ビギナーからベテランまで、多様なレベル感のアングラーに愛されるMLクラスのエギングロッドについて徹底解説。

MLロッドのメリット・デメリット、おすすめ製品までまるっとまとめてみました。

マイルドで扱いやすく、汎用性も高いエギングロッドをお探しの方は必見です!

エギングロッドの硬さはざっくり4種類!

MLクラスのエギングロッドの特徴を理解するために、まずはエギングロッドにはどんな硬さがあるのかを知っておきましょう。

エギングロッドの硬さは、主に以下の4種類。

硬さ適合エギサイズ
(※目安)
特徴
L~3.0号小型のイカをメインターゲットとするライトエギング
ML~3.5号秋エギング寄りのオールシーズンモデル
M~4.0号春エギング寄りのオールシーズンモデル
MH~4.5号デカイカ専用モデル

他の硬さもあるっちゃあるんですが、一般的なのは上記の4つです。

上表の内容をざっくり把握しておけば、エギングロッドの硬さ選びは一気にイージーになります。

MLクラスのエギングロッドの特徴

本記事で取り上げるMLクラスのエギングロッドは、2〜3.5号ぐらいのエギに最適なパワー設計。

エギングロッド全体で言うと、どちらかといえば柔らかめ(弱め)な部類に入ります。

メインターゲットは、秋によく釣れる小型のアオリイカ(〜1kg程度)。

3号のエギを基準にしたオーソドックスな組み立てに適し、エギングの基本が詰まった硬さともいえます。

MLのエギングロッドは春にも使える?

MLロッドがよりフィットするのは秋エギングですが、春エギングで全く通用しないというわけでもありません。

良型のイカにも対応するパワーが実装されており、柔らかめのオールシーズンモデルという位置付けです。

軽くてよくしなり、とにかく扱いやすいということで、入門ロッドとしても人気の硬さとなっています。

(注)エギングロッドの硬さはメーカーや製品によって異なります

ただ、本記事で紹介するMLクラスのエギングロッドの特徴は、あくまでひとつの例に過ぎません。

同じパワー表記であっても、メーカーによっては強めだったり、弱めだったりとテイストにバラつきがあります。

例えば、ダイワのMLエギングロッドが対応するのは3.5号クラスまでのエギ。

対して、シマノのMLエギングロッドは3.8号のエギも使える設計となっており、ダイワのMLクラスよりもやや強めです。

(3.8号はシマノ社のエギ”セフィア クリンチ”シリーズで推しているサイズであるため。)

