2020年にシマノから発売されたメバリングロッド「20ソアレTT」をご紹介。

謎に感じている方も多いであろう”TT”グレードについて、”BB”や”SS”との違いも含めてわかりやすく解説してみました。

インパクトには欠けるものの予想外に高コスパな「20ソアレTT」。注目してみてはいかがでしょう?

「20ソアレTT」って何?特徴をサクッとまとめます。

出典:シマノ

「20ソアレTT」は2020年に発売されたシマノのメバリングロッドです。

ケツについている”TT”は新グレードとなっており、入門機である”BB”とステップアップ機である”SS”の中間に位置します。

てことで、”TT”を含むソアレのメバリングロッド一覧がコチラ↓。

製品実売価格
19ソアレBB12,000円前後
20ソアレTT15,000円前後
18ソアレSS19,000円前後
17ソアレCI4+28,000円前後
20ソアレエクスチューン40,000円前後
19ソアレリミテッド70,000円前後

1万円台半ばの絶妙な価格帯に”TT”が割り込んだ形です。

価格とのバランスも取れていてコスパは悪くないんですが、ぶっちゃけインパクトに欠ける感は否めません…。

そうは言っても本記事の主役は「20ソアレTT」。仕様をサクサクっと紹介していきます。

強化機構のスパイラルX

出典:シマノ

まず、ブランクス関連のテクノロジーは「スパイラルX」が適用されています。

内部のカーボン繊維の方向を分散させることで、ロッドの剛性をアップさせ、ブレを軽減してくれます。

簡単にいえば、強くてシャープなブランクスを作るための技術です。

ソリッド&チューブラーは各2機種ずつ

ティップはソリッド・チューブラーの両者がバランスよく揃います。

ソリッドティップは機種によって、「タフテック」と「タフテックα」が使い分けられています。

出典:シマノ

両者の違いは硬さ。

  • タフテック→硬い
  • タフテックα→柔らかい

てことです。

最短モデルの「S70SUL-S」は乗せ性能に優れる「タフテックα」、定番モデルの「S76UL-S」には適度な張りがある「タフテック」が入っています。

チューブラーモデルはいずれも「ソフチューブトップ」仕様。(シマノさんが絶賛激推し中の柔らかいチューブラーティップのことです。)

出典:シマノ

チューブラーの良さである反響感度を残しつつ、ソリッドに近い荷重感度と乗せ性能を実装してるってのが強みです。

シマノ製エギングロッドでは完全に市民権を獲得しており、ライトゲーム分野でも人気が高まってきています。

安定の「ブリッジライクシート」

出典:シマノ

リールシートはおなじみの「ブリッジライクシート」。

まあ~持ちやすいんですわ!ってことで、エントリー機(BB)からハイエンド(リミテッド)まで全グレードに採用されていますね。

「19ソアレBB」や「18ソアレSS」との違いは?

出典:シマノ

…とまあ、「20ソアレTT」の特徴は上記のとおりです。

ただ、ここで浮かんでくる疑問がコレ(↓)じゃないでしょうか。

下位グレードの”BB”とどう違うの??
それと、上位グレードのSSとはどう違うの?

って話ですよね。

目に見えてわかる違いは

  1. ブランクスに使われているテクノロジー
  2. ガイドセッティング
  3. 軽さ

の3つとなります。

BB / SSとの違い①ブランクスのテクノロジー

ブランクスに使われているテクノロジーについては、

  • 18ソアレSS:ハイパワーX
  • 20ソアレTT:スパイラルX
  • 19ソアレBB:なし

といった感じで、SSとTTには強化機構が採用されているものの、BBにはそれがありません。

手に取って明確な違いが出るか?は置いといて、カッコイイ技術が使われている上位のSSとTTは少し気分が上がりますよね。

BB / SSとの違い②ガイドセッティング

ガイドセッティングも一部異なります。一覧にするとコチラ↓。

  • 18ソアレSS:ステンレスフレーム×SiCリング
  • 20ソアレTT:ステンレスフレーム×SiCリング
  • 19ソアレBB:ステンレスフレーム×トップのみSiC(他はアルコナイト)

ガイドフレームに大差はありませんが、使われているリングが違います。

上位のSSとTTはオールSiCリングながらも、BBはトップのみSiCで他はアルコナイトリングです。

こちらも実釣時に大きな差がでる項目ではありませんが、端的に言えばBBのガイドリングはちょっと安物ってことになります。

BB / SSとの違い③軽さ

あとは、軽さも違います。

類似モデルの自重を比較すると以下のとおり。

18ソアレSS20ソアレTT19ソアレBB
S76UL-S
(72g)
S76UL-S
(69g)
S76UL-S
(77g)
S83L-T
(81g)
S80L-T
(74g)
S80L-T
(82g)

軽さに関しては、なんとSSよりもTTの方が優秀なんです。キレイに下克上をかましています。

巻きが中心となるメバリングであっても、ロッドは軽いに越したことはありません。

SSよりも軽いというのはTTの多大なるメリットです。

「20ソアレTT アジング」との違いは?

出典:シマノ

ちなみに、ソアレのTTグレードには「20ソアレTT アジング」というアジングロッドも発売されています。

メバリングロッドである「20ソアレTT」との一番の違いはリールシートの向きで、違いは以下。

  • 20ソアレTT→アップロック
  • 20ソアレTTアジング→ダウンロック
出典:シマノ

メバリングロッドの「20ソアレTT」は、ロッドを寝せた状態で操作しやすい向きにリールシートが設置してあります。

一方、アジングロッドの「20ソアレTT アジング」は、ロッドを立てた状態で操作しやすい向きにセッティングされているってわけです。

その他にもレングスや竿調子も、各ターゲットに最適化されています。

「20ソアレTT」の機種ラインナップをチェック!

出典:シマノ

「20ソアレTT」には↓の4機種がラインナップされています。

機種全長(m)自重(g)ルアー重量(g)
S70SUL-S2.13600.4~4
S76UL-S2.29690.5~5
S76UL-T2.29690.6~6
S80L-T2.44740.8~10

小回りが効く「S70SUL-S」

最もしなやかで短く、乗せ性能に優れるのがS70SUL-S。取り回しの良い7.0ftとなっており、小場所攻略に最適です。

王道の7.6ftには「S76UL-S」と「S76UL-T」の2本を展開

王道の7.6ftを採用しているのは「S76UL-S」と「S76UL-T」の2機種展開。

「S76UL-S」はやや張りのあるソリッドティップモデルです。メバリングロッドとしてはド定番のチューニングとなっています。

どれにするか迷ったときは、とりあえず「S76UL-S」をチョイスするのが無難です。

「S76UL-T」は柔らかめのチューブラー(ソフチューブトップ)が入った7.6ftモデル。

ソリッドティップの「S76UL-S」よりも乗せ性能が劣るものの、アクションの機敏さやアタリの伝達性能に優れます。

ジグ単での近距離戦、スプリットやフロートを使った中距離戦に対応する汎用性も魅力です。

地磯やゴロタ、サーフ攻略には「S80L-T」

「20ソアレTT」の最長モデルは8.0ftの「S80L-T」。

一応ジグ単にも対応しますが、基本的には遠投リグを合わせるための機種ですね。

フロートをつけてぶっ飛ばし、ジグ単では到底届かないエリアからメバルを引っ張り出せます。

デカメバルを狙いやすい地磯やゴロタ、最近人気が高まっているサーフ攻略では欠かせない1本です。

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