リソースを一点集中！「ソルティーステージ プロトタイプ」がスゴイぞ。

10年ぶりのモデルチェンジが発表され、注目が集まる「ソルティーステージ プロトタイプ」の情報をギッシリまとめました。

仕様を徹底解説しつつ、全11ジャンル63本のスペック＆発売日（予定）を一覧にしています。

ソルトルアー愛好家のみなさま！とりあえず、チェックしておきましょう。

10年ぶりのモデルチェンジ！「ソルティーステージ プロトタイプ」が登場！

10年ぶりのモデルチェンジが発表され、ソルト愛好家を中心に注目を集めている「ソルティーステージ プロトタイプ」。

ロングセラーとなった先代の評判が良かっただけに、リニューアルを心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。

新生「ソルティーステージ」では先代を凌駕する仕様が公開されており、ユーザーの期待はウナギノボリ状態。

全11ジャンルに63機種を取り揃える規模感もインパクト抜群です。

「ソルティーステージ プロトタイプ」は2021年10月から続々と市場投入が始まり、2022年春までには全モデルが出揃うスケジュールとなっています。

注目度が高いロッドですから、好みのモデルを入手するためには早め早めの情報収集が重要です。

「ソルティーステージ プロトタイプ」の仕様をチェック！

というわけで、まずは「ソルティーステージ プロトタイプ」の仕様面をざざ〜っとチェックしていきましょう。

”TAF製法”を採用

1番の注目ポイントは”TAF製法”の採用でしょう。

これまではハイエンドクラスのロッドにしか使われていなかったアブの独自製法が、ついに2万円クラスまで降りてきました。

”TAF製法”は極薄カーボンを多プライ構造にすることにより、効率よく強度を上げる製法。

より軽くて強いブランクスを練り上げるために一役買ってくれます。

感度アップや疲れ軽減につながりますし、予想外の大物相手に対してもドシっと粘るパワーがあるってのも強みです。

ナノアロイを含む国産カーボン100％ブランクス

ブランクスは混じりっ気なしの国産カーボン100％。

グラス等の他素材が入っていた従来品よりも、軽量・高強度・高感度というカーボンの良さを体感できるでしょう。

「ソルティーステージ プロトタイプ」には、東レの”ナノアロイテクノロジー”を適用したカーボン素材も使われています。

細かい樹脂がナノレベルでコントロールされている”ナノカーボン”は、ブランクスの強度アップに貢献。

アクションやフッキングのレスポンス向上や、ここぞという場面での粘りという形でアングラーを強力にアシストしてくれるでしょう。

定番のステンレスフレーム×SiC-Sリング×KRコンセプト

ガイドはステンレスフレーム×SiC-Sリングのコンビを採用。

2万円クラスのロッドではおなじみのセッティングとなっています。

フレームは先代同様にKRコンセプト。ライントラブルの抑制と感度アップに貢献する人気システムです。

ただ、正直に言うと「ソルティーステージ プロトタイプ」のガイドは一部の他社競合ロッドと比べると少し見劣りします。

最近は2万円台のロッドのなかにも、チタンフレームが使われているものが増えてきましたからね。

とはいえ「ソルティーステージ プロトタイプ」の場合は、ガイドのコストを削ったぶんをブランクスの性能向上に回していると思われます。

TAF製法にナノアロイというブランクスの豪華仕様と相殺すれば、ステンレスフレームでもぜんぜん損している感はありませんね。

あえての完全無塗装

「ソルティーステージ プロトタイプ」のブランクスは完全無塗装仕様。

これが”プロトタイプ”という製品名の由来のひとつで、多くのメリットをもたらします。

まずは、塗料の材料費が浮き、塗装作業の手間も減ること。

塗装にかかる費用がなくなるわけなので、そのぶん他の部分にコストを分配したり、ロッドの販売価格を下げたりできるわけです。

さらに、ボツ品として出荷を見送るロッドの本数が減るというのも無塗装の良いトコロ。

