MHクラスのシーバスロッドを徹底解説！おすすめとメリット・デメリットを総まとめ

広大なフィールドでランカーサイズを狙うなら、MHクラスのシーバスロッドが最適です。

パワーと遠投性能を兼ね備えたMHクラスのロッドは、大型ルアーを使ったダイナミックな釣りにピッタリ。

本記事では、MHクラスのロッドの特徴（メリット・デメリット）を解説し、各価格帯から厳選したおすすめロッドをご紹介します。

理想のパワーロッド探しにお役立てください。

シーバスロッドの硬さ事情

シーバスロッドにはさまざまな硬さがあり、使用するルアーやフィールドに合わせて選ぶのが基本です。

硬さは、ざっくりと次の4つに分類するとわかりやすいです。

基本的には、使いたいルアーの重さから硬さを選ぶと良いでしょう。

このなかで基準となる硬さは「ML」と「M」クラス。
シーバスフィッシングでの使用頻度が多いルアーとの相性が良く、高い汎用性を誇ります。

シーバスロッドの選び方解説はコチラ

MHクラスは重めのルアーに適した専門職

本記事で焦点を当てる「MH」クラスはシーバスロッド全体の中でも硬い部類に入ります。

デカくて重いルアーを背負うことができ、遠投性能に優れているため、広範囲のサーチが可能です。

大規模河川や沖堤防、サーフなど、飛距離やパワーが必要とされるフィールドで活躍します。

強い流れや水深のあるポイントでも安定したパフォーマンスを発揮し、青物などの大型ゲストフィッシュにも対応できる頼もしさがあるのも利点です。

MHクラスのシーバスロッドの特徴（メリット・デメリット）

MHクラス（＝硬め）のシーバスロッドの特徴（メリット / デメリット）は次のとおりです。

メリット	デメリット
・大型のルアーと相性が良い ・遠投性能が高い ・パワフルなファイト性能 ・強い流れに負けない ・青物などの大型ゲストフィッシュへの対応力	・小型ルアーを使った繊細なアプローチが苦手 ・小型魚とのファイトが味気なくなる ・ロッドの重量が重め ・硬いロッドは扱いづらく感じる人が多い

メリット

MHクラスの最大のメリットは、そのパワーにあります。

重くて大型のルアーを遠投し、広範囲を効率的に探れる点が魅力です。

魚を掛けた際にはブランクに十分なパワーがあるため、ランカーサイズや青物などの大型魚に対しても力負けしません。

強い流れや深場でも安定したルアー操作ができるという点も、MHクラスの利点といえます。

デメリット

MHクラスにはパワーがありすぎるがゆえのデメリットも存在します。

まず、小型・軽量なルアーでの繊細なアプローチは基本的に苦手です。

小型魚を相手にするときは、ロッドのパワーが過剰でファイトが単調に感じることがあります。

また、MHクラスのロッドは重量が増える傾向にあり、長く使っていると疲れやすいです。

重量が増すと感度も鈍るため、その点もデメリットとなります。

MHクラスのシーバスロッドはこんな人にオススメ！

MHクラスのおすすめシーバスロッドまとめ

ここからは、MHクラスのおすすめシーバスロッドを紹介します。

アイテム一覧は以下のとおりです。

お値段が安い順に紹介していきますので、気になる価格帯を中心にチェックしてみてください。

シマノ「23ルアーマチック」

「23ルアーマチック」は、シマノが手掛ける汎用ルアーロッドです。

2023年のモデルチェンジで、デザインと性能が一新されました。

この製品の魅力は、多様な釣りスタイルに対応できる豊富な機種展開です。

シーバスに対応する番手も多数揃っており、実売価格が5,000円台からと非常にリーズナブル。

とりあえず低予算でMHクラスのロッドを試してみたい方に最適です。

「23ルアーマチック」のMHモデル

機種	全長(m)	自重(g)	ルアーウェイト(g)	ジグウェイト(g)	エギサイズ(号)	継数(本)
S90MH	2.75	211	10~52	MAX60	–	2
S100MH	3.05	267	10~52	MAX60	–	2

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シマノ「24エンカウンター」

「24エンカウンター」は、入門〜ステップアップクラスのロッドです。

2024年にリニューアルされ、最新のシーバスシーンにマッチする進化を遂げました。

仕様の注目ポイントはブランク強化機構の「スパイラルX」。高い操作性・パワーを生み出す源となります。

また、マットな質感のデザインが特徴的で、ビジュアルにもこだわりが見られます。

「24エンカウンター」のMHモデル

品番	全長(m)	自重(g)	ジグウェイト(g)	プラグウェイト(g)	継数(本)
S96MH	2.9	166	MAX 60	10-50	2
S100MH	3.05	176	MAX 60	10-50	2
S106MH	3.2	188	MAX 60	10-50	2

