ダイワ製スピニングリールの最高峰に君臨するフラッグシップ「イグジスト」のモデルチェンジを大特集。
「22イグジスト」で新たに採用された”エアドライブデザイン”をはじめ、注目の仕様をたっぷりまとめてみました。
ライバル製品である「22ステラ」との比較も行なっていますので、ハイエンドリールの購入を検討されている方は要チェックです!
2023年追加情報:「イグジストSF」など追加機種が続々登場!
ダイワ「イグジスト」が2022年に堂々のモデルチェンジ
「イグジスト」は言わずと知れたダイワの最高峰スピニング。
最先端の技術をモリモリ注ぎ込み、極上の性能に仕上げられた最強リールです。
ルアーフィッシング全般に対応する幅広い機種ラインナップを有し、各ジャンルのエキスパートを中心に絶大的な支持を築いています。
そんな「イグジスト」は2022年にモデルチェンジを遂げ、先代を凌ぐ性能を手にカムバックしました。
フラッグシップ機の仕様はダイワ社のスピニング全般の方向性を決める重要項目。
毎度のことではありますが、各方面から熱い注目を浴びています。
「22イグジスト」の気になる発売日は?
そんな「22イグジスト」の発売は2022年3月を予定。
寒さもやわらぎはじめ、春の釣りが本格化する時期の市場投入となっています。
お値段は定価で10万円に乗ってきました。当然ながら、気安く手を出せる額じゃありません。
大幅値上げは残念ですが、最上位グレードとしてのアイデンティティが強固になったと捉えておきましょう。
ちなみに、「22イグジスト」の予約は情報解禁からまもなく開始されています。
いち早くゲットしたい方は、品切れする前に予約を入れておきましょう。
ダイワ「22イグジスト」の目玉は”エアドライブデザイン”
「22イグジスト」の目玉となるのは”エアドライブデザイン”。
これは、今回のモデルチェンジを象徴するコンセプトのようなものです。
”エアドライブ”の思想で設計が見直された、↓の4パーツに注目しましょう。
- エアドライブローター
- エアドライブベール
- エアドライブスプール
- エアドライブシャフト
エアドライブローター
まずはローター部ですね。
マテリアルは先代「18イグジスト」と同じZAIONを採用。
設計が根本から見直され、不要な肉を削りに削った流線型フォルムに変貌しています。
その結果、先代比で約16%の軽量化・低慣性化を実現。(※2500番)
ダイワ製リールの強みである、高レスポンスで軽快な回転に磨きがかかっています。
巻き出しは軽快で、止めたい時にはビタっと止まる。
リーリングによるルアー操作の精度が上がるので、より高度なアプローチが可能となります。
「22イグジスト」のローターは大幅に軽量化されているものの、強度も十分。
約16%の軽量化を実現しながら、「18イグジスト」と同等の強度を確保しています。
この点はサスガのひとことです。
エアドライブベール
「22イグジスト」では、ベール部の設計にも改良が加えられています。
ベールの径を従来のΦ3からΦ2.4へ変更することで、先代比で約33%の軽量化を実現。(※2500番)
軽量ローターに適したバランスに調整されたわけですね。
また、ベール部には緩やかな傾斜があり、ラインローラーに自然と糸が収まるよう計算されています。
トラブルの原因となる糸ヨレが起こりづらく、ラインに無駄なダメージを与えません。
エアドライブスプール
続いては”エアドライブスプール”ですね。
先代の「18イグジスト」と同じく、薄肉かつスカート部分を絞り込むことで軽量化。
”エアドライブデザイン”の他テクノロジーとともにフロントユニットの軽量化に大きく貢献しています。
スプール下部にはネズミ返しを配置し、下からのライン巻き込みを防止。
スプールまわりの厄介なトラブルに悩まされることが少なくなるでしょう。
「22イグジスト」はドラグ音へのこだわりも強めです。
発音部を左右非対称にすることで、心地よいドラグ音が鳴るよう調整が加えられています。
購入からしばらくは、暇さえあればスプールを回してドラグ音に酔いしれることになるかもしれませんね。
エアドライブシャフト
メインシャフトまわりにもダイワ独自の高度テクノロジーを採用。
メインシャフトとピニオンギアを非接触式にすることで、摩擦によるシャフト・ギアの消耗や巻き上げのパワーロスを低減しています。
強い負荷がかかる状況でも、安定した巻き取りが可能です。
ピニオンの両端にはボールベアリングが配置されており、回転の伝達もスムーズ。
リーリング時のノイズが少なく、ラインからロッドへと伝わる情報をクリアに感じ取ることができるでしょう。
エアドライブデザインの恩恵は?
