ショアジギング界でも多大な存在感を放つダイワのショアジギングロッドを一挙にまとめてご紹介。
製品の一覧や選び方、アイテムごとの特徴をわかりやすくまとめてみました。
ダイワのショアジギングロッド購入を検討されている方はご一読ください。
1ダイワ製ショアジギングロッドの全体像

大手メーカーであるダイワ社からは、たくさんのショアジギングロッドが発売されています。
現時点でダイワ社の公式HPに記載されている主な製品一覧はコチラ↓。
製品 | 実売価格 |
---|---|
ドラッガー ブレイクスルー | 6.5万円前後 |
オーバーゼア AGS | 6.0万円前後 |
オーバーゼア グランデ | 3.5万円前後 |
オーバーゼア | 2.0万円前後 |
ドラッガーX | 1.7万円前後 |
ショアジギングX | 1.1万円前後 |
かなり幅広い価格帯にロッドを展開しており、初心者から上級者までをカバーする充実の陣容となっています。
ラインナップの中心となるのは「オーバーゼア」シリーズ
上表を見てわかる通り、製品展開の中心となっているのは「オーバーゼア」シリーズ。
ダイワ社も猛プッシュ中の人気ロッドシリーズとなっていますので、基本的には「オーバーゼア」シリーズを軸に選定していくのがおすすめです。
ダイワ製ショアジギングロッドの選び方ガイド

各製品の特徴を紹介する前に、ダイワ製ショアジギングロッドの選び方をカンタンに解説しておきます。
検討すべきポイントは以下の2つです。
- ”サーフ・ライトショアジギング”と”ショアジギング”のどちらに寄せるのか
- どれぐらいの予算をかけるのか
てことで、それぞれのポイントについて解説していきます。
ポイント①”サーフ・ライトショアジギング”と”ショアジギング”のどちらに寄せるのか

ダイワのショアジギングロッドは
- サーフ・ライトショアジギング寄りの製品
- ショアジギング寄りの製品
にざっくり分類することができます。
要は、自身がやりたいのはどちらのカテゴリの釣りか?をあらかじめ決めておこうってことです。
それぞれのカテゴリの特徴をまとめた表がコチラ↓。
カテゴリ | メインで使うジグ重量 | 主なターゲット | 主なフィールド |
---|---|---|---|
サーフ・ライトショアジギング | 20~60g | ヒラメ、小~中型青物、シーバスなど | サーフ、堤防、ゴロタ |
ショアジギング | 80g前後 | 中~大型青物など | 磯、堤防 |
ダイワのショアジギングロッドのほとんどは、サーフ・ライトショアジギングあるいはショアジギングのどちらかに寄せた機種展開となっています。
どんなフィールドで、どれくらいの重さのルアーで、どれくらいの大きさの獲物を狙いたいのか?を決めておけば、その時点で自分に合うアイテムをかなり絞り込めます。
ポイント②どれぐらい予算をかけるのか
もう1つのポイントは予算。買いたいロッドの価格帯を絞り込んでおきましょうってことです。
ダイワのショアジギングロッドを選ぶ際は、以下の3つの価格帯(クラス)に分けて考えると良いでしょう。
価格帯(クラス) | 実売価格 | 製品 |
---|---|---|
入門クラス | 1万円台クラス | ショアジギングX ドラッガーX |
ステップアップ・中堅クラス | 2万円台・3万円台クラス | オーバーゼア オーバーゼア グランデ |
ハイエンドクラス | 4万円台~ | オーバーゼア AGS ドラッガー ブレイクスルー |
入門クラスは初めての1本におすすめの価格帯。これからショアジギングを始めたいという人向けに、性能と価格のバランスをとったコスパ型の製品が揃っています。
ステップアップ・中堅クラスは、入門ロッドからさらに高性能なものに乗り換えたいという人向け。あるいは、上級者のサブロッドとして活躍することも多い価格帯です。
ハイエンドクラスは、主に中上級者をターゲットする価格帯。値は張ってもいいからとにかく性能が高いロッドを求める、超こだわり派のアングラーから支持されています。
1ダイワのおすすめショアジギングロッドを一気見!
さて、ここからはダイワのショアジギングロッドを一気見していきましょう。
ショアジギングX

