【鬼】メジャークラフト「クロスライド5G」のコスパがヤバすぎる件。

2021年にメジャークラフトから発売されたショアジギングロッド「クロスライド5G」をご紹介。

実売2万円台ながらも高級マテリアル・高度な製法が投入された鬼コスパ機となっています。

他社ハイエンドと比べても見劣りしない仕様となっており、注目必至です。

目次

2021年のビッグサプライズ!メジャークラフト”5G”シリーズについて

本記事で紹介する「クロスライド5G」は、メジャークラフトが2021年に市場投入した“5G”シリーズの一角。

高性能ロッドで釣りを始めたいビギナーから、ハイエンドロッドを使い込んでいるベテランまで、幅広いアングラーをターゲットとするアイテムです。

2022年には新製品も追加され、陣容はさらに充実。

製品名ジャンル
タイドリフト5G ★2022NEWシーバス
フラットレック5G ★2022NEWサーフ
レッドバック5G ★2022NEWタイラバ
鯵道5Gアジング
エギゾースト5Gエギング
クロスライド5Gサーフ・ショアジギング
ジャイアントキリング5Gオフショアジギング

上表のとおり、“5G”シリーズは全7ジャンルに展開されており、評判も上々。

メジャクラロッドの新たな顔となっています。

先代クロスライドとの違いは?

メジャークラフトのファン歴が長い方は、「クロスライド」という製品名に聞き覚えがあると思います。

先代「クロスライド」は、「ソルパラ」や「トリプルクロス」といった他のロッドシリーズよろしく、同ブランドで複数ジャンルにロッドを展開する形でした。

しかしながら、今作の「クロスライド5G」は先代とは完全に別物。

ショアジギング専用機として生まれ変わっています。

パワーとトルクを高めつつ、軽さも追求した次世代のショアジギロッドなのです。

メジャークラフト「クロスライド5G」の仕様をチェック!

というわけで、「クロスライド5G」の仕様をもう少し詳しく見ていきましょう。

新製法の”R360構造”

5Gシリーズの目玉のひとつが、新製法の”R360構造”。

カーボンシートの繊維方向を縦・横・斜めに分散するように巻き付けることで、ブランクスの強度を高める製法です。

ネジレ・ツブレに強く、操作時の心地よい張りももたらします。

「クロスライド5G」には、ティップ・ベリー・バットのブランクス全体に”R360構造”を適用。

ショアジギングロッドに必要な強度がしっかりまかなわれています。

トレカT1100G

もうひとつの目玉が東レの先進カーボン素材”トレカT1100G”の採用です。

宇宙航空分野でも使われる高級・高強度カーボンとなっており、軽くて強いブランクスを作るのに持ってこいの素材となっています。

近年は他社の中堅〜ハイエンドロッド(実売3万円台〜)への採用が進んでいた”トレカT1100G”。

それを実売2万円台の「クロスライド5G」に使ってきたぞ!ということで話題になっています。

ガイドセッティング

「クロスライド5G」のガイドは各機種の特性に応じて使い分けられています。

ショアジギングの主軸モデルであるMクラス以上のモデルにはダブルフットガイドを搭載し、高負荷に強いセッティングを採用。

一方、繊細さ・軽快さが求められるLSJ(ライトショアジギング)モデルには、シングルフットガイドを搭載し、総合的な軽さを担保しています。

リングはSiC-Sとなっており、糸抜けが良く、ラインにも優しいです。

グリップセッティング

グリップも機種の特性によって使い分けられています。

Mクラス以上のショアジギングモデルは、中太で力を込めて握れる設計。

リールの固定はダブルロック式となっており、安心感があります。

LSJモデルには細身のグリップを搭載。

キャスト精度・操作性に優れ、LSJならではの繊細なゲームを楽しめるセッティングです。

メジャークラフト「クロスライド5G」と他社製ロッドを比較してみる

メジャクラ”5G”シリーズの目玉である

  • R360構造(多軸カーボン)
  • トレカT1100G

は他社製ロッドでは、どのグレードに搭載されているのかをチェックしてみましょう。

“R360構造”の類似テクノロジー搭載ロッドは?

主要メーカーにおける”R360構造”の類似テクノロジーとしては

  • ダイワ:X45フルシールド
  • シマノ:スパイラルXコア
  • オリムピック:G-MAPS

といったところです

細かい部分の違いはあれど、構造やテクノロジーを用いる目的は同じようなもの。

というわけで、同じテーブルに乗せて比較することにしました。

さて、上記のテクノロジーが搭載されている他社製ロッドの一覧はこちら↓。

メーカー製品参考実売価格
ダイワオーバーゼア グランデ3万円台〜
ダイワオーバーゼア AGS5万円台〜
シマノコルトスナイパーXR3万円台〜
シマノコルトスナイパー エクスチューン5万円台〜
シマノネッサXR3万円台〜
シマノネッサ エクスチューン4万円台〜
シマノネッサ リミテッド7万円台〜
オリムピック19リモート3万円台〜

見ての通り、いずれも実売3万円台〜のアイテムとなっています。

2021年現在、他社では実売2万円台クラスには適用されない機構であることがわかりますよね。

トレカT1100Gの搭載ロッドは?

