シマノの最高峰シーバスロッド「エクスセンス インフィニティ」が最新仕様にリニューアルされました。
本記事では超豪華セッティングに生まれ変わった「22エクスセンス インフィニティ」を大特集。
NEWモデルの特徴や機種ラインナップ、競合製品などの情報をたっぷりお届けします。
シーバスアングラーのみなさまはご注目を。
シマノ「22エクスセンス インフィニティ」の基本情報
まずは、シマノから発売されているシーバスロッドの全体像をおさらいしておきましょう。
製品の一覧は↓のとおり。
製品 | 参考実売価格 | ネットで探す |
---|---|---|
22エクスセンス インフィニティ | 6〜7万円台 | Amazon 楽天 Yahoo |
18エクスセンス ジェノス | 5〜6万円台 | Amazon 楽天 Yahoo |
22エクスセンス ズーム | 5万円台 | Amazon 楽天 Yahoo |
20ルナミス | 3万円台 | Amazon 楽天 Yahoo |
23ディアルーナ | 2万円台 | Amazon 楽天 Yahoo |
24エンカウンター | 1〜2万円台 | Amazon 楽天 Yahoo |
21ムーンショット | 1万円台 | Amazon 楽天 Yahoo |
見てのとおり「エクスセンス インフィニティ」は、最も高価で、最も高性能なハイエンドロッド。
シマノ社がシーバスロッドに求める理想を、そのまま形にした特別なアイテムです。
今回発売される「22エクスセンス インフィニティ」は、先代モデルの発売から5年を経てのモデルチェンジとなっています。
まだまだ第一線で活躍している「17エクスセンス インフィニティ」の後継機ということで、アングラーからの期待はかなりのもの。
2022年発売のシーバスロッドのなかでも、注目度はトップクラスです。
「22エクスセンス インフィニティ」の価格と発売日
そんな「22エクスセンス インフィニティ」の発売日は、2022年9月予定。
価格については、シマノの公式HP上では”未定”となっています。
…が、早くも予約受付を始めちゃった一部店舗によって、価格が判明済み。
てことで、「22エクスセンス インフィニティ」の実売価格は7万円台半ばとなっています。
ソルトの他ジャンルの最上位ロッドと足並みが揃う形となりましたね。
少々高くても構わんから、発売直後から使い倒したい!
って方は、早めに予約しておきましょう。
シマノ「22エクスセンス インフィニティ」の特徴
つづいては「22エクスセンス インフィニティ」の特徴をチェックしていきましょう。
まず、仕様をざっと一覧にするとこんな感じ↓です。
パーツ | 機構 |
---|---|
ブランクス | スパイラルXコア |
〃 | ハイパワーX |
〃 | ナノピッチ |
ガイド | Xガイド |
〃 | フルXガイド(※スピニングモデル) |
〃 | Xガイド/3Dエアロチタン |
グリップ | パーフェクションシートCI4+ |
〃 | カーボンシェルグリップ |
〃 | カーボンモノコックグリップ |
最高峰グレードということで、めちゃめちゃ豪華なセッティングです。
重要なところをかいつまみながら、仕様の詳細を解説していきます。
ブランクス関連のテクノロジー
ブランクス関連の注目テクノのロジーは↓の3つ。
- スパイラルXコア
- ハイパワーX
- ナノピッチ
シマノの中堅・ハイエンドロッドではおなじみの3点セットです。
ざっくりいうと、いずれもブランクスの強度を効率よく高めるための機構となっています。
ネジレ・ツブレに強く、どの方向に曲がっても安定してパワーを発揮することが可能。
より細身かつシャープで軽く、復元力が強い!という理想のチューニングが追求されているわけです。
上記の3テクノロジーの詳しい解説は、ここでは割愛します。(目新しい機構ではないので)
詳細を知りたい方は、「エクスセンス インフィニティ」公式ページをチェックしてみてください。
竿調子の見直し
NEWモデルの「22エクスセンス インフィニティ」では、竿調子が見直しが行われており、こちらも注目ポイント。
先調子気味の張り強めチューンだった先代機「17エクスセンス インフィニティ」よりもマイルドな調子に変更されています。
22モデルは、どうやらキャスト・ファイト時にバット部が素直に曲がるテイストになっているようです。
