タングステン追加!「ソアレ カケガミTG」の情報を余談マシマシでお届け。

シマノの人気ジグヘッド「ソアレ カケガミ」にTG(タングステン)モデルが追加決定!

そんなわけで本記事では、タングステンジグヘッドやカケガミの特徴をおさらいしつつ、「ソアレ カケガミTG」の魅力&使いどころをまとめていきます。

あると便利なタングステンジグヘッドに、あると便利なカケガミ。この掛け算はなかなかにヤバめ。

この機会にGETしてみてはいかがでしょうか。

目次

シマノ「ソアレ カケガミ」とは

出典:シマノ

まずは、「ソアレ カケガミ」シリーズの特徴についておさらいしておきましょう。

フッキング性能が神

出典:シマノ

「ソアレ カケガミ」は、シマノが開発した画期的ジグヘッド。

2本のフックがともに遊動式になっているので、通常ののジグヘッドと違ってフックの動きがめちゃめちゃ自由です。

アジが吸い込んだときに口の中にフックが入る確率が高く、口のなかにフックが入らなかったとしても、口の外側にフッキングできる可能性も高くなります。

あるいは、2つのうち1つのフックが口の中に入って、残りの1つが口の外側に掛かって補助的にフッキングする的なパターンもあります。

つまりは、なんとなくテンションをかけていれば、高確率で自動フッキングしちゃうのです。

”掛かりが神”、で「カケガミ」というわけですな。

ワームのセットが簡単

出典:シマノ

ワームのセットが簡単というのも「ソアレ カケガミ」シリーズの良いところ。

ヘッドから伸びる真っ直ぐな棒にワームをぶっ刺すだけなので、一撃で会心のピン伸びセットができます。

キーパーつきだからワームがズレにくいってのもありがたいですね~。

「ソアレ カケガミ」シリーズには短所もアリ

もちろん、「ソアレ カケガミ」にはそれなりのデメリットも存在します。

代表例はコチラ↓。

  • お値段が高い
  • ケースでの管理がしづらい

まずは、お値段が高い件。

「ソアレ カケガミ」は2個入で700円ぐらいしますから、ジグヘッドとしてはかなり高額です。

根掛かりが多発するようなポイントでは、ほいほいと使えません。

そして、遊動フックが2本ついているという仕様上、ケースに入れての管理がしづらいというのもイマイチな点です。

スリット式のケースならフック2本をスリットの間に入れるのが面倒…。

だからといって非スリット式のケースに入れちゃうと、持ち味であるの遊動フックが盛大に絡まっちゃう…。

ってわけで、保管面にも課題があります。

画期的なジグヘッドではあるんですが、お値段と管理しづらさという面に課題を抱えているといったところですね。

「ソアレ カケガミ」と「ソアレ カケガミTG」の違い

つづいては、「ソアレ カケガミ」の通常モデルとタングステンモデルの違いについて解説していきます。

これは一般的な鉛製ジグヘッドと、タングステン製ジグヘッドとの違いということにもなりますね。

ということで、ここではタングステンにスポットを当て、そのメリットとデメリットを見ていきましょう。

タングステン製ジグヘッドのメリット

タングステンの一番の特徴は、鉛よりも比重が高いこと。

通常の鉛製ジグヘッドと比べると、ヘッドの体積が小さくなります。

出典:シマノ
上が通常モデルの1g、下がTG(タングステン)モデルの1g

結果として、タングステン製ジグヘッドは、風と水の抵抗を受けづらくなるのです。

風の抵抗が少ないと、キャスト時によく飛びますし、精度も上がります。

強風時のキャストも比較的快適なので、タングステンのジグヘッドは風が気になる状況で使いやすいです。

そして、水の抵抗が少ないと、沈下速度が速くなります。

水深のあるポイントや流れが強いポイントであっても、すばやく任意のレンジにリグを届けることが可能。

加えて、アプローチ中のテンションフォール、フリーフォールの速度も通常のジグヘッドと比べると速いです。

テンションフォール中のリグの前進速度が速くなるので、広範囲を手返し良く探れます。

また、切れ味鋭いフリーフォールも、タングステン製ジグヘッドの強みです。

おすすめのアクションは、数回シェイクを入れた後に、竿先を落として一瞬だけテンションを抜く動き。

シェイクでアジの興味を誘い、追ってきた魚の目の前に鋭いフリーフォールでストンとエサ(ワーム)を落とす形になり、リアクションバイトを誘発しやすくなります。

タングステン製ジグヘッドのデメリット

お次は、タングステン製ジグヘッドのデメリットについてです。

利点として紹介した前進速度と沈下速度ですが、これが弱点になるケースがあります。

まず、前進速度が速いとリグの浮遊感を演出しづらく、アミパターンを攻略しづらくなります。

沈下速度が速いとレンジがズレやすくなるというのも、タングステン製ジグヘッドの弱点といえるでしょう。

ジグヘッドが足元に来る頃には、任意のレンジからめっちゃズレてる…。みたいなケースも多くなります。

となると、リフト幅を多めにとる、あるいは食わせの間を短めにする、リトリーブ主体で攻めるなど、工夫が必要になってくるのですが、実をいうとこれもちょっと厄介。

間のとり方を変えたことにより、通常の鉛製ジグヘッドの操作感覚が狂うといった弊害も出てきます。

とりあえず、タングステンのジグヘッドでは、レンジコントロールの難易度が高くなるのです。

つまるところ、アプローチの再現性を出しづらくなる。ここに尽きます。

ポイントに入っているアジの数が多い(群れが濃い)ときはそれほど問題になりませんが、アジの群れが薄いときには間違いなく苦戦しやすくなるでしょう。

タングステンのジグヘッドを使うべきタイミングは?