「ショアジギングX」は、ダイワ製ショアジギング専用ロッドのなかで最もリーズナブルな選択肢。
実売1万円台前半で入手できる高コスパロッドです。
低価格が売りのアイテムながら、バット部を補強する「ブレーディングX」やトラブルレスなKガイドなど、パワーと快適性を上げる素材・技術が用いられています。
初期費用を抑えつつショアジギングを始めたい方におすすめの製品です。
機種 | 全長 | 自重 | ルアー重量 | ジグ重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|---|
96M | 2.90m | 275g | 10〜50g | 15~60g | 2本 |
96MH | 2.90m | 280g | 15~65g | 20~80g | 2本 |
100MH | 3.05m | 290g | 15~65g | 20~80g | 2本 |
96H | 2.90m | 292g | 20~80g | 30~100g | 2本 |
ドラッガーX

「ドラッガーX」は、2023年発売の新たなショアジギング入門ロッドです。
先述の「ショアジギングX」との主な違いは以下の2点。
- ブレーディングXをブランク全身に纏っている点
- エアセンサーシートを搭載している点(※一部モデルを除く)
という仕様で実売1万円台後半の価格帯となっています。
実売2万円強の「オーバーゼア(ショアジギングモデル)」とのギャップを埋めるアイテムですが、その立ち位置は正直少し中途半端感が…。
出費を抑えるなら「ショアジギングX」のほうが魅力的ですし、1万円台後半で「ドラッガーX」を買うぐらいなら「オーバーゼア」まで頑張るほうが良い感も否めません。
部材費・輸送費高騰のあおりをバチバチに受けている2023年発売ロッドだけに、コスパはイマイチと言わざるを得ないかもです。
品名 | 全長(m) | 自重(g) | ルアー重量(g) | ジグ重量(g) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|---|
96ML | 2.9 | 217 | 10~45 | 10~50 | 2 |
100ML | 3.05 | 225 | 10~45 | 10~50 | 2 |
96M | 2.9 | 255 | 15~60 | 20~70 | 2 |
100M | 3.05 | 262 | 15~60 | 20~70 | 2 |
96MH | 2.9 | 268 | 20~80 | 30~90 | 2 |
100MH | 3.05 | 280 | 20~80 | 30~90 | 2 |
100H | 3.05 | 307 | 30~100 | 40~110 | 2 |
100M-3 | 3.05 | 264 | 15~60 | 20~70 | 3 |
100MH-3 | 3.05 | 276 | 20~80 | 30~90 | 3 |
100H-3 | 3.05 | 309 | 30~100 | 40~110 | 3 |
※ジグキャスターにもまだまだ注目

「ドラッガーX」の登場とともにダイワ公式ページのショアジギングロッドラインナップから外れたのが「ジグキャスター」。
というわけなので「ジグキャスター」は、「ドラッガーX」の実質的な先代機にあたります。
この「ジグキャスター」は2021年発売で性能はまだまだ現役、かつ実売1.3万円前後でリーズナブル。
ユーザーの評判も良いアイテムですから、現行ラインナップから外れてはいるものの、推したいアイテムとなっています。
後継機の登場が決まっているので、思い切った安値で在庫処分をする店舗も出てくるでしょう。
そういった意味でも要チェックです。
機種 | 全長 | 自重 | ルアー重量 | ジグ重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|---|
90M・N | 2.74m | 190g | 10~50g | 15~60g | 2本 |
100M・N | 3.05m | 210g | 10~50g | 15~60g | 2本 |
90MH・N | 2.74m | 225g | 15~65g | 20~80g | 2本 |
96MH・N | 2.90m | 230g | 15~65g | 20~80g | 2本 |
100MH・N | 3.05m | 245g | 15~65g | 20~80g | 2本 |
100H・N | 3.05m | 271g | 20~80g | 30~100g | 2本 |
オーバーゼア

