2023年7月発売の新たなショアジギング入門ロッド「ドラッガーX」の情報をギュッとまとめてお届けします。

特徴や機種ラインナップ、競合ロッドの情報までちょっと広めに情報をまとめてみました。

正直、「ドラッガーX」はコスパ的にはめちゃ優秀とはいえないアイテムなので、事前の情報収集は念入りに行うのがおすすめです。

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ダイワ製ショアジギングロッドの全体像

出典:ダイワ

まずはダイワ製ショアジギングロッドの全体像をおさらいしておきましょう。

「ドラッガーX」の発売を踏まえた最新ラインナップは以下のとおりです。

製品実売価格
ドラッガー ブレイクスルー6.5万円前後
オーバーゼア AGS6.0万円前後
オーバーゼア グランデ3.5万円前後
オーバーゼア2.0万円前後
ドラッガーX(←本記事)1.7万円前後
ジグキャスター1.3万円前後
ショアジギングX1.1万円前後

本記事で取り上げる「ドラッガーX」はショアジギングの入門ロッド。

ロックショアでのガチガチのパワーゲームも想定した、強度重視のロッドとなっています。

ちなみに、ダイワの公式ページからのロッドラインナップからは「ジグキャスター」が消えていたので、「ドラッガーX」は実質的に「ジグキャスター」の後継機ということにもなるでしょう。

ただ、コスパに関しては先代モデルの「ジグキャスター」の方が良い説(※後述)がありますから、上表では「ジグキャスター」もラインナップのなかに残しています。

「ドラッガーX」の価格と発売日

「ドラッガーX」は2023年7月に発売済み。

定価は20,500〜24,100円、実売価格は1.7万円前後となっています。

ダイワ「ドラッガーX」の特徴

出典:ダイワ

パワー十分なブランク

「ドラッガーX」の設計で特に重要視されているのは強さです。

ショアから大物を獲るためのロッドなので、ブランクには相当なパワーが持たせてあります。

出典:ダイワ

ダイワの独自テクノロジー「ブレーディングX」を全身にまとっており、竿の元から先までを満遍なく補強済み。

ブランクのネジレによるパワーロスが少なく、アクションとファイトが安定します。

長時間釣行も快適な竿調子にチューン

出典:ダイワ

竿調子も一新されており、長時間釣行でも疲れにくいようにチューンされています。

軽い力で遠くへキャストでき、アクションやファイトでも疲れにくいオリジナルセッティングを採用。

全局面でアングラー側の負担を軽減し、高い集中力の維持をアシストしてくれます。

ガイドセッティング

出典:ダイワ

ガイドにはフレームへの糸がらみが少ないKガイドを採用。

スプールまわりのライン処理にさえ気をつけておけば、トラブルが起きることはほとんどないでしょう。

トラブルレス・ストレスフリーな状態でショアジグゲームを楽しめます。

グリップセッティング

出典:ダイワ

ML、M、MHクラスの機種には軽量・高感度なオリジナルリールシート「エアセンサーシート」を採用。

正確なジグ操作やファイト時の踏ん張りをアシストしてくれます。

出典:ダイワ

ちなみに、Hクラスの機種にはショアジギングロッドでは定番のDPSシートが採用されています。

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ダイワ「ドラッガーX」の機種ラインナップ

出典:ダイワ

「ドラッガーX」は全10機種構成となっており、スペックの一覧以下のとおりです。

品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
96ML2.921710~4510~502
100ML3.0522510~4510~502
96M2.925515~6020~702
100M3.0526215~6020~702
96MH2.926820~8030~902
100MH3.0528020~8030~902
100H3.0530730~10040~1102
100M-33.0526415~6020~703
100MH-33.0527620~8030~903
100H-33.0530930~10040~1103

