シーバスロッドの「硬さ」選び方ガイド｜初心者さん向けにわかりやすく解説

シーバスロッドの硬さ選びは、釣りの成果や楽しさを左右する大事な要素です。

適切な硬さのロッドを選ぶことで、釣りを快適に楽しみながスキルを磨いていくことができます。

この記事では、シーバスロッドの型番の読み方から、クラスごとの特徴＆おすすめロッドまで、ロッドの硬さに関するアレコレをわかりやすく解説します。

シーバスロッドの型番の見方（硬さ・長さ）

シーバスロッドの型番は、数字とアルファベットを用いて表されるのが一般的です。

例えば「96ML」という型番であれば、以下のような意味となります。

型番の表記には全メーカー共通の規格があるというわけではなく、メーカーごとに細かな違いがあります。

例えばシマノ社であれば「S96ML」といった表記が用いられており、型番の最初にスピニング（S）やベイト（B）の区別も入ります。

シーバスロッドの硬さは4クラスに分けて考えよう

シーバスロッドの硬さを選ぶ際は、ざっくりと「L」「ML」「M」「MH」の4つのクラスに分けて考えるのがおすすめです。

ロッドの硬さによって、対応するルアーの重量や操作性が異なります。

たとえば、「L」クラスはワームや小型プラグ向けで、軽量のルアーに最適です。

一方、「MH」クラスは大型プラグやメタルジグに適しており、パワフルなキャスティングが可能です。

硬さ選びに迷ったら「ML」か「M」がおすすめ

シーバスロッドの硬さ選びで迷った場合、汎用性の高い「ML」または「M」クラスがおすすめです。

「ML」は柔らかめの万能クラスで、軽〜中量級のルアーに広く対応します。

「M」はやや硬めの万能クラスで、重めのルアーも対応できるパワーを備えています。

シーバスロッドの硬さをクラス別に解説

ここからはシーバスロッドの硬さをクラス別に解説していきます。

Lクラス

Lクラスのシーバスロッドは、軽量ルアーを使った繊細な釣りに最適です。

柔らかいブランクは小型のプラグやワームと相性が良く、感度が高いので微細なバイトも感じ取りやすいです。

軽量で扱いやすいものの、パワー面ではやや頼りない一面も・・。

大物とのファイトの際は、アングラーが有利な場所に誘導し、無理せず時間をかけてバテさせるといった工夫が必要になることもあります。

メリット・デメリット

メリット	デメリット
・軽量ルアーが扱いやすい ・軽くて感度が良い ・小型のシーバス相手でもファイトを楽しめる	・ファイト時のパワー不足 ・サーチできる範囲が狭い ・使えるルアーの種類が少ない

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MLクラス

MLは、柔らかめの万能クラスといった位置付けです。

小型から中型のルアーを幅広く使用でき、河川や港湾部でのオーソドックスな釣りに最適。

柔らかめながらも適度なパワーがあり、クセがなく扱いやすいので、初めての1本にもおすすめです。

メリット・デメリット

メリット	デメリット
・汎用性が高い ・初心者でも扱いやすい ・軽い ・感度が高い	・大物を相手にした時のパワー不足 ・重めのルアーと相性が悪い ・フッキング速度が遅め

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Mクラス

Mクラスは、やや硬め（強め）の万能クラスといった位置付けです。

重めのプラグやメタルバイブ、メタルジグなどを使いたい方にピッタリ。

キャストの飛距離を伸ばしやすく、深場や遠投が必要なシチュエーションに向きます。

パワー的な安心感のある入門ロッドとしてもおすすめです。

メリット・デメリット

メリット	デメリット
・中〜大型ルアーに広く対応 ・さまざまな釣り場にフィットする ・広範囲をサーチできる ・ファイト時のパワーがある ・万能ロッドとして便利に使える	・軽量ルアーへの対応力はイマイチ ・悪く言えばパワーも繊細さも中途半端 ・MLやLと比べて重量があり感度も劣る ・小型のシーバスとのファイトが味気ない

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MHクラス

MHは、強さにこだわりたい方向けのパワー型クラス。

大型プラグやメタルジグを使った遠投や、強い潮流での釣りに対応できる頑強さがあります。

大型魚とのファイトに強く、ランカーサイズや青物にもそうそうパワー負けしません。

一方、その硬さゆえにやや扱いづらいと言う一面もあるため、中上級者さん向けの硬さともいえます。

メリット・デメリット

メリット	デメリット
・大型のルアーと相性が良い ・遠投性能が高い ・パワフルなファイト性能 ・強い流れに負けない ・青物などの大型ゲストフィッシュへの対応力	・小型ルアーを使った繊細なアプローチが苦手 ・小型魚とのファイトが味気なくなる ・ロッドの重量が重め ・硬いロッドは扱いづらく感じる人が多い

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シーバスロッドの硬さについてのよくある質問

青物と兼用するならどの硬さがおすすめ？

青物とシーバスでロッドを兼用するなら、パワーを重視して硬さを選ぶのがポイントです。

単純な強さを求めるならMHクラス（またはHクラス）のロッドがおすすめです。

シーバスにおける汎用性を重視するならMクラスを選ぶのもアリでしょう。

とはいえ、シーバスロッドはショアジギング専用のロッドと比べると、強度はかなり劣ります。

磯場などでの本格的なショアジギングで使うなら、専用ロッドを選ぶ方が安心です。

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フラットフィッシュと兼用するならどの硬さがおすすめ？

フラットフィッシュとシーバスでロッドを兼用する場合は、”硬さ”よりも”長さ”のほうが重要です。

サーフでの釣りではキャストの飛距離が求められるため、長めのロッドが有利です。

具体的には、9.6フィート以上のロッドを選ぶと、シーバス釣りとサーフでのフラットフィッシュ釣りの両方に対応しやすくなります。

硬さについては、シーバス釣りと同じ基準でOK。使いたいルアーの重さに合わせて選びましょう。

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エギングと兼用するならどの硬さがおすすめ？

エギングとシーバスでロッドを兼用する場合には、「ML」または「M」がおすすめです。

これらのパワークラスは、エギングでもシーバスでも万能に使えます。

もう少し詳しくいうと

• 小型のイカが中心となる秋エギングで使うなら「ML」クラス
• 平均サイズが大きい春エギングで使うなら「M」クラス

といった感じです。

長さについては両ジャンルで使いやすい8.6フィート前後のものを選ぶのが無難。

8フィート6インチは、エギングにおいては王道の長さ、シーバスにおいては取り回しの良いショートモデルといった位置付けとなっています。

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まとめ

シーバスロッドの硬さ選びは一見ややこしそうにも思えますが、ポイントは意外とシンプルです。

初めての1本なら、万能な「ML」や「M」クラスから始めてみるのがオススメ。

これらのロッドは多くのシチュエーションで活躍し、釣りの基本をしっかりと学ぶことができます。

経験を積んだら、自分の釣りスタイルに合わせた特化型のロッドに挑戦してみるのも良いでしょう。

まずは無難な硬さを試しつつ、少しずつ自分の釣りに特化していくという流れが鉄板です。

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