その他、スペックに現れない張り感の違いなんかも、メーカーあるいは製品コンセプトによってずいぶん異なります。

ですから、MLやMといったエギングロッドの硬さ表記は、あくまで目安程度にしかなりません。

この点はあらかじめ理解しておきましょう。

MLクラスのエギングロッドのメリット

ここからは、MLクラスのエギングロッドがもつ特徴について、もう少し詳しくみていきましょう。

まずは、MLクラスのエギングロッドを選ぶメリットについてです。

3つほどポイントを挙げながら解説していきます。

メリット①オールシーズン使える

1つ目のメリットは、オールシーズン使えることです。

よりマッチするのは秋のエギングですが、春でも十分に使えます。

一般的なエギングで狙うイカ(〜2kgクラスぐらい)は十分に獲りきることが可能です。

1本あれば年間を通してエギングを楽しめる、十分な汎用性を有します。

ただ、大型のイカを相手にする場合は、それなりに力不足は感じるでしょう。

春エギングで使う際は、アングラー側が有利な位置どりや、ファイト時のコントロールなど、少しばかりの工夫が求められるケースもあります。

メリット②マイルドで扱いやすい

2つ目のメリットはマイルドで扱いやすいこと。

MLクラスのエギングロッドは比較的しなやかなセッティングとなっており、これが多くの利点をもたらします。

その代表例は、キャストのしやすさ。

竿のしなりを利用するゆったりしたキャストがやりやすいのです。

よくしなるぶんリリースのタイミングもとりやすく、それほど力を込めずとも正確かつ高飛距離なキャストを繰り返すことができます。

シャクリ動作による体への負担が少ないのもMLロッドの良いところです。

エギングのアクションはそこそこ激しいので、間違ったやり方を続けると、手首やヒジ、肩に相応の負担がかかります。

MLクラスのロッドは竿のしなりがアクションの衝撃をうまい具合に吸収するので、体に負担がかかりづらいです。

キャストやアクションを易しくしてくれる寛容性は、MLクラスならではの良さといえるでしょう。

メリット③小イカの引き味を楽しめる

出典:ダイワ

3つ目のメリットは、小型のイカの引きを存分に楽しめることです。

柔らかめなMLロッドなら、小型のイカを掛けてもグイッと曲がり込みます。

小ぶりなサイズが主となる秋エギングでも、イカ特有のグイッグイッという引き味をたっぷり感じられるでしょう。

MLクラスのエギングロッドのデメリット

続いての話題は、MLクラスのエギングロッドがもつデメリットについでです。

こちらも3点ほどポイントを挙げて解説していきます。

デメリット①大型のエギを使えない

1つ目のデメリットは大型のエギを使えないこと。

アオリイカは思った以上に大きなベイトにもアタックを仕掛けます。

全長が自分と同じぐらいのエギに食ってくることも珍しくありません。

したがって、秋のエギングであっても4号や4.5号の大型エギにバイトが集中することもあります。

MLクラスで扱えるエギの上限は、たいてい3.5号クラスまで。

4号以上のエギを使えないというのは、ひとつの弱点といえます。

ただ、使えるエギサイズについては逆の理論もあてはまります。

大型のエギを扱えるMクラス以上のロッドは、小型エギとの相性がよくありません。

適合エギサイズの問題については、一長一短ですね。

デメリット②デカイカとのやりとりに少々の不安が…

デカイカとのやりとりに不安があるというのも、MLクラスのデメリットです。

1kg未満の小〜中型サイズのアオリイカに対しては、ある程度ゴリ押しが効くものの、キロアップの大物を相手にする場合は力不足を感じることが多くなるでしょう。

もちろん、MLクラスでも時間をかければ大物を獲ることはできます。

しかしながら、特定のパターンでは不利になる恐れがあるのです。

代表例は、走られるとマズイ場所があるというケース。

MLクラスのロッドでデカイカをとるなら、相手に主導権を渡しながらバテさせ、じわじわ上げてくるというのが常套手段です。

イカをバテさせる過程で好き勝手に走られやすく、潜られてお手上げになることも…。

根ズレがひどいポイントであれば、ラインを擦られてブレイクに持ち込まれることもあり、状況によっては詰みます。

何にせよ、MLクラスのエギングロッドで大型のイカに挑む場合は、こちらが不利にならない立ち位置を考えるなど、少々知恵を働かせなければなりません。

デメリット③操作やフッキングの遅れが気になることも…

3つ目のデメリットは、操作やフッキングの応答性が悪くなりがちという点。

MLクラスの柔軟性は、アングラーからの入力を吸収してしまいます。

  • エギの動きのキレが悪くなる
  • フッキングが遅れる

という弱点は許容しなければなりません。(俗にいう”レスポンスが悪い”という状態です。)

より硬いMクラスやMHクラスと比べると、操作やフッキングの応答性がどうしても劣ってしまいます。

これもMLクラスのデメリットです。

MLクラスのエギングロッドはこんな人におすすめ!

