情報が解禁されるや否や、方々から大注目されているシマノの新作リール「ヴァンフォード」。
中堅クラスのリールの中でもコスパの高さは随一となっていますので新たな相棒をお探しの方は要チェックです!
シマノのリールに新シリーズが追加!
シマノから新シリーズのリールが発表され、話題を呼んでいます。その名も「ヴァンフォード」。
明らかに「ヴァンキッシュ」の「ヴァン」をもらいましたよねっていう名前のとおり、「ヴァンキッシュ」の弟分、「ストラディックCI4+」の後継機という位置づけでリリースされています。
CI4+素材を用いた軽量リールということで、我々ライトゲーマーからの熱視線を浴びているわけです。
ダイワの「20ルビアス」がブイブイ言わせていた中堅クラスの軽量リールの争いに待ったをかけるシマノ「ヴァンフォード」。
本記事ではアジング(ライトゲーム)目線で、特徴や他のリールとの比較をやっていこうと思います。
シマノ「ヴァンフォード」の気になる発売日は?
シマノ「ヴァンフォード」の気になる発売日は、2020年9月~となっています。
ただ、全機種同時リリースというわけではありません。
- 9月:2500S、2500SHG、C3000、C3000SDH、3000HG、C3000XG
- 10月:3000MHG、4000、4000MHG、4000XG、C5000XG
- 11月:C2000S、C2000SHG、C2500SHG
ってな感じで段階的に発売されています。
アジングに使えそうな2機種(C2000S / C2000SHG)の発売は11月に発売されました。
全国的にハイシーズンを迎えるタイミングでの発売となっており、期待に胸が高鳴ります。
↓ヴァンフォード C2000S↓
↓ヴァンフォード C2000SHG↓
シマノ「ヴァンフォード」の注目ポイント
ここからはシマノ「ヴァンフォード」の特徴をサクッと見ていきましょう。
すべての機能・テクノロジーを紹介していくと長ったらしくなるので、注目ポイントを↓の4つに絞ってみました。
- 「19ヴァンキッシュ」と同じローターを採用
- 自重はバリバリ軽いぞ。
- ロングストロークスプールも搭載
- その他の機能もほぼ全部乗せ
「19ヴァンキッシュ」と同じローターを採用
各メディアでもガッツリ打ち出されている「ヴァンフォード」の一番の魅力。
それは「19バンキッシュ」と同じローターを採用しているという点です。
ご存知のとおり「19ヴァンキッシュ」は現行のスピニングリールの中でも最軽量クラスとなっています。
実売価格は4万円台ながらも、アジング界で絶大な支持を集める、いわば王様リールです。
そんな王様と同じローターが、実売価格2万円台前半の「ヴァンフォード」に乗ってくるのは言うまでもなくアツい!贅沢ですな~。
自重はバリバリ軽いぞ。
とはいえ、ロッドワーク主体でアジングをする人(筆者含む)にとっては、ローターの良しあしはわからんバイ!って話なんですわw。
なので、スペックで一番注目するのは「自重」ってことになりますよね。
「ヴァンフォード」の自重はというと、アジングで使用する最軽量クラスの番手(C2000S / C2000SHG)が150gとなっており、バリバリ軽いんですよ。
兄貴分の「19ヴァンキッシュ C2000S」は自重145g。わずか5gしか変わりません。
5gっていったら、料理で使う小さじ1杯分ですからね。
目をつぶって「ヴァンキ」と「ヴァンフォ」を持ち比べても全くわからないレベルだと思います。それほど軽いのです。
ロングストロークスプールも搭載
「18ステラ」や「19ヴァンキッシュ」に搭載され、飛距離が伸びるぞと話題の「ロングストロークスプール」も採用されています。
若干ではあると思いますが、飛距離面でのアドバンテージもアリ!これは嬉しいことです。
その他の機能もほぼ全部乗せ
シマノ製リールの主要テクノロジーもほぼ全部乗せ状態です。
目ぼしいところを挙げると↓。
- HAGANEギア
- マイクロモジュールギアⅡ
- X-SHIP
- NEW マグナムライトローラー
- Xプロテクト
- サイレントドライブ
- Gフリーボディー
中堅機にここまで乗せちゃう?ってぐらいの豪華さです。
とりあえず羅列してみましたが、各テクノロジーの解説はここでは割愛します。(長くなっちゃうので…)。
俺は知りたい!って方は、シマノのヴァンフォード公式ページにてご確認ください。
アジングで使える「ヴァンフォード」の番手は??
