。

手頃なお値段ながらも、軽さ・強さのバランスに優れ、サーフでの戦闘力はかなりのものです。

全モデル3ピース仕様など、「ネッサ」シリーズの伝統もしっかり継承済み。

はじめてのサーフ用ロッドにおすすめな製品です。

「22ネッサBB」の機種一覧はコチラ↓。

機種全長自重ジグ重量プラグ重量継数
S104M3.15m176gMAX42g8~36g3本
S108M+3.25m185gMAX48g8~42g3本
S112M+3.40m192gMAX48g8~42g3本
S106MH3.20m186gMAX56g10~50g3本
S100MH+3.05m176gMAX65g10~56g3本

「ネッサ」シリーズ各グレードの仕様の違い

ちなみに、ここまで紹介してきた「ネッサ」シリーズ4製品の仕様一覧は以下のとおりです。

気になる機構の搭載/非搭載や、上位(または下位)グレードとの違いをチェックするのにお役立てください。

シマノ「ネッサ」のおすすめ機種2選

出典:シマノ

機種選びに迷ってしまう方のために、「ネッサ」シリーズのおすすめ定番モデルを2つほど紹介しておきます。

S108M+/S1010M+

まずはS108M+(「ネッサ リミテッド」ではS1010M+)。

長さ、強さともにサーフでの汎用性が高いセンターモデルです。

多彩なシチュエーションで機能する万能さを強みとし、シーズンを通して竿1本で楽しみたいって方にピッタリ。

「ネッサ」の各グレードの対象モデルはコチラ↓です。

グレード機種全長自重ジグ重量プラグ重量
22ネッサBBS108M+3.25m185gMAX42g8-42g
21ネッサXRS108M+3.25m172gMAX48g8-42g
20ネッサ エクスチューンS108M+3.25m177gMAX50g8-45g
18ネッサ リミテッドS1010M+3.30m179gMAX48g8-42g

S106MH/S104MH

2つ目のおすすめモデルは、S106MH(「ネッサ リミテッド」ではS104MH)。

先述のM+クラスよりも強さが増し、より重いルアーを投げることができます。

遠投性に優れるので、広範囲からターゲットを引っ張り出すことが可能です。

ブランクが強いぶん、ファイトにも余裕が生まれます。

予想外の大物が掛かっても、あわてることなく対処できるのも良いところです。

「ネッサ」の各グレードの対象モデルはコチラ↓。

グレード機種全長自重ジグ重量プラグ重量
22ネッサBBS106MH3.20m186gMAX56g10-50g
21ネッサXRS106MH3.20m175gMAX56g10-50g
20ネッサ エクスチューンS106MH3.20m175gMAX58g10-52g
18ネッサ リミテッドS104MH3.15m172gMAX56g10-50g

シマノ「ネッサ」の競合サーフロッド

出典:ダイワ

シマノ「ネッサ」シリーズと競合する他社製品についても、簡単に紹介しておきます。

ライバル製品の条件としては、サーフフィッシングに重きを置き、パワーと繊細さのバランスが良いアイテム。

てことで、競合製品の一覧がコチラ↓です。

メーカー製品
ダイワオーバーゼア(サーフ・堤防モデル)
オーバーゼア グランデ(サーフモデル)
オーバーゼア AGS
ヤマガブランクスアーリーフォーサーフ
ゼスタランウェイSRF
天龍パワーマスター サンドウォーカー
タップで詳細ページへ

時間がある方は、上表のリンクから競合ロッドの情報もチェックしてみてください。

サーフ(ヒラメ)フィッシングのお伴にシマノ「ネッサ」シリーズ

というわけで、シマノのサーフブランド「ネッサ」シリーズのロッド紹介は以上です。

感度と軽量性がに定評があり、適度なパワーも備えています。

入門機からハイエンド機まで、グレード展開も充実。

多彩な予算・レベル感のアングラーに手に取ってもらえる製品となっています。

本腰を入れてサーフィッシングに取り組みたい方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事で紹介した「ネッサ」ロッド一覧

製品実売価格
18ネッサ リミテッド7万円台〜
20ネッサ エクスチューン4万円台〜
21ネッサXR3万円台〜
22ネッサBB1万円台〜
タップで特集記事へ

サーフ・ショアジギング関連の人気記事はコチラ

シマノ関連の人気記事はコチラ