シマノの22AW(2022年秋冬新製品)の情報が解禁されましたね~。
そのなかで、ひときわ目立っているのがNEWリール「ミラベル」でしょう。
軽量フィネス路線のMGLシリーズで、お値段は実売1万円ちょっと。
それでいて、上位リールにあたる「21アルテグラ」よりも軽いときてます…。これはステキすぎる。
てことで、本記事ではそんなシマノ「22ミラベル」の情報を、ざざっとまとめていきます。
シマノ「22ミラベル」の価格と発売日
まずは、価格と発売日について、ちゃちゃっとまとめておきます。
「22ミラベル」の発売は、2022年10月予定。(※1000、C2000S、C2000SHGは2022年11月予定)
多くの釣り物がハイシーズンを迎える、秋に合わせての投入となっています。
お値段は定価で14,400~18,000円、店頭価格は12,000~14,000円ぐらいです。
すでに予約受付も始まっていますから、今シーズンからすぐに使い込みたい方は早めに予約しておきましょう。
シマノ「22ミラベル」って、ズバリどんなリール?
注目の「22ミラベル」ですが、このリールの特徴をひとことで言うなら
”低価格の軽量リール”
ってことになります。
ボディーやローターに独自のカーボン強化樹脂”CI4+”を採用し、価格を抑えつつリール全体の軽量化を目指した製品です。
従来のシマノ社の低価格リールは、ねじ込み式ハンドルや防水機構を搭載するなど、基本性能や耐久性には定評がありました。
ただ、(ダイワ社の低価格リールと比べて)重い…ってのがネックだったわけです。
そんな状況で投入されたのが、今回の「22ミラベル」。
多くのユーザーが待ち望んでいたであろう、シマノの低価格・軽量リールなのです。
ダイワ「18レガリス」がライバルか
シマノの低価格リールに重いというレッテルを貼っているのは、ダイワの「18レガリス」。
なんとこの「18レガリス」というリール、実売8,000円クラスなのにすこぶる軽いんです。
「18レガリス」とシマノ社の低価格リール各種(※ミラベル登場前)で、2500Sクラスの重量を比較してみると…?
メーカー | リール | 自重 | 参考実売価格 |
---|---|---|---|
ダイワ | 18レガリス LT2500S-XH | 205g | 8,000円前後 |
シマノ | 21アルテグラ 2500SHG | 220g | 15,000円前後 |
シマノ | 21ナスキー 2500SHG | 240g | 10,000円前後 |
シマノ | 22サハラ 2500SHG | 240g | 7,000円前後 |
安くて軽いリールが欲しい!という人がどれを買うかは明確ですよね。
この”軽量低価格リールの18レガリス優勝事案”に待ったをかけるのが、今回の「22ミラベル」。
「18レガリス」と並べてみると↓のとおりです。
メーカー | リール | 自重 | 参考実売価格 |
---|---|---|---|
ダイワ | 18レガリス LT2500S-XH | 205g | 8,000円前後 |
シマノ | 22ミラベル 2500SHG | 205g | 12,000円前後 |
軽さは両者がっぷりよつです。
お値段は「18レガリス」の方が安いですが、「22ミラベル」には防水機構がついていて、ハンドルもねじ込み式。
約4,000円の価格差をカバーする強みがしっかりと備わっています。
ダイワ社がここ数年独占してきた、軽量・低価格リール市場にシマノ社がやっと切り込んだ!
その足掛かりとなるのが「22ミラベル」。
ちょっと前置きが長くなっちゃいましたが、こういった背景を知っておくと「22ミラベル」への理解がより深まると思います。
「22ミラベル」と「18レガリス」の詳しい比較については、↓の記事で特集しているゾ♪
シマノ「22ミラベル」の注目ポイント
てことで、ここからはシマノ「22ミラベル」の特徴を解説していきます。
なんといっても、軽い!!
