大人気のセフィアブランドから送られる新たな刺客「セフィア エクスチューン MB」を紹介します。
その正体は、エキスパートを唸らせる本気のパックロッド。旅行に出張、遠征だけでなく、メインロッドも張れるガチ仕様となっています。
超本格派のエギングを成立させられるパックロッドをお求めの方は必見です。
シマノから遂にガチ系エギング用パックロッドが登場！
この記事で紹介していく「セフィア エクスチューン MB」はガチ勢向けのパックロッド。
市場にガチなエギング用パックロッドがほとんど存在しない状況で発売される価値あるアイテムです。
というのも、現状でリリースされているパックロッドは、
どんな釣りでもある程度楽しめて、価格もリーズナブル！（でも、性能はそれなりですからね。）
って方針のものがほとんど。
エギング専用設計で、2ピースのハイエンド製品と性能面で良い勝負ができるパックロッドはほぼ皆無です。
そんな状況で発売されるのが「セフィア エクスチューン MB」。この一報に歓喜しているエギングガチ勢の方も多いんじゃないかと思います。
いつもはハイエンドロッドを使ってるけど、遠征先でパックロッドを使ったときの性能の落差ときたら…。
一度高いロッドに慣れたら、ちゃちなパックロッドは使えないんだわ…。
んでも、パックロッドの便利さは捨てがたし…。
って方にはドストライクでしょう。
ガチ系パックロッドはエギング以外のジャンルでも徐々に人気が出てきているニッチカテゴリ。
シマノ社の進出はこの分野を勢いづける起爆剤になるかもしれません。
シマノ「セフィア エクスチューン MB」の特長をチェック！
続いては「セフィア エクスチューン MB」の仕様をチェックしていきましょう。
基本的には本家「セフィア エクスチューン」と仕様の多くを共有しています。なので、重要な部分だけをサクッとかいつまんで解説していきます。
抜群の携帯性
「セフィア エクスチューン MB」は全モデルが5本継ぎかつ、仕舞寸法は50cm台となっています。
モバイルロッドだから当然ちゃ当然なんですが、携帯性の良さは抜群です。
旅行や出張、遠征釣行などなど、いろんなシチュエーションで活躍してくれます。
「セフィア エクスチューン MB」はただ継数が多いだけで、その実態は超高性能なエギングロッド。メインロッドとしてガンガン使い込むのもおすすめです。
高度テクノロジーが詰まったブランクス
「セフィア エクスチューン MB」のブランクスには、主に3つのテクノロジーが採用されており、概要は以下です。
- スパイラルXコア：内層をX状に締め上げて強化
- ハイパワーX：外層をX状に締め上げて強化
- ナノピッチ：締め上げのピッチを細かくすることでブレとパワーロスを低減
見てわかるとおり、まさに盤石の仕上がり。
本家である「セフィア エクスチューン」と同等のハイエンド仕様です。
キャストからエギ操作、ファイトまでの各動作が快適至極になるようチューンされています。
もちろん、”カーボンモノコック”も搭載！
シマノ社のハイエンドロッドではおなじみの「カーボンモノコックグリップ」もしっかり搭載されています。
ブランクスとリアグリップが中空の一体構造となっており、感度アップに貢献。
エギからラインへ、そしてティップ、各ガイドへ伝わった振動が竿のケツまで突き抜けて共鳴します。
圧倒的な感度性能を実現するための重要ファクターです。
ガイドにも独自のこだわりが
「セフィア エクスチューン MB」のガイドは、チタンフレームの「Xガイド」を軸としたセッティング。
シマノ社独自の「Xガイド」はガイド周りの空気の流れを最適化することで、ブランクスの振りを邪魔しないよう設計されています。
目をつむって振れば「あれ？本当にガイドついてる？」と思えるほどに、いろんな意味でガイドが軽いんです。
振りに違和感が生じないので、キャストやジャーク時に心地よいフィーリングを味わえます。
機種によって2つのティップを使い分け
「セフィア エクスチューン MB」では、以下の2種類のティップが使い分けられています。
- ソフチューブトップ（S83ML / S86ML）
- タフテック∞（S86M）
「ソフチューブトップ」はソリッドのように柔らかいチューブラーティップ。