MLロッドの特徴は先述のとおりです。

ここまで読み進めた方は、その特徴をあらかた理解できたのではないかと思います。

というわけで、ここからはMLクラスのエギングロッドがどんな人におすすめなのか?をまとめていきます。

秋エギング寄りの万能ロッドをお探しの方

まずおすすめしたいのは、秋エギングを中心としたオールシーズンロッドをお探しの方です。

春は別の釣りものをやることが多いし、エギングは基本的に秋がメインなのよね。

という方には、MLクラスのエギングロッドが最適解。

Mクラス以上の硬さになると、小型イカの引きを十分に味わえません。

それどころか、ドラグ設定を間違えると、身ギレが連発…なんてことにもなりかねないです。

秋の子イカを数釣りしたい方には、しなやかかつ万能なMLクラスのエギングロッドをおすすめします。

エギング入門用ロッドをお探しの方

MLクラスのロッドはエギング入門用にもおすすめです。

持ち前のマイルドさがいろいろとプラスにはたらきます。

ひとつは、しなやかなブランクスがアクションの衝撃を吸収すること。

その結果、手首やヒジ、肩への負担が少なくなります。

エギング特有のシャクリに慣れていない初心者さんでも安心して使えるわけです。

もうひとつは、アクションが最適化されること。

張りが弱いぶんアクションのキレは悪くなりますが、エギの動きすぎを防ぎ、不自然な挙動を減らすことも可能です。

エギングを始めたばかりの頃は特に、どれぐらいドラグを滑らせ、どれくらいの強さでシャクれば良いかの塩梅がつかないもの。

このあたりのバランスをある程度オートマチックに調整してくれるというのも、しなやかなMLロッドの持ち味となっています。

MLクラスのロッドはエギングを安全に、快適に楽しめる設計となっているので、入門用ロッドとしても最適なのです。

グレード別|MLクラスのおすすめエギングロッド9選

MLのエギングロッドの特徴については、だいぶ語りつくしました。

というわけで、ここからは

  • エントリークラス(1万円台)
  • ミドルクラス(2~3万円台)
  • ハイエンドクラス(4万円台~)

の3クラスに分けて、おすすめのエギングロッド(もちろんMLパワーのもの)を紹介していきます。

エントリークラス(実売1万円台)のおすすめMLエギングロッド

まずはエントリークラス(実売1万台)のおすすめロッドからです。

一覧はコチラ↓。

メーカー製品機種全長自重エギサイズ
ダイワエメラルダスX83ML2.51m105g1.8~3.5号
シマノセフィアTTS86ML2.59m98g1.8~3.8号
オリムピック21カラマレッティUX832ML2.52m110g2.0~3.5号

「エメラルダスX 83ML」と「21カラマレッティUX 832ML」は、扱いやすいセミショートモデル。

取り回しが良く、なおかつ万能なエギングロッドが好みな方にピッタリです。

≫関連:ダイワ「エメラルダスX」公式ページ

≫関連:2022年新機種あり|オリムピック「21カラマレッティUX」がアツい!

「セフィアTT 86ML」は王道の8.6ftモデル。

飛距離と操作性のバランスをとりたい方におすすめです。

≫関連:ジャークを最適化する”柔”チューン!「セフィアTT」がエエ感じ!

ミドルクラス(実売2~3万円台)のおすすめMLエギングロッド

出典:がまかつ

お次はミドルクラス(実売2~3万円台)のおすすめロッドたちです。

一覧はコチラ↓。

メーカー製品機種全長自重エギサイズ
メジャークラフトエギゾースト5G862ML8ft6in1.5-3.5号
ダイワエメラルダス AIR AGS84ML-S2.54m83g1.8-3.5号
がまかつEGRRS80ML-solid2.44m85g1.8-3.5号

「エギゾースト5G 862ML」は王道の8.6ftモデル。

MLの硬さで、とりあえず無難なヤツが良き~って方にイチオシです。

≫関連:【大丈夫かコレ…?】メジャクラ「エギゾースト 5G」のコスパが異次元なんだが。

「エメラルダス AIR AGS 84ML-S」と「EGRR S80ML-solid」はソリッドティップモデル。

エギを潮に乗せながらサーチするドリフト釣法を得意とします。

MLのしなやかさと相まって、潮の変化や荷重変化系のアタリを感じやすいのが強みです。

より繊細なエギングを楽しみたい方にGood!

