大人気のショアキャスティングロッド「20オーバーゼアAIR」をご紹介。

シリーズの兄弟機や他社競合ロッドとも比較しつつ、魅力をたっぷりとまとめてみました。

魚種の限定を解除して、興奮度MAXのショアキャスティングゲームを楽しみたい方は要チェックです。

絶妙チューンで大人気の”オーバーゼア”シリーズ

サーフや堤防から美味な中大型魚を狙えるとあり、近年人気が高まっているショアキャスティングゲーム。

そこそこ手軽なのにダイナミックな釣りを楽しめて、狙える魚種も多彩とあれば人気も出るはずです。

ただ、「オーバーゼア」が発売される前のダイワ製品にはそういった用途にドンピシャなロッドがありませんでした。

というのも、

  • シーバスロッドではパワー不足、長さも足りないし、柔らかすぎる
  • ショアジギングロッドはパワーありすぎ、重すぎ

てな具合だったわけです。

微妙なストレスを抱えながら別ジャンルのロッドを流用していたアングラーが多かった模様。

オーバーゼアシリーズが登場

そこに登場したのがオーバーゼアシリーズ。

シーバスロッドとショアジギングロッドの間をとったようなパワー・重量設計を採用した新たなロッドシリーズです。

  • 力一杯振らなくても飛距離を出せる遠投性
  • 長時間降り続けても疲れない軽快さ

が強みとなっており、ショアキャスティングゲームがより身近になりました。

かゆいところに手が届くオーバーゼアのコンセプトは多くの釣り人に受け入れられ、2020年の発売から順調に支持を拡大しています。

2021年にはハイエンドの4ピースモデル「オーバーゼアAGS」、ハイパワーモデルの「オーバーゼアグランデ」が登場。

さらに勢いが増してきています。

ダイワ製ショアキャスティングロッドの全体像

オーバーゼアを含むダイワ製ショアキャスティングロッドの製品一覧はこちら↓。

製品実売価格
ショアスパルタン ブレイクスルー6万円台〜
ショアスパルタン コースタル3万円台〜
ショアスパルタン スタンダード2万円台〜
オーバーゼア AGS5万円台〜
オーバーゼア グランデ3万円台〜
オーバーゼア AIR(★)2万円台〜
オーバーゼア1万円台〜
ジグキャスターMX2万円台〜
ジグキャスターTM1万円台〜
ジグキャスター ライト1万円台〜
ジグキャスター1万円台〜

ショアキャスティングジャンルへの注力度が伺えるボリューミーな陣容となっていますね。

役割的には

  • パワー型のショアキャスティング機が”ショアスパルタン”、”ジグキャスター”
  • ライトなショアキャスティング機が”オーバーゼア”