もうおわかりだとは思いますが、「22ミラベル」のセールスポイントは軽さです。
その軽さはシマノ社の上位リールをしのぐ水準となっており、類似番手の比較がコチラ↓。
リール | 自重 | 参考実売価格 |
---|---|---|
20ヴァンフォード 2500SHG | 175g | 25,000円前後 |
19ストラディック 2500SHG | 220g | 20,000円前後 |
21アルテグラ 2500SHG | 220g | 15,000円前後 |
22ミラベル 2500SHG ★ | 205g | 12,000円前後 |
「22ミラベル」は、ひとつ上位の「21アルテグラ」よりも軽く、そのまた上位の「19ストラディック」よりも軽いんです。
(さすがに、「20ヴァンフォード」よりは重たいですが…)
この価格で、この軽さってのは、とってもありがたいですよね~。
軽さの秘密は大型パーツに使われている”CI4+”
「22ミラベル」の軽さの秘密は、ボディーやローターといった大型パーツに使われている”CI4+”。
軽量かつ強度も高い独自のカーボン樹脂素材”CI4+”を使うことで、大胆な軽量化を実現しているわけです。
”マグナムライトローター”を採用
CI4+が使われているパーツのなかでも、とりわけ注目なのがローター。
軽量素材を使いつつ、適度に肉抜きが施された”マグナムライトローター”は、本体の軽量化のみならず、巻き出しの軽さや巻き感度アップにも貢献します。
より繊細なアプローチが求められる、ライトゲームやエリアトラウトといったジャンルとの相性は抜群です。
防水機構”コアプロテクト”
「22ミラベル」は1万円ちょっとの低価格リールながらも、防水機構”コアプロテクト”を採用。
リール内部が錆びづらく、長期スパンでの耐久性も信頼できます。
ただ、「21アルテグラ」以上の上位リールでは、より精度の高い防水機”Xプロテクト”の採用が進行中。
防水性の高さは、上位のリールに劣るという点はちょっと残念なポイントです。
ねじ込み式ハンドル
「22ミラベル」のハンドルはもちろんねじ込み式です。
ねじ込み式ハンドルは、下位リールである「21ナスキー」や「22サハラ」まで採用されていますから、「22ミラベル」へ搭載されるのも当然。
一昔前の低価格リールでよくみられる、ハンドル周りのガタつきはほとんどなくなっていると思ってOKです。
サイレントドライブ
「22ミラベル」には、ギアまわりのガタつきを減らす設計思想である”サイレントドライブ”も採用されています。
”サイレントドライブ”搭載リールはガタつきが少ないだけでなく、巻き心地もGood!
「22ミラベル」でも、シマノ製リールならではの、滑らかな巻き心地を楽しめるでしょう。
その他テクノロジーも盛りだくさん
ここまで、主要なテクノロジーをピックアップしてきましたが、「22ミラベル」にはまだまだ多くの見どころがあります。
てことで、その他に搭載されているテクノロジーの一覧はコチラ↓です。
テクノロジー | 主な恩恵 |
---|---|
HAGANEギア | 巻き心地の良さアップ |
Xシップ | 巻き上げパワーアップ |
Gフリーボディー | タックルバランスの向上、体感的な軽さアップ |
AR-Cスプール | ライントラブル防止 |
リールの基本性能を底上げする機構が充実しています。
デザインもええ感じ
テクノロジー面が充実している「22ミラベル」ですが、デザインもなかなかいい感じです。
いろんなロッドと合わせいやすいシックな色使いとなっており、とっても大人な雰囲気。
ボディーやローターの肉抜きが全体の軽快さを演出し、とても1万円ちょいには見えません。
デザイン性の高さや、見た目の高級感という路線でも、人気が出そうですな。
シマノ「22ミラベル」の機種ラインナップ
シマノ「22ミラベル」には、1000番~5000番クラスまで、全11番手がラインナップされています。
スペックの一覧はコチラ↓。
機種 | ギア比 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
1000 | 5 | 175g | PE0.8号 240m | 5/1 |
C2000S | 5 | 180g | PE0.6号 150m | 5/1 |
C2000SHG | 6 | 180g | PE0.6号 150m | 5/1 |
2500 | 5 | 205g | PE1号 320m | 5/1 |
2500S | 5 | 205g | PE0.6号 200m | 5/1 |
2500SHG | 6.2 | 205g | PE0.6号 200m | 5/1 |
C3000 | 5 | 205g | PE1号 400m | 5/1 |
C3000HG | 6.2 | 205g | PE1号 400m | 5/1 |
4000 | 4.7 | 245g | PE1.5号 320m | 5/1 |
4000XG | 6.2 | 245g | PE1.5号 320m | 5/1 |
C5000XG | 6.2 | 270g | PE1.5号 400m | 5/1 |
シマノ社の汎用スピニングでは定番の機種構成となっており、守備範囲が広いです。
ただ、軽量・フィネス型の仕様になっていますから、ガンガン売れるのは小~中型番手でしょう。
~2500番クラスの6番手は、特に注目度高めですね。
てことで、各モデルへのリンクと詳細スペックを、以下にざっとまとめておきます。
1000~2000番クラス(アジング、メバリング、エリアトラウトなど)
22ミラベル 1000
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 2kg | 175g | PE0.8号 240m | 5/1 |
22ミラベル C2000S
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 2kg | 180g | PE0.6号 150m | 5/1 |
22ミラベル C2000SHG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
6 | 2kg | 180g | PE0.6号 150m | 5/1 |
2500~3000番クラス(エギング、バス、シーバスなど)
22ミラベル 2500
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 3.5kg | 205g | PE1号 320m | 5/1 |
22ミラベル 2500S
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 2.5kg | 205g | PE0.6号 200m | 5/1 |
22ミラベル 2500SHG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
6.2 | 2.5kg | 205g | PE0.6号 200m | 5/1 |
22ミラベル C3000
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 3.5kg | 205g | PE1号 400m | 5/1 |
22ミラベル C3000HG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
6.2 | 3.5kg | 205g | PE1号 400m | 5/1 |
4000~5000番クラス(シーバス、サーフ、ライトショアジギングなど)
22ミラベル 4000
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ハンドル長さ |
---|---|---|---|---|
4.7 | 6kg | 245g | PE1.5号 320m | 5/1 |
22ミラベル 4000XG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ハンドル長さ |
---|---|---|---|---|
6.2 | 6kg | 245g | PE1.5号 320m | 5/1 |
22ミラベル C5000XG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ハンドル長さ |
---|---|---|---|---|
6.2 | 6kg | 270g | PE1.5号 400m | 5/1 |
「22ミラベル」は間違いなく買いだけど…
技術仕様も充実していて、上位グレードのリールよりも軽くて、機種ラインナップも多彩。
ってことで、「22ミラベル」はまあ間違いなく買いなリールです。
だからこそなんですが、「22ミラベル」も品薄コースまっしぐらだと思われます。
発売前からコスパが良すぎると話題の「21アルテグラ」は、発売直後からバカ売れ→品薄という流れに…。
ネットショッピングサイトでは、これを予想した転売ヤーたちが猛威をふるい、2万を超えるオラオラ価格で売られているケースもありました。
「22ミラベル」も品薄・高騰か…?
