アジングをもっと手軽に!おすすめコンパクトロッドと失敗しない選び方

収納や持ち運びが快適なコンパクトロッドがあれば、いつでもどこでも手軽にアジングを楽しめます。

本記事では、アジングにおけるコンパクトロッドの選び方をわかりやすく解説

利便性が高い「振り出し式」、性能が高い「ジョイント式」、それぞれのおすすめアイテムもピックアップしています。

どこでも釣りを手軽に楽しめるコンパクトロッドをお探しの方は要チェックです。

目次

コンパクトロッドの特徴(メリット/デメリット)

コンパクトロッドは、その名の通り、持ち運びやすさを重視した設計のロッドです。

通常のロッドは2ピースが一般的ですが、コンパクトロッドは3本、4本、5本に分かれることで、仕舞寸法が短くなり、よりコンパクトに収納できます。

2ピースロッドとパックロッドの仕舞寸法の違い
※尺度は実寸ではなくイメージです。

メリット

圧倒的な「持ち運びやすさ」と「利便性の高さ」が魅力!

コンパクトロッドの最大の魅力は、やはりその持ち運びやすさにあります。

サイズがコンパクトなため、バッグにもすっぽり収まり、旅行や出張の際にも気軽に釣りを楽しむことができます。

車に常備しておけば、思い立ったときにすぐに釣りを始められるというのも素敵ポイント。

電車やバスといった公共交通機関での移動時も、長さを気にせず持ち運ぶことができます。

パックロッドは移動手段を選ばない。電車、バス、バイク、自転車、飛行機など、なんでもござれ。

デメリット

一般的な2ピースロッドと比べて性能は劣る。

一方で、コンパクトロッドにはいくつかのデメリットも存在します。

まず、一般的な2ピースロッドと比べると、基本性能が劣ります。

理由は、ロッドが複数のピースに分かれていることで構造が複雑になり、自然な曲がりを実現するのが難しくなるためです。

また、ピースが増えることで全体の重量が増え、感度が鈍くなるのも性能劣化の代表例です。

パックロッドは、2ピースロッドと比べていくつかの点で劣る。自重や基本性能、製品や機種の選択肢の少なさがその代表例です。

コンパクトロッドはこんな人におすすめ

コンパクトロッドはこんな人にオススメ!