前述したタングステン製ジグヘッドのメリットとデメリットをざっくりまとめると、↓のようになります。

メリットデメリット
キャスト飛距離が伸びる
キャスト時に風に流されづらい
手返しよく探れる
リアクションバイトを狙いやすい
アミパターン攻略が苦手
レンジコントロールが難しい
再現性を出しづらい

ってわけなので、タングステン製ジグヘッドを使いたいのは以下のようなタイミングです。

  • 風が強いとき
  • アジの群れが濃いとき
  • アジの活性が高いとき
  • 広範囲を探って、群れの居所を素早くつきとめたいとき
  • リアクションバイトを狙いたいとき

逆に、タングステン製ジグヘッドを積極的に使いたくないタイミングはコチラ↓。

  • アジがゆるい流れの潮上に頭を向けて、じわ~っと流れてくるアミを食べているとき(=スローなアミパターン)
  • アタリのあるレンジがシビアなとき(群れが薄いor活性が低い)

タングステン製ジグヘッドは、一般的な鉛製ジグヘッドにはない強みを持っているぶん、それなりの弱点も併せ持ちます。

ハマる状況を見極めて、適切なタイミングで投入していくことが重要です。

そんなわけなので、タングステンのジグヘッドはどちらかといえばアジング中上級者向けのアイテムといえるでしょう。

ですから、タングステンの特徴解説部分で「?」がたくさん浮かんだって方には、「ソアレ カケガミTG」よりも「ソアレ カケガミ」のほうがおすすめです。

(鉛モデルのほうが、無難に扱いやすいので)

タングステンのジグヘッドを買うのは、一般的な鉛製ジグヘッドでアジングをしていくなかで、

  • もっと早く沈んでくれたら…
  • もうちょっと前進速度が速ければ…
  • 風の抵抗を減らせれば…
  • 鉛だと流れに押されすぎるんだが…

といった課題が出てきてからでも遅くありません。

そんなに急いで飛びつく必要はないですよ~という点も補足しておきます。

シマノ「ソアレ カケガミTG」のラインナップ

出典:シマノ

「ソアレ カケガミTG」は、以下の6ウエイト展開。

  • 0.8g
  • 1.0g
  • 1.3g
  • 1.6g
  • 1.8g
  • 2.0g

ライトゲームで使用頻度が高いウエイトはしっかり揃っています。

欲をいえば2.5gや3.0gもあればなお良い気もしますが、今後の追加に期待しましょう。

「ソアレ カケガミTG」の価格

「ソアレ カケガミTG」のお値段は2個入りで定価720円。

一般的なジグヘッドと比べると、べらぼうに高いです…。

(ふつうのジグヘッドは4~5個入りで400~500円程度)

お財布にはぜんぜん優しくないですし、ロストしたときの精神的ダメージも大きめ。

したがって、メインのジグヘッドとして使い倒すのは、あまりおすすめしません。

普通のジグヘッドでは掛けきれないときの奥の手として運用していくと良いでしょう。

「カケガミ」をリーズナブルに再現する裏技もアリ!?

ちなみに、他社製品にはなりますが、もうちょっとリーズナブルにカケガミ的状況を再現できる便利アイテムが存在します。

アジング道具に詳しい方はピンときたことでしょう。

そう、我らが「鬼爪」であります。

出典:がまかつ

ふつうのジグヘッドに後付けするだけで、フッキング率が爆上がりするアジングのチートアイテムです。

出典:がまかつ

「鬼爪」は1つ付けるだけでもフッキング率が大幅に上がります。

フンパツして2つつけちゃえば、”ジグヘッドの固定フック+遊動フック2本”という、カケガミガミともいえる状態を作ることが可能です。

「鬼爪」にはいろんなモデルがあるんですが、だいたい5本入りでお値段は400円ほど。

一般的なジグヘッドは1個あたり80円ぐらいのもんですから、

  • ジグヘッド+鬼爪×1(カケガミ弱形態)で約160円
  • ジグヘッド+鬼爪×2(カケガミガミ形態)で約240円
  • (※カケガミは1個あたり約350円)

ぐらいのコスト感で、カケガミ的状況を再現できます。

シマノ社サイドに立って考えると、「カケガミ」の引き合いに出してほしくないランキング1位のアイテムが「鬼爪」かもしれませんね。

そんなわけなので、

カケガミは、ちょっとコスパ悪い感じがするな~。

って方は、「鬼爪」を試してみるのもアリだと思います。

TG(タングステン)は使いどころが~、イチバンダイジ~。

というわけで、「ソアレ カケガミTG」の紹介は以上です。

本文でたっぷりと語ったとおり、タングステンのジグヘッドには少しばかりおクセがございます。

…が、特性を理解したうえで上手に運用すれば、強力な武器になってくれることは間違いありません。

お世辞にもコスパが良いとはいえませんが、本記事で紹介したタングステンが活きるシチュエーションに心当たりがある方は、試してみる価値アリです。

”カケガミ”に心を掴まれた方は、ゲットしてみてはいかがでしょうか。

▽新発売の「ソアレ カケガミTG」

▽通常モデルの「ソアレ カケガミ」

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▽カケガミ的状況をお安く再現できる「鬼爪」

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