汎用性のカタマリ|Mクラスのエギングロッドおすすめ18選!

高い汎用性をもち、多くのアングラーに愛用されているMクラスのエギングロッドを大特集。

Mクラスのロッドのメリット・デメリットから、おすすめモデルまで、たっぷりと情報をまとめました。

自身にピッタリの万能エギングロッドを模索中の方は、ご一読ください。

目次

エギングロッドの硬さ(パワークラス)について

エギングロッドの硬さ(パワークラス)はざっくりと以下の4種類に分かれます。

硬さ適合エギサイズ
(※目安)
特徴
L~3.0号小型のイカをメインターゲットとするライトエギング
ML~3.5号秋エギング寄りのオールシーズンモデル
M~4.0号春エギング寄りのオールシーズンモデル
MH~4.5号デカイカ専用モデル

ULだったり、Hだったり、他の硬さ(パワークラス)もあるのですが、とりあえずは上記の4種類だけ意識しておけばOKです。

Mクラスのエギングロッドの位置づけ

本記事のテーマとなるMクラスのエギングロッドは、上表に照らし合わせると

  • 4種類のパワークラスのうち、2番目に硬い
  • 4種類のパワークラスのうち、3番目に柔らかい

といった位置づけです。

つまり、硬すぎず柔らかすぎないってことで、万能ロッド的な役割を担います。

2.5~4.0号ぐらいのエギに対応し、アオリイカを狙う一般的なエギングをオールシーズン楽しめる設計です。

ソルトルアー全体でみた汎用性も高く、他のルアーゲームにもよく流用されます。

Mクラスのエギングロッドは、海釣りの万能ロッドとしても優秀です。

※エギングロッドの硬さはメーカーや製品によって異なります!

Mクラスのエギングロッドの特徴はざっくり上記のとおりなんですが、一点気を付けてほしいことがあります。

それは、ロッドの硬さはメーカーや製品によって変わるということ。

同じMというパワークラスであっても、メーカーや製品によってテイストはまちまちです。

本記事で解説するMクラスのエギングロッドの特徴はあくまで一般論。

製品ごとのテイストの違いまでは考慮していませんので、その点はあらかじめご了承ください。

Mクラスのエギングロッドのメリット・デメリット

さて、ここからはMクラスのエギングロッドについて、もう少し掘り下げてみましょう。

メリット・デメリットをまとめていきます。

Mクラスのエギングロッドのメリット

Mクラスのエギングロッドの一番の強みは、とにかく万能という点です。

4号クラスの大型エギもしっかり操作でき、下は2.5号まで対応。

基本的には、これぐらいのキャパシティーに設定されていますから、年間を通して1本でエギングを楽しめます。

先述のとおり、エギング以外の釣りにも流用しやすいというのも魅力的。

  • アジング・メバリングの遠投用ロッド
  • シーバス用のプラグ
  • サーフ
  • ワインド
  • スーパーライトショアジギング
  • 足元のサビキ、遠投サビキ