人気の「オーバーゼア」シリーズが誇るエントリー機。
サーフモデル(サーフ・堤防モデル)、ショアジギングモデル(堤防・磯モデル)の2カテゴリに分けて、充実の機種ラインナップが展開されています。
特に注目なのは、後続追加されたショアジギングモデル。
HVFカーボンやX45を搭載しており、サーフモデルにはない強靭さが実装されています。
ーサーフ・堤防モデル(全7機種)ー
機種 | 全長 | 自重 | プラグ重量 | ジグ重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|---|
97M | 2.92m | 172g | 10-45g | 10-50g | 2本 |
911M/MH | 3.02m | 175g | 10-60g | 10-65g | 2本 |
103M | 3.12m | 175g | 10-45g | 10-50g | 2本 |
103MH | 3.12m | 190g | 15-60g | 12-65g | 2本 |
109ML/M | 3.28m | 180g | 7-45g | 7-50g | 2本 |
109MH | 3.28m | 206g | 15-60g | 12-65g | 2本 |
1010M/MH | 3.30m | 200g | 10-60g | 10-65g | 2本 |
ー堤防・磯モデル(全6機種)ー
機種 | 全長 | 自重 | プラグ重量 | ジグ重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|---|
96MHH | 2.90m | 235g | 15-70g | 20-80g | 2本 |
100MHH | 3.05m | 240g | 15-70g | 20-80g | 2本 |
106MHH | 3.20m | 245g | 15-70g | 20-80g | 2本 |
96H | 2.90m | 255g | 20-80g | 30-100g | 2本 |
100H | 3.05m | 270g | 20-80g | 30-100g | 2本 |
106H | 3.20m | 280g | 20-80g | 30-100g | 2本 |
オーバーゼア グランデ

「オーバーゼア グランデ」は、ハイエンド機に迫る実力をもつ中堅機。
HVFなのプラスやVジョイントなど、入門グレードには搭載されないテクノロジーも採用されています。
「オーバーゼア」シリーズの魅力である軽快さと強さに磨きがかけられていますので、各種エントリー機からのステップアップにおすすめです。
「オーバーゼア グランデ」も、サーフモデル、ショアジギングモデルの2カテゴリに分けて機種展開されています。
-サーフモデル-
機種 | 全長 | 自重 | ルアー重量 | ジグ重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|---|
109ML/M | 3.28m | 162g | 7-45g | 7-50g | 2本 |
97M | 2.92m | 153g | 10-45g | 10-50g | 2本 |
103M | 3.12m | 159g | 10-45g | 10-50g | 2本 |
98MMH | 2.95m | 165g | 12-50g | 12-60g | 2本 |
911M/MH | 3.02m | 163g | 10-60g | 10-70g | 2本 |
1010M/MH | 3.30m | 180g | 10-60g | 10-70g | 2本 |
103MH | 3.12m | 177g | 15-60g | 15-70g | 2本 |
-ショアジギングモデル-
機種 | 全長 | 自重 | プラグ重量 | ジグ重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|---|
100M | 3.05m | 275g | 10-40g | 15-60g | 2本 |
100MH | 3.05m | 300g | 15-60g | 20-80g | 2本 |
106MH | 3.20m | 308g | 15-60g | 20-80g | 2本 |
99H | 3.05m | 335g | 20-80g | 30-100g | 2本 |
106H | 3.20m | 345g | 20-80g | 30-100g | 2本 |
100HH | 3.05m | 376g | 30-100g | 40-120g | 2本 |
100MH-3 | 3.05m | 300g | 15-60g | 20-80g | 3本 |
100H-3 | 3.05m | 340g | 20-80g | 30-100g | 3本 |
100HH-3 | 3.05m | 378g | 30-100g | 40-120g | 3本 |
オーバーゼア AGS
「オーバーゼア AGS」は、「オーバーゼア」シリーズの最高峰グレード。
ダイワ独自のカーボンガイドシステム「AGS(エアガイドシステム)」を搭載するなど、細部まで洗練されたハイエンドらしい仕上がりとなっています。
全モデルが4ピース設計で携帯性が高いというのも「オーバーゼアAGS」ならではの強みです。
パワー型のショアジギングモデルも展開されている「オーバーゼア」「オーバーゼア グランデ」とは対照的に、「オーバーゼア AGS」ではサーフを主戦場とするフィネス&マイルドなモデルが中心となっています。
機種 | 全長 | 自重 | プラグ重量 | ジグ重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|---|
97M | 2.92m | 172g | 10-45g | 10-50g | 4本 |
103M | 3.12m | 未定 | 10-45g | 10-50g | 4本 |
109ML/M | 3.28m | 179g | 7-45g | 7-50g | 4本 |
911M/MH | 3.02m | 177g | 10-60g | 10-65g | 4本 |
1010M/MH | 3.30m | 189g | 10-60g | 10-65g | 4本 |
ドラッガー ブレイクスルー