結果的に1本あたりにかかる生産コストが下がり、より安くて性能の高いロッドに仕上げることにつながります。

それに無塗装のロッドって、無骨でシックな外観になるので、逆にカッコイイという見方もできますよね。

ぶっちゃけ、テッカテカに塗装されたロッドって見飽きてるわけで、筆者的にはテカリなしの完全無塗装は好印象。

ユーザーがロッドに強く求めるのは、デザインよりも性能だと思います。

「塗装に割くお金を性能向上に回しました！」と言われれば、悪い気はしませんよね。

ブランクスへのリソース集中が潔い！

「ソルティーステージ プロトタイプ」の仕様から感じ取れるのは、ブランクス性能に全ベットした感。

装飾やガイドにかけるコストを最小限にし、ブランクス性能を高めるのに全力が費やされていますよね。

現実問題、実売2万円クラスという制約があるなかで、すべてのパーツを豪勢にするのは無理です。

ひとつの方針として、各パーツをちょっとずつ妥協しながらコスパ的な体裁を整えるというやり方もあります。

一方で、リソースを一点に集中させて尖ったパラメータのロッドに仕上げるという選択肢も存在。

「ソルティーステージ プロトタイプ」の場合は完全に後者でしょう。

ロッド性能の肝となるブランクスにリソースの大半を注ぎ込んでいると思われます。

攻めて、攻めて、攻め切ったといえるセッティングからは、アブの本気がひしひしと伝わってきますね。

ヤバいロッドに仕上がっている予感がしてなりません。

「ソルティーステージ プロトタイプ」の機種＆発売日を総まとめ！

てことで、「ソルティーステージ プロトタイプ」全機種のスペックと発売日（予定）を一気見していきましょう。

全11ジャンル63本の超大型ラインナップとなっています。

※発売予定日は2021年11月時点に公開されているものです。

ショアジギング（全10機種）

機種	全長	自重	ルアー重量	発売日 （予定）
XSJS-942XX120	2.845m	306g	40~160g	2021年11月
XSJS-962MH60	2.896m	217g	20~90g	2021年11月
XSJS-1002MH60	3.048m	218g	20~90g	2021年11月
XSJS-1062MH60	3.200m	232g	20~90g	2021年11月
XSJS-1133MH60	3.429m	257g	20~90g	2021年11月
XSJS-1032H80	3.124m	294g	30~120g	2021年11月
XSJS-1002XH100	3.048m	316g	30~140g	2021年11月
XSJC-962MH60	2.896m	203g	20~90g	2022年1月
XSJC-1032H80	3.124m	264g	40~120g	2022年1月
XSJC-1002XX120	3.048m	312g	60~160g	2022年1月

ライトショアジギング（全6機種）

機種	全長	自重	ルアー重量	発売日 （予定）
XLSS-9112ML30	3.203m	168g	7~40g	2021年10月
XLSS-1092ML30	3.277m	175g	7~40g	2021年10月
XLSS-992M40	2.972m	171g	10~50g	2021年10月
XLSS-1072M40	3.226m	179g	10~50g	2021年10月
XLSS-1153M40	3.480m	200g	10~50g	2021年10月
XLSC-972ML30	2.921m	152g	7~40g	2021年10月

マイクロショアジギング（全4機種）

機種	全長	自重	ルアー重量	発売日 （予定）
XMJS-772UL-F	2.311m	94g	0.8~15g	2022年3月
XMJS-872UL-F	2.616m	103g	0.8~15g	2021年11月
XMJS-972UL-RF	2.921m	115g	0.8~15g	2021年11月
XMJS-1072UL-RF	3.226m	121g	0.8~15g	2021年11月