チューブラーの強みである反響感度の高さを活かしつつ、ソリッドに近い荷重感度も両立する人気のティップといなっています。
張りが強めのチューブラーティップと比べるとアクションのキレは劣りますが、潮のヨレや違和感系アタリの察知能力が優秀です。
エギングでは採用するメリットが非常に大きなティップといえます。
「タフテック∞」は、しなやかかつ高強度のソリッドティップ。言うなれば王道チューンのソリッドティップです。
ナチュラル系なアクションで流れを感じながら、ドリフトの釣りを展開したいって方にマッチします。
シマノ「セフィア エクスチューン MB」の機種ラインナップ
「セフィア エクスチューン MB」には全3機種がラインナップされており、スペックの一覧は↓のとおり。
| 機種 | ティップ | 全長 | 自重 | エギサイズ |
|---|---|---|---|---|
| S83ML | チューブラー | 2.51m | 100g | 1.8~3.8号 |
| S86ML | チューブラー | 2.59m | 105g | 1.8~3.8号 |
| S86M | ソリッド | 2.59m | 102g | 2.0~4.0号 |
各機種の特徴をサクッとまとめておきます。
セフィア エクスチューン MB S83ML
| ティップ | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継数/仕舞寸 |
|---|---|---|---|---|
| チューブラー （ソフチューブ） | 2.51m | 100g | 1.8~3.8号 | 5本/53.6cm |
そこそこ飛距離も出せて、絶妙に取り回しが良い人気レングス8.3ftを採用したセミショートモデル。
ティップはソフチューブトップ仕様となっており、ソリッドとチューブラー強みが上手いこと共存します。
パワーはMLクラスで、ジャーク時の体への負担が少なく、イカを掛けたらしっかり曲げて楽しめるセッティング。
どちらかといえば秋エギング寄りのマイルドロッドですね。
セフィア エクスチューン MB S86ML
| ティップ | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継数/仕舞寸 |
|---|---|---|---|---|
| チューブラー （ソフチューブ） | 2.59m | 105g | 1.8~3.8号 | 5本/55.8cm |
定番の8.6ftを採用したMLロッド。S83MLと同じくソフチューブトップ仕様となっており、テイストや強みは類似します。
S83MLとの違いは、長さがあるぶん飛距離を出しやすいという点。わずかではありますが、サーチ範囲が広がるので、オープンエリアの攻略なんかの際に有利になります。
セフィア エクスチューン MB S86M
| ティップ | 全長 | 自重 | エギサイズ | 継数/仕舞寸 |
|---|---|---|---|---|
| ソリッド | 2.59m | 102g | 2.0~4.0号 | 5本/55.5cm |
8.6ft×Mパワーの超王道スペック。最大4号までのエギを背負えるパワー設計となっており、これ1本で年中でエギングを楽しめます。
穂先には「タフテック∞」仕様のソリッドティップが入っており、潮を訊きながらの攻めにも難なく対応。
パワーと繊細さを併せ持つバランス型ロッドです。
「セフィア エクスチューン MB」の気になる価格と発売日は？
「セフィア エクスチューン MB」の発売は2021年8月予定。
秋のハイシーズン入りまでには評判が出そろってくるスケジュール感となっており、エギングロッドとしてはベストな投入タイミングじゃないでしょうか。
価格は、定価で52,000円～53,000円（税抜き）というガチガチのガチ水準。
酔っぱらった勢いでポチりでもしたら、次の日に青くなる価格帯ですね。
実売ベースでも4万円台後半になると思われますから、購入にあたっては慎重な判断が必要となります。
とはいえ、シマノ社が満を持してリリースするガチなエギング用パックロッド…。気になりますよね。
メインロッドも十分に張れちゃう仕様なので、買って後悔する可能性は低そうですな。
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