アピア「Foojin」シリーズのニューカマー「Foojin’RS」をご紹介。

不動のハイエンドロッド「Foojin’Z」の仕様を継承し、第3世代のトレカ(M40X/T1100G)をまとう超本格派の中堅ロッドに仕上がっています。

数あるミドルクラスのシーバスロッドのなかでも屈指のコスパを誇るアイテムですので、シーバスアングラーは要チェックです。

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アピア製シーバスロッドの全体像

「Foojin’RS」を含むアピア製シーバスロッドの最新ラインナップは以下のとおりです。

製品参考実売価格
Foojin’Z80,000円前後
Foojin’RS40,000円前後
グランデージ STD30,000円前後

上位グレードは2021年発売の最高峰ロッド「Foojin’Z」、下位グレードは「グランデージSTD」。

「Foojin’RS」は両者のギャップを埋める実売4万円クラスの中堅機です。

超本格派の仕様ながらも、お値段は4万円クラスまで抑えてあるというのが魅力。

Foojinシリーズに憧れはあるけど、最高峰には手を出しづらい…という方におすすめしたいアイテムです。

アピア「Foojin’RS」の特徴

第3世代のトレカを使用

出典:アピア

「Foojin’RS」の1番の注目ポイントは、第3世代のトレカがぜいたくに使われていること。

感度に操作性、飛距離アップなど、ルアーロッドに多くの恩恵をもたらす高品質カーボン素材

  • トレカM40X
  • トレカT1100G

を存分に活かして、ブランクが練り上げられています。

上記の両素材は最高峰グレードの「Foojin’Z」でも採用され、ユーザーからの評判は上々。

今回は満を持して、スタンダードクラスの「Foojin’RS」にも搭載されました。

NANO JOINT

出典:アピア

「Foojin’RS」には、アピア独自のジョイント技術である”NANO JOINT”も適用されています。

ナノアロイカーボンを使い、1000分の2〜5mmの超高精度研磨で仕上げることで

  • ジョイントがゆるみにくくなる
  • 継部の突っ張りを軽減しキレイな曲がりを実現する

という2つの利点をもたらします。

APIA パームグリップシステム

出典;アピア

「Foojin’RS」では、オリジナルグリップである”APIA パームグリップシステム”も搭載。

グリップ部の太さにメリハリがあることで、高いフィット感がもたらされます。

フード部分にはシュリンクラバー素材が使われており、感度アップにも貢献。

ガイド

ガイドはステンレスフレーム×SiC-Sリングの組み合わせです。

ラインに優しく、耐久面でも優れる安定のセッティングを採用しています。

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アピア「Foojin’RS」を上位グレードと比較

出典:アピア

「Foojin’RS」の仕様を上位グレード(「Foojin’Z」)と比べてみましょう。

仕様の一覧はコチラ↓です。

素材・仕様Foojin’ZFoojin’RS
トレカM40X
トレカT1100G
NANO JOINT
APIA パームグリップシステム
ガイドセッティングチタンフレーム×トルザイトリング・SiC-Sリングステンレスフレーム×SiC-Sリング

