アブガルシアの新作リール「ゼノン」が軽すぎ!やばすぎ!ってことで、特長やスペックを詳しくまとめてみました。

また、ダイワ社・シマノ社の最軽量リールとの軽さ比較も行っています。もちろん、褒めちぎるだけでは面白くないので、懸念点も網羅。

大注目の新作リールですから、早めに情報を整理しておきましょう。

アブガルシアの新作リール「ゼノン」が軽すぎる…!

アブガルシアの新作リール「ゼノン」が軽すぎると話題になっています。

そうなんですよ。スピニングリールの歴史上、過去に類を見ないほどのバリ軽なんです。

  • 最軽量モデルは142g
  • 2500番クラスでも140g台
  • 3000番クラスでも160g台
  • 一番大きな4000SHでも170g

……というわけで、完全に常軌を逸しています。(特に中・大型番手)

みなさまご存知のとおり、”軽さ”はリールの価値を決める圧倒的重要ポイント。

タックルバランス抜きで考えると、基本的には重量が軽ければ軽いほど感度面(特に荷重系)の優位性が高くなりますからね。

「ゼノン」のぶっ飛んだ”軽さ”が、いかなる釣りにおいてもアドバンテージをもたらすことは疑いようがありません。

アブガルシア「ゼノン」はなぜそんなに軽いのか?

アブガルシア「ゼノン」の軽さの源となっている主な要因は2つあります。

最もわかりやすいのが徹底した肉抜きです。もうね、肉抜きのオンパレードであります。

一番目立つのはスプールでしょう。スプール下部のスカートを内細り形状にしつつ、ガッツリ肉が抜いてあります。

また、ハンドルの肉抜きも大胆。

肉を抜けるだけ抜けましたってのが見た目から伝わってきますよね。

軽量化へのインパクトが大きいもう一つの要因が「ボディー形状の最適化」です。

従来のリールには、内部のギア構造は左右非対称なのに、ボディーは左右対称というジレンマがありました。

「ゼノン」ではそんな常識を打ち破り、左右非対称のボティーを採用することで、無駄なスペースを徹底排除。

ボディーがギアに吸い付くような形状になり、抜本的な軽量化が実現されています。

人間で言えば、ぜい肉が無になり、皮が筋肉にビタ〜っと張り付いているイメージですわ。

「ゼノン」はどれくらい軽いの?ダイワ・シマノの軽量リールと比較してみる

「ゼノン」が軽いのはわかったけど、他にも軽いリールってたくさんあるやん?
ヴァンキッシュとかルビアスエアリティとか。
軽いと言うなら、そこら辺と比較しつつ数字で語らんかい!

と思われた方もいらっしゃるでしょう。

なので、ここからはアブガルシア「ゼノン」の軽さをダイワ・シマノの最軽量リールと比較していきます。

比較対象はもちろん↓の2リール。

  • ダイワ「21ルビアスエアリティ」
  • シマノ「19ヴァンキッシュ」

価格帯的にもゼノンと競合するリールたちです。

番手(ラインキャパ)ごとに各リールの重量をまとめてみました。

1000番クラス(ライトゲーム、エリアトラウト等)

リール重量ラインキャパ
ゼノン 1000S142gPE0.4号90m
19ヴァンキッシュ 1000SSSPG145gPE0.4号90m
21ルビアスエアリティ FC LT1000S-P150gPE0.3号200m

ライトゲームの超フィネスジグ単用として人気の1000番クラスでは、「ゼノン」が「19ヴァンキッシュ」に競り勝っての最軽量。

わずか3gではありますが、ヴァンキッシュを意識して削ってきたんでしょう。

その結果実現した「最軽量モデル142g!」の訴求はインパクト抜群です。

2000番クラス(ライトゲーム、エリアトラウト等)

リール重量ラインキャパ
ゼノン2000S145gPE0.6号100m
19ヴァンキッシュ C2000S145gPE0.6号150m
21ルビアスエアリティ FC LT2000S-P150gPE0.4号200m

2000番クラスは「ゼノン」と「19ヴァンキッシュ」ががっぷりよつ。

そこに「ルビアスエアリティ」が続く形となります。

2500番クラス(バス釣り、エギング等)