マン振りをせずとも大きな飛距離を出せて、キャストの再現性も高い。
ファイトの際には暴れ狂うシーバスを安全にいなすことができ、痛恨のバラシを軽減してくれます。
竿がよりオートマチックに仕事してくれるぶんアングラーの負担が減り、釣果アップに貢献してくれるでしょう。
調子変更を進化ととるか、退化ととるか
このブランクスの調子変更は、実はもろ刃の剣。良い面と、悪い面があります。
良い面は先述のとおり。竿がオートマチックに仕事をするぶん、シンプルに扱いやすくなっている点です。
悪い面は、人によってはダルさを感じるかもしれないという点。
シャキッと張りがあって、硬めのロッドが好みな方との相性は、あまり良くない可能性が高いです。
ベリーから先の張りを使うような、マニュアル感強めの使用感が好きなら、先代の「17エクスセンス インフィニティ」のほうがマッチするかもしれません。
ガイドセッティング
ガイドには、シマノ社のオリジナルガイドである”Xガイド”が贅沢に使われています。
”Xガイド”を搭載するロッドは、振り抜けが良く、ライントラブルも少ないと評判。
アングラーにストレスフリーな釣りを提供してくれます。
さらに、今回の「22エクスセンス インフィニティ」では、機種ラインナップの主軸であるスピニングモデルがフルXガイド化。
ティップからバットまで、全ガイドのクオリティーが上がっています。
先代機よりもさらに快適なセッティングに進化済みです。
グリップセッティング
「22エクスセンス インフィニティ」ではグリップまわりの進化も著しく、こちらもモデルチェンジの目玉となっています。
リールシートには、段差を排除した”パーフェクションシートCI4+”を採用。
どの位置を握ってもナチュラルに手にフィットし、長時間釣行時の疲れとストレスを軽減してくれます。
そして、シーバスロッドでは初搭載となる”カーボンシェルグリップ”が使われているというのも、見逃せません。
通常はEVAがあてがわれる部分をカーボン化することで、さらなる高感度を実現。
高性能ブランクスから伝わる情報を、よりダイレクトに感じられるでしょう。
リアグリップは当然”カーボンモノコックグリップ”です。
ブランクスと一体構造のカーボン製リアグリップが、感度性能を強力にアシスト。
ルアーから伝わる響きを増幅させ、アングラーに多くの情報を届けるのに役立ちます。
「22エクスセンス インフィニティ」の”カーボンモノコックグリップ”は、より感度面への恩恵が大きいハイレゾタイプ。
総合的な感度性能においても、先代モデルよりも良い仕上がりとなっているでしょう。
シマノ「22エクスセンス インフィニティ」の機種ラインナップ
「22エクスセンス インフィニティ」には、全8機種がラインナップされています。
スペック一覧は↓のとおり。
品番 | 全長(m) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|
S86ML | 2.59 | 113 | 5-32 | 2 |
S90ML | 2.74 | 118 | 5-32 | 2 |
S96ML | 2.9 | 125 | 5-32 | 2 |
S96M | 2.9 | 132 | 6-40 | 2 |
S100M | 3.05 | 140 | 6-40 | 2 |
S106M | 3.2 | 145 | 6-40 | 2 |
S90MH | 2.74 | 129 | 8-50 | 2 |
S100MH | 3.05 | 145 | 8-50 | 2 |
B86ML | 2.59 | 122 | 6-32 | 2 |
B86M | 2.59 | 123 | 8-40 | 2 |
B96M | 2.9 | 135 | 8-40 | 2 |
B86MH | 2.59 | 130 | 12-65 | 2 |
初期ラインナップは、スピニングモデル5機種、ベイトモデル3機種という陣容となりました。
パワークラスとしては、ML、M、MHの3種類。
最初に欲しいパワークラスを決めてしまえば、機種選びがやりやすくなりますよ。
MLクラスの「22エクスセンス インフィニティ」
MLは小〜中型のルアー操作に適した定番クラス。
いろいろな大きさのターゲットに適応するので、年間を通して主軸として活躍してくれます。
非常に汎用性が高いパワークラスなので、展開されている機種数も厚め。