単純に仕様を比べたときのわかりやすい違いはガイドぐらいのもので、

  • Foojin’RS:ステンレスフレーム×SiC-Sリング
  • Foojin’Z:チタンフレーム×トルザイトリング・SiC-Sリング

という差があります。

もちろん、パッと見ではわからない細かい作り込みや極上の使用感は、最高峰グレードである「Foojin’Z」の特権。

なんですが、それをなるだけ低価格で再現しようというのが「Foojin’RS」のコンセプトなのです。

「Foojin’RS」には、2021年発売の最高峰グレード「Foojin’Z」の目玉機構がたっぷり搭載されています。

これで実売4万円前後というのは、かなり破格。お得感がすごいです。

コストパフォーマンスに関しては、ミドルクラスのシーバスロッドのなかでもトップクラスといって差し支えないでしょう。

「Foojin’RS」の競合ロッドまとめ

ついでに「Foojin’RS」が競合する他社製シーバスロッドもまとめておきます。

実売2〜4万円台クラスのロッドが有力候補となり、人気どころは以下あたりです。

メーカー製品実売価格
ダイワラブラックス AGS3万円台〜
シマノ20ルナミス3万円台〜
シマノ23ディアルーナ2万円台〜
メジャークラフトタイドリフト5G2万円台〜
アブガルシアソルティーステージ プロトタイプ シーバス2万円台〜
テイルウォークハイタイドTZ3万円台〜
ヤマガブランクスアーリーフォーシーバス3万円台〜

購入を迷っている方は、時間がある時に「Foojin’RS」と比べてみてください。

アピア「Foojin’RS」の機種ラインナップ

出典:アピア

「Foojin’RS」は全9機種構成。スペックの一覧は以下のとおりです。

機種全長自重ルアー重量継数
88ML2.642m140g3-32g2本
93M2.819m160g6-42g2本
95MH2.87m170g12-50g2本
96ML+2.895m163g6-38g2本
99M2.972m170g8-42g2本
105MH3.175m190g14-50g2本
C79MH2.362m150g15-65g2本
C88M2.642m158g10-50g2本
C90MH+2.743m190g20-70g2本

定番モデルを中心に、スピニング6機種・ベイト3機種が揃います。

機種選びの際は、まず以下の4カテゴリに分けるとわかりやすいでしょう。

  • 万能型スピニングモデル
  • テクニカル型スピニングモデル
  • パワー型スピニングモデル
  • ベイトモデル

万能型スピニング(93M/96ML+/99M)

ラインナップの中で特に汎用性が高い万能モデルは、93M・96ML+・99Mの3機種。

幅広い重量帯のルアーと、多彩なフィールドに対応します。

安定をとるなら、この3本が最有力候補です。

機種全長自重ルアー重量継数
93M2.819m160g6-42g2本
96ML+2.895m163g6-38g2本
99M2.972m170g8-42g2本

▽取り回し重視ならやや短めの93M

▽定番レングスの96ML+

▽飛距離性能が高い99M

テクニカル型スピニング(88ML)

APIAが”湾奥バーサタイル”と呼ぶ8.8ft×MLモデル。

取り回しが良く、キャスト・操作アキュラシーの高さを強みとします。

竿先で弾くようなキャストもしやすいレングスなので、橋脚まわりなどの手狭なポイントの攻略で重宝するでしょう。

機種全長自重ルアー重量継数
88ML2.642m140g3-32g2本

パワー型スピニング(95MH/105MH)

スピニングモデルで最もパワフルなのがMHクラス。

タメているだけで魚を楽に寄せられる、圧倒的なパワーを持ち味とします。

ランカーシーバスを狩りたい方にピッタリです。

機種全長自重ルアー重量継数
88ML2.642m140g3-32g2本
95MH2.87m170g12-50g2本
105MH3.175m190g14-50g2本

▽万能レングスのパワー型モデル:95MH

▽ロングキャストが売りのパワー型モデル:105MH

ベイトモデル(C79MH/C88M/C90MH+)

機種全長自重ルアー重量継数
C79MH2.362m150g15-65g2本
C88M2.642m158g10-50g2本
C90MH+2.743m190g20-70g2本

ベイトモデルは、ベイトタックルの利点が活きるパワー系を中心に3モデルが展開されています。

▽テクニカル&パワフルな近距離戦を得意とするショートモデルC79MH

▽ベイトシーバスの万能モデルC88M

▽圧倒的パワーを誇るC90MH+

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アピア「Foojin’RS」の価格と発売日

「Foojin’RS」は2022年12月に発売済み。定価は39,000〜44,000円(税別)、実売価格は4万円前後です。

ミドルクラスのシーバスロッドのなかでも、最強クラスのコスパに仕上がっていることは間違いありません。

ビビッときた方は、入手を検討しててみてください。

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