【初心者向け】シーバスロッドの選び方ガイド！3つのポイントを押さえよう

シーバスを始めたいけど、どのロッドを選べばいいかわからない・・・

こんな疑問にお答えします。

この記事では、シーバス初心者さん向けに「長さ」「硬さ」「軽さ（≒感度）」の観点から、最適なシーバスロッドを選ぶポイントを解説します。

記事の後半ではコスパが優秀なおすすめシーバスロッドもご紹介。

あなたにとって最高のシーバスロッドを探すためのガイドとしてご活用ください。

シーバスとは

シーバスとは、海や汽水域に生息するスズキという魚のことです。

成長に伴い、セイゴ、フッコ、スズキと呼び名が変わる出世魚としても知られています。

大きな個体になると80cmをゆうに超え、ファイト時の引きは強烈。

その割に身近なフィールドで楽しめるとあり、ルアーフィッシングの人気ターゲットとして多くのアングラーを魅了しています。

シーバスロッドの特徴

シーバスロッドは、シーバス釣りに特化したロッド。

長さは一般的には8〜9フィート台のものが多く、遠投を必要とする場面では10フィートを超える長さのロッドも選ばれます。

硬さは主にML（ミディアムライト）やM（ミディアム）が主流。シーバスの強い引きに対応できる強さが要求されます。

シーバスロッドは非常に汎用性が高いため、シーバス釣り以外にもエギングやライトショアジギング、サビキ釣りなど様々な釣り方に対応します。
さまざまな釣りを楽しめる何でもロッドとしても、多くの釣り人に重宝されています。

シーバスロッドの型番の見方

シーバスロッドの型番は、数字とアルファベットを用いて表されるのが一般的です。

例えば「96ML」という型番であれば、以下のような意味となります。

型番の表記には全メーカー共通の規格があるというわけではなく、メーカーごとに細かな違いがあります。

例えばシマノ社であれば「S96ML」といった表記が用いられており、型番の最初にスピニング（S）やベイト（B）の区別も入ります。

シーバスロッドの選び方【初心者さん向け】

ここからはシーバスロッドの選び方を解説していきます。

細かい部分まで網羅するとかえってわかりにくくなるため、本当に重要なポイントを3つだけピックアップしました。

長さ：8.6〜9ftが扱いやすい

シーバスロッドの長さは、釣り場の環境やスタイルに合わせて選びます。

短いロッドは、都市河川や港湾部での取り回しが良く、初心者さんでも扱いやすいです。

一方、長いロッドは、広範囲を探る必要があるサーフや磯場での釣りに向いており、大きな飛距離を確保できます。

これからシーバスフィッシングを始められる方は、扱いやすさを重視する方が快適でしょう。
具体的には8.6〜9.0フィートぐらいの短めのロッドを選ぶのがおすすめです。

硬さ：MLもしくはMが基準

シーバスロッドの硬さは、使用するルアーの重さに合わせて選びます。

硬さの選択肢はざっくり以下の4択と捉えておくと良いでしょう。

メーカーによって硬さの規格は異なるため、スペックの「ルアー重量」の項目もチェックしておきましょう。

最初の1本に選ぶなら、ML（またはM）がおすすめです。
シーバスロッドのなかで真ん中ぐらいの硬さなので、とにかく万能。シーバスフィッシングの基本を学ぶのにも持ってこいです。

