2022年版解説|シマノ「19コルトスナイパーSS」ってぶっちゃけどう?

シマノから発売されているショアジギングロッド「19コルトスナイパーSS」をご紹介。

ベーシックな2ピースモデルに加え、振り出しモデルも選べる全11機種構成となっています。

記事後半にはコルトスナイパーシリーズの全容や、他社競合ロッドの情報もまとめました。

予算2万円台のショアジギロッドを物色中の方は要チェックです!

目次

2024年追加情報:後継機「24コルトスナイパーSS」が登場

出典:シマノ
スクロールできます
品番ネットで探す全長(ft.)全長(m)自重(g)ジグウェイト(g)プラグウェイト(g)適合ラインPE(号)継ぎ方式継数(本)仕舞寸法(cm)先径(mm)グリップタイプカーボン含有率(%)リールシート位置(mm)リールシートタイプ
S96M Amazon 楽天 Yahoo 9’6″2.9220MAX 60MAX 45MAX 2.5逆並継2149.52.1セパレート98.5450UPLOCK
S100M Amazon 楽天 Yahoo 10’0″3.05244MAX 60MAX 45MAX 2.5逆並継21572.1セパレート98.7488UPLOCK
S96MH Amazon 楽天 Yahoo 9’6″2.9242MAX 80MAX 65MAX 3逆並継2149.52.2セパレート98.7483UPLOCK
S100MH Amazon 楽天 Yahoo 10’0″3.05260MAX 80MAX 65MAX 3逆並継21572.2セパレート98.8494UPLOCK
S106MH Amazon 楽天 Yahoo 10’6″3.2260MAX 80MAX 65MAX 3逆並継21642.3セパレート98.9500UPLOCK
S100H Amazon 楽天 Yahoo 10’0″3.05278MAX 100MAX 85MAX 4逆並継21572.3セパレート98.7504UPLOCK
S100M-3 Amazon 楽天 Yahoo 10’0″3.05240MAX 60MAX 45MAX 2.5並継3109.72.2セパレート99.2488UPLOCK
S100MH-3 Amazon 楽天 Yahoo 10’0″3.05265MAX 80MAX 65MAX 3並継3109.72.3セパレート99.1494UPLOCK
S100H-3 Amazon 楽天 Yahoo 10’0″3.05273MAX 100MAX 85MAX 4並継3109.72.4セパレート99.2504UPLOCK

シマノ「19コルトスナイパーSS」の特長

出典:シマノ

というわけで、さっそく「19コルトスナイパーSS」の特長をチェックしていきましょう。

ネジレ・ブレの少ないブランクス

まずは「19コルトスナイパーSS」の要となるブランクスから。

シマノの独自技術である

  • スパイラルX
  • ハイパワーX

を併用することで、ネジレ・ブレを低減しています。

キャストやジャーク、ファイト時のダルさがなく、上質な振り感を味わえるでしょう。

コスパ重視のガイドセッティング

出典:シマノ

ガイドはステンレスフレーム(Kガイド)となっており、ライントラブルが少なく、耐久性も高いです。

ガイドリングはトップのみSiC、他はアルコナイトリングという組み合わせ。

 

2万円台クラスのロッドはオールSiCリングが相場なので、他社競合ロッドと比べると見劣り感が否めません。

アルコナイトリングでも性能は十分なのですが、気分的にちょっと…と感じる方も少なくないでしょう。

軽さと握りやすさを両取りするセパレートグリップ

出典:シマノ

グリップはDPSシートを入れたセパレートタイプ。握りやすさと軽量性を両立するセッティングです。

 

セパレートグリップとはいえ、フロント・リアともにEVAはたっぷり配置されています。

実釣時はガシッと握って力を込められますね。

上位機を凌ぐ軽量性

「19コルトスナイパーSS」はロッド全体の軽量性にも定評があります。

同シリーズの上位機である「20コルトスナイパーXR」と類似モデルを比較すると…?

機種19コルトスナイパーSS20コルトスナイパーXR
S100MH260g313g
S100M240g282g
S100H280g330g

軽さに関しては上位機の「20コルトスナイパーXR」を凌駕しているんです。

ロッドが軽いと実釣時に疲れにくくなりますし、ジグの操作もしやすくなります。

圧倒的な軽量性は「コルトスナイパーSS」の確かな強みといえるでしょう。

シマノ「19コルトスナイパーSS」の機種ラインナップ

出典:シマノ

「19コルトスナイパーSS」は全11機種構成となっており、スペックの一覧は以下のとおり。

機種全長自重ジグ重量プラグ重量継数
S96M2.90m225gMAX60gMAX45g2本
S100M3.05m240gMAX60gMAX45g2本
S106M3.20m245gMAX60gMAX45g2本
S96MH2.90m248gMAX80gMAX65g2本
S100MH3.05m260gMAX80gMAX65g2本
S106MH3.20m265gMAX80gMAX65g2本
S96H2.90m270gMAX100gMAX85g2本
S100H3.05m280gMAX100gMAX85g2本
S106H3.20m285gMAX100gMAX85g2本
S100M-T3.05m255gMAX60gMAX45g3本
S100MH-T3.05m288gMAX80gMAX65g3本