  • 収納や持ち運びの便利さを求める人
  • 公共交通機関での移動が多い人
  • 旅行や出張先でも釣りがしたい人

ざっくりいうと、「コンパクトに収納できる」という利点に魅力を感じる人におすすめです。

コンパクトさを求めないなら2ピースのほうが良コスパ

一方、コンパクトさや携行性をそれほど重要視しないのであれば、わざわざコンパクトロッドを選ぶ意義は薄いです。

基本的には2ピースロッドのほうが、感度や操作性が高く、コストパフォーマンスも優れている場合が多いです。

小さく仕舞えることに特別な魅力を感じない方には、コンパクトロッドよりも2ピースロッドの方がおすすめです。

コンパクトロッドは「振り出し」と「ジョイント」の2種類

コンパクトロッドは、仕舞い方により「振り出しタイプ」と「ジョイントタイプ」2つに分かれます。

コンパクトロッドは「ジョイント式」と「振り出し式」の2種に大別できる

各タイプの特徴はコチラ↓。

タイプ使い方利便性性能
振り出し伸ばして使う
ジョイントつないで使う

振り出しタイプの特徴

振り出し式のコンパクトロッドは、伸ばして使うタイプ。利便性・携帯性の高さが魅力。

振り出しタイプは、「利便性」を重視する人にオススメ

振り出しタイプは、車のアンテナや折りたたみ傘のように、使うときにロッドを伸ばし、仕舞うときに縮める構造です。

振り出し式のメリット:「利便性」が高い

メリットは、圧倒的な利便性の高さです。

ロッドが一体化しているため、準備や片付けが非常に簡単です。

使いたいときには素早く伸ばすだけで、すぐに釣りを始めることができ、使い終わったらスッと縮めてしまうだけ。

リールをつけたままラインも通しておけるので、釣り場でのセッティングに手間がかからないという点も大きな魅力です。

振り出し式のデメリット:「性能」が低い

しかし、デメリットとしては、性能が低いという点が挙げられます。

振り出し構造のため、ロッドの継ぎ目が太くなり、自然な曲がりを実現するのが難しくなります。

また、伸縮構造ゆえに、竿先が細くなりすぎたり、竿元が太くなったりといった問題が生じ、全体的に重くなりがちです。

このため、キャストの精度や操作性、感度がジョイントタイプと比べると劣る傾向があります。

ジョイントタイプの特徴

ジョイント式のコンパクトロッドはつないで使うタイプ。2ピースロッドと遜色ない使用感のものも多く、性能の高さが魅力。

ジョイントタイプは、「性能」を優先したい人にオススメ

ジョイントタイプは、ロッドが複数のピースに分かれており、使用時にそれらをつないで使うタイプです。

ジョイント式のメリット:「性能」が高い

メリットは、性能が高いことです。

一般的な2ピースロッドと同じ形式でつなぐため、ロッド全体の曲がりが自然で、キャストや操作性に優れています。

また、感度も高く、振り出しタイプに比べて基本的な釣りの性能が損なわれにくい点が大きな強みです。

アジングなど、繊細な感度が求められる釣りには特に適しています。

ジョイント式のデメリット:「利便性」が低い

一方で、デメリットは、利便性が低いことです。

バラバラになったピースをつないで組み立てる手間があり、継ぎ目が多いほど準備や片付けが面倒になります。

振り出しタイプと比べると、現場でのセットアップが煩雑になるため、利便性では劣る面があります。

アジングにおけるコンパクトロッド選びのポイント

ここからは、アジングにおけるコンパクトロッド選びのポイントを解説していきます。

ポイントは以下の5点です。

「振り出し」か「ジョイント」か

まずは、「振り出しタイプ」か「ジョイントタイプ」かを決めましょう。

タイプ使い方利便性性能
振り出し伸ばして使う
ジョイントつないで使う
振り出しタイプは「利便性>性能」な人にオススメ!

振り出しタイプは、利便性を重視する方に最適です。

すべてのパーツが一体化しており、ロッドを伸ばして使うだけなので、準備や片付けがとても簡単です。

ただし、性能面ではジョイントタイプに劣り、キャストの精度や感度が低くなる傾向があります。

ジョイントタイプは「性能>利便性」な人にオススメ!

