約10年ぶりのモデルチェンジを迎えるヤマガブランクス「23カリスタ」をご紹介。
人気の先代モデルを凌駕する、ハイクオリティーロッドに仕上がっています。
エギングロッドにおける理想のチューニングを、原点から再構築した珠玉のハイエンドロッド。
ぜひともご注目ください。
「カリスタ」が10年ぶりのモデルチェンジ!
ヤマガブランクスの人気エギングロッド「カリスタ」がフルリニューアル。
初代「カリスタ」の発売が2013年でしたので、今作は約10年ぶりのモデルチェンジということになります。
この10年、釣り場のコンディションが変わるのに合わせて、エギングのメソッドも細分化されてきました。
そんななか、新しい素材・製法を用いて、最新のエギングシーンに対応するべく生み出されたのがNEWモデル「23カリスタ」。
エギングというブランク屋にとって最高のジャンルに、ヤマガブランクスが何を求めて挑戦し続けてい るのか、この新しいカリスタシリーズで、ぜひ感じてください。
出典:ヤマガブランクス
ヤマガブランクスが自信を持って送り出す、ガチなエギングロッドなのです。
ヤマガブランクス「23カリスタ」の特徴
ブランク
「23カリスタ」では、”キャスト&レスポンス”というコンセプトが掲げられています。
キャスト時は振り抜けが良く、遠投性が高い。エギ操作やフッキングの際は、ダルさを感じずにクイックな使用感を味わえる。
そんなブランクに仕上げられています。
機種別のベントカーブ(※静荷重500g時)の比較は以下のとおり。
ベリーからティップが美しい弧を描き、バットで粘るという、ヤマガブランクスらしいセッティングです。
「23カリスタ」は、全モデルで2kgクラスのイカと余裕を持ってやりとりできるパワー感に仕上げてあります。
どの機種を選んでも、年間を通した活躍を期待できます。
ガイド
つづいてはガイドセッティングについてです。
フレームはチタン製、リングはトルザイトとSiCが使い分けられています。
軽くて丈夫、かつラインにも優しい安定のハイエンド仕様です。
バットにRVガイド(エギングロッドでは珍しい)を採用しているというのも「23カリスタ」の注目ポイント。
スムーズな糸抜けで飛距離ロスを減らし、高負荷にもしっかり耐えてくれます。
リールシート
リールシートは、ヤマガブランクス製ロッドではおなじみのVSS16(アップロック式)。
EVA部分は先細形状でブランクタッチがしやすく、コンパクトですっきり手の中におさまるサイズ感に成形されています。
正確なキャスト・エギ操作をアシストしてくれるでしょう。
デザイン
ロッドデザインは全体的にシンプルかつシックな仕上がり。
他のヤマガブランクス製ロッドと同じく、良い意味で飾り気のない外観です。
一見するとシンプルに見えるものの
- カリスタのロゴまわりには深いブルーでアクセント
- その先のバット部はカーボン繊維の模様が浮かび上がる
など、バットまわりには気の利いた細工が施されています。
このわかる人にはわかる、ちょっと贅沢なデザインも「23カリスタ」の隠れた魅力といえるでしょう。
ヤマガブランクス「23カリスタ」の機種ラインナップ
「23カリスタ」には全5機種がラインナップされており、スペックの一覧は以下のとおり。
機種 | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継数 |
---|---|---|---|---|
90LML | 2.744m | 96g | 2.5-3.5号 | 2本 |
76ML | 2.293m | 87g | 2.5-3.5号 | 2本 |
82ML | 2.496m | 92g | 2.5-3.5号 | 2本 |
86M | 2.573m | 99g | 2.5-4号 | 2本 |
79MMH | 2.380m | 99g | 3.0-4.5号 | 2本 |
パワークラスはLML・ML・M・MMHの4種類、レングスは7.6〜9フィートまでといった構成です。
82ML/86M
エギングロッドの王道をいく万能モデルは、82MLと86Mの2本。
飛距離・操作性・パワーのバランスがよく、どんな状況にも無難に対応できる懐の深さを強みとします。
どのモデルにするか迷っちゃうときは、82MLと86Mの2択で考えると良いでしょう。
どちらも万能モデルではあるのですが、
- 82MLはどちらかといえばマイルド系
- 86Mはどちらかといえばパワー系
という違いがあります。
機種 | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継数 |
---|---|---|---|---|
82ML | 2.496m | 92g | 2.5-3.5号 | 2本 |
86M | 2.573m | 99g | 2.5-4号 | 2本 |
90LML
90LMLは、全5機種の中で最もしなやかなモデル。
バットがMLクラス、トップがLクラスのハイブリッドチューンが採用されています。
しなやかなトップを採用することで、生まれる主な利点は以下の2つ。
- エギの重量を乗せてのロングキャストが可能
- 潮流の変化を感じやすい
エギをがっつり遠投して潮に乗せながらイカを探す、ドリフトの釣りにピッタリな1本です。
トップはかなり柔らかいのものの、MLクラスのバットには十分なパワーがあります。
2kgのアオリイカもきちんと獲りきれるよう設計されているので、デカイカをフィネスに攻略したいシチューエーションにもおすすめです。
機種 | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継数 |
---|---|---|---|---|
90LML | 2.744m | 96g | 2.5-3.5号 | 2本 |
76ML
76MLは、ショートレングス版の万能モデル。
小場所のランガンやスリット打ちなど、飛距離はいらないけど取り回しと精度が要求される場面で活躍します。
遠投の重要度が低い秋エギングにもおすすめの1本です。
機種 | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継数 |
---|---|---|---|---|
76ML | 2.293m | 87g | 2.5-3.5号 | 2本 |
79MMH
79MMHは、「23カリスタ」のなかで最もパワフルなモデル。
モンスター級のデカイカに遅れをとらないバットパワーが実装されています。
強力なMHクラスのバットに対し、トップにはほどよい繊細さのあるMクラスを採用。
単なる脳筋ロッドというわけではなく、感度性能も優秀です。
機種 | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継数 |
---|---|---|---|---|
79MMH | 2.380m | 99g | 3.0-4.5号 | 2本 |
ヤマガブランクス「23カリスタ」の価格と発売日
「23カリスタ」は、2023年秋に発売予定。
定価52,000〜56,000円(税抜)、実売価格は5万円前後になることが予想されます。
ヤマガブランクスの最高峰エギングロッドだけに、お値段も相応です。
予算的に射程圏内という方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
「23カリスタ」の競合ロッドまとめ
比較用に「23カリスタ」の競合ロッドを一覧にしてみました。
同価格帯のアイテムと比べてみたい方は、以下のリンクをご活用くださいませ。