- エアドライブローター
- エアドライブベール
- エアドライブスプール
- エアドライブシャフト
から成る”エアドライブデザイン”により、「22イグジスト」ではフロントユニットが大幅に軽量化されています。
一番の恩恵としては、リール自体のバランスが良くなることです。
フロントユニットが軽いぶん重心がリールの後方に寄り、ロッドにつけたときに先重りしづらくなります。
ルアー操作の精度が向上し、感度もアップ。リールのバランス向上はなかなかに恩恵が大きいです。
ローターの軽量化によって回転レスポンスが良くなっていたり、トラブルレス性能も上がっていたりと、”エアドライブデザイン”のメリットは他にも盛りだくさん。
とにもかくにも、フラッグシップにふさわしい仕上がりとなっています。
ダイワ「22イグジスト」の他テクノロジーを一気見!
「22イグジスト」の目玉となっている”エアドライブデザイン”については上記のとおり。
なんですけど、フラッグシップ機はこれだけじゃ終わりません。他のテクノロジーもモリモリです。
というわけで、”エアドライブ”以外の重要テクノロジーについても簡単に紹介しておきます。
モノコックボディー
「22イグジスト」のボディーはおなじみのモノコック仕様です。(マグネシウム製)
ボディーを一体成形にすることで大型のドライブギアを封入でき、巻き上げパワーの向上に貢献。
ビスがないぶんボディーの剛性も高くなり、軋みや歪みも少なくなります。
マシンカットタフデジギア
「22イグジスト」のドライブギアには超々ジュラルミン製のMC(マシンカット)タフデジギアが採用されています。
高精度カットで仕上げられたギアは回転時のノイズが少なく、耐久力も高水準。
快適な使用感が長持ちします。
マグシールド
「22イグジスト」にはダイワ独自の防水機構”マグシールド”ももちろん適用されています。
- メインシャフトとボディーの接触部
- ハンドルの付け根部分(両側)
- ラインローラー
の各部がマグシールド仕様となっており、防水性はバッチリ。
水の侵入が劣化につながる箇所の守りは鉄壁です。
ATD TYPE-L
ドラグは次世代のATDである「ATD TYPE-L」を採用。
従来のATDよりも瞬間的な負荷へのレスポンスが良くなっています。
フッキングや魚の急なダッシュ時にかかる負荷を自然に逃せて、ラインブレイクが起きづらいってのが利点です。
一方、断続的な負荷に対しては無駄な放出をせずに粘れるという、従来型ATDの長所も継承されています。
ラインブレイクのリスクを下げつつ、より安全にターゲットを取り切れる仕様にブラッシュアップされているわけです。
ツイストバスターⅢ
ラインローラー部には糸ヨレ防止機構である”ツイストバスター”を適用。
「22イグジスト」では、従来型の”ツイストバスターⅡ”が改良された”ツイストバスターⅢ”にアップグレードされています。
従来型からの変更点はローラー部に新たな溝を設けることで、糸が暴れずにヨレにくくなっていること。
ラインがヨレずに自然とスプールに収まるよう計算されており、厄介なライントラブルを未然に防いでくれます。
「22イグジスト」にピッタリなカスタムスプールも要チェック!
ダイワ「22イグジスト」の機種ラインナップ
「22イグジスト」は2000〜5000番クラスに全14機種をラインナップ。
番手の大きさでざっくり5カテゴリに分け、以下にスペックをまとめています。
※スペックの見方はコチラ(↓)※
2023年追加情報:「イグジストSF(スーパーフィネス)」が登場!
「22イグジスト」には、2023年に派生モデルの「イグジストSF」が登場。
SF(スーパーフィネス)な釣りに特化した超軽量番手がラインナップに仲間入りしています。
フィネスな釣りを愛する方は「イグジストSF」も要チェックです!
