2022年7月発売のダイワ「エギングX」を徹底解説。

本記事には、仕様や機種ラインナップ、類似製品との比較まで、「エギングX」の情報をガッツリまとめてみました。

最新のエギング入門ロッドが気になる方は、要チェックです。

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ダイワ「エギングX」が発売決定!

出典:ダイワ

ダイワから新たなエギングロッドが発売されます。それは「エギングX」。

「アジングX」や「ショアジギングX」など、他ジャンルにも兄弟機をもつ人気の”X”シリーズのNEWアイテムです。

入門ロッド向けに価格を抑え、その予算の範囲内で性能を追求したコスパ型ロッドとなっています。

ダイワ「エギングX」の価格と発売日は?

ダイワ「エギングX」の発売は、2022年7月予定。

エギング入門に最適な秋シーズンの頭から使っていけるスケジュール感ですね。

気になるお値段は、

  • 定価で12,000円
  • 店頭価格で9,000円台

といった水準で、これからエギングを始める方でも手を出しやすい価格設定となっています。

一部店舗では、すでに予約受付も始まっていますので、好みのモデルをいち早くGETしたい方は、なるはやで予約しておきましょう。

ダイワ製エギングロッドの全体像

今回、新たに発売される「エギングX」を含めたダイワ製エギングロッドの最新ラインナップは↓のとおり。

製品実売価格
ルアーニスト5,000円台~
リバティクラブエギング7,000円台~
エギングX9,000円台~
エメラルダスX1万円台~
エメラルダスMX2万円台~
エメラルダス AIR AGS3万円台~
エメラルダス ストイスト AGS6万円台~
エメラルダス ストイスト RT7万円台~

本記事で紹介する「エギングX」は、格安帯の入門モデルです。

「エギングX」の情報追加に伴い、「リバティクラブ エギング」のページがダイワの公式HPから消えていましたので、後継機という位置づけなのかもしれません。

ダイワ「エギングX」の仕様をチェック

ダイワ「エギングX」の仕様をチェックしていきましょう。

ブレーディングX

出典:ダイワ

最注目はダイワの独自テクノロジーである「ブレーディングX」。

カーボンテープを使い、バット部を外からX状に締め付ける製法です。

ブランクのネジレ・ツブレ防止につながり、キャストや操作、ファイト時のパワーロスを低減してくれます。

エギングの基本動作をきちんと習得できるよう、配慮されているわけです。

ガイドセッティング

出典:ダイワ

ガイドはステンレスフレームKガイド。

ラインが絡みかけても自然とほどける設計となっており、ガイド周りでのライントラブルを減らしてくれます。

ロッド操作やラインの処理に慣れていないエギング初心者さんでも、トラブルレスで釣りを楽しめるでしょう。

リールシート

出典:ダイワ

リールシートは、エギングロッドでは定番のVSSシートです。

細身で握りやすく、キャストも操作も快適そのもの。エギングとの相性は申し分ありません。

ダイワ製品以外のエギングロッドにもよく使われるリールシートなので、他社製品への乗り換えても、違和感なく使える可能性が高いってのも良いところです。

デザイン

出典:ダイワ

ロッド全体のデザインは、ブラックとシルバーを基調とした落ち着いた雰囲気。

アンダー1万円のロッドとは思えない、高級感のある外観に仕上げられています。

バット部の差し色には、アオリイカの目を思わせるグリーンをチョイス。

黒ベースのシンプルな色合いに、さりげなく変化が加えられています。

デザイン面の完成度が高いというのも、「エギングX」の魅力ですね。

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ダイワ「エギングX」の機種ラインナップ

出典:ダイワ

ダイワ「エングX」のラインナップは全4機種。

レングスは8.3ftあるいは8.6ft、硬さはMLあるいはMという組み合わせです。

いずれもエギングでは定番の長さ・硬さとなっており、どれを選んでも快適にエギングを始められます。

スペックの一覧は↓のとおり。

機種全長自重エギサイズ継数
83ML2.51m108g1.8-3.5号2本
86ML2.59m110g1.8-3.5号2本
83M2.51m108g2.5-4.0号2本
86M2.59m113g2.5-4.0号2本

まずはMLにするのか、Mにするのかを決めておくと、機種選びがスムーズになります。

MLクラスの「エギングX」

MLパワーは、秋エギングを中心に年間を通してエギングを楽しめる万能パワークラス。

マイルドな竿調子が採用されており、キャストやジャークといった基本動作を易しくしてくれます。

釣りそのものに慣れていない方でも扱いやすく、入門用ロッドに最適です。

MLパワーの「エギングX」には、8.3ftの83ML、8.6ftの86MLの2モデルがラインナップされています。

  • 操作性重視なら短めの8.3ftモデル
  • 飛距離重視なら長めの8.6ftモデル

という基準で選ぶと良いでしょう。

機種全長自重エギサイズ継数
83ML2.51m108g1.8-3.5号2本
86ML2.59m110g1.8-3.5号2本

Mクラスの「エギングX」

Mパワーは、春エギング中心のオールシーズンモデル。

最大4号のエギに対応し、春の大型イカを積極的に狙えるセッティングとなっています。

MLクラスがマイルドな万能ロッドなら、Mクラスはパワフルな万能ロッドといったところ。

小型イカの引きは味気なくなりますが、大物をかけたときの安心感があり、ファイトに余裕ができます。

Mパワーの「エギングX」にも、8.3ftの83M、8.6ftの86Mの2モデルがラインナップされています。

こちらもMLクラスと同じく

  • 操作性重視なら短めの8.3ftモデル
  • 飛距離重視なら長めの8.6ftモデル

という基準で選ぶと良いでしょう。

機種全長自重エギサイズ継数
83M2.51m108g2.5-4.0号2本
86M2.59m113g2.5-4.0号2本

「エギングX」をダイワの類似製品と比較!

