ダイワ「エメラルダス」シリーズの最高峰ロッドである「エメラルダス ストイスト RT」に、またまた機種追加が決まりました。
上級者を中心に親しまれているインターライン(IL)モデルに、”89LML”が仲間入り。
ストイストRTの基本情報をおさらいしつつ、NEWモデルの特徴をサクッとまとめていきます。
1ダイワ「エメラルダス ストイスト RT」についておさらい
ダイワのハイエンドエギングロッド「エメラルダス ストイストRT」の基本情報をおさらいしておきましょう。
まず、製品名のRTは”レーシングチューン”を意味します。
まあ簡単にいえば、「驚くほどに軽くて、感度が研ぎ澄まされてますバイ!」というわけです。
ダイワ独自の高級カーボン素材”SVFコンパイルXナノプラス”や、超軽量のカーボンガイドシステム”AGS”など、仕様はまさにハイエンドそのもの。
実売7万円クラスのお値段にも納得の逸品です。
ダイワ「エメラルダス ストイスト RT」の最新ラインナップ

そんな「エメラルダス ストイストRT」の最新ラインナップは↓のとおり。
機種 | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継数 |
---|---|---|---|---|
88ML | 2.64m | 84g | 1.8-3.5号 | 2本 |
84M | 2.54m | 84g | 2.5-4.0号 | 2本 |
76MMH | 2.29m | 82g | 3.0-4.5号 | 2本 |
82MH | 2.49m | 87g | 3.0-4.5号 | 2本 |
IL 89LML ★NEW | 2.67m | 89g | 1.8-3.5号 | 2本 |
IL 81M | 2.46m | 86g | 2.5-4.0号 | 2本 |
IL 79MMH | 2.36m | 86g | 3.0-4.5号 | 2本 |
リリース時は全4機種構成でしたが、2022年4月に2機種が追加され、さらに7月に1機種が加わる形となりました。
監修者である山田ヒロヒト氏(愛称:ヤマラッピ)は、IL(インターライン)モデルの重要性を再三訴求しており、今回の”89LML”追加もその理念に基づくものといえるでしょう。
強風への耐性があり、ライントラブルもほぼ皆無。
風が吹こうが、雨が降ろうが、ヤリが降ろうが、、、、
何としてもエギングを楽しみたいガチ勢の面々にとっては、最高の相棒になってくれるのがインターライン機。
持っておくと、エギングの選択肢が確実に広がります。
1追加機種の”IL 89LML”の特徴
本記事のテーマである”IL 89LML”は、全3機種のIL(インターライン)モデルの中でも最もライトなパワークラス。
- IL 81M:王道Mクラスの万能セミショート
- IL 79MMH:モンスター対応のパワー型ショート
上記の2本に次ぐ第三の矢として追加されています。
7月発売ということからも、2022年の秋シーズンからゴリゴリ稼働させてほしいという意図が伝わってきますね。
ショートレンジをランガンするにはやや取り回しづらいと思われますが、ある程度開けたポイントでは8.9ftの長さが武器になるでしょう。
希少種のライト×ロングスタイル
軽めのエギをしっかり遠投できるタイプのロッドは、一般的なアウトガイドモデルでも希少種。
それをILで発売するってのは、なかなかに攻めた判断です。
ただ、最高峰グレードの「ストイストRT」を購入する上級者層は、その良さを理解できる可能性大。
”IL 89LML”は絶対多数からのニーズこそありませんが、コアなユーザーに狭く深く刺さる1本といえます。
いや~、追加するならもっと早く言ってくれよ…!
てか、4月に追加しといてよ…。
という声も出てきそう…。
そんなわけで、良くも悪くも”追加機種らしい”モデルですね~。
「エメラルダス ストイスト RT IL 89LML」のスペック
そんな「エメラルダス ストイスト IL 89LML」のスペックは↓のとおり。
全長 | 自重 | エギサイズ | 継数 |
---|---|---|---|
2.67m | 89g | 1.8-3.5号 | 2本 |
適合エギサイズは1.8~3.5号となっており、基本的には秋特化といえます。
ただ、パワー不足をケアする立ち回りができるという前提なら、春エギングにも流用可。
3.5号のシャローエギを主軸に、長めのステイをとりながらジワ~っと攻める的なアプローチにハマりそうです。
そして、見逃せないのが軽さ。8.9ftの長さがありながら、たったの89gしかありません。
さすがはRT(レーシングチューン)というだけあって、恐ろしい軽さです。
後出しゴメンの最強マイノリティー「IL 89LML」!

てなわけで、「エメラルダス ストイストRT」の追加機種”IL 89LML”についての情報は以上です。
ロング×ライト×インターラインということで、他にはない唯一無二の1本となっています。
万人ウケする機種ではありませんが、刺さる人にはとことん刺さるでしょう。
使いたいシチュエーションがパッと思い浮かび、なおかつ予算が潤沢な方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。