2000番クラス(アジング・メバリング・エリアトラウトなど)
機種 | ギア比 | 自重 | 標準糸巻量 | ベアリング (ボール/ローラー) |
---|---|---|---|---|
LT2000S-P | 4.9 | 155g | PE0.4号-200m | 12/1 |
LT2000S-H | 5.8 | 155g | PE0.4号-200m | 12/1 |
2500番クラス(エギング・バス釣りなど)
機種 | ギア比 | 自重 | 標準糸巻量 | ベアリング (ボール/ローラー) |
---|---|---|---|---|
LT2500S | 5.1 | 160g | PE0.6号-200m | 12/1 |
LT2500S-H | 5.8 | 160g | PE0.6号-200m | 12/1 |
LT2500S-XH | 6.2 | 160g | PE0.6号-200m | 12/1 |
LT2500S-DH | 5.1 | 170g | PE0.6号-200m | 14/1 |
PC LT2500 | 5.2 | 175g | PE0.8号-200m | 12/1 |
2023年追加情報:PC(パワーカスタム)モデルに追加機種が登場!
3000番クラス(エギング・シーバスなど)
機種 | ギア比 | 自重 | 標準糸巻量 | ベアリング (ボール/ローラー) |
---|---|---|---|---|
LT3000S | 5.2 | 180g | PE0.8号-200m | 12/1 |
PC LT3000 | 5.2 | 190g | PE1号-200m | 12/1 |
PC LT3000-XH | 6.2 | 190g | PE1号-200m | 12/1 |
4000番クラス(シーバス・フラットフィッシュなど)
機種 | ギア比 | 自重 | 標準糸巻量 | ベアリング (ボール/ローラー) |
---|---|---|---|---|
LT4000 | 5.2 | 205g | PE1.5号-200m | 12/1 |
LT4000-XH | 6.2 | 205g | PE1.5号-200m | 12/1 |
5000番クラス(ライトショアジギング・ライトジギングなど)
機種 | ギア比 | 自重 | 標準糸巻量 | ベアリング (ボール/ローラー) |
---|---|---|---|---|
LT5000-C | 5.2 | 220g | PE2号-300m | 12/1 |
LT5000-CXH | 6.2 | 220g | PE2号-300m | 12/1 |
「18イグジスト」→「22イグジスト」のモデルチェンジで変わった点は?
「22イグジスト」の仕様やスペックの紹介は上記のとおり。
続いては、先代モデルの「18イグジスト」から何が変わったのか?という点についてまとめていきます。
今回のモデルチェンジでの進化は多岐にわたるので
- 価格
- テクノロジー
- スペック
- 機種ラインナップ
- デザイン
- アフターサービス
- 環境への配慮
の7項目に分けて整理してみました。
≫関連:「22イグジスト」と「22ステラ」を徹底比較|2022年モデルがアツいのはどっち?
≫関連:シマノ「22ステラ」を大特集|インフィニティ・エボリューション(無限の進化)に迫る!
価格の違い
まずはお値段の変化について。
先代である「18イグジスト」との比較は↓のとおりです。
- 18イグジスト:実売6万円台〜
- 22イグジスト:実売8万円台〜
「22イグジスト」では、先代比でおおよそ1.5〜2万円ほどの大幅値上げとなりました。
最新テクノロジーを山ほど使っている関係で、ある程度お値段が高いのはうなずけます。
が…、これだけ一気に値段が上がっちゃうと、あまり印象は良くありません。
購入のハードルはさらに高くなっちゃいましたね。
とはいえ、イグジストの特別感がさらに高まったという見方もできなくはありません。
少数派だとは思いますが、今回の値上げを好意的に受け入れる方もいらっしゃるかもですね。
テクノロジーの違い
記事前半でもガッツリ解説しましたが、テクノロジー面での1番の変化点は”エアドライブデザイン”の採用。
リールの重心バランスを整えることで、スペックに現れない体感的な軽さがアップしています。
より精度の高いルアー操作ができるようになったというわけです。
一方、「18イグジスト」で定評があったテクノロジーもちゃんと継承しつつ、細かい部分がブラッシュアップされています。