シーバス（全13機種）

機種	全長	自重	ルアー重量	発売日 （予定）
XSBS-872L	2.616m	142g	5~28g	2021年12月
XSBS-882ML	2.642m	138g	7~35g	2021年12月
XSBS-942MMH	2.840m	184g	12~60g	2021年12月
XSBS-972ML	2.921m	160g	7~35g	2021年12月
XSBS-982M	2.946m	160g	10~50g	2021年12月
XSBS-1002MMH	3.050m	194g	12~60g	2021年12月
XSBS-1062M	3.200m	180g	10~50g	2021年12月
XSBS-1102MH-Hira	3.353m	251g	15~60g	2021年12月
XSBC-722M-GJ	2.184m	147g	12~45g	2021年12月
XSBC-742X-BB	2.235m	173g	12~140g	2021年12月
XSBC-842M	2.540m	154g	7~40g	2021年12月
XSBC-922MMH	2.794m	166g	10~50g	2021年12月
XSBC-972ML	2.921m	179g	5~35g	2021年12月

エギング（全4機種）

機種	全長	自重	エギサイズ	発売日 （予定）
XEGS-832ML	2.515m	113g	2.0～3.5号	2022年3月
XEGS-862M	2.591m	117g	2.5~4.0号	2022年3月
XEGS-802UL-ST	2.440m	95g	1.5～3.0号	2022年3月
XEGS-882LML-S	2.642m	119g	1.8~3.0号	2022年3月

クロダイ（全2機種）

機種	全長	自重	ルアー重量	発売日 （予定）
XKRS-772L+	2.310m	107g	2~15g	2021年10月
XKRS-842ML	2.540m	113g	3~21g	2021年10月

アジング（全5機種）

機種	全長	自重	ルアー重量	発売日 （予定）
XAJS-552ULT-ST	1.651m	47g	0.1~10g	2022年1月
XAJS-5102LSS	1.778m	50g	0.1~7g	2022年1月
XAJS-632ULT-ST	1.905m	50g	0.1~14g	2022年1月
XAJS-642ULSS	1.930m	51g	0.1~5g	2022年1月
XAJS-6102LSS	2.083m	54g	0.1~7g	2022年1月

メバル（全4機種）

ジギング（全4機種）

機種	全長	自重	ルアー重量	発売日 （予定）
XJGS-63-1-MAX180	1.905m	142g	Max180g	2021年10月
XJGS-61-2-MAX200	1.854m	160g	Max200g	2021年10月
XJGS-60-3-MAX250	1.829m	184g	Max250g	2021年10月
XJGS-57-4-MAX300	1.702m	191g	Max300g	2021年10月

スロージギング（全6機種）

機種	全長	自重	ルアー重量	発売日 （予定）
XSPC-63-1-MAX80	1.905m	111g	20~80g	2021年12月
XSPC-63-1.5-MAX150	1.905m	113g	30~150g	2021年12月
XSPC-63-2-MAX200	1.905m	121g	50~200g	2021年11月
XSPC-63-3-MAX250	1.905m	125g	70~250g	2021年11月
XSPC-63-4-MAX300	1.905m	125g	100~300g	2021年11月
XSPC-60-6-MAX500	1.830m	128g	150~500g	2021年11月

ボートシーバス（全5機種）

機種	全長	自重	ルアー重量	発売日 （予定）
XBSS-642ML	1.930m	108g	5~28g	2021年12月
XBSS-672M	2.007m	114g	7~35g	2021年12月
XBSS-702M	2.134m	123g	7~35g	2021年12月
XBSC-682M	2.032m	128g	7~50g	2021年12月
XBSC-642X-BB	1.930m	167g	10~130g	2021年12月

2021年秋から続々登場！「ソルティーステージ プロトタイプ」を見逃すな。

というわけで、「ソルティーステージ プロトタイプ」の紹介は以上です。

10年ぶりのモデルチェンジかつ、アブの先進テクノロジー盛り盛りの超絶高コスパ仕様ということで、期待せずにはいられませんよね。

ジャンル・機種展開も豊富なので、あなたにピッタリの1本がきっと見つかると思います。

コレだ！と思える1本を探して、GETしてみてはいかがでしょうか。

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