リール重量ラインキャパ
ゼノン2500S148gPE0.8号150m
19ヴァンキッシュC2500SHG155gPE0.6号200m
21ルビアスエアリティFC LT2500S155gPE0.6号200m

2500番クラスは「ゼノン」が最軽量の座を奪取!遂に2500番クラスが140g台に突入してきました。

3000番クラス(シーバス、ライトショアジギング等)

リール重量ラインキャパ
ゼノン3000SH165gPE1.2号150m
19ヴァンキッシュC3000M170gPE1.2号150m
21ルビアスエアリティLT3000S-C175gPE0.8号200m

3000番クラスも「ゼノン」が「ヴァンキッシュ」をわずかに上回っています。てか、3000番で160g台って何事…?

4000番クラス(シーバス、ライトショアジギング等)

リール重量ラインキャパ
ゼノン4000SH170gPE2号220m
19ヴァンキッシュ4000XG200gPE2号240m
21ルビアスエアリティLT4000-C200gPE1.5号200m

4000番クラスは「ゼノン」がぶっちぎり。他を寄せ付けない軽さとなっています。

170gっていったら、「21カルディア」の2000番クラスよりも軽いです。

いくらなんでも軽すぎでは…?

余談:ヴァンキッシュのモデルチェンジがますます楽しみに!

出典:シマノ

ここまでの比較を見てわかるとおり、「ゼノン」の登場により、”最軽量スピニングリール”の称号が「19ヴァンキッシュ」から「ゼノン」に移る形となります。

これまで最軽量スピニングの称号を欲しいままにしてきたシマノさんとしては、黙っちゃいられない事態でしょう。

よって、次世代「ヴァンキッシュ」は「ゼノン」を意識したスペックに仕上げてくるに違いありません。

  • 最軽量モデルはノーカスタムで130g台に突入してくるのでは?
  • C2500Sクラスは140g台前半か?
  • もしかして、3000番クラスが160gを切っちゃう?

みたいな妄想も膨らんでくるわけです。

仮に、「ヴァンキッシュ」のモデルチェンジが前回と同じ3年周期なら「22ヴァンキッシュ」誕生となります。

もう来年のお話ってことになり、ウズウズしてきますよね?(※本記事の執筆は2021年)

「ゼノン」の出現によって、次世代「ヴァンキッシュ」にかかる期待とプレッシャーが増したことは言うまでもありません。

今後激化していくであろう最軽量スピニングリールを巡る争いにも注目したいところです。

アブガルシア「ゼノン」はテクノロジーも爆乗せ!

もちろん「ゼノン」は軽いだけでなく、アブのテクノロジーも盛り盛りです。

一部をピックアップすると↓のとおり。

  • Salt Shield ベアリング:撥水性の高いボールベアリングで、塩ガミを軽減
  • Friction-Free:独自構造のメインシャフトにより、巻き上げが軽くなっている。
  • C6 V-Rortor:新形状のローターを採用し、低慣性化。巻きも止めも軽くなっている。
  • ロケットラインマネジメントシステム:効率の良いライン放出で飛距離ロスを低減
  • Duracarbonハンドル:ハンドルにカーボン素材を採用し、軽量・高強度化

「ゼノン」はアブガルシア製リールの最上位に君臨するフラッグシップ機ということで、テクノロジーも爆乗せ。

上記以外にも多数のテクノロジーがつぎ込まれていますが、すべてを掲載すると長ったらしくなっちゃいます。

その他の技術の詳細については、アブガルシアのゼノン公式ページでご確認ください。

ただ一点補足するなら、「ゼノン」はテクノロジーてんこ盛りとはいえ、下位グレードと重複する技術も多く搭載されています。

設計面での斬新さはあるものの、テクノロジー面での圧倒的な目新しさはそこまで感じられません。

やはり”軽さ”が最大の売りであることは、皆の共通認識といえるでしょう。

アブガルシア「ゼノン」の懸念点は?

アブガルシアの新作リール「ゼノン」はいろんな意味で尖ったリールだけに、懸念点も少なくありません。

その点についても軽く触れておくことにします。

そんなに軽くて、剛性は大丈夫?