「22ミラベル」も同じ流れで、品薄・高騰する可能性大。
とりあえず、早めに入手したい方は予約必至です。
発売から遅れて入手する場合は、
- 入荷を血眼で待って購入(※競争率高し)
- 供給が安定するまで待って購入(※多分、しばらく入手できない)
- 無駄に高い転売品を買う(※やめたほうがいい)
のいずれかになるでしょう。
「22ミラベル」はかなりコスパが優秀ですし、話題性もたっぷり。
初期ロットの予約に失敗したら、その後しばらくはまともに入手するのが難しいかもです。
別の選択肢を検討するのもアリ
ってわけなので、買いたいときに「22ミラベル」が入手困難になっていたら、別の選択肢を検討するのもアリです。
軽さにこだわらない人であれば、「21アルテグラ」や「21ナスキー」あたりがGood!
軽量リールにこだわりたい方は、ちょっとお高めの「20ヴァンフォード」を選ぶというのも悪くないでしょう。
転売品の「22ミラベル」のお値段は、2万を超える可能性が十分にあります。
そんな値段で「22ミラベル」を買うぐらいなら、2年落ちてる「20ヴァンフォード」を買う方が圧倒的に賢い選択です。
新しいリールは欲しいし、「22ミラベル」は気になるけど、予約をしてまで買わんかな~。
という方は、代案を用意しておくことをおすすめします。
※「22ミラベル」の代案となりうる有力リールの特集記事はコチラ↓。
「22ミラベル」と競合リールの比較記事はコチラ
シマノ「22ミラベル」のコスパがすんごい。
てなわけで、シマノのNEWリール「22ミラベル」の紹介は以上となります。
2022年AW新製品の目玉となるアイテムってことで、コスパが高いですね~。
シマノ社から発売される待望の低価格・軽量リールということもありますし、まあ間違いなく売れるでしょう。売れまくるでしょう。
いち早く使いたい方は、即予約が必須。
そうでない方は、他のリールの情報を漁りつつ、気長に待ちませう~。
シマノ「22ミラベル」の番手一覧
1000~2000番クラス(アジング、メバリング、エリアトラウトなど)
22ミラベル 1000
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 2kg | 175g | PE0.8号 240m | 5/1 |
22ミラベル C2000S
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 2kg | 180g | PE0.6号 150m | 5/1 |
22ミラベル C2000SHG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
6 | 2kg | 180g | PE0.6号 150m | 5/1 |
2500~3000番クラス(エギング、バス、シーバスなど)
22ミラベル 2500
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 3.5kg | 205g | PE1号 320m | 5/1 |
22ミラベル 2500S
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 2.5kg | 205g | PE0.6号 200m | 5/1 |
22ミラベル 2500SHG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
6.2 | 2.5kg | 205g | PE0.6号 200m | 5/1 |
22ミラベル C3000
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
5 | 3.5kg | 205g | PE1号 400m | 5/1 |
22ミラベル C3000HG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 BB/ローラー |
---|---|---|---|---|
6.2 | 3.5kg | 205g | PE1号 400m | 5/1 |
4000~5000番クラス(シーバス、サーフ、ライトショアジギングなど)
22ミラベル 4000
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ハンドル長さ |
---|---|---|---|---|
4.7 | 6kg | 245g | PE1.5号 320m | 5/1 |
22ミラベル 4000XG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ハンドル長さ |
---|---|---|---|---|
6.2 | 6kg | 245g | PE1.5号 320m | 5/1 |
22ミラベル C5000XG
ギア比 | 実用ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ハンドル長さ |
---|---|---|---|---|
6.2 | 6kg | 270g | PE1.5号 400m | 5/1 |