2万円台前半ながらもハイエンド顔負けの軽さを誇る「20ヴァンフォード」。あなたはもうお試しになりましたか?
本記事では、そんな「20ヴァンフォード」をエギング目線で舐めまわしてみました。
現行の人気リールとの比較もしていますので、新たなエギング用リールをお求めの方は特に要チェックです!
シマノ「20ヴァンフォード」の基本情報
2020年秋に発売されたシマノの新作リール「20ヴァンフォード」は、ライトゲームやエギング、バス釣りが好きなアングラーから熱い視線を浴びる注目アイテムです。
名前を見てピンときたかたも多いと思いますが、ご想像のとおり、「ヴァンキッシュ」の弟分としてリリースされています。
かつ、16ストラディックCI4+の後継機となる中堅クラスの軽量スピニングリールです。
「20ヴァンフォード」の気になる発売日は?
では、「20ヴァンフォード」の気になる発売日はいつなのか?って話ですが、モデルによって発売日が異なり、一覧は↓のとおりです。
- 9月:2500S、2500SHG、C3000、C3000SDH、3000HG、C3000XG
- 10月:3000MHG、4000、4000MHG、4000XG、C5000XG
- 11月:C2000S、C2000SHG、C2500SHG
エギングでよく使われるモデル
- 2500S
- 2500SHG
- C3000SDH
は、秋のエギングシーズン開幕直前の9月発売となっています。アツいです。
ちなみに、11月発売のライトゲームモデルについては、↓の記事にまとめてあるゾ。
エギングで使える「ヴァンフォード」のスペックは?
さて、先に紹介したエギングで使える3モデル(+1モデル)の主要スペックもチェックしておきましょう。一覧は↓のとおり。
モデル | ギア比 | 自重 | 最大巻上長 /ハンドル1回転 | ベアリング数(BB/ローラー) |
---|---|---|---|---|
2500S | 5.3 | 175g | 78cm | 7/1 |
2500SHG | 6.0 | 175g | 89cm | 7/1 |
C3000SDH | 5.3 | 180g | 78cm | 7/1 |
C2500SHG | 6.0 | 160g | 81cm | 7/1 |
どれも180g以下に収まっており、バリ軽いです。2万円台でこの軽さなら文句のつけようがありません。
ベアリング数はお値段なりといったところ。微巻きでリグと潮の重みを感じつつ、フォールスピードを調整なんて芸当は普通にこなせちゃうでしょう。
超絶高コスパ!シマノ「20ヴァンフォード」の特徴まとめ
続いては「ヴァンフォード」の特徴を見ていきましょう。ギュッと絞った注目ポイントは↓のとおりです。
- 19ヴァンキッシュと同じローターを採用
- 中堅機の中でトップクラスの軽さ
- ロングストロークスプールで飛距離アップ!?
- シマノの主要テクノロジーはほぼ全部乗せ
19ヴァンキッシュと同じローターを採用
各メディアで積極的に取り上げられている「ヴァンフォード」最大の魅力は、兄貴分である「19ヴァンキッシュ」と同じローターが搭載されていることです。
絶賛&溺愛するアングラーが多い「ヴァンキ」と重要パーツを共有しているのは、とても魅力的じゃないでしょうか?
中堅機の中でトップクラスの軽さ
スピニングリールは、「軽さ重視」と「剛性重視」の2種類に大別できます。
「ヴァンフォード」はヴァンキの流れを汲むリールなので、もちろん前者。自重を軽くするために様々な工夫が凝らされています。
エギングで使うモデルの自重は↓のとおり。
モデル | 自重 |
---|---|
2500S | 175g |
2500SHG | 175g |
C3000SDH | 180g |
C2500SHG | 160g |
釣り物が増える秋にぶっこんでくるだけあり、価格競争力はやばめです。中堅クラスのリールの中でもトップクラスの軽さに仕上がっています。
ロングストロークスプールで飛距離アップ!?