などなど、その使い道は無限大。

1本持っているだけで、いろいろな釣りを楽しめちゃいます。

Mクラスのエギングロッドのデメリット

めちゃめちゃ最強に思えるMクラスのエギングロッドにも、弱点はあります。

それはオールラウンドではあるものの、尖った個性がないという点。

雑に言い換えれば中途半端な硬さ(強さ)であるってことになり、これは万能ロッドの宿命ともいえる項目です。

Mクラスのロッドがあれば年間を通してエギングを楽しめます。

しかしながら、秋エギングではパワーを持て余し、ファイトが味気ないものになりがち。

そして、2キロアップ・3キロアップのモンスタークラスを釣るにはパワー不足に陥りがち。

万能であるがゆえの中途半端さは、Mクラスのエギングロッドの唯一ともいえる欠点です。

理想はもちろん特化モデルの複数本所有だけど…

Mクラスのエギングロッドは、柔らかい(弱い)ロッドと、硬い(強い)ロッドの中間をあえて狙った設計。

中途半端になるのは当然といえば当然です。

エギングを楽しみ尽くすなら、上記のような感じで時期や用途ごとに適したモデルを使い分けるのがベスト。

なんですけども、何本もロッドを揃えるのって、いろいろと大変じゃないですか。

そんなときに最も使い勝手が良いのがMモデルなのです。

多くのアングラーにとっては、中途半端というデメリットよりも、万能というメリットのほうが、魅力的に感じると思います。

Mクラスのエギングロッドはこんな人におすすめ!

Mクラスのエギングロッドはとにかく万能で、無難です。

1本で1年中エギング(と他の釣り)を楽しめる、オールラウンドロッドをお探しの方にピッタリ。

釣具屋さんに行って、

エギングを始めたいけど、ロッドの選び方がわかりましぇ~ん…。

といえば、十中八九はMクラスのロッドを勧められるでしょう。

とりあえずMクラスを選んでおけば大失敗はないので、入門ロッドとしても人気があります。

エギング入門ロッドにはMとMLどっちがいい?

ただ、エギング入門用ロッドという観点でいえば、MLパワーのロッドも見逃せません。

しなやかなMLロッドでは、キャストやアクションといった各操作がより易しくなります。

また、Mパワーが得意とする春エギングよりも、MLパワーが得意とする秋エギングの方が難易度が低いです。

エギング入門ロッドにはとりあえずMパワーモデルを勧める風潮がありますが、筆者的にはあまり賛同できません。

ガチガチのエギング初心者さんの入門ロッドを選ぶなら、MパワーよりもMLパワーのほうがおすすめです。

Mクラスのおすすめエギングロッド14選

というわけで、ここからはMクラスのおすすめエギングロッドを紹介していきます。

ロッドの購入予算は人それぞれだと思うので、おすすめロッドを以下の3つの価格帯に分けてみました。

  • エントリークラス(実売1万円台)
  • ミドルクラス(実売2~3万円台)
  • ハイエンドクラス(実売4万円台)

ご自身の予算にあう価格帯を中心にチェックしてみてください。

エントリークラス×Mパワーのおすすめエギングロッド

まずはエギング入門ロッドにちょうど良い、エントリークラス(実売1万円台)からです。

おすすめロッドの一覧はコチラ↓。

メーカー製品機種
シマノセフィアTTS86M
オリムピック21カラマレッティUX7102M
テイルウォークエギストSSD81M

シマノ「セフィアTT S86M」

全長自重エギサイズ継数
2.59m105g2.0~4.0号2本

≫シマノ「セフィアTT」の特集記事はコチラ

シマノ「セフィア」ブランドで2番目にリーズナブルな”TT”グレードの万能モデル。

8.6ft×Mパワーという、エギングロッドの超王道をいく1本です。

エギングに必要な性能がバランスよく整っており、多彩なシチュエーションで活躍してくれます。

オリムピック「21カラマレッティUX 7102M」

全長自重エギサイズ継数
2.59m114g2.5-4.0号2本

≫オリムピック「21カラマレッティUX」の特集記事はコチラ

メガコスパと話題の「21カラマレッティUX」で唯一の7ft台モデル。

ショートロッドならではの操作性を強みとし、テクニカルなゲームを楽しめるのが本機の魅力です。

お値段もリーズナブルなので、初めてショートロッドに挑戦したいという方にもGood!