「ヴァンフォード」には2020年8月時点では、全部で14機種がラインナップされています。
その中で、アジングで使う番手は↓の2機種ぐらいのもんでしょう。
番手 | 自重 | ベアリング数 BB/ローラー | ギア比 | 最大巻上長 |
---|---|---|---|---|
C2000S | 150g | 7/1 | 5.1 | 69 |
C2000SHG | 150g | 7/1 | 6.1 | 82 |
アジングには基本的に、巻きが軽いノーマルギアタイプ(C2000S)がおすすめです。
極細PEを巻いて、ライトエギングなんかもするかも~って方はハイギア(C2000SHG)を選んでも良いかと思います。
「ヴァンフォード」を他の人気リールと比較してみる
ひとまず性能は申し分ない「ヴァンフォード」を競合するリールと比較してみましょう。
巻き心地やデザインに関しては好みの要素も入ってくるので、比較の基準はズバリ「自重数値」。
まあ極論を言うと、アジング用リールは軽けりゃそれでOKですからね。
剛性は求められていないし、ロッドワークでのリグ操作が基本なので巻きの軽さ、巻き感度もぶっちゃけそこまで必要ありません。
ってことで、アジング界で人気の競合リールと自重数値を比較すると↓。(※軽い順)
有力リール | 自重(g) |
---|---|
17ソアレ CI4+ 500S | 140 |
19ヴァンキッシュ 1000SSSPG | 145 |
19ヴァンキッシュ C2000S | 145 |
★ヴァンフォード C2000S | 150 |
18イグジスト FC LT1000S-P | 150 |
20ルビアス FC LT2000S | 150 |
17セオリー 1003 | 155 |
19バリスティック LT2000SS-P | 160 |
19バリスティック FW LT1000S-P | 160 |
17ソアレ CI4+ C2000SSPG | 160 |
16ストラディック CI4+ C2000S | 160 |
比較してみて感じた点をちょいとまとめてみます。
やっぱり、予算があるなら「19ヴァンキッシュ」が最強
とりあえず、当たり前のことを言っときます。予算を気にしない人はやはり「19ヴァンキ」一択でしょう。
自重も軽いし、巻きも軽くて滑らか。総合力に優れます。ガチ勢がこぞって使うわけですよね。
リールに5万出すぐらい、痛くもかゆくもねーよ。
って方には「ヴァンフォード」は不要と思われます。胸を張って「ヴァンキ」を使いましょう。
巻きの釣りをやらないなら「17ソアレ CI4+ 500S」もアリ
予算を抑えつつ、超軽量リールを使いたいなら「17 ソアレCI4+ 500S」も選択肢に入ります。
「機能的には、ほぼナスキーやんけ!それで2万強は高いだろ。」とか、「巻きが重すぎて使い物にならんわ!」など、ボロクソ言われたりしてるリールですが、筆者個人的には結構優秀なリールだと感じています。
確かに巻きは重いので、リトリーブ(巻き)主体でアジングをするにはちょい厳しめ。でも逆に、
ロッドワークでリグを操作するから、リールを使うのは糸フケの回収と魚とのやりとりだけなんだよね〜。
って方にとっては、巻きの重さは大きな問題にはなりませんし、2万円ちょいで140gのリールを使えるメリットの方がデカいです。
2020年の時点で3年落ちのリールですが、まだまだ現役で活躍してくれますよ。
ダイワなら「18イグジスト」か「20ルビアス」ですね
ダイワ派ならどうなんだい?って話になら、やっぱり「18イグジスト」か「20ルビアス」になりますよね~。ダイワの最軽量リールですからね。
↓予算が潤沢な方は「18イグジスト FC LT1000S-P」↓
↓コスパ重視の方は「20ルビアス FC LT2000S」↓
ってことになるかと思います。
じゃあ、「ヴァンフォード」の立ち位置は…?
じゃあ、肝心の「ヴァンフォード」は?って話に移りましょう。
価格帯・スペック的に一番の競合になるのは間違いなく「20ルビアス」。
自重は示し合わせたかのような同水準ですからね。
ただ、実売価格は
- ヴァンフォード:23,000円前後
- ルビアス:29,000円前後
となっていますので、コスパでいうと「ヴァンフォード」が優勢。このスペックで2万円台前半に収まってるのは超魅力的です。
なので、「ヴァンフォード」は
150gクラス以下の軽量リールが欲しいけど、ヴァンキはさすがに高えよ。
って方にピッタリ。「20ルビアス」と比較して、ピンときた方を買うことになるでしょう。
「ヴァンフォード」の懸念点は…?
めちゃめちゃ高コスパな「ヴァンフォード」。
あえて無理くり懸念点を挙げるなら、「見た目」かな~と思っています。若干チープに見え…?ないこともないんです。
まあ、これは人それぞれ感じ方が違うから、何とも言えませんがね。
筆者個人的には見た目では、「20ルビアス」の方が好みです。
それで、自重をはじめとしたスペックは似たり寄ったり。
既に「20ルビアス FC LT2000S」を持っているので、今のところは「ヴァンフォード」の購入は見送る方針でいます。
いや、こんだけ推しといて買わないんか~い!
ってツッコミが入りそうですがw。
ただ、もし「ヴァンフォード」に1000番が追加されるなら買いたいな~と思っています。
やっぱり2000番スプールはジグ単用にはデカいですからね。
シマノの新型リール「ヴァンフォード」は超優秀なアジングリールである!
というわけで、シマノの新型リール「ヴァンフォード」の紹介は以上です!
筆者が買うか、買わないかは置いといて、シマノの新型リール「ヴァンフォード」は超優秀なアジングリール。
実売価格2万円台前半なのに自重150gというのは、ミドルクラスの中でも群を抜いたコスパと言えます。
軽量リールを使ってみたかったけど、値段がネックなんだよな~…。
って思っていた方にとっては、ズキュン!なリールとなるでしょう。ぜひ、ご注目ください♪