出典:ダイワ

大手メーカーのダイワからは多彩なエギングロッドが発売されています。

「エギングX」と近い価格帯にも魅力的なロッドが発売されており、どれにするか迷ってしまいますよね。

てことで、ここからは「エギングX」とお値段が近いダイワ製エギングロッドを比較してみましょう。

比較対象とする製品と価格の一覧は↓のとおり。

製品実売価格
リバティクラブ エギング7,000円台~
エギングX9,000円台~
エメラルダスX1万円台前半~

「エギングX」と「エメラルダスX」を比較

まずは、「エギングX」よりも少し高額な「エメラルダスX」と比較してみましょう。

といっても、お値段が近いので仕様は似たり寄ったり。

ブランク強化機構の「ブレーディングX」や、定番のリールシート「VSSシート」などが両者に共通する仕様です。

エギングロッド選びの重要項目である軽さについては、なんと下位グレードである「エギングX」のほうが優っています。

類似モデルの自重一覧がコチラ↓です。

製品機種自重
エギングX86ML110g
エメラルダスX86ML120g
エギングX86M113g
エメラルダスX86M120g

軽さの比較もふまえ、総合的なコスパとしては「エギングX」の圧勝といえるでしょう。

とはいえ、「エメラルダスX」には上位モデルなりの強みもあります。

その代表例が↓の2点。

  • ブランド力
  • 機種数

まずは、天下の「エメラルダス」ブランドを冠するロッドだということ。

これはたいへん魅力的ですよね。

機種数についても「エメラルダスX」の方が豊富です。

「エギングX」が全4機種なのに対し、「エメラルダスX」には全8機種が揃います。

より細かいニーズに対応してくれるというのも、上位モデルである「エメラルダスX」の魅力です。

「エギングX」と「リバティクラブエギング」と比較

つづいては、下位モデルにあたる「リバティクラブ エギング」と比較してみましょう。

まずは、ロッド自体の重さがぜんぜん違います。

類似モデルの自重一覧がコチラ↓です。

製品機種自重
エギングX83ML108g
リバティクラブ エギング832ML130g
エギングX86M113g
リバティクラブ エギング862M140g

「エギングX」のほうが、うんと軽いですね。

また、軽さだけでなく、強さについても「エギングX」のほうが優秀といえるでしょう。

「リバティクラブ エギング」には、ブレーディングXが非搭載となっていますので。

両者の価格差は2,000円ほどですから、「エギングX」の方がだいぶ高コスパです。

もし、「エギングX」と「リバティクラブ エギング」で迷っているなら、この2,000円は頑張る価値があります。

一方、「リバティクラブ エギング」が優っている点としては、機種数です。

「エギングX」の全4機種対し、「リバティクラブ エギング」は全6機種をラインナップ。

「エギングX」にはない8フィートモデルやMHモデルを選べるというのは、「リバティクラブ エギング」ならではの利点です。

ダイワの入門用エギングロッドをコスパで格付けするなら…?

アラウンド1万円のダイワ製エギングロッドの比較は、上記のとおりです。

最新アイテムということもあり、「エギングX」のコスパの良さが際立つ内容でしたね。

対象とした3製品をコスパで比較するなら、

エギングX>>エメラルダスX≒リバティクラブ エギング

といったところでしょうか。

  • 「リバティクラブ エギング」はおそらく廃盤
  • 「エメラルダスX」はモデルチェンジ近し

というハンデはありますが、それでも「エギングX」は優秀です。

バカ売れから逆算した製品設計は、さすがダイワ社といったところでしょう。

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「エギングX」と競合する他社製品まとめ

出典:シマノ

「エギングX」と競合する他社製ロッドについても、簡単にまとめておきます。

有力ロッドは↓のとおり。

メーカー製品実売価格
シマノルアーマチック6,000円台~
シマノソルティーアドバンス8,000円台~
メジャークラフトファーストキャスト エギング5,000円台~
メジャークラフトソルパラ エギング8,000円台~

いずれもアンダー1万円クラスで人気のロッドとなっており、「エギングX」とバチバチに競合します。

多くの選択肢を比較テーブルに乗せたい方は、ダイワ以外のメーカーのロッドもチェックしてみてください。

狙いすました高コスパ!ダイワ「エギングX」はバカ売れ必至!?

というわけで、ダイワから新たに発売される入門用エギングロッド「エギングX」の紹介は以上です。

独自技術の”ブレーディングX”を搭載しながら、軽量性も上位モデルをしのぐ水準。

バカ売れするところから逆算した、高コスパアイテムに仕上がっていましたね。

アンダー1万円クラスのエギングロッドのなかでも、お得感は屈指のレベル。

間違いなく売れるでしょう。

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