テイルウォーク「エギストSSD 81M」

全長(ft)自重エギサイズ継数
8’1″105gMAX4.5号2本

≫テイルウォーク「エギストSSD」の特集記事はコチラ

8ft台中盤の定番レングスよりも操作性が高く、7ft台のショートロッドほど飛距離は減衰しない。

そんなバランスに仕上げられた、セミショートロッドです。

操作性やキャスト精度は欲しいけど、そこそこ汎用性も欲しいのよね~…。という方にピッタリなモデルとなっています。

ミドルクラス×Mパワーのおすすめエギングロッド

つづいては、ミドルクラスのおすすめロッドたちです。一覧はコチラ↓。

メーカー製品機種
ダイワ21エメラルダスMX83M
シマノセフィアXRS86M-S
メジャークラフトエギゾースト5G832M
ダイワ20エメラルダス AIR AGS78M
テイルウォークエギストTZ83M-P4
がまかつラグゼ EGRR79M-solid

ダイワ「エメラルダスMX 83M」

全長自重エギサイズ継数
2.52m95g2.5-4.0号2本

≫ダイワ「21エメラルダスMX」の特集記事はコチラ

ダイワのエギングスタンダード機「エメラルダスMX」の万能セミショート。

王道の8.6ftよりも絶妙に短い、人気のレングスです。

8.6じゃ微妙に長いんだよね~…って方におすすめ。

シマノ「セフィアXR S86M-S」

全長自重エギサイズ継数
2.59m100g2.0-4.0号2本

≫シマノ「セフィアXR」の特集記事はコチラ

「セフィアXR」は、シマノ「セフィア」シリーズの中堅機。

”S86M-S”は定番の8.6ft×Mパワーにソリッドティップを合わせ、適度な繊細さを持たせた万能モデルです。

大型のエギも快適に操れるMクラスのシャキッと感がありながら、モタレ具合の変化を感じられる穂先で、違和感的なアタリや流速変化を察知できるのが素敵ポイントとなっています。

メジャークラフト「エギゾースト 5G 832M」

全長(ft)自重エギサイズ継数
8’3″2.0-4.0号2本

≫メジャークラフト「エギゾースト5G」の特集記事はコチラ

「エギゾースト5G」は、メジャークラフトから2021年に発売された鬼コスパなエギングロッド。

8.3ft×Mパワーの”832M”は、年間を通してテクニカルなエギングを楽しめる、ちょい短めの万能モデルです。

最大4号のエギに対応するブランクスで、キレのあるアクションを繰り出すことができます。

ダイワ「エメラルダス AIR AGS 78M」

全長自重エギサイズ継数
2.34m80g2.5-4.0号2本

≫ダイワ「20エメラルダス AIR AGS」の特集記事はコチラ

エメラルダスシリーズの中堅機であり、圧倒的な軽さを武器にする「20エメラルダス AIR AGS」。

”78M”は、そのなかでも特に尖った個性をもつショートレングスモデルです。

高活性なイカが着いていそうな場所をテンポよく撃ってまわる、ランガンスタイルを得意とします。

テイルウォーク「エギストTZ 83M-P4」

全長(ft)自重エギサイズ継数
8’3″110gMAX4.0号4本

≫テイルウォーク「エギストTZ」の特集記事はコチラ

テイルウォークの最高峰エギングロッドである「エギストTZ」からリリースされた、4ピース仕様のモバイルモデル。

同シリーズで唯一の4ピース機ということで、万能かつ操作性の高い8.3ftレングスがチョイスされています。

最大4号のエギに対応し、その他のルアーキャパはMAX30g。ソルトの何でもロッドとしても優秀なスペックです。

がまかつ「ラグゼ EGRR 79M-solid」

全長自重エギサイズ継数
2.36m85g2.0~3.5号2本

≫がまかつ「ラグゼ EGRR」の特集記事はコチラ

軽量・高感度を強みとする、がまかつのエギング普及機「ラグゼ EGRR」のショートレングスモデル。

短尺ゆえのクイックレスポンスを活かしつつ、穂先のソリッドティップで多くの情報を集めることができる、玄人向けな1本となっています。

多彩な情報(ピース)を収集し、パズルのようなエギングを楽しみたい方におすすめです。

ハイエンドクラス×Mパワーのおすすめエギングロッド

出典:がまかつ

最後は、ハイエンドクラス(実売4万円台~)のおすすめロッドたちを紹介します。

一覧はコチラ↓です。

メーカー製品機種
ダイワエメラルダス ストイスト RT84M
シマノ20セフィア エクスチューン79M
がまかつラグゼ EGX89M-solid
ヤマガブランクスカリスタ TZ NANO82M