スピニングが3モデル、ベイトが1モデルの計4モデルが顔を揃えています。
品番 | 全長(m) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|
S86ML | 2.59 | 113 | 5-32 | 2 |
S90ML | 2.74 | 118 | 5-32 | 2 |
S96ML | 2.9 | 125 | 5-32 | 2 |
B86ML | 2.59 | 122 | 6-32 | 2 |
Mクラスの「22エクスセンス インフィニティ」
Mクラスは、重ためのルアーも背負えるパワー型のオールラウンダー。
より広範囲のシーバスにアプローチできるので、オープンエリアでの釣行が多い方におすすめです。
機種 | 全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|
S96M | 2.90m | 132g | 6-40g | 2本 |
S100M | 3.05m | 140g | 6-40g | 2本 |
B86M | 2.59m | 123g | 8-40g | 2本 |
MHクラスの「22エクスセンス インフィニティ」
MHクラスは、デカくて重いルアーで豪快な釣りを楽しむためのセッティング。
現状のラインナップで提供されているのは、B86MHの1機種のみとなっています。
機種 | 全長 | 自重 | ルアー重量 | 継数 |
---|---|---|---|---|
B86MH | 2.59m | 130g | 12-65g | 2本 |
ビッグベイトや大型プラグを自在に操れるベイトモデルです。
もちろん、超大型ルアー専門というわけではなく、下は10gクラスのルアーまで対応。
それなりに高い汎用性を持っているというのも、B86MHの魅力です。
シマノ「22エクスセンス インフィニティ」の競合ロッドまとめ
「22エクスセンス インフィニティ」と競合する製品の情報も、簡単にまとめておきます。
主なライバルロッドは、シマノ社の他グレード機や、他社のハイエンドロッドといったところでしょうか。
有力なのは↓あたりです。
- シマノ「エクスセンス ジェノス」「17エクスセンス インフィニティ」
- ダイワ「モアザンブランジーノ AGS」
- アピア「Foojin’Z」
- ヤマガブランクス「バリスティック TZ NANO」
特に2021年発売の「モアザンブランジーノ EX AGS」には要注目。
ダイワの最高峰シーバスロッドとなっており、価格的にも「22エクスセンス インフィニティ」とバチバチに競合します。
絶対に失敗したくないハイエンドロッド選び。
いろんな製品を比較検討してみることを、おすすめするゾ。
最高峰にふさわしい豪華仕様!「22エクスセンス インフィニティ」に注目。
というわけで、「22エクスセンス インフィニティ」の紹介は以上です。
シマノの最高峰シーバスロッドということで、かなりの豪華仕様となっていましたね。
”カーボンシェルグリップ”の初搭載や、スピニングモデルの”フルXガイド”化など、先代と比べた進化度合いも上々。
スロー方向への調子変更は好みが分かれるところかもしれませんが、そこに抵抗がない方はGETする価値アリです!
「22エクスセンス インフィニティ」の機種一覧
品番 | 全長(m) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|
S86ML | 2.59 | 113 | 5-32 | 2 |
S90ML | 2.74 | 118 | 5-32 | 2 |
S96ML | 2.9 | 125 | 5-32 | 2 |
S96M | 2.9 | 132 | 6-40 | 2 |
S100M | 3.05 | 140 | 6-40 | 2 |
S106M | 3.2 | 145 | 6-40 | 2 |
S90MH | 2.74 | 129 | 8-50 | 2 |
S100MH | 3.05 | 145 | 8-50 | 2 |
B86ML | 2.59 | 122 | 6-32 | 2 |
B86M | 2.59 | 123 | 8-40 | 2 |
B96M | 2.9 | 135 | 8-40 | 2 |
B86MH | 2.59 | 130 | 12-65 | 2 |