テイルウォーク「ハイタイドSSD」

「ハイタイドSSD」は、テイルウォークのスタンダードシーバスロッドです。

このロッドは、操作とフッキングのレスポンスを高めるための張りと、食い込みや感度を重視した柔軟性を兼ね備えています。

ロッドバランスも細かく調整され、長時間の釣行でも疲れにくい設計が特徴です。

いろいろな性能のバランスをとったセッティングとなっているため、幅広いレベルのアングラーにマッチします。

「ハイタイドSSD」のMHモデル

機種	全長	自重	ルアー重量	継数
83MH	2.51m	145g	15-50g	2本
90MH	2.74m	160g	15-50g	2本

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ダイワ「24ラテオ」

「24ラテオ」は、ダイワのシーバスロッドの中堅モデルです。

大好評を博した先代「19ラテオ」をもとに、2024年にモデルチェンジされました。

最新モデルの注目点は、「Vジョイント」を新たに搭載したことです。

「Vジョイント」は継部の強度を高め、スムーズな曲がりを実現します。

これによりキャストフィールや精度が向上し、より快適な釣りが楽しめるでしょう。

ダイワ独自のテクノロジーもふんだんに盛り込まれていながらお値段は実売2万円台クラス。

コストパフォーマンスも優秀です。

「24ラテオ」のMHモデル

アイテム	ネットで探す	全長（m）	標準自重（ｇ）	ルアー重量（ｇ）	継数	適合ライン PE（号）	仕舞寸法（cm）	先径/元径（mm）	カーボン含有率（％）	ジョイント仕様
93M/MH	Amazon 楽天 Yahoo	2.82	148	10～60	2	1.0～2.5	146	2.0/12.8	98	逆並継ぎ
96MH	Amazon 楽天 Yahoo	2.9	163	12～60	2	1.0～2.5	149	2.2/13.4	96	逆並継ぎ
100MH	Amazon 楽天 Yahoo	3.05	155	12～60	2	1.0～2.5	157	2.0/14.8	98	逆並継ぎ
110MH	Amazon 楽天 Yahoo	3.35	188	12～60	2	1.0～2.5	172	2.0/14.8	99	逆並継ぎ

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シマノ「23ディアルーナ」

「23ディアルーナ」は、シマノが誇る中堅シーバスロッドです。

最大の特徴は「カーボンモノコックグリップ」の採用です。

中空構造のカーボン製リアグリップは、感度を大幅に向上させ、釣果アップに貢献します。

口コミでもその感度とコストパフォーマンスが高く評価されており、低〜中価格帯のシーバスロッドの中でも特別な存在感を放っています。

感度を重視したい方におすすめの製品です。

「23ディアルーナ」のMHモデル

品番	ネットで探す	全長(m)	自重(g)	ジグウェイト(g)	プラグウェイト(g)	適合ラインPE(号)	継ぎ方式	継数(本)	仕舞寸法(cm)	先径(mm)	カーボン含有率(％)
S80MH	Amazon 楽天 Yahoo	2.44	133	MAX 60	10-50	1-2.5	逆並継	2	125.8	1.8	99.7
S96MH	Amazon 楽天 Yahoo	2.9	166	MAX 60	10-50	1-2.5	逆並継	2	148.6	1.8	99.7
S100MH	Amazon 楽天 Yahoo	3.05	176	MAX 60	10-50	1-2.5	逆並継	2	155.9	1.8	99.7
S106MH	Amazon 楽天 Yahoo	3.2	186	MAX 60	10-50	1-2.5	逆並継	2	163.5	1.8	99.7
B76MH	Amazon 楽天 Yahoo	2.29	142	MAX 70	12-60	1-3	並継	2	118	2	99.5

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アピア「Foojin’RS」

「Foojin’RS」は、2022年に登場したアピアのスタンダードシーバスロッドです。

この製品の魅力は、ハイエンドロッドでも採用される高級カーボン素材「トレカM40X」「トレカT1100G」を使用した高性能ブランクです。

また、独自の「NANO JOINT」や「APIAパームグリップシステム」などの機構も搭載されています。

コストを抑えつつ、アピアの技術を堪能したい方におすすめのロッドです。

「Foojin’RS」のMHモデル

機種	全長	自重	ルアー重量	継数
95MH	2.87m	170g	12-50g	2本
105MH	3.175m	190g	14-50g	2本
C79MH	2.362m	150g	15-65g	2本
C90MH+	2.743m	190g	20-70g	2本

シマノ「22エクスセンス インフィニティ」

「22エクスセンス インフィニティ」は、シマノが誇る最高峰のシーバスロッドです。

スパイラルXコアをはじめとするシマノの最新技術が搭載されており、最高のパフォーマンスを発揮します。

リアグリップにはカーボンモノコックグリップ（ハイレゾタイプ）を採用し、さらにスピニングモデルはフルXガイド仕様となっているなど、最高峰にふさわしい豪華セッティングとなっています。

とにかく高性能なロッドを求めるアングラーに推したい逸品です。

「22エクスセンス インフィニティ」のMHモデル

品番	全長(m)	自重(g)	ルアーウェイト(g)	継数(本)
S90MH	2.74	129	8-50	2
S100MH	3.05	145	8-50	2
B86MH	2.59	130	12-65	2

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アピア「Foojin’Z」

「Foojin’Z」は、アピアの最高峰シーバスロッドです。

そのコンセプトは「圧倒的な飛距離」と「ランカーシーバスにも主導権を与えないパワー」です。

飛距離を稼ぎ、パワフルに魚を引き寄せる基本性能が極限まで高められています。

ブランクには東レの最先端カーボン素材「トレカM40X」が使用され、その他の独自技術もロッド全体に詰め込まれています。

ロッドの性能に妥協したくないシーバスガチ勢さんにおすすめのアイテムです。

「Foojin’Z」のMHモデル

機種	全長	自重	ルアー重量
77MH	2.31m	135g	10-45g
88MH	2.64m	160g	8-56g
93MH	2.82m	175g	10-56g
108MH	3.25m	200g	12-56g

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まとめ

MHクラスのロッドの魅力は、重量のあるルアーを使ったダイナミックな釣りが楽しめること。

以下のようなスタイルでシーバスを狙いたい方におすすめです。

今回ご紹介したおすすめのMHクラスロッドは以下のとおりです。

本記事の内容も参考にしつつ、あなたにぴったりのMHロッドを探してみてください。

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