ダイワ「エメラルダス ストイスト RT 84M」

全長自重エギサイズ継数
2.54m84g2.5-4.0号2本

≫ダイワ「エメラルダス ストイスト RT」の特集記事はコチラ

ダイワ「エメラルダス」シリーズの最高峰に君臨する、”ストイストRT”のセンターモデルです。

王道の8.6ftから2インチだけ詰めた、絶妙レングスを採用しているのが本機の個性。

RT(レーシングチューン)にふさわしい、技巧派のオールラウンダーとなっています。

シマノ「セフィア エクスチューン 79M」

全長自重エギサイズ継数
2.36m100g2.0~4.0号2本

≫シマノ「20セフィア エクスチューン」の特集記事はコチラ

シマノ「セフィア」シリーズの準ハイエンドである、”エクスチューン”グレードのショートモデル。

年間を通して活躍するMパワーに7.9ftを合わせた、アグレッシブな1本です。

ショアでも、ボートでも、高精度な攻めを楽しめます。

がまかつ「ラグゼ EGX 89M-solid」

全長自重エギサイズ継数
2.67m89g2.0~3.5号2本

≫がまかつ「ラグゼ EGX」の特集記事はコチラ

がまかつのハイエンドエギングロッド「ラグゼ EGX」のセミロングモデルです。

硬めのソリッドティップを採用することで、チューブラーティップのような操作性と、ソリッドならではの高い感度性能を両立。

張りと柔軟性のバランスを突き詰めた、次世代型の万能セミロング機に仕上がっています。

ヤマガブランクス「23カリスタ 86M」

機種全長自重エギサイズ継数
86M2.573m99g2.5-4号2本

≫ヤマガブランクス「23カリスタ」の特集記事はコチラ

ヤマガブランクスの最高峰エギングロッド「23カリスタ」の8.6ft万能モデル。

キャスト・操作精度に優れ、そこそこ飛距離も出せる。そんな塩梅に仕上げられています。

年間を通して使い込める汎用性と、高い操作性を重視してロッドを選びたい方にピッタリです。

汎用性最強なMクラスのエギングロッド!

とにかく万能で使い勝手の良いMクラスは、エギングロッドのなかでも最もポピュラーな硬さ。

エギング初心者から上級者まで、幅広いアングラーに愛され続けています。

秋にはパワーを持て余し、モンスタークラスには力負けしがち…。という中途半端さはありますが、その汎用性は最強クラス。

とりあえず、無難に使い込める硬さのエギングロッドが欲しいという方には、Mクラスはかなりおすすめです。

機種の選択肢も多いことですし、好みの1本を探してみてはいかがでしょうか。

この記事で紹介したMクラスのおすすめエギングロッド

エントリークラスのおすすめロッド

メーカー製品機種
シマノセフィアTTS86M
オリムピック21カラマレッティUX7102M
テイルウォークエギストSSD81M

ミドルクラスのおすすめロッド

メーカー製品機種
ダイワ21エメラルダスMX83M
シマノセフィアXRS86M-S
メジャークラフトエギゾースト5G832M
ダイワ20エメラルダス AIR AGS78M
テイルウォークエギストTZ83M-P4
がまかつラグゼ EGRR79M-solid

ハイエンドクラスのおすすめロッド

メーカー製品機種
ダイワエメラルダス ストイスト RT84M
シマノ20セフィア エクスチューン79M
がまかつラグゼ EGX89M-solid
ヤマガブランクス23カリスタ86M

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