良コスパなショアジギ入門機|ダイワ「21ジグキャスター」を徹底解説。

ダイワから発売されているショアジギング入門ロッド「21ジグキャスター」をご紹介。

特長やおすすめ機種、ライバル製品の情報までまるっと網羅しています。

リーズナブルなショアジギングロッドをお探しの方は、ご一読ください。

目次

ダイワ「21ジグキャスター」の特長

というわけで、さっそく「21ジグキャスター」の特長をチェックしていきましょう。

パワー十分で軽量なブランクス

出典:ダイワ

「21ジグキャスター」の一番の見どころはハイパワーなブランクスです。

肉厚でタフな設計となっており、ショアジギングの主要ターゲットの引きに負けない力強さがあります。

ルアーを弾き出す反発力もあり、飛距離性能も十分。

自重についても最軽量モデルが190g、最重量モデルでも271gと十分な軽さに仕上がっています。

基本性能が高く、ショアジギングに必要な要素がバランスよく揃っている印象です。

ダイワの公式YouTubeチャンネルでは長崎・対馬での実釣動画も公開されており、その実力は証明済。

フィールドテスターの松永昌己氏が100Hを使い、うらやましいほど釣りまくっています。

ルアーキャパ上限の100gクラスのジグも問題なく使えており、ここからも地力の高さが伺えます。

時間のある方は動画もチェックしてみてください。

トップガイドにSiCリングを搭載

出典:ダイワ

「21ジグキャスター」のガイドは、トップにSiCリング、他はハードガイドというセッティングです。

ラインとの干渉が最も激しいトップにSiCリングが採用されているというのは安心感があります。

一方、トップ以外はハードガイド仕様となっているので、長期間かつ高頻度の酷使にはやや不安があるかもしれません。

とはいえ、入門ロッドとしてライトに使うぶんには問題はないでしょう。

酷使しないかぎりはガイドの耐久性も十分です。

軽量なセパレートグリップ

出典:ダイワ

グリップはフロント・リアともにたっぷりとEVAが配置されています。

手にフィットして滑りづらく、キャスト・ルアー操作が快適です。

セパレートタイプになっているので、余計な重量増もありません。

使い心地も軽さも欲張ったええ感じの設計です。

高級感のあるデザイン

1万円台のロッドとは思えない優美なデザインも「21ジグキャスター」の魅力です。

ブラック×ゴールドの配色が高級感を醸し出しています。

いろんなリールと合わせやすいってのもポイント高め。

釣具は見た目にもこだわりたいという方にもおすすめできるアイテムです。

ダイワ「21ジグキャスター」のおすすめ機種3選

出典:ダイワ

「21ジグキャスター」には全6機種が揃っており、スペックの一覧は↓のとおりです。

機種全長自重ルアー重量ジグ重量継数
90M・N2.74m190g10~50g15~60g2本
100M・N3.05m210g10~50g15~60g2本
90MH・N2.74m225g15~65g20~80g2本
96MH・N2.90m230g15~65g20~80g2本
100MH・N3.05m245g15~65g20~80g2本
100H・N3.05m271g20~80g30~100g2本
  • 3種類のレングス(9.0ft/9.6ft/10.0ft)
  • 3種類の硬さ(M/MH/H)

という構成になっており、自分に合う機種をシンプルに選べます。

レングスに関しては操作性重視なら9.0ft、飛距離重視なら10.0ft、バランス重視なら9.6ftがGood。

硬さについては使いたいルアーに合わせると良いでしょう。(ルアー適合表は↓)

