持ち運びラクラク！アジング用振り出し（テレスコ）ロッドの選び方＆おすすめロッド

振り出しロッド（テレスコピックロッド）は、コンパクトに収納できる便利さから、釣り場への移動や保管に悩む多くの釣り人に選ばれています。

この記事では、アジングに最適な振り出しロッドの選び方をわかりやすく解説し、おすすめアイテムをご紹介。

自身にピッタリな振り出しロッドを見つけて、手軽に便利にアジングを楽しみたい方は必見です。

コンパクトロッドは「振り出し」と「ジョイント」の2タイプ

コンパクトロッドとは、ロッドの分割数を増やして収納をコンパクトにし、持ち運びを便利にしたロッドのことです。

コンパクトロッドには「振り出しタイプ」と「ジョイントタイプ」の2種類があります。

両者の違いを簡単にまとめると以下の通りです。

タイプ	使い方	利便性	性能
振り出し	伸ばして使う
ジョイント	つないで使う

振り出し（テレスコピック）ロッドの特徴

振り出しロッドは、ラジオのアンテナのように各節を伸ばして使うタイプのコンパクトロッドです。

つないで使うジョイントタイプと比べて性能が劣るかわりに、圧倒的な利便性を誇ります。

振り出しロッドのメリット

準備・片付けがラクラク。とにかく利便性が高い！

振り出しロッドの最大のメリットは、その利便性の高さです。

使う際は、ロッドをスムーズに伸ばすだけで準備が完了し、釣りを終えた後は同じように簡単に縮めて片付けることができます。

ジョイントタイプのロッドのように、複数のパーツをつなぎ合わせる手間が要りません。

また、振り出しロッドはリールを装着したままでも持ち運びができるため、現場での準備が非常にスピーディーです。

振り出しロッドのデメリット

ジョイント式と比べて基本性能は劣る。

一方で、振り出しロッドにはいくつかのデメリットもあります。

ジョイントタイプ（パックロッド）と比較すると、振り出しロッドは性能面で劣る傾向にあります。

具体的には、キャストの精度や感度、操作性が低くなりがちです。

ジョイントタイプは、2ピースロッドと同じ構造を持ち、強度や感度をしっかりと維持できます。

一方で、振り出しロッドは2ピースロッドとは根本的に異なる伸縮構造のため、性能が損なわれやすいのです。

振り出しロッドはこんな人におすすめ

振り出しロッドは、性能よりも利便性を優先したい人にオススメ！

振り出しロッドは、手軽さや携帯性を優先したい人にオススメ。

ただし、ロッドの基本性能は全体的に低めなので、その点を理解して選ぶことが大切です。

　

性能重視なら「ジョイント式」がおすすめ！
ちなみに、利便性よりも性能を重視してコンパクトロッドを選びたい場合は、ジョイントタイプ（パックロッド）をおすすめします。