機種選びの際は、使いたいルアー・ジグ重量にちょうど良いのはどのパワークラスなのか?を考えてみると良いでしょう。

パワークラス別の対応重量は以下のとおり。

パワークラスルアー重量ジグ重量
ML10-45g10-50g
M15-60g20-70g
MH20-80g30-90g
H30-100g40-110g

レングスは9.6ftと10ftの2種類のみのシンプルな構成となっています。

操作性重視なら9.6ft、飛距離重視なら10ftという基準で選べばOKです。

ちなみにM・MH・Hクラスの10ftモデルには、携帯性に優れる3ピースモデルもラインナップ。

運搬・保管時のコンパクトさを求めるなら、3ピースモデルがおすすめです。

MLクラスの機種一覧
品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
96ML2.921710~4510~502
100ML3.0522510~4510~502
Mクラスの機種一覧
品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
96M2.925515~6020~702
100M3.0526215~6020~702
100M-33.0526415~6020~703
MHクラスの機種一覧
品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
96MH2.926820~8030~902
100MH3.0528020~8030~902
100MH-33.0527620~8030~903
Hクラスの機種一覧
品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
100H3.0530730~10040~1102
100H-33.0530930~10040~1103

ダイワ「ドラッガーX」の競合ロッドまとめ

「ドラッガーX」の競合ロッドについての情報も軽くまとめておきます。

実売1万円台クラスのダイワ製ショアジギロッドは渋滞中

出典:ダイワ

まず比較すべきはダイワのショアジギングロッド。

1万円台クラスのアイテムは割と渋滞しておりまして、良コスパなロッドの選択肢が多彩です。

「ドラッガーX」と価格帯が近いのは以下の2製品。

  • ジグキャスター(実売1.3万円前後)
  • ショアジギングX(実売1.1万円前後)

  ※ドラッガーXは実売1.7万円前後

これらの3製品ですが、ぶっちゃけ仕様面で圧倒的な違いはありません。

なので筆者的には、コスパでいうなら「ジグキャスター」や「ショアジギングX」に軍配が上がると思っています。

実売1.7万円前後で「ドラッガーX」を買うなら、2万円ぐらいまで頑張って「オーバーゼア」を買う方が幸せな気もしますし…。

「ドラッガーX」という製品自体は魅力的ですが、価格設定に少し噛み合ってない感があるのは否めません。

購入を検討する際は、近い価格帯のダイワ製ロッドの情報をしっかりチェックするほうが良いかと思います。

他社の競合ロッド

他社の競合ロッドを挙げるなら、有力どころは以下あたりです。

メーカー製品
シマノコルトスナイパーBB
コルトスナイパーSS
メジャークラフトクロスライド5G
アブガルシアソルティーステージ プロトタイプ
テイルウォークライズシューターSSD

いずれも1〜2万円台クラスの人気ロッドとなっており、「ドラッガーX」との競合度は高め。

ダイワ製品にこだわらない方は、ライバル製品の情報も要チェックです。

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注目必至ではあるが割高感も否めない「ドラッガーX」

というわけで、ダイワ「ドラッガーX」の紹介は以上です。

仕様が一新されたショアジギング入門ロッドということで注目は必至。

なんですけど、近い価格帯のダイワ製ショアジギングロッドが渋滞していることもあり、コストパフォーマンスは見劣ります。

購入する前に、他の選択肢の情報もしっかり集めておくほうが良いでしょう。

「ドラッガーX」の機種一覧
品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
96ML2.921710~4510~502
100ML3.0522510~4510~502
96M2.925515~6020~702
100M3.0526215~6020~702
96MH2.926820~8030~902
100MH3.0528020~8030~902
100H3.0530730~10040~1102
100M-33.0526415~6020~703
100MH-33.0527620~8030~903
100H-33.0530930~10040~1103
MLクラスの機種一覧
品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
96ML2.921710~4510~502
100ML3.0522510~4510~502
Mクラスの機種一覧
品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
96M2.925515~6020~702
100M3.0526215~6020~702
100M-33.0526415~6020~703
MHクラスの機種一覧
品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
96MH2.926820~8030~902
100MH3.0528020~8030~902
100MH-33.0527620~8030~903
Hクラスの機種一覧
品名全長(m)自重(g)ルアー重量(g)ジグ重量(g)継数(本)
100H3.0530730~10040~1102
100H-33.0530930~10040~1103

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