「ヴァンフォード」にはロングストロークスプールも採用されています。
上位機である「ステラ」や「ヴァンキッシュ」で先に搭載されて、飛距離が伸びると評判のアレです。
ライン放出時の抵抗が減り、今までよりもちょっと沖にルアーを届けられます。
シマノの主要テクノロジーはほぼ全部乗せ
「ヴァンフォード」は、ここまでに紹介した以外の主要テクノロジーもほぼ全部乗せとなっています。
- HAGANEギア
- マイクロモジュールギアⅡ
- X-SHIP
- Xプロテクト
- サイレントドライブ
などなど、シマノ自慢の技術がモリモリ使われています。
テクノロジーの詳細を一個一個見ていくと退屈するほど長くなるので、気になる方はシマノ公式ページにてご確認ください。
「20ヴァンフォード」を並みいる競合リールと比較してみる。
機能面やスペックについては概ね紹介しましたので、ここからは「ヴァンフォード」と競合するリールと比較していきましょう。
エギング用リールの要!「自重」の軽さで比較
まずは重さの比較です。
1日中ロッドをシャクりまくるエギングでは、タックルの軽さはかなりの重要ポイント。
エギング用リールに一番求められるのは「自重の軽さ」といっても過言ではありません。
というわけで、「ヴァンフォード」と競合するリールたちの自重を比較してみましょう。
(なるべく公平を期すために2500番クラスのボディーを採用したモデルをチョイスしてみました。)
一覧は↓のとおり。
メーカー | リール | 自重 | 実売価格(▼) |
---|---|---|---|
ダイワ | 18イグジスト LT2500-XH | 180g | 76,000円前後 |
シマノ | 19ヴァンキッシュ 2500SHG | 165g | 48,000円前後 |
ダイワ | 20ルビアス LT2500-XH | 175g | 30,000円前後 |
ダイワ | 19バリスティック LT2500S-XH | 170g | 28,000円前後 |
シマノ | 20ヴァンフォード 2500SHG | 175g | 24,000円前後 |
ダイワ | 18カルディア LT2500S-XH | 185g | 20,000円前後 |
上図をもとに、思うところをまとめてみます。
やっぱ兄貴分の「ヴァンキッシュ」には勝てん!
まずは、当たり前のことを大声で言います。
やっぱヴァンキつえぇぇぇぇ!
ライトゲーム用リールと同様に、予算がある方は「ヴァンキッシュ」の方が良いですね。間違いなく。やはり兄貴分には敵いませんわ。
ダイワなら「20ルビアス」、「18イグジスト」「19バリスティック」が有力
ダイワ製の軽量リールなら、「20ルビアス」か「18イグジスト」、「19バリスティック」ってことになるでしょうね。鉄板です。
とはいえ、ルビアスとバリスティックは3万円級。イグジストに関してはその限りではありません。
出費を抑えたいなら、カルディアもアリです。
(でも、2万でカルディア買うなら、2.5万の「ヴァンフォード」まで頑張るかな~…。)
「ヴァンフォード」のコスパは超優秀!
じゃあ、「ヴァンフォード」はどうだい?って話です。
比較表を見てわかる通り、軽さは2万円~3万円台前半の中堅クラスの中でもトップクラス!(さすがにヴァンキッシュには敵いませんがね。)
「20ルビアス」や「19バリスティック」とはお値段的にもバチバチに競合しますが、「ヴァンフォード」はそれよりも少し安くて、この軽さ。優秀すぎます。
バリスティック&ルビアスをとりあえずスルーした方も、一段階リーズナブルな「ヴァンフォード」には飛びつくのでは?と見ています。
剛性重視なら「セルテート」か「ツインパ」でしょう。
ここまでは、「軽さ」に基準を置いて比較してきましたが、エギング用リールに「剛性」を求める方も一定数いらっしゃいます。
それは、デカイカをメインに狙っている方や、LSJとリールを兼用したいって方などですね。
自重よりも丈夫さを重視してエギング用リールを選びたいなら、基本的には「セルテート」または「ツインパワー」の二択になるでしょう。
自重は重ためですが、ゴリゴリに酷使した時の堅牢感では右に出るものなしです。
ちなみに、予算がたっぷりある方は、「ステラ」を狙うのもGood!ダイニングに飾って、リールを肴に晩酌できますよ。
2020年の秋は「ヴァンフォード」でエギングを楽しんでみては?
というわけで、シマノの新作リール「ヴァンフォード」をエギング目線で見ていきましたが、いかがでしたか?
すでに欲しくなっちゃった方も多いかもしれません。まあ、シマノさんのリールですし、このスペックなので衝動買いしても後悔はしないはず。
少なくとも5年ぐらいはガッツリ使い込めるでしょうから、思い切ってポチってみてはいかがでしょうか?