最新マテリアルを採用した5代目！「Foojin’Z（フウジンゼータ）」の魅力に迫る。

アピアの最高峰シーバスロッド「Foojin’Z（フウジンゼータ）」をご紹介。

時代に合わせたアップデートを繰り返し、5代目に突入した”ゼータ”の魅力をガッツリまとめました。

実売8万円クラスとお値段的なハードルは高いものの、最高のシーバスライフを約束してくれるロッドに仕上がっていますよ～。

アピア「Foojin’Z（フウジンゼータ）」の特長

アピアの主なシーバスロッドを一覧にすると↓のとおり。

製品	参考実売価格
Foojin’Z	80,000円前後
Foojin’AD	60,000円前後
グランデージ STD	30,000円前後

本記事で紹介する「Foojin’Z（フウジンゼータ）」はラインナップのなかでも最上位のハイエンド機です。

現行モデルが5代目となっており、長きにわたってシーバスシーンで活躍している歴史あるアイテムでもあります。

初代から継承される

というコンセプトのもと、時代の変化に合わせたアップグレードが繰り返されています。

てことで、「Foojin’Z（フウジンゼータ）」の仕様を詳しく見ていきましょう。

シーバスに最適すぎる新素材の採用

5代目”ゼータ”を語るにあたって外せないのがブランクス素材のアップグレードです。

東レの最新カーボン素材「トレカM40X」と「トレカT1100G」が採用されています。

これらの素材は宇宙航空事業向けに開発された高強度カーボン。

弾性率が高いと破損しやすいという従来の常識を打ち破った画期的なマテリアルです。

ルアーロッドとの相性も抜群に良く、今やあらゆるジャンルのハイエンドロッドに採用されています。

カーボン繊維をつなぐ樹脂は、同じく東レの「ナノアロイ」を使用。

樹脂の粒子が細かく、均一に分散しているのが特徴です。

高弾性・高強度なカーボンマテリアルの持ち味を殺さず、存分に引き出してくれます。

超高精度の継ぎ技術「ナノジョイント」

「Foojin’Z（フウジンゼータ）」は全モデルが2ピース仕様。ジョイントにもこだわりの技術が用いられています。

その名は”ナノジョイント”。継部が1000分の2~5mm単位の超精密研磨で仕上げられています。

これによって1ピースロッドに近い美しいベントカーブ、違和感のない使い心地を実現。

パワーロスも低減されるので、ファイトの効率アップにも貢献します。

バランスを重視した独自のガイドセッティング

ガイドセッティングもシーバスフィッシングに最適化されています。

ラインとの接触が激しいトップ部とバット部には、比較的厚みのあるSiC-Sリングを採用。

糸ヨレや糸鳴りを軽減し、釣行の快適性を上げてくれます。

トップ・バット以外の中間ガイドには、薄くて軽いトルザイトリングをセット。

糸抜けが良く、振りを邪魔しないよう計算されています。

グリップの設計にもこだわりアリ

「Foojin’Z（フウジンゼータ）」は、グリップも独自設計（APIAパームグリップシステム）。

持ち手の掌とグリップ部の隙間がなくなるよう、少しモッコリしているのが特徴です。

思い切り握らなくても適度なホールド感が得られるので、キャストやファイト時の無駄な力みがなくなります。

リールを固定するフード部にもラバー素材を配置。ブランクスからの情報を指先でもしっかり感じ取れます。

アピア「Foojin’Z（フウジンゼータ）」の機種ラインナップ

「Foojin’Z（フウジンゼータ）」には全9機種がラインナップされており、スペックの一覧は↓のとおりです。

機種	全長	自重	ルアー重量
77MH	2.31m	135g	10-45g
88MH	2.64m	160g	8-56g
90ML	2.74m	140g	5-32g
90H	2.74m	180g	10-63g
93MH	2.82m	175g	10-56g
94M	2.84m	145g	8-42g
98H	2.95m	195g	12-63g
103ML	3.12m	160g	7-45g
108MH	3.25m	200g	12-56g