一方、ジョイントタイプは、性能を優先したい方におすすめです。

各パーツが分かれているため、組み立てる手間がかかりますが、キャストや操作性、感度に優れています。

基本的に振り出しタイプよりも高性能です。

仕舞寸法(=コンパクトさ)もチェック

コンパクトロッドを選ぶ際には、仕舞寸法にも注目しましょう。

仕舞寸法とは、ロッドを収納したときの全長のことです。これが短ければ短いほど、保管や運搬が楽になります。

自宅や車の収納スペースに合ったサイズをあらかじめ確認しておきましょう。

補足:機内持ち込みは【60cm以下】が目安

飛行機の機内に持ち込む場合には、仕舞寸法が60cm以下を目安にすると、多くの航空会社で機内持ち込みが可能です。

飛行機で移動することが多い方は、この点もチェックしておくと良いでしょう。

「長さ」と「硬さ(強さ)」のバランス

アジングロッドは「長さ」と「硬さ」のバランスによってだいたいの役割が決まります。

「長さ」「硬さ」「役割」の一覧は以下のとおりです。

役割長さ目安硬さ目安ジグ単との相性遠投リグとの相性
ジグ単型〜6ftUL
万能型6ft台中盤L
遠投型7ft台後半〜ML

自身の釣りスタイルに合った長さと硬さを選ぼう。

基本的にはソリッドティップがおすすめ

ソリッドティップは、アジング適性が高い

アジングにおいては、ロッドのティップ(先端部分)がソリッドティップのものがおすすめです。

ソリッドティップは細くて柔らかく、アジの繊細なあたりを捉える感度が高いのが特徴です。

荷重感度や食い込みの良さに優れており、アジの小さなバイト(あたり)を逃さずキャッチすることができます。

チューブラーティップは、アジング適性はイマイチだが、他ジャンルへの流用がしやすい

チューブラーティップは反響感度に優れており、機敏な操作が必要な釣りでは優れた性能を発揮しますが、アジングのようなスローな誘いが主な釣りにはあまり向きません。

とはいえ、アジング以外の釣りへの釣りに流用しやすいという利点もあります。

アジングにおけるゲーム性をそれほど重視しないならチューブラーを選ぶのもアリです。

なるべく軽いものを選ぶ

軽いロッドは高感度!そして、疲れにくい。

アジングロッドを選ぶ際には、軽さ非常に重要なポイントになります。

軽いロッドは感度が良く、反響感度や荷重感度が高いため、小さなアタリや流れの変化をより敏感に感じ取ることができます。

これにより、釣果を伸ばすことができるのです。

また、長時間の釣行でも疲れにくくなるため、釣りを快適に楽しむことができます。

一般的に、ロッドの値段が高くなるほど軽量化されていることが多いので、予算内でなるべく軽いロッドを選ぶことをおすすめします。

アジングにおすすめのコンパクトロッドまとめ

ここからはアジングにおすすめのコンパクトロッドを紹介していきます。

おすすめアイテムの一覧は以下のとおりです。

スクロールできます
製品メーカー機種ネットで探すタイプ実売価格ティップ継数(本)仕舞寸法(cm)
ソルパラ フリダシメジャークラフトS63AJI Amazon 楽天 Yahoo 振り出しアンダー1万円ソリッド
クロスビートSWダイワ666TUL Amazon 楽天 Yahoo 振り出しアンダー1万円チューブラー641
アウトバック ビヨンドテイルウォークS645L Amazon 楽天 Yahoo 振り出し2万円台チューブラー549
ルアーニスト モバイルダイワ68L-S-4 Amazon 楽天 Yahoo ジョイントアンダー1万円ソリッド456
クロステージ パックロッドメジャークラフトS694AJI Amazon 楽天 Yahoo ジョイント1万円台ソリッド455
ソアレ エクスチューン MBシマノS510SUL+-S Amazon 楽天 Yahoo ジョイント4万円台ソリッド449

ソルパラ フリダシ S63AJI(メジャークラフト)

出典:メジャークラフト
製品の特徴

メジャークラフトの人気シリーズ「ソルパラ」の振り出しモデルです。

手軽に釣りを楽しむことができ、準備や片づけが簡単な振り出し式を採用しています。

価格も1万円以下と手頃で、初めてのアジングにもぴったりです。

機種の特徴

6フィート3インチの長さで、操作性が高くキャストの飛距離も十分です。

また、最大10gのルアーに対応できるため、1本で多彩な釣りが楽しめる汎用性の高いモデルです。

Model全長(ft)ルアー(g)/エギ(号)ライン(lb)PEライン(号)アクション
SPXT-S63AJI6’3″0.6-101-50.1-0.6EX.F

クロスビートSW 666TUL(ダイワ)

出典:ダイワ
製品の特徴

ダイワ「クロスビートSW」は、多ジャンルの釣りに対応できる高汎用な振り出しロッドです。

仕舞寸法は全モデルで52cm以下と非常にコンパクト。リュックやバッグにすっぽり収まるため、旅行やアウトドアでの携行に最適です。

機種の特徴

6フィート6インチの長さで、ULクラスの硬さを持つモデル。

ジグ単や軽量プラグ、軽めの遠投リグにも対応し、ライトゲーム全般で活躍できる一本です。

スクロールできます
アイテム全長(m)継数仕舞寸法(cm)標準自重(g)先径/元径(mm)ルアー重量(g)適合ライン PE(号)適合ライン ナイロン (lb.)カーボン含有率(%)
666TUL1.986411051.2/11.40.8~72~688

アウトバック ビヨンド S645L(テイルウォーク)

製品の特徴

テイルウォークの「アウトバック ビヨンド」は、振り出し式ロッドの中でも性能を重視した高品質モデルです。

価格はやや高めですが、ブランクやガイドなどのパーツは高品質で、性能を妥協したくない方におすすめです。

機種の特徴

6フィート4インチと扱いやすい長さで、飛距離と操作性のバランスが良いです。

最大18gのリグに対応し、ジグ単から遠投まで幅広く使えるため、アジングだけでなくメバリングやエリアトラウトでも活躍します。

スクロールできます
MODELLENGTH(ft.in)PIECECLOSED LENGTH(cm)ROD WEIGHT(g)LURE WEIGHT(g)LINE WEIGHT(lb)
S645L6’4″54998max 18max 12

ルアーニスト モバイル 68L-S-4(ダイワ)