という形で棲み分けされています。

本記事で紹介する「20オーバーゼアAIR」はシリーズのステップアップ機・スタンダード機という位置付け。

実売2万円台〜という価格に設定されており、ビギナーからベテランまでの幅広い層をターゲットとしています。

ダイワ「20オーバーゼアAIR」の特長をチェック

というわけで、「20オーバーゼアAIR」の特長を詳しく見ていきましょう。

HVFカーボン

出典:ダイワ

ブランクス素材には”HVFカーボン”を採用。

カーボン繊維をつなぐ樹脂(レジン)の量を減らし、軽量・高感度なカーボンの特性を活かす素材となっています。

ただ、ダイワから発売されている他ジャンルの2万円台ロッドには、ひとつ上のグレードのカーボン素材”HVFナノプラス”が使われていることが多いです。

一方、”HVFカーボン”は1万円台前半クラスのロッドまで採用が進んでいる素材。

カーボン素材のグレード的には、他ジャンルのダイワ製ロッドと比べて見劣り感があることは否めません。

X45

出典:ダイワ

ブランクスにはネジレを抑える独自機構”X45”を適用。

カーボンテープでバイアス状に締め込むことでブランクスを補強しています。

特に、ネジレへの耐性が高くなり、キャストやアクション、ファイト時に感じるダルさが軽減されます。

V-ジョイント

出典:ダイワ

継部の強度を上げる”V-ジョイント”も適用。

ロッドの中で特に負荷に弱いジョイント部を補強しつつ、キレイに曲がるしなやかさも備えます。

1ピースに近い強さと曲がりを実現する機構として、ユーザーからも好評です。

エアセンサーシート

リールシートには軽量・高感度なエアセンサーシートを採用。

キャストやルアー操作の正確性を上げてくれると評判のオリジナルリールシートとなっています。

機種ラインナップ

「20オーバーゼアAIR」には全7機種が揃い、スペックの一覧は↓のとおり。

機種全長自重ルアー重量ジグ重量継数
109ML/M3.28m178g7~45g7~50g2本
1010M/MH3.30m195g10~60g10~65g2本
103MH3.12m189g15~60g12~65g2本
109MH3.28m203g15~60g12~65g2本
97M ◆2021new2.92m160g10~45g10~50g2本
103M
◆2021new
3.12m162g10~45g10~50g2本
911M/MH
◆2021new
3.02m164g10~60g10~65g2本
※各機種の特徴は記事後半で解説

初期ラインナップは4機種構成で発売され、2021年に新たに3機種が追加されています。

「20オーバーゼアAIR」を競合ロッドと比較

「20オーバーゼアAIR」と競合するロッドを比較していきましょう。

対象アイテムは

の計5製品です。

オーバーゼアの兄弟機と比較

出典:ダイワ

まずはシリーズの兄弟機と比べてみましょう。

オーバーゼアシリーズの製品一覧は↓のとおりです。

製品実売価格
オーバーゼア AGS5万円台〜
オーバーゼア グランデ3万円台〜
オーバーゼア AIR2万円台〜
オーバーゼア1万円台〜

オーバーゼアグランデ」はややコンセプトが異なるパワー系。

実質的には

ということになりますね。

「20オーバーゼアAIR」と比べた時の素材・テクノロジー面の違いはコチラ↓。

テクノロジー21オーバーゼアAGS20オーバーゼアAIR20オーバーゼア
カーボン素材SVFナノプラスHVFカーボン
ブランクス強化機構X45フルシールドX45
ガイドセッティングAGSステンSiCトップSiC
他はアルコナイト
エアセンサーシート
V-ジョイント

素材のグレードや適用されているテクノロジーには、お値段なりの差がある印象。

各アイテムの発売年が近いということもあり、価格と性能の差がうまく設けてありますね。

ただ、他ジャンルのダイワ製ロッドと比べると、オーバーゼアシリーズ全体の仕様面はそこまで豪華だとは感じません。

宣伝にカネがかかる新ブランドですから、既存ブランドほど素材やテクノロジーを豪華にできなかったのでしょう。

往年のダイワファンからすると、”オーバーゼア”シリーズはマーケティング先行のアイテムと感じるかもしれません。

続いては軽さの比較です。

オーバーゼアAGSオーバーゼアAIRオーバーゼア
109ML/M
(179g)
109ML/M
(178g)
109ML/M
(180g)
1010M/MH
(189g)
1010M/MH
(195g)
1010M/MH
(200g)
97M
(172g)
97M
(160g)
97M
(172g)

軽さに関しては、全グレードがほぼ横一線といえるんじゃないでしょうか。

サーフやライトショアジギングに向く10ftクラスのロッドで100g台ってのは、普通にスゴイ…!

ちょっと前なら考えられませんでしたよね。

軽快さを売りにする「オーバーゼア」シリーズだけに、ロッドの軽量化には抜かりがありません。

ショアスパルタン/ジグキャスターと比較

出典:ダイワ

ダイワのショアキャスティングロッドには、

  • 「ジグキャスター」
  • 「ショアスパルタン」

の両シリーズもあり、「オーバーゼア」と用途がかぶる部分もあります。

どれを選ぶか迷っている方もいらっしゃるでしょう。

グレード的に「20オーバーゼアAIR」と競合するのは

  • 17ショアスパルタン スタンダード(実売2万円台~)
  • 18ジグキャスターMX(実売2万円台~)

といったところ。

MHパワー×10ftクラスのモデルのスペックを比較すると↓のとおり。

製品機種自重ルアー・ジグ重量
20オーバーゼアAIR103MH189gmax65g
18ジグキャスターMX106MH280gmax90g
17ショアスパルタン スタンダード106MH280gmax90g