≫関連:まだ軽くなるんだ…。モデルチェンジしたダイワ「20エメラルダス AIR AGS」がスゴイ!

≫関連:もはやハイエンドは不要!?鬼の普及機「ラグゼ EGRR(イージーダブルアール)」をご紹介

ハイエンドクラス(実売4万円台~)のおすすめMLエギングロッド

出典:シマノ

最後はハイエンドクラス(実売4万円台~)のおすすめロッドたちです。

一覧はコチラ↓。

メーカー製品機種全長自重エギサイズ
ダイワエメラルダス ストイスト RT88ML2.64m84g1.8-3.5号
シマノセフィア リミテッドS77ML2.31m100g1.8-3.8号
ヤマガブランクスカリスタ TZ NANO82ML2.50m95g2.5-3.5号

「セフィア リミテッド」は7.7ftのショートモデル。

キャスト精度が高く、細かいアクションもつけやすい、小回りが効くレングスです。

ボートからのキャスティングゲームにも流用できます。

≫関連:価格と性能がヤバすぎ?「セフィア リミテッド」の超ハイエンドっぷりに絶句。

「カリスタ TZ NANO」は、8.2ftのセミショートロッド。

7.7ftの「セフィア リミテッド 77ML」ほどではありませんが、取り回しに優れます。

小技をまじえながらのテクニカルなエギングを楽しめる1本です。

≫関連:ナノアロイ搭載!ヤマガの自信作「カリスタ TZ NANO」をご紹介

「エメラルダス ストイスト RT 88ML」は、MLクラスでは珍しいちょい長めのレングス。

しなりを活用したロングキャストを強みとします。

8.8ftは定番レングスよりもちょびっと長いんですが、その長さが邪魔にはならない絶妙な塩梅。

飛距離はたっぷり出したいけど、操作性も担保したいという欲張りアングラーから人気です。

≫関連:平均85g!「エメラルダス ストイスト RT」の軽さが禁断すぎる…。

マイルド&万能なMLエギングロッド!

というわけで、MLクラスのエギングロッド紹介は以上です。

気になるアイテムは見つかりましたでしょうか?

ほど良いマイルドさがあり、扱いやすいというのがMLのエギングロッドの魅力です。

初心者から上級者まで多彩なレベルのアングラーが手にとるパワークラスとなっており、秋を中心に年中エギングを楽しめる強さに調整されています。

本記事の内容も参考にしつつ、あなたにピッタリのMLエギングロッドを探してみてはいかがでしょうか。

エントリークラスのおすすめロッド一覧

メーカー製品機種全長自重エギサイズ
ダイワエメラルダスX83ML2.51m105g1.8~3.5号
シマノセフィアTTS86ML2.59m98g1.8~3.8号
オリムピック21カラマレッティUX832ML2.52m110g2.0~3.5号

≫関連:ダイワ「エメラルダスX」公式ページ

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≫関連:2022年新機種あり|オリムピック「21カラマレッティUX」がアツい!

ミドルクラスのおすすめロッド一覧

メーカー製品機種全長自重エギサイズ
メジャークラフトエギゾースト5G862ML8ft6in1.5-3.5号
ダイワエメラルダス AIR AGS84ML-S2.54m83g1.8-3.5号
がまかつEGRRS80ML-solid2.44m85g1.8-3.5号

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ハイエンドクラスのおすすめロッド一覧

メーカー製品機種全長自重エギサイズ
ダイワエメラルダス ストイスト RT88ML2.64m84g1.8-3.5号
シマノセフィア リミテッドS77ML2.31m100g1.8-3.8号
ヤマガブランクスカリスタ TZ NANO82ML2.50m95g2.5-3.5号

≫関連:価格と性能がヤバすぎ?「セフィア リミテッド」の超ハイエンドっぷりに絶句。

≫関連:ナノアロイ搭載!ヤマガの自信作「カリスタ TZ NANO」をご紹介

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