定番の2ピースモデル9機種に加え、2021年には振り出し式の3ピースモデルが2機種追加されています。

パワークラスの選択肢は以下の3種類。

  • Mクラス
  • MHクラス
  • Hクラス

「19コルトスナイパーSS」の公式ページでは下図のような使い分けがおすすめされています。

出典:シマノ

Mクラス(3機種)

機種全長自重ジグ重量プラグ重量継数
S96M2.90m225gMAX60gMAX45g2本
S100M3.05m240gMAX60gMAX45g2本
S106M3.20m245gMAX60gMAX45g2本

Mクラスはライトショアジギングに適したパワー設計。40g前後のジグをメインに使っていきたい方にマッチします。

小型の回遊魚やタチウオ、サゴシ、フラットフィッシュなどを狙いやすく、身近なサーフや堤防で手軽に遊びたい方におすすめです。

MHクラス(3機種)

機種全長自重ジグ重量プラグ重量継数
S96MH2.90m248gMAX80gMAX65g2本
S100MH3.05m260gMAX80gMAX65g2本
S106MH3.20m265gMAX80gMAX65g2本

MHクラスは60g前後のジグに適したスタンダードなパワークラス。

「19コルトスナイパーSS」の主軸となっており、汎用性に優れます。

重たいルアーを背負えるぶん、Mクラスのモデルよりも広範囲を探れるというのも強みです。

万能に使える1本をお求めなら、MHクラスから選ぶと良いでしょう。

Hクラス(3機種)

機種全長自重ジグ重量プラグ重量継数
S96H2.90m270gMAX100gMAX85g2本
S100H3.05m280gMAX100gMAX85g2本
S106H3.20m285gMAX100gMAX85g2本

最も強くて硬いHクラスは、ゴリゴリのショアジギング向けモデルです。

80g前後のジグをメインにしつつ、最大100gのジグにも対応。

大型魚にも屈しないバットパワーがあるので、沖堤防やロックショアなど、大物を狙えるフィールドで本領を発揮します。

振り出しモデル(2機種)

機種全長自重ジグ重量プラグ重量継数
S100M-T3.05m255gMAX60gMAX45g3本
S100MH-T3.05m288gMAX80gMAX65g3本

”S100M-T”、”S100MH-T”は、2021年に追加された3ピースの振り出しモデル。

2ピースの通常版モデルよりも携帯性が高く、保管・運搬がしやすくなっています。

仕舞寸117.6cmまでコンパクト化されているので、電車やバイクで釣りに行くことが多い方から人気です。

LSJ(ライトショアジギング)モデルも発売!

「コルトスナイパーSS」には、2022年にLSJ(ライトショアジギング)特化の派生モデルが追加されています。

”より軽快かつ快適に”をコンセプトとする「コルトスナイパーSS LSJ」にも要注目!

特徴や機種ラインナップは以下の記事に詳しくまとめていますので、LSJファンの方は要チェックです。

シマノ「19コルトスナイパーSS」のおすすめ機種3選

全11機種が揃う「19コルトスナイパーSS」のなかでも、筆者が特に推したいモデルは↓の3機種です。

  • S96M
  • S106MH
  • S100H

それぞれの特徴をサクッと紹介しておきますね。

おすすめ機種①19コルトスナイパーSS S96M

全長自重ジグ重量プラグ重量継数
2.90m225gMAX60gMAX45g2本

全機種中で最も短い9.6フィートモデル。取り回しに優れ、とにかく扱いやすいのが強みです。

大きなテイクバックが取れないポイントでも、コンパクトで正確なキャストを決められます。

軽量ルアーへの適性も高いので、”S96M”があれば気軽にショアキャスティングゲームを楽しめるでしょう。

おすすめ機種②19コルトスナイパーSS S106MH

全長自重ジグ重量プラグ重量継数
3.20m265gMAX80gMAX65g2本

万能なMHクラスを採用したロングロッド。

レングスを活かした鋭い長距離キャストを強みとし、空気抵抗の大きなルアーもしっかり飛ばせます。

プラッキングにもマッチする長さなので、ジグとプラグをバランスよく使っていきたい方におすすめです。

おすすめ機種③19コルトスナイパーSS S100H

全長自重ジグ重量プラグ重量継数
3.05m280gMAX100gMAX85g2本

ヘビーなジグを背負えるガチガチのパワー系モデルです。

飛距離も出せて操作性も高い10ftレングスなので、扱いやすさも上々。

大物狙いのロマン派アングラーに持ってこいの1本となっています。

シマノ「コルトスナイパー」シリーズの全体像

出典:シマノ

シマノのショアジギングロッドは「コルトスナイパー」というブランドで展開されており、製品の一覧は↓のとおり。

製品参考実売価格発売年
コルトスナイパー エクスチューン5万円台~2019年
コルトスナイパーXR3万円台~2020年
コルトスナイパーSS(★)2万円台~2019年
コルトスナイパーBB1万円台~2021年

本記事で取り上げている「19コルトスナイパーSS」は、シリーズで下から2番目の価格帯に位置するステップアップ機。

入門ロッドからの乗り換えや、エキスパート勢のサブロッドとして人気の価格帯です。

モデルチェンジが近いかも…?