「ドラッガー ブレイクスルー」は2023年に発売された、ガチガチのショアジギングに完全対応するパワー型の最高峰ロッドです。
ESS、Vジョイントα、X45フルシールドといった、下位クラスのロッドではあまりお目にかかれない高度テクノロジーが満載。
ダイワが放つ新時代のショアジギングロッドとして、ラインナップの頂点に君臨しています。
ショアジギングガチ勢の方は必見のロッドです。
品名 | 全長(m) | 自重(g) | ルアー重量(g) | ジグ重量(g) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|---|
100MH-3 | 3.05 | 365 | 20~80 | 30~100 | 3 |
910H-3 JS | 3 | 372 | – | 40~130 | 3 |
100H-3 | 3.05 | 375 | 30~100 | 40~130 | 3 |
100HH-3 | 3.05 | 400 | 50~120 | 60~160 | 3 |
93XH-3 | 2.82 | 408 | 60~160 | 80~200 | 3 |
83XXH-3 | 2.51 | 415 | 70~210 | – | 3 |
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ショアジギング分野のライバルメーカー4選
ショアジギング分野でダイワと競合するライバルメーカーもいくつか紹介しておきます。
ダイワのライバルメーカー①シマノ

まずはシマノ社。ダイワに匹敵する大型ナインナップを展開する大手メーカーです。
「コルトスナイパー」、「ネッサ」の両シリーズを中心に、エントリーからハイエンドまで充実の陣容が揃います。
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ダイワのライバルメーカー②メジャークラフト

続いてはメジャークラフト。低価格帯のアイテムが充実しており、高コスパメーカーの代名詞的存在です。
ラインナップのなかで一番新しい「クロスライド 5G」には特に要注目。
2万円台クラスながらも”トレカT1100G”や多軸カーボンを採用するなど、ぶっ飛んだ仕様となっています。
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ダイワのライバルメーカー③アブガルシア

アブガルシアもコスパの高い1~2万円台ロッドを軸に製品展開するメーカーです。
定番のショアジギング・ライトショアジギングだけでなく、スーパーライト・マイクロショアジギングの専用ロッドも発売済。
もっと手軽なショアジグゲームの普及にも注力しています。
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ダイワのライバルメーカー④がまかつ

がまかつは中堅~ハイエンドクラスのロッドを中心に取りそろえるメーカー。
中上級者から支持される、軽さ・強さを欲張った極上のショアジギングロッドたちが顔を揃えています。
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1「オーバーゼア」シリーズを中心に実力派揃いのダイワ製ショアジギングロッド

というわけで、ダイワのショアジギングロッド紹介は以上です。
多彩なアイテムが揃っていますが、基本的には「オーバーゼア」シリーズを中心に選定を進めると良いでしょう。
今後のダイワ製ショアジギングロッドの軸になっていくシリーズですからね。
もちろん、その他の製品もダイワクオリティーで優秀。コレだ!と思えるアイテムが見つかった方は、自信をもってGETしちゃってください。