出典:ダイワ

全6機種のなかから、おすすめの機種も3つほど紹介しておきます。

おすすめ機種①21ジグキャスター 96MH

全長自重ルアー重量ジグ重量継数
2.90m230g15~65g20~80g2本

「21ジグキャスター」のセンターモデルです。

9.6ft×MHパワーということで、レングスも硬さもど真ん中。

飛距離と操作性のバランスに優れ、いろんなシチュエーションで活躍できます。

どれにするか決めきれない方は、無難な選択肢として”96MH”はいかがでしょう。

おすすめ機種②21ジグキャスター 100H

全長自重ルアー重量ジグ重量継数
3.05m271g20~80g30~100g2本

「21ジグキャスター」全6機種のなかで最も長くて、最も強いモデル。

ロックショアでのゴリゴリの大物狙いまで対応するパワー系です。

先述の実釣動画内でも使われているモデルで、強度的な安心感は別格。

太めのラインでパワー勝負したい方に最適な1本となっています。

おすすめ機種③21ジグキャスター 90M

全長自重ルアー重量ジグ重量継数
2.74m190g10~50g15~60g2本

「21ジグキャスター」のなかで最も短くて柔らかいモデル。

取り回しが良く、竿のしなりをゆったり使ってキャストできるので、とにかく扱いやすいってのが良いトコロです。

自重も190gと軽量ですし、リールも比較的小型のものを合わせられます。

体への負担も少ないですから、初めてのショアジギングロッドにもおすすめです。

その他の機種はコチラ

機種全長自重ルアー重量ジグ重量継数
100M・N3.05m210g10~50g15~60g2本
90MH・N2.74m225g15~65g20~80g2本
100MH・N3.05m245g15~65g20~80g2本

ダイワ製ショアジギングロッドの全体像

出典:ダイワ

ダイワ社からは「21ジグキャスター」以外にも、多くのショアジギングロッドが発売されています。

主なショアジギロッドの一覧はコチラ↓。

製品参考実売価格
ショアスパルタン ブレイクスルー6万円台~
オーバーゼア AGS5万円台~
オーバーゼア グランデ3万円台~
オーバーゼア AIR2万円台~
オーバーゼア1万円台~
ジグキャスター(★)1万円台~
ショアジギングX1万円台~

本記事で取り上げている「21ジグキャスター」は手頃な価格で入手できるショアジギング入門ロッド。

これからショアジギングを始めたいビギナー向けにリリースされているアイテムです。

「オーバーゼア」と「21ジグキャスター」の違いは?

