新世代へ進化。26セフィア エクスチューン 全5機種の違いと選び方

※2026年7月発売予定の情報です(シマノ公式サイトより)。

シマノエギングロッドのハイエンド2番手「セフィア エクスチューン」が、20モデルから約6年ぶりにフルモデルチェンジ。2026年7月、「26セフィア エクスチューン」として新登場します。

セフィアシリーズの中での立ち位置は変わらず、フラッグシップの25セフィアリミテッドの1つ下に位置する準ハイエンド機。リミテッドで培われた技術を実戦的な形で凝縮した「攻めのエギングロッド」というキャラクターは今作でも健在です。

今作の刷新ポイントは大きく3つ。ブランクスに新素材「M40X」を採用してさらなる細身・高反発化を実現したこと、ガイドをフルXガイド化してライン放出性能と遠投性を底上げしたこと、そしてコルクグリップをサイドフラット形状に刷新してジャーク時の操作性と握り心地を向上させたことです。

リミテッドの技術を受け継ぎながら、実戦で使い倒せる1本に仕上げてきた。それが26エクスチューンの印象です。

目次

20エクスチューンから何が変わったか【前モデルとの比較】

出典:シマノ

20モデルを使ってきた方、または買い替えを検討している方に向けて、変更点を整理します。

スクロールできます
項目20セフィア エクスチューン26セフィア エクスチューン
ブランクス素材スパイラルXコアスパイラルXコア+M40X
ガイドXガイド エアロチタン(一部)フルXガイド化
フロントグリップコルクグリップコルクグリップ(サイドフラット形状に刷新
リアグリップカーボンモノコックグリップカーボンモノコックグリップ(新形状
ラインナップ14機種5機種(大幅絞り込み
キャラクター粘り強さ・持ち軽さ重視高反発・振り抜け・操作性向上

変更点の中で最も大きいのはブランクスの進化とラインナップの絞り込みです。

ブランクスはスパイラルXコアに加え、M40Xとの組み合わせで高弾性・高反発に。20モデルの「粘り強さで受け止める」キャラクターから、「入力を即座に反発へ変換する」シャープな方向へとキャラクターがシフトしています。振り抜けのキレが上がり、キャスト精度と飛距離の両方が向上しています。

ガイドのフルXガイド化は20モデルからの大きな進化で、ライン放出抵抗が全体的に下がっています。特に風の強い日や遠投時に差を感じやすく、ラインスラックが出やすい状況でもガイド絡みが起きにくくなっています。

ラインナップが14機種から5機種へと大幅に絞り込まれた点も注目です。バリエーションを減らすことで各機種の設計思想が明確になり、「どれを選べばいいかわからない」という迷いが減っています。

20モデルユーザーへの正直な判断

20モデルは今もなお十分に通用するロッドです。「まだ使えるし不満もない」という方は急ぐ必要はありません。一方、「キャストのシャープさが物足りない」「ガイドへのライン絡みが気になる」という方には、今回の進化は実釣で体感しやすいレベルの変化です。粘り強さよりもシャープな操作感を求める方には特に刺さるモデルチェンジです。

全5機種のスペック一覧

出典:シマノ
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品番全長自重適合エギ適合ラインPE
S88L+8’8″100g1.5〜4号0.3〜1号
S86ML8’6″100g1.8〜4号0.4〜1号
S72ML+7’2″95g1.8〜4号0.4〜1号
S92ML+9’2″105g1.8〜4号0.4〜1号
S85M8’5″100g2〜4.5号0.5〜1号

全機種インロー継・2ピース。グリップはコルクグリップ(サイドフラット)+カーボンモノコック。

各機種の特徴と向いている人

S88L+|迷ったらコレ。繊細さとパワーを兼ねたオールラウンダー

全長自重適合エギ適合ラインPE
8’8″100g1.5〜4号0.3〜1号

26エクスチューンの中で最もオールラウンドに使えるのがこのS88L+です。Lパワーに「+」が付くことで、1.5号の小さなエギから4号の大型エギまでをカバーする懐の広さが特徴。2.5〜3号の軽いエギを繊細に操作できる柔軟さを持ちながら、春の大型アオリイカがヒットしてもしっかり曲げてファイトできるバットパワーを備えています。