出典:シマノ

ただ、「19コルトスナイパーSS」の発売年は2019年。

「コルトスナイパー」シリーズのなかでは最もモデルチェンジが近いアイテムですから、そこをどう捉えるか?によって見方が変わりますね。

 

我々ユーザーの選択肢としては

  • いま、「19コルトスナイパーSS」をGETする
  • モデルチェンジを待って次世代の「コルトスナイパーSS」をGETする
  • モデルチェンジを待って、型落ちの「19コルトスナイパーSS」をGETする

といったところ。

 

どれを選ぶかは自由なんですが、筆者的にはとりあえず今は待ちかな〜という立ち位置です。

まず、同じぐらいのお金を出すなら、性能の上がった最新モデルを購入するほうがお得です。

 

それにモデルチェンジが発表されると、旧モデルはセールで叩き売られるのが通例となっています。

待てば安くなる「19コルトスナイパーSS」を焦って買うと後悔する可能性がありますからね。

上位・下位グレードを検討するもアリ!

出典:シマノ

ちなみに、上位グレードの「20コルトスナイパーXR」、下位グレードの「21コルトスナイパーBB」が2022年中にモデルチェンジされることはまずありえません。

「19コルトスナイパーSS」の代案として、上位・下位いずれかのグレードをチョイスするのもアリだと思います。

「コルトスナイパー」ブランドに魅力を感じている方は、検討してみてはいかがでしょうか。

 

≫関連:お値段以上の総合力|20コルトスナイパーXRがいろいろとスゴイ!

≫関連:シマノ「21コルトスナイパーBB」公式ページ

シマノ「19コルトスナイパーSS」の競合ロッドまとめ

出典:ダイワ

続いてはシマノ社以外のショアジギロッドたちについての情報です。

「19コルトスナイパーSS」と価格帯が近くて勢いのある他社製ロッドの一覧はコチラ↓。

メーカー製品参考実売価格
ダイワオーバーゼアAIR2万円台〜
メジャークラフトクロスライド5G2万円台〜
アブガルシアソルティーステージ プロトタイプ2万円台〜

ダイワ「オーバーゼアAIR」

人気沸騰中のショアキャスティングロッド「オーバーゼア」シリーズのスタンダード機。

サーフやライトショアジギング向けのモデルが中心なので、「コルトスナイパーSS」よりも全体的にマイルドなテイストとなっています。

パワーを抑えたロッドが好みの方にイチオシです。

 

≫関連:実力はいかに?「20オーバーゼアAIR」を競合ロッドと比較しながら徹底解剖。

メジャークラフト「クロスライド5G」

「クロスライド5G」は2021年にメジャークラフトから発売されたショアジギングロッド。

  • LSJ(ライトショアジギング)
  • ショアジギング

に対応する全9機種が揃い、多様なニーズに対応します。

実売2万円台クラスながらも、ブランクスに東レの高級カーボン素材”トレカT1100G”を採用するなど、コスパがおかしい製品です。(もちろん、良い意味で)

 

≫関連:いや、コスパ…!「クロスライド5G」がさすがにヤバすぎる件。

アブガルシア「ソルティーステージ プロトタイプ」

2021年に発売されたアブの中堅シリーズ。

約10年ぶりのフルモデルチェンジを果たし、先代機から大幅に性能が上がっていると評判です。

 

「ソルティーステージ プロトタイプ」は、ショアジギングジャンルに特に注力しています。

  • マイクロショアジギング(全4機種)
  • ライトショアジギング(全6機種)
  • ショアジギング(全10機種)

上記の全20機種が揃い、万全の陣容が整っています。

2万円台クラスのロッドをお探しの方はチェック推奨です!

 

≫関連:リソースを一点集中!「ソルティーステージ プロトタイプ」がスゴイぞ。

買い急ぎにはご注意を。「19コルトスナイパーSS」を買うなら他製品も要検討!

というわけで、シマノ「コルトスナイパーSS」の紹介は以上です。

本文でも言及しましたが、発売年が2019年ということで、コルトスナイパーシリーズでは最もモデルチェンジが近いと思われるアイテムとなっています。

総合力が高い製品ですが、いまのところ買い急ぐ必要性は薄いかな〜というのが正直なところ。

 

とはいえ、モデルチェンジが近いとわかったうえで「19コルトスナイパーSS」を買うのは絶対ナシというわけでもありません。

(型落ちモデルであっても向こう5年ぐらいは余裕で使い倒せますので。)

コルトスナイパーシリーズの各グレードや、他社競合ロッドも眺めつつ、いろんな選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?

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