1ftの伸びシロが便利!シマノ「エクスセンス ズーム」が新風を吹かせる?

2022年、シマノから発売される新たなシーバスロッド「エクスセンス ズーム」を紹介します。

製品名にもなっているとおり、このアイテムの注目ポイントは”ズーム”。そう、ロッドが伸び縮みするんです。

便利かつ、話のネタにもなるアイデア製品となっていますぞ。

目次

シマノからおもしろいシーバスロッドが登場!

出典:シマノ

シマノからおもしろいシーバスロッドが発売されます。

それが本記事で特集する「エクスセンス ズーム」です。

伸び縮みする”ズームロッド”となっており、シーバスロッド界に新たな風を吹かせる可能性を秘めています。

「エクスセンス ズーム」の価格と発売日

そんな「エクスセンス ズーム」の発売は2022年9月。定価は59,000〜67,000円です。

現時点(2022年12月)での実売価格は4.5~6万円ほどとなっています。

「エクスセンス ズーム」のズームってどういうこと?

出典:シマノ

さて、注目の「エクスセンス ズーム」ですが、最も注目すべき特徴は、伸び縮みする”ズームロッド”であるという点です。

グリップの中でブランクがスライドする構造になっており、自由自在に長さを変えることができます。

レングスの調整は、バット部を手でグイッと引くor押し込むだけ。

出典:シマノ

ラインを切ることなく、即座にレングスを変えることができます。

こりゃあ便利です。

ズームの使い分け例

ズーム機能を活かした長さの使い分けは、

  • キャストや操作の精度を出したい小場所では、短めのレングスをチョイス
  • 飛距離を出したいオープンエリアでは、長めのレングスをチョイス

といった方針が定番です。

上記を基本としつつ、自分なりの基準を足していくと良いでしょう。

ちなみに、レングスの使い分け基準については、公式ページにわかりやすい図が掲載されていました。

出典:シマノ

な〜んか、使い分けの基準がはっきりせんな〜。

って方は、上図を参考にしてみると良いでしょう。

…てか、あんな構造でズレないの?

伸び縮みするロッドと聞いて心配になるのは、使っている最中にズレないか?という問題。

なんですけども、この点は心配無用です。

まず、シマノ社には同じような構造を採用する”ズームロッド”の製造実績があります。

すでに十分なノウハウを蓄えたうえで、「エクスセンス ズーム」の開発に乗り出しているわけです。

それに、あまり知られてはいませんが、シーバスロッドでも「エクスセンス ジェノス」に1機種だけズームモデルが存在しますし。

他のズームロッドはもちろん、「エクスセンス ズーム」においてもズーム部分の滑り止め対策は万全。

出典:シマノ

フロント・リアそれぞれのグリップに、シリコン製の滑り止めが内蔵されています。

ブランクスが滑ってすっぽ抜けたり、クルクル回ったりしないよう、きちんと配慮されているのです。

テスト段階ではプロト機をたっぷり使い込んでいるでしょうし、ズーム機能に決定的な欠陥が……なんて心配は無用だと思われます。

シマノ「エクスセンスズーム」の仕様をざっとチェック!

つづいては、「エクスセンス ズーム」のズーム以外の仕様を見ていきましょう。

搭載されているテクノロジーは↓のとおり。

機構主な恩恵
スパイラルXコアブランクスの強度アップ、ネジレ防止
ハイパワーXブランクスの強度アップ、ネジレ防止
ナノピッチブランクスの強度アップ
Xガイドガイドの軽量化、振り抜け向上
カーボンモノコックグリップ感度アップ、軽量化
エクスフィットシートCI4+キャスト・操作精度アップ

シマノのハイエンド帯ロッドでおなじみの機構が勢揃いしており、なかなか豪華なセッティングです。

仕様的にみると、「17エクスセンス インフィニティ」のズーム版といったところでしょうか。

最新モデルの「22エクスセンス インフィニティ」と比べると見劣りしますが、それでも豪華な仕様であることは間違いありません。

シマノ「エクスセンス ズーム」の機種ラインナップ

出典:シマノ

「エクスセンス ズーム」は全4機種構成。スペックの一覧はコチラ↓です。

機種全長自重ルアー重量継数
S76-86ML2.59m135g5-32g3本
S86-96ML2.90m149g5-32g3本
S86-96M2.90m150g6-40g3本
S96-106M3.20m161g6-40g3本

スペックを見ての通り、いずれのモデルも1フィート(約30cm)のズーム幅が確保されています。

たったの4機種ではありますが、製品全体での汎用性はかなりのものです。

てことで、各機種の特徴を簡単に紹介していきます。

エクスセンス ズーム S76-86ML

全長自重ルアー重量継数
2.59m135g5-32g3本

S76-86MLは、操作性の高いショートモデル。軽量ルアーを正確にキャスト・操作できるのが強みです。

シーバスロッドのなかでは短めな8.6ftが最大レングスなので、飛距離はやや物足りないかもしれません。

しかしながら、最短7.6ftまでズームインできるので、手狭なポイントでの扱いやすさは抜群。

飛距離が必要ないフィールドでの釣りがメインの方におすすめです。

エクスセンス ズーム S86-96ML

全長自重ルアー重量継数
2.90m149g5-32g3本

軽量・小型のルアーを中心に、繊細なゲームを楽しめるMLモデル。

全4モデルのなかでは、長さ的にも硬さ的にも最も万能な1本です。

どれにするか迷ったら、とりあえずS86-96MLを選んでおけば無難でしょう。

エクスセンス ズーム S86-96M

全長自重ルアー重量継数
2.90m150g6-40g3本

S86-96Mはパワー型の万能モデル。

最大40gのルアーを背負うことができ、MLモデルよりも広範囲が射程に入ります。

飛距離を要するオープンエリアでの釣りが多い方に、おすすめしたい1本です。

エクスセンス ズーム S96-106M

全長自重ルアー重量継数
3.20m161g6-40g3本

最短9.6ft、最長10.6ftのロングモデル。

全モデル中最強の飛距離性能を誇り、ルアーをガッツリ遠投できます。

レングスがあるぶんタメが効くので、ファイト時の粘り強さも優秀。

取り回しの悪さが気にならないフィールドであれば、非常に頼りになる1本です。

新感覚のズーム型シーバスロッド!「エクスセンス ズーム」に注目。

手軽に伸び縮みさせられる特殊系ロッド「エクスセンス ズーム」は、シーバス界に新たな風を吹かせる注目アイテム。

お値段は実売5万円台ということで安くはありませんが、1本で2機種ぶん以上の働きをしてくれる便利さがあります。

便利かつ、話のネタにもなる「エクスセンス ズーム」。

気の利いたシーバスロッドをご所望の方は、1本GETしてみてはいかがでしょうか?

「エクスセンス ズーム」の機種一覧

機種全長自重ルアー重量継数
S76-86ML2.59m135g5-32g3本
S86-96ML2.90m149g5-32g3本
S86-96M2.90m150g6-40g3本
S96-106M3.20m161g6-40g3本

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