守るところは守り、攻めるところは攻める。今回のモデルチェンジにはそんな堅実さも感じられますね。
スペックの違い
続いてはスペックの違いです。
「18イグジスト」と「22イグジスト」の類似モデルのスペック一覧がコチラ↓。
リール | 番手 | ギア比 | 自重 | ハンドル長 | ベアリング |
---|---|---|---|---|---|
18イグジスト | FC LT2000S-P | 4.9 | 155g | 40mm | 12/1 |
22イグジスト | LT2000S-P | 4.9 | 155g | 40mm | 12/1 |
18イグジスト | FC LT2500S-C | 5.1 | 160g | 45mm | 12/1 |
22イグジスト | LT2500S | 5.1 | 160g | 45mm | 12/1 |
18イグジスト | LT2500-XH | 6.2 | 180g | 55mm | 12/1 |
22イグジスト | PC LT2500 | 5.2 | 175g | 50mm | 12/1 |
18イグジスト | LT3000-XH | 6.2 | 195g | 60mm | 12/1 |
22イグジスト | PC LT3000-XH | 6.2 | 190g | 60mm | 12/1 |
18イグジスト | LT4000-CXH | 6.2 | 205g | 60mm | 12/1 |
22イグジスト | LT4000-XH | 6.2 | 205g | 60mm | 12/1 |
自重については、先代と比べてほぼ変化がありません。
金属ボディーリールの軽量化はそろそろ限界が見えてきたか…と思えますね。
(画期的新テクノロジーの発明が待たれます。)
まあそんなわけで、数値的な重さを削れないからこその”エアドライブデザイン”なのでしょう。
体感的な軽さを追求することで、広い意味での軽量性を高めているというわけです。
他、自重以外の項目についても目立った変化はありません。
数字で語れる基本スペックについては、全体的に変化なしといっていいでしょう。
機種ラインナップの違い
続いては機種ラインナップの変化について。
「22イグジスト」の機種ラインナップでは、新たに”PC(パワーカスタム)”が追加されています。
まあ追加されたとはいえ、実質的には表記が変わったぐらいのものです。
「18イグジスト」から続いた”FC(フィネスカスタム)”表記が廃され、小〜中型番手の基本がコンパクトボディーに置き換わったといったところでしょう。
軽量・フィネス路線の「イグジスト」においては、”PC”を含む新たな表記形式のほうがしっくりきますね。
大量の”FCモデル”が存在するよりは、少量の”PCモデル”が存在するほうがわかりやすいです。
デザインの違い
デザイン面の変化は↓のとおり。
シルバー基調という点は同じですが、「22イグジスト」のほうがシルバーの割合が高くなっています。
なんとなく高級感が増した感じがしますね。
フォルムについては、「18イグジスト」のカドがとれた感じでしょうか。
ローターやスプールまわりの丸みが印象的で、近未来感がありますね。
筆者的には
- 洗練されたスタイリッシュさがある「22イグジスト」
- ゴツゴツした無骨さがかっこいい「18イグジスト」
という印象です。
見慣れてくるとまた印象が変わってくるかもですが、現状では「22イグジスト」のデザインのほうが素敵だな〜と思っています。
みなさんはどっち派でしょうか?
アフターサービスの違い
「22イグジスト」では新たな取り組みとして、特別なアフターサービスが用意されています。
ダイワのアプリ内でイグジストのオーナーページが用意され、さまざまなサービスが受けられるとのことです。
- イグジストオーナー専用の問い合わせ窓口
- オイル等の定期点検サービス
- オーバーホール時の特典
など、至れり尽くせりなイグジストオーナー専用サービスが用意されています。
特別感がすごいですよね。
「22イグジスト」のお値段(定価10万円超)には、こういったサービス料も含まれているのでしょう。
ただ、この点については筆者的には苦言を呈したいと思っています。
「22イグジスト」は出荷前の検査も超厳しいみたいですし、性能の劣化を防ぐテクノロジーも山盛りで搭載されています。
実際問題、アフターサービスのお世話になる機会ってかなり少ないのでは…?
ひねくれた言い方をすると、大幅値上げの口実としてアフターサービスの充実を掲げているようにも思えるということです。
欲してもいないサービスをリールとセットで押し売りされるのは、ちょっと違うくない…?