迷ったら86ML〜90MLがおすすめ

シーバスロッド選びに迷ったら、86ML〜90MLを選ぶのがおすすめです。

これらぐらいの番手は扱いやすさと汎用性のバランスがよく、初めての1本にピッタリ。

軽さ（≒感度）も重要

シーバスフィッシングの上達・釣果アップを目指すなら、ロッドの感度も重要です。

竿の感度を左右する主な要因には、次のような項目が挙げられます。

このなかで最もわかりやすいのが「軽さ」です。

ロッドが軽いほど振動が手元に伝わりやすく、ルアーの動きや魚のアタリを敏感に感じ取ることができます。

製品のスペック欄にある「自重」の欄に目を光らせ、なるべく軽いものを選ぶと良いでしょう。

初心者向けのおすすめシーバスロッド5選

ここからはシーバス入門に適したおすすめロッドを紹介していきます。

今回ピックアップしたのは以下の5アイテムです。

リーズナブルな順に紹介していきますので、予算に合いそうなところを重点的にチェックしてみてください。

シマノ「23ルアーマチック」

「23ルアーマチック」は、シマノから発売されている汎用ルアーロッド。

2023年にモデルチェンジされており、デザインと性能が一新されています。

この製品は多ジャンルに対応できる豊富な機種展開が特徴で、シーバスに対応する番手も多数揃います。

そして、実売価格は5,000円台〜と非常にリーズナブル。

低予算でシーバスフィッシングを始めたい方に最適なアイテムとなっています。

「23ルアーマチック」のシーバス対応機種

機種	全長(m)	自重(g)	ルアーウェイト(g)	ジグウェイト(g)	エギサイズ(号)	継数(本)
S80L	2.44	108	5~24	–	2~3	2
S76ML	2.29	112	6~32	–	2.5~3.5	2
S86ML	2.59	123	6~32	–	2.5~3.5	2
S90ML	2.74	131	6~32	MAX38	–	2
S96M	2.9	156	8~42	MAX50	–	2
S90MH	2.75	211	10~52	MAX60	–	2
S100MH	3.05	267	10~52	MAX60	–	2

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ダイワ「シーバスハンターX」

「シーバスハンターX」は、ダイワから発売されているシーバス入門ロッドです。

高品質なカーボン素材（HVFカーボン）が使われているため、ロッドは軽量かつパワフルな仕上がり。

独自技術「ブレーディングX」を搭載することにより、強度も高められています。

糸絡みを防ぐ「Kガイド」も搭載されており、面倒なトラブルを軽減。

1万円台という手頃な価格で、本格的な性能のロッドが手に入ると好評です。

「シーバスハンターX」の機種一覧

機種	全長	自重	ルアー重量	継数
86ML・R	2.59m	124g	7～35g	2本
90L・R	2.74m	125g	5～28g	2本
90ML・R	2.74m	128g	7～35g	2本
93ML・R	2.82m	131g	7～35g	2本
93M・R	2.82m	145g	10～50g	2本
96ML・R	2.90m	134g	7～35g	2本
96M・R	2.90m	150g	10～50g	2本
100M・R	3.05m	164g	10～50g	2本
100MH・R	3.05m	170g	12～60g	2本
106M・R	3.20m	170g	10～50g	2本

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メジャークラフト「タイドリフト5G」

メジャークラフト「タイドリフト5G」は、コスパ最強との呼び声が高いロッドです。

この製品には、他社の高級ロッドにも使われる「トレカT1100G」という高級カーボンが使用されており、感度や操作性に定評があります。

さらに、独自製法の「R360構造」も採用されており、こちらもロッドのパワーや操作性向上に寄与します。

実売価格は2万円台と入門ロッドとしては少し高めですが、上達後も長く使い込むことができます。

予算に余裕がある方に推したいアイテムです。

「タイドリフト5G」のプラスα情報

「タイドリフト5G」の機種一覧

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シマノ「23ディアルーナ」

シマノ「23ディアルーナ」は、シマノ製シーバスロッドの中堅モデルです。

最大の特徴は、「カーボンモノコックグリップ」を採用している点。

中空構造のカーボン製リアグリップは感度を大幅に向上させ、釣果アップに大きく貢献します。

口コミでも感度やコストパフォーマンスが評価されており、低〜中価格帯のシーバスロッドの中でも特別な存在感を放っています。

感度を重視してロッドを選びたい方におすすめのアイテムです。

「23ディアルーナ」のプラスα情報

「23ディアルーナ」の機種一覧

迷ったらこの番手がおすすめ

ダイワ「24ラテオ」

「24ラテオ」は、ダイワのシーバスロッド中堅機。

大好評の先代モデル「19ラテオ」をアップグレードする形で、2024年にモデルチェンジされています。

最新モデルにおける注目ポイントは「Vジョイント」が新たに搭載された点。

「Vジョイント」は継部の強度が上げ、つっぱりを感じさせないキレイな曲がりを実現します。

ブランクにかかる荷重移動がスムーズになることで、キャストフィールや精度を向上させるという効果もあり。

その他、カーボン素材や独自テクノロジーも豪華なセッティングとなっており、高いコストパフォーマンスを誇ります。

「24ラテオ」の機種一覧

迷ったらこの番手がおすすめ

まとめ

シーバスフィッシングを楽しむためには、ロッド選びも重要なファクターとなります。

「長さ」や「硬さ」、「軽さ（≒感度）」を考慮しつつ、予算と好みに合う一本を探してみましょう。

モデル選びに迷ったら、86ML〜90MLの番手を選ぶのが安定です。

汎用性が高くいろいろなシチュエーションで活躍してくれるため、1本持っておくと本当に重宝します。

本記事で紹介したおすすめロッド

本記事の内容も参考にしつつ、ご自身の予算・好みにドンピシャな1本を探してみてください。

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