8’8″というレングスは8ft台の中でもやや長め。キャスト時の振り抜けにゆとりがあり、沖のポイントへも無理なく届かせやすいのが強みです。M40X採用ブランクスの高反発性能が最もバランスよく活きる機種で、ジャーク後のブレ収束が速く、フォールへの移行もスムーズです。春の大型狙いから秋のラン&ガンまで、1本でシーズンを通して使い倒せます。

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1本だけ選ぶなら迷わずS88L+。懐の広さはシリーズ随一で、これ1本で春も秋も完結できます。

こんな方に向いているモデルです。

  • まず26エクスチューンを1本だけ選びたい
  • 春・秋どちらもメインで使いたい
  • しなやかに曲げながらもシャープな操作感が欲しい
  • 1.5〜4号まで幅広いエギサイズを使い分けたい

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • ランガンや磯・ボートで短さを活かしたい(→S72ML+)
  • 深場・速潮でよりパワーを優先したい(→S85M)
  • 飛距離と広範囲サーチを最重視したい(→S92ML+)

S86ML|王道スペックの定番機。ステップアップの最初の1本に

全長自重適合エギ適合ラインPE
8’6″100g1.8〜4号0.4〜1号

エギングロッドの王道スペックである8’6″×MLパワーのモデル。シリーズ中で最もスタンダードな設計で、「エクスチューンを初めて選ぶ1本」として最もイメージしやすい機種です。

MLパワーの扱いやすさはそのままに、M40Xブランクスによる高反発性能が加わったことで、シャープなジャークと粘り強いファイト性能を両立しています。1.8〜4号という対応レンジもオールシーズン対応しやすく、漁港・堤防・磯場などフィールドを選びません。

「20エクスチューンのS86MLを使っていて満足している」という方の買い替え先としても、操作感のアップグレードを素直に感じやすい機種です。万能性よりも「ど真ん中の使いやすさ」を求める方にはS86MLが最もフィットします。

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王道スペックで迷いたくない方に。8’6″×MLの安心感はシリーズ随一。ステップアップの最初の1本として間違いない選択です。

こんな方に向いているモデルです。

  • エクスチューンの王道スペックをシンプルに選びたい
  • 漁港・堤防・磯場とフィールドを幅広く使う
  • 20エクスチューンからのスタンダードな買い替えをしたい
  • 春秋オールシーズンで1本を使い倒したい

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • 繊細な小さなエギも使いたい(→S88L+)
  • ランガン・ボートで短さと軽さを最優先したい(→S72ML+)
  • 深場・速潮でパワーを重視したい(→S85M)

S72ML+|ランガン・ボートに最適なショートモデル

全長自重適合エギ適合ラインPE
7’2″95g1.8〜4号0.4〜1号

シリーズ最軽量95gを誇るショートレングスモデル。7’2″という取り回しやすい長さと、シリーズ最軽量の自重が合わさり、1日中シャクり続けても疲れにくいのが最大の魅力です。

ML+パワーのしなやかな曲がりを持ちながら4号エギまで対応できるため、ショートロッドにありがちな「短くてパワー不足」の問題がありません。磯場の低足場でもバックスペースを気にせず振れるのもポイントで、ゴロタ磯や漁港内のシャロー打ちで真価を発揮します。

ボートエギングとの相性も非常に良く、狭い船上でも取り回しが楽。テンポよくポイントを撃ち続けるラン&ガンスタイルにもドンピシャです。秋イカのサイズが小さい時期にも扱いやすく、シーズン問わず活躍できる1本です。

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ランガン派には迷わずこれ。95gの軽さと7’2″の取り回しはシリーズ最高で、低足場・ボートとの相性は別格です。

こんな方に向いているモデルです。

  • ランガンスタイルでテンポよく撃っていきたい
  • 磯・ゴロタ・ボートで低足場の釣りが多い
  • 秋イカメインで軽快に動き回りたい
  • 疲れにくさ・軽さを最優先に考えている