アジング用振り出しロッドの失敗しない選び方

ここでは、振り出しアジングロッドの選び方をわかりやすく解説します。

選ぶ際に押さえるべきポイントは、以下の4つです。

仕舞寸法は用途と収納スペースに合わせる

用途や収納スペースに合う仕舞寸法を確認しよう！

アジングロッドの仕舞寸法（収納時の長さ）は製品ごとに異なります。

継数（ロッドが分割される数）が多いほど、コンパクトに収納することが可能です。

一方で、接合部が増えることで重量が増し、性能が低くなりやすいというデメリットもあります。

自分の用途や収納スペースに合わせ、最適な仕舞寸法のロッドを選びましょう。

継数とその他要素の関係

継数	仕舞寸法	性能	重量
多い	短い		重い
少ない	長い		軽い

「長さ」と「硬さ」のバランスを確認する

無難なのは「ジグ単型」と「万能型」

アジングロッドは、「長さ」と「硬さ」のバランスでざっくりとした役割が決まります。

アジングロッドの役割分類

アジングで最も多用される仕掛けは、ジグヘッド単体（ジグ単）なので、無難なのは多くの人にとって「ジグ単型」や「万能型」のロッドです。

自分の釣りスタイルに合った役割に合わせて、長さと硬さを選びましょう。

ティップ（竿先）はソリッドがベター

アジング的にはソリッドが無難。他ジャンルでの使用も多いならチューブラーもアリ。

アジング的にはソリッドが無難

アジングでは、ソリッドティップのロッドが定番です。

ソリッドティップは内部が詰まっており、細くてしなやかなのが特徴。

アジが食いついた際の違和感が伝わりやすく、繊細なアタリや流れの変化を感じ取りやすいです。

また、バイトを弾きづらいのでフッキング率も高くなります。

アジングにおいて、ティップはソリッドを選ぶのがベターです。

他ジャンルでの流用が多くなるならチューブラーもアリ

一方で、チューブラーティップはやや太くて張りが強いティップ。

ソリッドのような繊細さはありませんが、機敏なルアー操作を得意とし、汎用性が高いです。

アジング以外の釣りにも使いたい場合は、チューブラーを選ぶのアリです。

なるべく軽いものを選ぶ

軽いロッドは高感度！そして、疲れにくい。

アジングロッドは、軽ければ軽いほど感度や操作性といった性能が高くなり、これが実釣時のアドバンテージとなります。

また、計量ロッドを使うと長時間の釣行でも疲れにくくなり、集中力が途切れづらくなるというのも良いところです。

アジングのおすすめ振り出し（テレスコ）ロッドまとめ

ここからはアジングにおすすめの振り出しロッドを紹介していきます。

今回ピックアップしたアイテムの一覧は以下のとおりです。

ソルパラ フリダシ S63AJI

「ソルパラ フリダシ」は、メジャークラフトの低価格帯ロングセラーシリーズ「ソルパラ」の振り出しロッドです。

S63AJIは、アジングに最適化されたモデル。

食い込みの良いソリッドティップ仕様となっており、アジングの基本を易しく学ぶことができます。

初めての1本としてもおすすめの振り出しロッドです。

Model	全長（ft）	ルアー(g)／エギ(号)	ライン(lb)	PEライン(号)	アクション
SPXT-S63AJI	6’3″	0.6-10	1-5	0.1-0.6	EX.F

クロスビート SW 666TUL

ダイワの「クロスビート SW」は、リーズナブルで汎用性の高い振り出しロッドです。

実売価格が1万円以下というお手頃価格ながら、ルアーフィッシングをしっかり楽しめる性能を持ち合わせています。

666TULは、ライトゲームに適したモデルで、飛距離と操作性に優れた6フィート6インチの長さ。

仕舞寸法はわずか41cmとコンパクトで、どんな場所へも気軽に持ち出すことができます。

アイテム	全長（m）	継数	仕舞寸法（cm）	標準自重（ｇ）	先径/元径（mm）	ルアー重量（ｇ）	適合ライン PE（号）	適合ライン ナイロン （lb.）	カーボン含有率（％）
666TUL	1.98	6	41	105	1.2/11.4	0.8～7	–	2～6	88

クロスフィールド 604UL-TE

アブガルシアの「クロスフィールド」シリーズは、フィールドを問わず活躍できる汎用ロッド。

充実の機種構成や、ブラック×ゴールドの洗練されたデザインが魅力のアイテムです。

604UL-TEはジャスト6フィートのショートモデルで、取り回しが良好。

ルアーキャパは0.6〜8gとなっており、近〜中距離での繊細なゲームにぴったりのセッティングです。

製品名	タイプ	継数	全長(ft/cm)	仕舞(cm)	標準自重(g)	先径(mm)/元径(mm)	ルアー(g)	PEライン(号)	カーボン含有率(%)	パワー
XRFS-604UL-TE	SP	4	6’0″/1.83	55	89	1.1/9.8	0.6-8g	0.2～0.8	87%,	UL（ウルトラライト）

アウトバック ビヨンド S645L

「アウトバック ビヨンド」は、モバイルロッド開発を得意とするテイルウォークの振り出しロッドです。

実売価格は2万円台とやや高価ですが、そのぶん高い性能を誇ります。

S645Lはライトゲーム向けの汎用モデルで、最大18gのリグを扱え、ジグ単から遠投リグ、メタルジグまで幅広い用途に対応します。

本格的な性能を求める方におすすめの1本です。

MODEL	LENGTH(ft.in)	PIECE	CLOSED LENGTH(cm)	ROD WEIGHT(g)	LURE WEIGHT(g)	LINE WEIGHT(lb)
S645L	6’4″	5	49	98	max 18	max 12

まとめ

携帯性に優れる振り出しロッドは、1本持っておくと非常に便利。

いつでもどこでも釣りを楽しめる手軽さが手に入るため、技量を問わずさまざまなアングラーから愛されています。

振り出しロッドを選ぶ際には、用途や収納スペースに合った仕舞寸法を選ぶのがポイント。

本記事の内容も参考にしつつ、あなたにぴったりの振り出しロッドを見つけてみてください。

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