出典:ダイワ

「21ジグキャスター」は、他の1万円台ロッドと何が違うの?と疑問に感じた方もいらっしゃると思います。

特に、ぐいぐい人気を伸ばしている「オーバーゼア」との違いが気になっている方が多いんじゃないでしょうか。

以前は、

  • サーフ・ライトショアジギング→「オーバーゼア」
  • ショアジギング→「ジグキャスター」

という明確な違いがあったんですが、2022年の「オーバーゼア」大型機種拡張によって両者の棲み分けが難しくなっているのも事実。

なので、「オーバーゼア」と「ジグキャスター」の違いについて、いくつかポイントを挙げながら解説していきます。

「オーバーゼア」と「21ジグキャスター」の違い①価格

両者の違いとしては、まず価格ですね。

実売1万円台〜という点は共通なのですが、

  • ジグキャスター:1万円台中盤〜
  • オーバーゼア:1万円台後半〜

ぐらいの違いがあります。

ちなみに、2022年に発売される「オーバーゼア」のパワー系モデルは、定価で2万円台後半ですから、実売だと2万円台に乗ってくるでしょう。

そんなわけなので、「21ジグキャスター」のほうが数千円安いという違いがまず挙げられますね。

「オーバーゼア」と「21ジグキャスター」の違い②製品仕様

この数千円の価格差は、製品の仕様にも現れています。

出典:ダイワ

「オーバーゼア」のブランクスには、”HVFカーボン”や”X45”が使われていますが、「21ジグキャスター」にはこれらが非搭載。

総合的なブランクス性能は「オーバーゼア」が優位といえるでしょう。

また、ガイドについても

  • オーバーゼア:トップSiC、他はアルコナイト
  • 21ジグキャスター:トップSiC、他はハードガイド

という違いがあります。

ガイドまわりの安心感についても、少しお値段が高い「オーバーゼア」の方が上回っていますね。

機種ラインナップについても、「オーバーゼア」の方が選択肢豊富で、一覧にするとこれぐらい↓の違いがあります。

オーバーゼア
(全13機種)
21ジグキャスター
(全6機種)
97M
911M/MH
103M
103MH
109ML/M
109MH
1010M/MH
96MHH
100MHH
106MHH
96H
100H
106H
90M・N
100M・N
90MH・N
96MH・N
100MH・N
100H・N

サーフから堤防、磯まで幅広いシチュエーションに対応する「オーバーゼア」に対し、堤防・磯での使用がメインの「21ジグキャスター」という構図です。

両者の違いをまとめると…?

というわけで、「オーバーゼア」と「21ジグキャスター」の違いはこんなところです。

お値段ぶんぐらいの差で、順当に「オーバーゼア」が高性能という印象。

シリーズこそ違えど、2022年現在では「オーバーゼア」は「21ジグキャスター」の上位グレードといっても差し支えないでしょう。

価格差は数千円程度となっていますので、2万円前後まで予算を確保しているという方は「オーバーゼア」も併せて検討してみると良いかもしれません。

ダイワ「21ジグキャスター」のライバルロッド5選

出典:シマノ

「21ジグキャスター」と競合する有力ロッドもささっと紹介しておきます。

ダイワ「オーバーゼア」「ショアジギングX」

同門のダイワ製品内では、「オーバーゼア」もしくは「ショアジギングX」がライバルとなります。

先述の「オーバーゼア」は少し上のグレード、「ショアジギングX」は少し下のグレードと思っておけばわかりやすいでしょう。

いずれもショアジギング入門用に設計されたロッドで、価格差もわずか。

迷った時には、最終的にデザインの好みで決めてしまっても良いかと思います。

≫関連:2022年版|大型拡張されるダイワ「オーバーゼア(無印)」を徹底解説!

≫関連:高級感たっぷり|ダイワ「ショアジギングX」がええ感じ。

シマノ「21コルトスナイパーBB」

シマノ製品でライバルを挙げるなら「21コルトスナイパーBB」が最有力。

「21ジグキャスター」と同じく、2021年にモデルチェンジされたショアジギ入門機です。

「21コルトスナイパーBB」には、3ピースモデル・振出モデルという携帯性に優れる機種もラインナップされています。

持ち運びしやすいロッドが欲しいという方は、見逃せない製品です。

≫関連:振出モデル登場|「21コルトスナイパーBB」がさらに便利になってるぞ。

2万円台クラスにも実力派が揃う

2万円台クラスまで手を伸ばすなら

  • メジャークラフト「クロスライド5G」
  • アブガルシア「ソルティーステージ プロトタイプ」

もおすすめです。

ステップアップ機といわれる2万円台クラスながらも、高級マテリアル・高度製法が使われた本格派となっています。

入門機としてはやや贅沢品ですが、予算に余裕がある方にはかなりアリな選択肢です。

≫関連:いや、コスパ…!「クロスライド5G」がさすがにヤバすぎる件。

≫関連:全20機種|「ソルティーステージ プロトタイプ (ライト・マイクロ)ショアジギング」を大特集!

居場所を奪われ気味?な「21ジグキャスター」

コスパに優れるショアジギング入門機ということで、一定の評価を得ている「21ジグキャスター」。

なんですが、2022年の「オーバーゼア」大型機種拡張で、居場所を奪われた感は否めません。

購入するなら、お値段と性能をてんびんにかけてからの方が無難です。

1〜2万円台のショアジギングロッド界はまさに群雄割拠。

じっくり情報収集をしてロッド選びを楽しみつつ、これだと思える1本を買うのも良いと思いますぞ。

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