”軽さ”と引き換えに失われる”剛性”が1番の不安要素でしょう。

ものすんごいレベルの肉抜きと削り込みにより、ボディー(と他の部位)がめっちゃ華奢ですからね。

頑丈さをアピールする情報は多いものの、実際のところはフタを開けてみないとわかりません。

特に、中・大型番手でパワフルなターゲットを相手にする方にとっては、不安が大きいかも…?

パワーゲーム勢では、インプレが出揃うまで待ちの姿勢を貫くって方も多くなると思われます。

見た目が斬新すぎて受け入れられない…?

従来のスピニングリールとは一線を画す見た目も懸念材料のひとつでしょう。

筆者も一発目の情報解禁時には面食らいました。

ギアまわりが痩せすぎてて、全体がアンバランスに見えるんですよね〜。

斬新すぎるがゆえに、しっくりこないと言いますか…。

正直に言えば、「このデザインはないな…。少々軽くても買わんわ。」って思っていました。

しかしながら、目にする回数が増えれば次第に見慣れてくるもの。だんだんと違和感は薄れてきています。

むしろ最近では、見た目の奇怪さをぶっちぎるほどスペックが魅力的過ぎて、完全に買いたい側に立ち位置をシフトさせられちゃいました。

まさに”売り文句に踊らされている状態”ですが、あの軽さはそれほどに魅力的。

釣りの新境地を体験できることに比べると、見た目のいびつさはほんの些細な問題にしかならない気がしています。

アブガルシア「ゼノン」の気になるお値段と発売日は??

さて、続いてはアブガルシア「ゼノン」の気になる値段と発売日について。

現状、アブガルシアの公式ページでは、「5月末より随時発売予定」とアナウンスされています。

”より”、”随時”、”予定”という保険ワードが満載なので、スケジュールが押す可能性も高いです。

予約が殺到して生産が追いつかず、初期は入手困難…という未来もなんとなく見えています。

いち早く入手したい方は早めの予約が必須となるでしょう。

定価は46,500~48,000円(税抜き)。想定される実売価格は3万円台後半といったところです。

最軽量スピニングなのに、実売価格3万円台ってのもなかなかの衝撃ポイント。

  • 21ルビアスエアリティ:52,000円前後
  • 19ヴァンキッシュ:50,000円前後

と比べると、かなりお得感があります。

「ゼノン」は価格競争力もバリ優秀です。

アブガルシア「ゼノン」の機種ラインナップ&スペックまとめ

最後に、「ゼノン」の機種ラインナップ&スペックをまとめておきます。一覧はコチラ↓。

1000~2000番クラス(エリアトラウト、ライトゲーム等)

1000S

自重ギア比最大ドラグ力ボール/ローラーベアリングラインキャパ
142g5.23kg10/1PE0.4号90m

2000S

自重ギア比最大ドラグ力ボール/ローラーベアリングラインキャパ
145g5.23kg10/1PE0.6号100m

2000SH

自重ギア比最大ドラグ力ボール/ローラーベアリングラインキャパ
145g6.23kg10/1PE0.6号100m

2500番クラス(バス釣り、エギング等)

2500S

自重ギア比最大ドラグ力ボール/ローラーベアリングラインキャパ
148g5.25kg10/1PE0.8号150m

2500SH

自重ギア比最大ドラグ力ボール/ローラーベアリングラインキャパ
148g6.25kg10/1PE0.8号150m

2500MSH

自重ギア比最大ドラグ力ボール/ローラーベアリングラインキャパ
148g6.25kg10/1PE2号150m

3000~4000番クラス(シーバス、LSJ等)

3000SH

自重ギア比最大ドラグ力ボール/ローラーベアリングラインキャパ
165g6.25kg10/1PE1.2号150m

3000MSH

自重ギア比最大ドラグ力ボール/ローラーベアリングラインキャパ
163g6.25kg10/1PE2号220m

4000SH

自重ギア比最大ドラグ力ボール/ローラーベアリングラインキャパ
170g6.25kg10/1PE2号220m

狂ったような軽さの「ゼノン」…。恐るべし。
発売が楽しみすぎるゾ!!!!!

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