7ft台から10ft台までレングスの幅も広く、個性豊かなフローです。

てことで、各機種の特徴をサクッと紹介していきます。

Foojin’Z（フウジンゼータ）ナチュラルセブン 77MH

全長	自重	ルアー重量	継数/仕舞寸
2.31m	135g	10-45g	2本/120cm

シリーズ最短の7.7ftを採用した攻撃的ショート。

キャストがしにくい場面でも、狙ったポイントに正確に打ち込める取り回しが武器となります。

接近戦に強いので、小場所のランガンにおすすめです。

Foojin’Z（フウジンゼータ）テスタマッタ 88MH

全長	自重	ルアー重量	継数/仕舞寸
2.64m	160g	8-56g	2本/136.5cm

8~56gというリグキャパ、適度に小回りが効く8.8ftで多彩なフィールドに対応する万能セミショート。

近～遠距離戦までを1本でカバーすることができます。

タメながらいなす柔軟性、ストラクチャー際から強引に引きはがす剛性のバランスが良く、状況に応じてファイトスタイルを切り替えられるのもGood。

Foojin’Z（フウジンゼータ）アーバンディーノ 90ML

全長	自重	ルアー重量	継数/仕舞寸
2.74m	140g	5-32g	2本/141.6cm

港湾シーバスに特化した9ftのマイルド系モデル。

弱いバイトにも追随し、フッキングを決めるしなやかティップが一番の強みです。

全体をマイルドに仕上げながらも、ファイト時に最後の砦となるバット部にはパワーを残してあります。

ハイプレッシャーでスレまくったランカーを獲るための1本といえるでしょう。

Foojin’Z（フウジンゼータ）ラストリゾート 90H

全長	自重	ルアー重量	継数/仕舞寸
2.74m	180g	10-63g	2本/141.6cm

スーパーランカーをきっちり獲るためのファイト性能が魅力の9ftモデル。

魚を興奮させずにいなし、安全に獲りきるテーパーに調整されています。

1匹1匹とのファイトをじっくりファイトを楽しめるってのも、この機種の魅力です。

一方、必要とあらばドラグをガチガチに閉めてゴリ寄せすることも可。

ファイト性能を重視してシーバスロッドを選びたい方におすすめの1本です。

Foojin’Z（フウジンゼータ）ビーストブロウル 93MH ［BORON］

全長	自重	ルアー重量	継数/仕舞寸
2.82m	175g	10-56g	2本/145.5cm

シャープな張りがあり、各操作のレスポンスが抜群に速い攻撃型モデル。

俊敏なルアー操作で誘い、アタリがあれば電撃のフッキングをお見舞いできる爽快感が魅力です。

掛けた後は有無を言わさず足元まで連れてくるパワーを有し、電光石火のスタイルを追求できます。

とはいえ、遊びとなる柔軟性が低いぶん、扱いが難しいという難点も…。

使いこなせるならこれ以上の武器はない、玄人向けのモデルといえます。

Foojin’Z（フウジンゼータ）ジェネラス 94M

全長	自重	ルアー重量	継数/仕舞寸
2.84m	145g	8-42g	2本/cm

シリーズで最も汎用性が高いバーサタイルモデル。

主要なルアーを完全網羅するキャパとテーパー設計に調整されており、多種多様なシチュエーションを1本でカバーできます。

あえて尖った性能は設けず、何をやらせても平均点を軽く上回るという、典型的な万能ロッドです。

何でもこなせる便利な1本をお求めの方はコレ一択。

Foojin’Z（フウジンゼータ）モンスターブレイク 98H

全長	自重	ルアー重量	継数/仕舞寸
2.95m	195g	12-63g	2本/cm

全機種のなかでも最強クラスのパワーを持つ怪力モデル。

太い流れについたランカーを難なく引っ張り出せる圧倒的なパワーが実装されています。

中・大型のルアーを駆使し、良型のみを狙い打つ豪快なスタイルにフィット。

河川やサーフ、磯などのオープンエリアを力強く泳ぐデカシーバスを獲りたい方にピッタリです。

Foojin’Z（フウジンゼータ）ハイローラー 103ML

全長	自重	ルアー重量	継数/仕舞寸
3.12m	160g	7-45g	2本/cm

業界の著名アングラーである村岡昌憲氏の相棒として活躍するスペシャルモデル。

気持ちよくしなる10.3ftレングスでルアーをぶっ飛ばし、広範囲のシーバスにアプローチできるのが魅力です。

軽量ルアーにも対応するMLクラスとなっており、レングスなりの取り回しにさえ慣れればフィネスな攻めもこなせます。

シーバスロッド界でもなかなかに珍しいロングバーサタイルロッドです。

Foojin’Z（フウジンゼータ）クレイジーキャリー 108MH

全長	自重	ルアー重量	継数/仕舞寸
3.25m	200g	12-56g	2本/cm

シリーズの最長モデル。

攻めたいけどギリギリ届かない…みたいなポイントにルアーを届けてくれる飛距離性能が一番の武器です。

ヒットポイントが遠くなりがちな大型河川等で抜群の強みを発揮します。

ウェーディングと併用すれば持て余すほどの射程が手に入り、未知のゾーンを開拓できるロマンも…。

とにかく飛距離を出して、広範囲を攻めたい方に持ってこいの1本です。

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