オリムピックの新製品「23カラマレッティUX」の情報をわかりやすくまとめてお届けします。

メガコスパといわれる先代機「21カラマレッティUX」の再来となるか?が本製品の焦点ですが、どうやらそれは厳しそうな予感。

理由は記事内にて解説していますので、気になる方はささっとチェックしていってください。

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オリムピック「23カラマレッティUX」の特徴

「カラマレッティUX」は、オリムピックのエギングブランド「カラマレッティ」シリーズの入門グレード。

低価格で本格的な性能のロッドが手に入ると評判のアイテムです。

「23カラマレッティUX」の登場をふまえた、「カラマレッティ」シリーズの最新ラインナップはコチラ↓。

製品参考実売価格
17スーパーカラマレッティ AT12万円前後
16スーパーカラマレッティ7万円前後
18ヌーボカラマレッティ プロトタイプ4.5万円前後
20カラマレッティ2.5万円前後
23カラマレッティUX
★NEW
2.3万円前後
21カラマレッティUX
※旧モデル
1.3万円前後

「21カラマレッティUX」の在庫がはけてしまうと、エントリー機が2万円台からということになるので、シリーズ全体としては購入のハードルが少し上がる形となります。

ブランク

「23カラマレッティUX」のブランクには、適材適所で高弾性カーボンを使用。

細身でほど良い張りがある設計なので、キャストやジャーク時の抜けが良く、心地よい操作性を味わえるでしょう。

バットセクションには、オリムピック独自のカーボン組布”グラファイトクロスLV”を搭載。

大物を掛けた時の粘りやアクションのキレを底上げしてくれます。

ガイド

ガイドは全モデルにステンレスフレームガイドを搭載しています。

サビに強く、長期間のハードワークにも対応。

メインロッドとして、ゴリゴリ使い倒せる安心のセッティングです。

グリップ

リールシートは、先代モデルと同じくダウンロック式のVSSシートをIN。

アップロック式VSSシートが主流のエギングロッドではちょっと珍しいセッティングで、ライトゲームロッドに近い使用感となります。

リアグリップはセパレートタイプとなっていますが、しっかり握れる幅は確保。

キャストに力を込められますし、グリップエンドを脇に挟んでのファイトも快適でしょう。

オリムピック「23カラマレッティUX」の機種ラインナップ

「23カラマレッティUX」の機種ラインナップは全3機種。

スペックの一覧は↓のとおりです。

機種全長自重エギサイズ継数
23GCALUS-7102M2.39m96g2.5-4.5号2本
23GCALUS-832ML2.52m102g2-3.5号2本
23GCALUS-862M2.59m108g2.5-4号2本

先代モデル「21カラマレッティUX」の機種構成をそのまま引き継いだ形となっています。

23カラマレッティUX 7102M

全長自重エギサイズ継数
2.39m96g2.5-4.5号2本

デカイカ対応のショート&パワーモデル。ボートエギングとの相性もGood!

23カラマレッティUX 832ML

全長自重エギサイズ継数
2.52m102g2-3.5号2本

マイルドなMLクラスに8.3ftを合わせた秋エギングの定番セッティング。初めてのエギングロッドにもおすすめ。

23カラマレッティUX 862M

全長自重エギサイズ継数
2.59m108g2.5-4号2本

エギングロッドの王道スペック”8.6ft×Mパワー”。オールシーズンの活躍を見込める。

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オリムピック「23カラマレッティUX」のネガティブ要素について

先代比40%級の大幅値上げ

「23カラマレッティUX」は2023年春に発売予定となっており、定価は23,000~24,000円に設定されています。

先代モデルの「21カラマレッティUX」の定価は16,000~18,000円でしたから、今回のモデルチェンジでは40%級の大幅値上げとなりました。

したがって、メガコスパといわれる先代機と比べると、「23カラマレッティUX」のコスパは大幅に下がったと言わざるを得ないでしょう。

仕様や機種ラインナップに変化なし

値段はグンと上がったのに仕様はほぼ変わっていないというのも、ネガティブ要素です。

技術仕様や機種ラインナップに違いが見られず、公式HPの文言も大部分が先代モデルのHPから流用されています。

正直にいうと、現状のプロモーションを見る限りでは今回のモデルチェンジに注力した感が伝わってきません。

「23カラマレッティUX」って、モデルチェンジという服を着た大幅値上げなのでは…?

という議論が巻き起こりそうな予感…。

ちなみに、メバリングロッドの「23フィネッツァUX」でも同じ現象が起きています。

2年スパンでのモデルチェンジというのも…

さらに、今回の「カラマレッティUX」は先代の発売からわずか2年でのモデルチェンジとなっており、これもひとつのネガティブ要素といえるでしょう。

ロッドやリールのモデルチェンジは平均すると4~6年スパン、早くても3年、遅いと10年というケースもあります。

「23カラマレッティUX」の2年というのは、かなりの短期スパンなのです。

「21カラマレッティUX」のユーザー(特に、最近購入した人)からは、わずか2年での型落ちに対する不満が出てきてもおかしくありません。

ちなみに、アジングロッドの「23コルト」や「23コルト プロトタイプ」も同様に2年スパンでのモデルチェンジが発表されています。

釣り業界・他業界を問わず、モデルチェンジや価格改定の乱発はユーザー離れの大きな要因となります。

「23カラマレッティUX」を含むオリムピック社の2023年新製品に対しては、アングラーの賛否がはっきりと分かれそうです。

先代モデルや他社製品とよく比較検討を

というわけで、「23カラマレッティUX」に関する情報は以上です。

絶対評価をするなら間違いなく魅力的なロッドなのですが、優秀すぎる先代モデル「21カラマレッティUX」の存在やもろもろのネガティブ要素が、「23カラマレッティUX」の株を下げているような状況となっています。

ほとんど同じ仕様で5000円ぐらい安いとなれば、あえて先代モデルの「21カラマレッティUX」を選ぶというのも、かなりアリな選択肢となってきそうです。

「23カラマレッティUX」の購入を検討する際は、先代モデルならびに他社競合ロッドとよく比較してみることをおすすめします。

「23カラマレッティUX」の他社競合ロッド一覧

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