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • 飛距離・広範囲サーチを重視したい(→S88L+かS92ML+)
  • 春の大型狙いでパワーが必要な場面が多い(→S85M)

S92ML+|飛距離重視・足場の高い釣り場向けロングモデル

全長自重適合エギ適合ラインPE
9’2″105g1.8〜4号0.4〜1号

シリーズ最長の9’2″モデル。長さを活かした遠投性能と、スラックを使ったスローなエギ操作が最大の武器です。

ロングロッドは重くて疲れるイメージがありますが、M40Xブランクスの高反発性能により細身に仕上がっており、9ft台とは思えない振り抜け感を実現しています。足場の高い堤防や磯場でのラインメンディングがしやすく、エギをフォールさせる時間を長くコントロールできるのが強み。春の大型アオリイカを藻場やストラクチャー周りでじっくり探るスタイルに特に向いています。

フルXガイド化による飛距離向上の恩恵が最も大きいのもこのモデルです。沖の潮目を遠投で叩くような釣りで、他の機種との差を感じやすいでしょう。ML+パワーなのでしなやかさも確保されており、大型がヒットしても余裕を持ったファイトができます。

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飛距離と春イカに特化した1本。9’2″とは思えない振り抜け感で、スラックを使ったスローな春イカ攻略に最高の相棒です。

こんな方に向いているモデルです。

  • 飛距離を最大限活かした遠投ゲームが好き
  • 春の大型アオリイカをじっくりスローに攻めたい
  • 足場の高い堤防・磯場で釣りをすることが多い
  • スラックを使ったゆったりとしたシャクりスタイルが好み

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • 取り回しや手返しを重視する(→S88L+かS72ML+)
  • ランガンスタイルがメイン(→S72ML+)
  • 長さよりもパワーと操作性を重視している(→S85M)

S85M|硬め好き・大型狙いのパワー系オールラウンダー

全長自重適合エギ適合ラインPE
8’5″100g2〜4.5号0.5〜1号

シリーズ中最もパワーのあるMパワーモデル。2〜4.5号という対応レンジはシリーズ最大で、大型エギを積極的に使う釣りや深場・速潮エリアで力を発揮します。

8’5″という扱いやすいレングスにMパワーを組み合わせることで、エギの操作感がダイレクトでキビキビしたシャクりを得意としています。M40Xブランクスとの組み合わせでシャープな入力がそのままエギに伝わるため、「ガシガシ積極的にシャクりたい」スタイルにフィットする1本です。

春の大型アオリイカ狙いで4号・4.5号エギを多用する方、深場や速潮エリアをメインフィールドにしている方には特に向いています。「MLでは物足りない」と感じていた方への答えがこのS85Mです。

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MLでは物足りないと感じていた方に。シャープな入力がダイレクトに伝わる操作感は、ガシガシ系スタイルにドンピシャです。

こんな方に向いているモデルです。

  • 積極的なシャクりでガシガシ攻めるスタイルが好き
  • 4号・4.5号の大きなエギを多用する
  • 深場・速潮エリアをよく攻める
  • 春の大型アオリイカをパワーで獲りにいきたい

こんな方は別モデルも検討してみてください。

  • オールラウンドに使いたい(→S88L+かS86ML)
  • 軽いエギも繊細に操作したい(→S88L+)
  • ランガン・ボートで軽快に動きたい(→S72ML+)

結局どれを選ぶ?シーン別おすすめ早見表

出典:シマノ
シーン・スタイルおすすめ機種
迷ったらまずこれ・オールラウンドS88L+
王道スペック・ステップアップの最初の1本S86ML
ランガン・ボートエギング・秋イカS72ML+
遠投重視・春イカをじっくり攻めるS92ML+
深場・速潮・大型エギを多用するパワー系S85M
🥇 迷ったらコレ:S88L+

1.5〜4号の広い対応レンジと100gの自重、しなやかながら大型にも対応するパワーバランス。8’8″という絶妙なレングスで遠投性と操作性を両立しており、春も秋も使い倒せる懐の広さは全5機種の中で随一。「とにかく1本でエクスチューンを使い込みたい」という方は迷わずこれを選んでください。