上表のなかでは「20オーバーゼアAIR」の軽さが際立ちます。

一方、「17ショアスパルタン スタンダード」「18ジグキャスターMX」は、重いぶんだけ強いです。

したがって

  • 軽快さなら「20オーバーゼアAIR」
  • 強さなら「17ショアスパルタン スタンダード」「18ジグキャスター MX」

という基準で選ぶのが基本ですね。

21ネッサXR

出典:シマノ

「20オーバーゼアAIR」とコンセプトが似ている他社製ロッドの代表格といえば、シマノから2021年に発売された「21ネッサXR」です。

感度と軽快さを全面に押し出し、サーフに特化したショアキャスティングロッドとなっています。

実売価格的には

  • 20オーバーゼアAIR:2万円台〜
  • 21ネッサXR:3万円台〜

と若干の開きがありますが、まあ競合といえるでしょう。

1万円程度の価格差は仕様にも現れています。

21ネッサXR」は、”カーボンモノコックグリップ”や”スパイラルXコア”など、シマノ社の上位テクノロジーがふんだんに乗る豪華仕様。

出典:シマノ

予算に余裕があり、ハイエンドに肉薄する感度を求める方には「21ネッサXR」がおすすめです。

一方、「20オーバーゼアAIR」の強みとしてはコストパフォーマンスですね。

実売2万円台〜という絶妙なお手頃感はたいへん魅力的。

下位グレードである「20オーバーゼア」に対してもしっかり優位性があります。

3万円を超えると予算オーバー…。でも、3万円の予算内でなるべく高性能なロッドが欲しい

って方には、「20オーバーゼアAIR」がかなりおすすめです。

ダイワ「20オーバーゼアAIR」の機種ラインナップをチェック!

出典:ダイワ

「20オーバーゼアAIR」には全7機種がラインナップされています。

機種全長自重ルアー重量ジグ重量継数
109ML/M3.28m178g7~45g7~50g2本
1010M/MH3.30m195g10~60g10~65g2本
103MH3.12m189g15~60g12~65g2本
109MH3.28m203g15~60g12~65g2本
97M ◆2021new2.92m160g10~45g10~50g2本
103M
◆2021new
3.12m162g10~45g10~50g2本
911M/MH
◆2021new
3.02m164g10~60g10~65g2本
※各機種の特徴は記事後半で解説

初期ラインナップはスペック表の上から4アイテム。

2021年に、初期ラインナップではカバーできない用途の3機種が追加された形です。

初期ラインナップの4機種が基本

機種選びの基本となるのが初期ラインナップの4モデルです。

まずはこの4本の特性をおさえておきましょう。

109ML/M

機種全長自重ルアー重量ジグ重量継数
109ML/M3.28m178g7~45g7~50g2本

ヒラメに特化したサーフフィネスモデル。

繊細なティップが入っており、軽量ルアーの操作がしやすいよう設計されています。

ワームや小型ミノー、シンペンと好相性です。

1010M/MH

機種全長自重ルアー重量ジグ重量継数
1010M/MH3.30m195g10~60g10~65g2本

109ML/Mの1段階強いバージョン。

ティップにMパワー、バットにMHパワーを採用したハイブリッドパワーモデルです。

パワーと繊細さのバランスに優れ、シリーズのなかで最も汎用性が高い1本となっています。

103MH・109MH

機種全長自重ルアー重量ジグ重量継数
103MH3.12m189g15~60g12~65g2本
109MH3.28m203g15~60g12~65g2本

堤防や磯からのジギング・プラッキングに寄せてあるのが103MHと109MHの2機種。

操作性の高い103MHはショアジギング寄り、遠投性の高い109MHはショアプラッキング寄りなチューニングとなっています。

2021年追加モデル

2021年には新たに3機種が追加され、全7機種構成にラインナップを拡充。

後続モデルは、先発の4機種にはない強みを秘めています。

97M・103M

機種全長自重ルアー重量ジグ重量継数
97M2.92m160g10~45g10~50g2本
103M3.12m162g10~45g10~50g2本

Mクラスには97と103の2機種が追加済み。

プラグ類に加え、30gクラスのジグも扱いやすいパワー設計となっています。

操作性重視なら97M、遠投性重視なら103Mがおすすめです。

911M/MH

機種全長自重ルアー重量ジグ重量継数
911M/MH3.02m164g10~60g10~65g2本

M/MHのショートモデル。

汎用性が高いパワー設計(M/MH)に取り回しの良い9ft11inを合わせてあります。

万能かつテクニカルなアプローチを楽しめる1本です。

軽快さが魅力のショアキャススタンダード「20オーバーゼアAIR」

というわけで、「20オーバーゼアAIR」の紹介は以上です。

人気のオーバーゼアシリーズのスタンダード機ということで、幅広いレベルのアングラーから人気を博しています。

持ち前の軽快さで多魚種を攻略できる「20オーバーゼアAIR」には無限の可能性アリ。

好みに合う1本をGETしてみてはいかがでしょうか。

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