出典:ダイワ
製品の特徴

ダイワの「ルアーニスト モバイル」は、ジョイント式のモバイルロッド。

1万円以下という手頃な価格でありながら、2ピースロッドに近いキャストフィールや操作性が実現されています。

機種の特徴

68L-S-4はアジやメバルに最適なライトゲームモデルです。

食い込みが良いソリッドティップ仕様で、ショートバイトにも対応できるため、初めてアジングをする方でも易しく使えます。

スクロールできます
アイテム全長(m)継数仕舞寸法(cm)標準自重(g)先径/元径(mm)ルアー重量(g)対応エギサイズ適合ライン PE(号)適合ライン ナイロン (lb.)カーボン含有率(%)
68L-S-42.034561200.8/9.91~103~890

クロステージ パックロッド S694AJI(メジャークラフト)

出典:メジャークラフト
製品の特徴

メジャークラフトの中堅ロッドシリーズ「クロステージ」のパックロッド版です。

独自製法の「マイクロピッチクロスフォース」が採用されており、細身ながら強度も十分です。

実売価格は1万円台で、コストパフォーマンスの高さにも定評があります。

機種の特徴

6フィート9インチとやや長めの万能モデルで、ジグ単はもちろん、キャロやフロートにも対応可能。

アジング、メバリングでガッツリ使い倒せるライトゲームのなんでもロッドにおすすめです。

スクロールできます
ModelPRICE(税込価格)全長(ft)継数(pcs)ルアー(g)ライン(lb)ライン(PE)アクション仕舞寸法(cm)
CRX-S694AJI¥13,700(¥15,070)6’9”40.6-101-50.1-0.6EX.F55

ソアレ エクスチューン MB S510SUL+-S(シマノ)

出典:シマノ
製品の特徴

シマノソアレ エクスチューン MB」は、ライトゲーム用の超本格モバイルロッドです。

「スパイラルXコア」や「カーボンモノコックグリップ」など、シマノの技術をふんだんに取り入れており、実売価格は4万円台と高めですが、その性能は他を圧倒します。

機種の特徴

510SUL+-Sはジグ単向けのショートモデル。

しなやかなSULクラスに張りを加えた「SUL+」を採用。繊細なアタリを捉えつつ、掛けた後はしっかりと曲げてファイトを楽しめるモデルです。

モバイルロッドでも性能を妥協したくない方におすすめです。

スクロールできます
品番全長(ft.)全長(m)継ぎ方式継数(本)仕舞寸法(cm)自重(g)先径(mm)ルアーウェイト(g)適合ラインナイロン・フロロ(lb)適合ラインPE(号)グリップタイプリールシート位置(mm)リールシートタイプカーボン含有率(%)
S510SUL+-S5’10”1.78並継449620.80.4-81-30.1-0.4カーボンモノコック194DOWNLOCK99.1

まとめ

今回はアジングのコンパクトロッドについて解説しました。

アジングのコンパクトロッドを選ぶ際はまず、利便性の高い「振り出し式」か、性能が高い「ジョイント式」のどちらが好みかを決めましょう。

「振り出し」と「ジョイント」の違い

タイプ使い方利便性性能
振り出し伸ばして使う
ジョイントつないで使う

それさえ決まればあとは、通常のアジングロッド選びと同じです。

用途に合う「長さ」と「硬さ」をチョイスすればOKです。

アジングロッドの役割

役割長さ目安硬さ目安ジグ単との相性遠投リグとの相性
ジグ単型〜6ftUL
万能型6ft台中盤L
遠投型7ft台後半〜ML

今回ピックアップしたおすすめロッドの一覧はコチラ↓。

スクロールできます
製品メーカー機種ネットで探すタイプ実売価格ティップ継数(本)仕舞寸法(cm)
ソルパラ フリダシメジャークラフトS63AJI Amazon 楽天 Yahoo 振り出しアンダー1万円ソリッド
クロスビートSWダイワ666TUL Amazon 楽天 Yahoo 振り出しアンダー1万円チューブラー641
アウトバック ビヨンドテイルウォークS645L Amazon 楽天 Yahoo 振り出し2万円台チューブラー549
ルアーニスト モバイルダイワ68L-S-4 Amazon 楽天 Yahoo ジョイントアンダー1万円ソリッド456
クロステージ パックロッドメジャークラフトS694AJI Amazon 楽天 Yahoo ジョイント1万円台ソリッド455
ソアレ エクスチューン MBシマノS510SUL+-S Amazon 楽天 Yahoo ジョイント4万円台ソリッド449

本記事の内容も参考にしつつ、あなたにピッタリのコンパクトロッドを探してみてください。

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