セフィア リミテッドと迷ったら

出典:シマノ

26セフィア エクスチューンと並んで検討に挙がりやすいのが、2025年発売の25セフィアリミテッドです。価格差は約3万円。両者の差を正直に整理します。

スクロールできます
項目26セフィア エクスチューン25セフィア リミテッド
ブランクス素材スパイラルXコア+M40XスパイラルXコア+M46X
ガイドフルXガイドフルXガイド
フロントグリップコルクグリップ(サイドフラット)カーボンシェルグリップ(スライス)
リアグリップカーボンモノコックカーボンモノコック(ハイレゾ)
機種数5機種5機種
価格帯約3万円ほど高い

素材の違いに注目すると、リミテッドがM46X(より高弾性)、エクスチューンがM40Xを採用。数字が大きいほど高弾性・高反発で振り抜けのシャープさや感度に差が出ます。グリップの素材も大きく異なり、エクスチューンのコルクグリップは握り心地が良く長時間の釣行でも疲れにくいのが特徴。リミテッドのカーボンシェルグリップは中空構造で振動伝達性が高く、感度面で一歩上を行きます。感度を突き詰めるか、操作の快適さを重視するかで好みが分かれるポイントです。

エクスチューンで十分な人

  • ハイエンドに初めて踏み込む1本として選びたい
  • コルクグリップの握り心地・長時間の快適さを重視する
  • 価格差分をリールやラインなどほかのタックルに回したい
  • 20エクスチューンからのステップアップとして選びたい

リミテッドにすべき人

  • シマノエギングロッドの最高峰を求めている
  • ブランクス全体の感度・反響伝達を最大限に追求したい
  • 所有感・満足感も含めて納得したうえで選びたい
  • 19リミテッドからの正統な進化を手にしたい

エクスチューンは実釣性能と快適さのバランスが絶妙な1本。リミテッドと迷ったら、まずエクスチューンを手に取ってみてください。それで満足できなかった時がリミテッドの出番です。

よくある質問

20エクスチューンからの買い替えは必要ですか?

急ぐ必要はありません。20モデルは今もなお十分に通用するロッドです。ただ「キャストのシャープさが物足りない」「ガイドへのライン絡みが気になる」という方には、フルXガイド化とM40Xブランクスの進化は実釣で体感しやすいレベルの変化です。粘り強さよりもシャープな操作感を求める方には特に刺さるモデルチェンジです。

発売前に予約すべきですか?

ハイエンドクラスのロッドは発売直後に在庫が少なくなるケースがあります。狙っている機種が決まっているなら、発売前から釣具店やECサイトで予約しておくのが無難です。特にS88L+やS86MLなど人気機種は早めの確保をおすすめします。

26エクスチューンに合わせるリールは?

シマノであれば24ツインパワーや23ヴァンキッシュとの組み合わせが定番です。ロッドのグレードに合わせて、リールもある程度以上のグレードを揃えることをおすすめします。C3000番台が使い勝手のいい定番サイズです。

まとめ

26セフィア エクスチューンは、20モデルから約6年ぶりにフルモデルチェンジした新世代の準ハイエンドエギングロッドです。M40Xブランクス・フルXガイド化・コルクグリップの刷新と、進化のポイントは明確で「シャープな操作感と快適な握り心地」を両立した仕上がりになっています。

5機種の選び方はシンプルで、迷ったらS88L+。王道スペックならS86ML、ランガン・ボートならS72ML+、遠投・春イカじっくりならS92ML+、深場・パワー系ならS85Mです。

  • 迷ったらオールラウンダーのS88L+
  • 王道スペック・ステップアップの最初の1本にS86ML
  • ランガン・ボート・秋イカにはS72ML+
  • 遠投・春イカをじっくりならS92ML+
  • 深場・速潮・パワー系にはS85M

20モデルから6年分の進化を凝縮した26エクスチューン。発売が楽しみな1本です。

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