続いては東レの先進カーボン素材”トレカT1100G”について。

この素材が使われている有名どころとしては、がまかつ製ロッドです。

製品とトレカT1100G搭載or非搭載を一覧にすると↓のとおり。

製品実売価格トレカT1100G
ジェットブル7万円台~
ショアゴリラR5万円台~
コヨーテ3万円台~
チータR33万円台~
コヨーテS2万円台~

”トレカT1100G”の採用は実売3万円台〜クラスのロッドの特権となっています。

これはショアジギングロッドに関わらず、他ジャンルのロッドでも同様。

実売2万円台の「クロスライド5G」に”トレカT1100G”が使われているというインパクトは絶大です。

「クロスライド5G」のコスパは控えめにいってもヤバイ

そんなわけで、「クロスライド5G」のコスパは他社競合ロッドと比べてもかなりヤバイことがわかったと思います。

基本的に3万円台クラス以上のロッドにしか使われない

  • 多軸カーボン
  • トレカT1100G

を擁しながら、お値段は2万円台。

正直、上記のどちらかを採用している2万円台ロッドでも話題になると思います。

それをダブルで適用しているわけですからね。

先進テクノロジーが他社中堅〜ハイエンドクラスに浸透してきたぐらいのタイミングで、1段階お安い価格帯のロッドにそれを使っちゃうってのがメジャクラさんの戦略。

ナノアロイを目玉にした”エヌワン”のときも驚きましたが、今回のサプライズもすごいですわ。

まあ、売れるわけですよね〜。

メジャークラフト「クロスライド5G」の機種ラインナップをチェック!

「クロスライド5G」は全9機種構成となっており、スペックの一覧は↓のとおり。

機種全長(ft)自重ルアー重量継数
942ML/LSJ9’4”15ー40g2本
962M/LSJ9’6”15ー50g2本
1002M/LSJ10’015ー50g2本
962M9’6”20ー60g2本
1002M10’020ー60g2本
962MH9’6”60±20g2本
1002MH10’060±20g2本
1002H10’080±20g2本
1002HH10’0100±20g2本

全9機種を以下の4つのカテゴリに分類して、特徴を紹介していきます。

  • LSJモデル(3機種)
  • Mパワーモデル(2機種)
  • MHパワーモデル(2機種)
  • Hパワー・HHパワーモデル(2機種)

LSJモデル

機種全長(ft)自重ルアー重量継数
942ML/LSJ9’4”15ー40g2本
962M/LSJ9’6”15ー50g2本
1002M/LSJ10’015ー50g2本

LSJ(ライトショアジギング)に合わせて開発されたモデル。

  • 10〜30gクラスのジグに合うMLパワー
  • 30〜40gクラスのジグに合うMパワー

に計3機種が揃います。

ライトなタックルで気軽にショアジギングを楽しみたい方におすすめです。

Mパワーモデル

機種全長(ft)自重ルアー重量継数
962M9’6”20ー60g2本
1002M10’020ー60g2本

LSJモデルよりもやや強めのパワー設計を採用しているのがMパワーモデルの2本。

40g前後のジグやメタルバイブを軸に、プラグ類も使っていけるチューニングとなっています。

MHパワーモデル

機種全長(ft)自重ルアー重量継数
962MH9’6”60±20g2本
1002MH10’060±20g2本

ショアジギングの定番モデル。サーフに堤防、磯まで幅広いフィールドに対応します。

ジグのベストウエイトは60g。しっかり飛ばし、キレのあるアクションで広範囲をサーチできます。

Hパワー・HHパワーモデル

機種全長(ft)自重ルアー重量継数
1002H10’080±20g2本
1002HH10’0100±20g2本

ロックショアから大型の回遊魚を獲るためのハイパワーモデル。

パワフルな大物にも主導権を与えず、終始こちらのペースでランディングに持ち込める怪力が魅力です。

メジャークラフト「クロスライド5G」の競合ロッドまとめ

出典:ダイワ

ショアジギングは、ソルトルアー界でも屈指の激戦ジャンル。

鬼コスパのメジャークラフト「クロスライド5G」といえども、競合ロッドは多く存在します。

その代表例がコチラ↓です。

メーカー製品参考実売価格
ダイワオーバーゼアAIR2万円台〜
アブガルシアソルティーステージ プロトタイプ2万円台〜
テイルウォークライズシューターSSD2万円台〜
シマノコルトスナイパーXR3万円台〜
※上記リンクから、メーカーや製品の特集記事へジャンプできます。

ミドルクラス(2〜3万円台)のショアジギングロッドには、高コスパアイテムがひしめいています。

競合ロッドとも比較しながら、自分に合うものを探してみると良いでしょう。

鬼コスパのフラッグシップ!「クロスライド5G」から目が離せない

というわけで、メジャークラフト「クロスライド5G」の紹介は以上です。

  • R360構造(多軸カーボン)
  • トレカT1100G

を採用しながら、お値段2万円台〜という驚愕の仕様はまさにメジャクラクオリティー。

コスパが予想の斜め上をいってます。

「クロスライド5G」は、手軽に楽しめるLSJモデルからガチガチの沖磯モデルまで、機種ラインナップも豊富です。

好みの1本を見つけて、GETしてみてはいかがでしょうか。

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