という意見が出てきても不思議じゃありませんよね。
ユーザー目線に立った価格設定をするなら
- リール本体の定価85,000円
- 希望者のみ15,000円でアフターサービスをつけられる
ぐらいの形式にするほうが良かったんじゃないでしょうか。
イグジストほどの価格帯のリールを購入するユーザーは、カスタムやメンテに精通している場合も多いです。
むしろ、人に任せるのは嫌という方もいらっしゃいますよね。
こういった点を踏まえ、アフターサービスの有無をユーザー側に委ねる販売設計にしてほしかった…。
正直なところ、いちダイワファンとして「22イグジスト」の”売り方”は少し残念に感じました。
環境への配慮の違い
「22イグジスト」では、リールの性能だけでなく環境への配慮も大事にされています。
- 取説をWEB化してペーパーレスに
- 輸送時のケースとして使えるクッション材入りの専用パッケージ
など、資源・環境保護につながる取り組みを実施。
パッケージを保管や輸送用に使えるのは便利ですし、環境保護への取り組みも素直に好印象です。
「イグジスト」はダイワ社の顔となるアイテムのひとつ。
性能以外の部分でその責任感が滲んでいるというのも、「22イグジスト」のアツいポイントといえますね。
ダイワ「22イグジスト」とシマノ「22ステラ」を比較してみる
ダイワ「イグジスト」を語るうえで外せないのが、ライバルである「ステラ」の存在です。
2018年に引き続き、今回も同じタイミングでのモデルチェンジとなった「22イグジスト」&「22ステラ」。
ここからはその両者をサクッと比較していきます。
比較ポイント①価格
まずはお値段について。
「22イグジスト」と「22ステラ」の価格はこれぐらい(↓)違います。
製品 | 定価 | 参考実売価格 |
---|---|---|
22イグジスト | 100,000〜108,000円 | 9万円前後 |
22ステラ | 85,400〜91,900円 | 7.5万円前後 |
前述のとおり「イグジスト」は、今回のモデルチェンジでなかなか思い切った値上げに踏み切っています。
ハイエンド機にコスパという概念があるのかはさておき、値段的なお得感があるのは圧倒的に「22ステラ」ですね。
逆に、購入のハードルが上がったことで、所有することの喜びや特別感が増したのが「22イグジスト」。
入手後の気分の良さとしては、より高額な「22イグジスト」のほうが優勢といえるかもしれません。
比較ポイント②重量
続いては重量の比較です。
「22イグジスト」と「22ステラ」の類似モデルの自重を一覧にしたのがコチラ↓。
リール | 番手 | 自重 |
---|---|---|
22イグジスト | LT2000S-P | 155g |
22ステラ | C2000S | 170g |
22イグジスト | LT2500S-XH | 160g |
22ステラ | C2500SXG | 175g |
22イグジスト | PC LT3000-XH | 190g |
22ステラ | C3000XG | 210g |
22イグジスト | LT4000-XH | 205g |
22ステラ | 4000XG | 260g |
22イグジスト | LT5000-CXH | 220g |
22ステラ | C5000XG | 260g |
自重に関しては圧倒的に「22イグジスト」の方が軽いです。
そもそも「ステラ」が軽さを売りにしていないので、両者を軽さという土俵で競わせるのは少々違和感はありますが…。
とはいえルアーフィッシングにおいて、軽いタックルの優位性は大きいです。
駆動部の性能だけでなく、軽さも現行スピニングリールの最高水準となっているイグジストの総合力の高さは疑う余地がありません。
比較ポイント③強み
代々、イグジストとステラは強みとする領域が異なります。
この点は最新モデルの「22イグジスト」・「22ステラ」においても同様です。
どちらのリールも高い総合力を持ってはいますが、特に秀でているのは以下の性能。
- イグジスト:軽さ、操作性、感度、巻きの軽さ、バランス
- ステラ:飛距離、巻き心地、パワー、耐久性
イグジストとステラのどちらを買うか迷っているなら、自身の釣りに求められるのはどの性能か?を考えてみると良いでしょう。
「イグジスト」と「ステラ」はどちらがおすすめ?
というわけで、イグジストとステラは強みとする部分が違います。
どちらが優れているか、一概にいえるものでもありません。
そもそもどちらも最高級の性能を持っていますので、弱みなんてあってないようなもの。
高額なお値段に見合う価値があることは、多くのアングラーが認めている点です。
基本的には自身の釣りに合う方を…とは言いましたが、極論をいえばフィーリングで好きな方を選んじゃっても何の問題もないと思います。
直感的に好きな方を買って、とことん愛でるというのが一番幸せなのかもしれませんね。
特別感が増した「22イグジスト」!入手してみては?
というわけで、ついに定価10万円の大台を突破した超高級リール「22イグジスト」の紹介は以上です。
”エアドライブデザイン”をはじめとする性能面の進化もすさまじく、目が離せません。
購入の敷居が上がることで、ハイエンドリールならではの所有欲の満たされ具合もアップしています。
より特別感を増した「22イグジスト」。お財布と相談しつつ、入手を検討してみてはいかがでしょうか。