2021年に追加されるソアレワームの新色について徹底解説してみました。
新色である「デイアジSP」「クリアレッドアミ」「ピンクシルバーG」の紹介に加え、実戦的な使い分けも考察しています。
縛りプレイも楽しめる絶妙なバランス感になっていますので、アジング初心者さんも上級者さんも要チェックです。
ソアレの主軸ワームに新色登場!
シマノの秋冬新製品が発表されましたね。もちろん、ライトゲームの「ソアレ」ブランドにも動きがありました。
新しいロッドやリールの投入が発表され、かなり注目が集まっています。
…が!ワームに新色が追加された件についても地味に注目してほしいのです。(これがなかなか良い感じでしてね。)
主軸ワームである「モモアジ」と「スローダイバー」に計3つの新色が加わります。
まあ、後発で追加されるわけですから、替えが効かないカラーってわけではありません。
しかしながら、NEWカラーのバランスも含めて優秀なのですよ。だから、本記事で紹介していこう!ってわけです。
ソアレワームの新色を一気見!
さて、追加が決まった期待の新色が↓の3カラーです。
- 014 デイアジSP
- 015 クリアレッドアミ
- 016 ピンクシルバーG
ひとまず、各カラーの特徴をサクッと解説しちゃいます。
014 デイアジSP
ケイムラ(紫外線発光)仕様で、太陽光の恩恵を得られるデイやマズメに強いカラーです。
クリアボディーとなっているので、ナチュラルに食わせる能力も高く、汎用性もまずまず。
金ラメを中心に大量のラメがぶち込んであり、光量によってアピールの質が変わるおもしろさもあります。
デイやマズメではアピール系、ナイトではナチュラル系といった使い分けができるので、これは重宝しそうです。
015 クリアレッドアミ
透明度の高いクリアボディーに赤ラメが混ぜ込まれた、いわゆるアミ系カラー。
ソアレワームの既存カラーでは、「クリア赤ラメ」や「オーロラ」が類似しますが、新色の「クリアレッドアミ」の方がラメの粒子が細かくなっています。
アジが主に捕食するプランクトンの中に紛れ込ませやすく、アミパターンの攻略により特化させた形でしょう。
グローでもケイムラでもないので、ワーム全体のシルエットが見えづらく、活性の低いアジも反応させやすいってのも良いですよね。
どちらかといえば、渋い状況でこそ真価を発揮するカラーといえます。
016 ピンクシルバーG
3つの新色のなかでも圧倒的なアピール力をもつ派手系カラー。
フルソリッドに近いハーフソリッドに調整されており、ボディーには少々の透明感はあるものの、シルエットがくっきり見えます。
- 水が濁っていて、クリア系ワームが視認されづらい
- アジの活性が高く、食い物らしきものを見つけたら速攻で食いついてくる
といった状況で投入すれば、かなりの爆発力を見せてくれるでしょう。
濃い群れが頻繁に回遊するハイシーズンのパイロットカラーに適します。
ガン目立ちするオレンジ系のグロー材入りなので、UVライト等で蓄光してさらにアピール力を強化しちゃうのもアリですね。
新色が追加される「モモアジ」「スローダイバー」の特徴をおさらい
期待の新色が追加されるワームは「モモアジ」と「スローダイバー」の2製品。
それぞれの特徴を軽~くおさらいしておきましょう。
「ソアレ モモアジ(1.8インチ)」の特徴
スリム×ストレート×ピンテール×1.8インチという、アジングの王道を詰め込んだような万能ワームです。
水流に反応して細かく震えるテールが食わせのキモとなっており、ワームを見に来たアジに思わず口を使わせる能力も高め。
際立ったアピール力はありませんが、そのぶん穴が少ないので、ゲームの軸にしたいアイテムといえますね。
「ソアレ スローダイバー(1.4インチ)」の特徴
前からの水を受け散らかす3つのリップが特徴の個性派ワーム。
リグの前方移動を抑えてくれるので流れの中に停滞させやすく、ドリフトアプローチにマッチします。
ボディーにボリュームがあるファット系なので、視認性が高いというのも魅力。
ただその反面、低活性のアジからは嫌われやすいという短所も併せ持ちます。
食わせ能力に優れる「モモアジ」との使い分けを前提としたワームといえますね。
新色ソアレワームの実践的使い分けを考えてみる!
本記事の冒頭でもサラッと触れましたが、今回の3つの新色はバランス感も良いんです。
この3色だけでかなり多彩なシチュエーションに対応できるようになっています。
アジングワームの使い分けパターンをざっくりくくると
- フォルム:スリムorファット
- カラー:派手or地味
てことになりますよね。
これを「モモアジ」「スローダイバー」&新色にあてはめると…?
フォルムについては以下のとおり。
- スリム:「モモアジ」
- ファット:「スローダイバー」
カラーについては以下のとおり。
- 派手:ピンクシルバーG
- 地味:クリアレッドアミ
「デイアジSP」についてはちょっと分類がややこしく、紫外線発光(ケイムラ)が活かせるデイやマズメでは派手系、ケイムラが機能しづらいナイトでは地味系てことになります。
さて、ここまでの内容を簡単に図解してみましょう。縦軸に”ファットorスリム”、横軸に”派手or地味”をとって、ワームの使い分けを分類すると以下のとおり。
- 派手ファット:スローダイバー(ピンクシルバーG / デイSP※デイゲーム)
- 地味ファット:スローダイバー(クリアアミレッド / デイSP※ナイトゲーム)
- 派手スリム:モモアジ(ピンクシルバーG / デイSP※デイゲーム)
- 地味スリム:モモアジ(クリアアミレッド / デイSP※ナイトゲーム)
この4領域(パターン)を意識しておけば、効率よくワームをローテできます。
4パターンをローテしてバイトを得られなければ、そこにアジがいないと判断する(ポイント移動の基準にする)ってのもおすすめです。
新色モモスロ縛りゲームも楽しそう!
ちなみに筆者的には、上図のワームで縛りプレイを楽しんでみようかと画策しています。
つまりですね、
- モモアジ×3色
- スローダイバー×3色
の計6種類のワームだけでアジングに挑むってわけです。
この縛りプレイは、実は初心者さんにとっても、上級者さんにとってもメリットがあります。
アジング初心者さんにとっては、ワームローテの基準が明確になるってのが利点です。アジングの魅力である正解パターン(再現性)検証が手軽に楽しめます。
上級者さんにとっては、縛りプレイそのものが新たな楽しみになるでしょう。
割と長くアジングをやっている方は、釣れるポイントや好反応を得られるリグなど、いろいろな情報を持っています。
正解と思しきパターンの見当がついているぶん、ゲームが単調になっちゃうんですよね。
縛りプレイや新作アイテムはマンネリ打破の絶好のチャンスとなり、新たな発見が生まれるかもしれません。
まあ、縛りプレイをやるにしても、やらないにしてもソアレの新色はかなりエエ感じです。今シーズンのアジングに取り入れてみてはいかがでしょうか。