がまかつから発売される新たなエギングロッド「ラグゼ EG X アルティメイト」をご紹介します。
全機種が自重60g台という圧倒的問題作となっており、注目は必至。
繊細なアプローチを極めたい手だれエギンガーさんは要チェックです。
がまかつ製エギングロッドの全体像
まずは、がまかつから発売されているエギングロッドの全体像をチェックしておきましょう。
製品の一覧は以下のとおりです。
製品 | 実売価格 |
---|---|
ラグゼ EG X アルティメイト | 7万円台〜 |
ラグゼ EG X | 4万円台〜 |
ラグゼ EG RR | 3万円台〜 |
ラグゼ EG S | 2万円台〜 |
本記事で取り上げる「ラグゼ EG X アルティメイト」は、シリーズのなかでも最も高額なハイエンドロッド。
ただでさえ軽い「ラグゼ EG X」をさらに軽量化してカリッカリに尖らせたやばいブツとなっています。
がまかつ「ラグゼ EG X アルティメイト」の特徴
ここからは「ラグゼ EG X アルティメイト」の特徴を見ていきましょう。
全機種60g台の圧倒的な軽さ
「ラグゼ EG X アルティメイト」の1番の強みは、全機種が60g台という圧倒的な軽さです。
エギングロッドは80g台でもかなり軽いほうなんですが、そんななかで60g台というのは恐ろしすぎます。
現行のエギング界で最軽量級のロッドであるダイワ「エメラルダス ストイスト RT」、がまかつ「ラグゼ EG X」と比べてもその差は歴然。
主要モデルの自重比較は以下のとおりです。
ラグゼ EG X アルティメイト | エメラルダス ストイスト RT | ラグゼ EG X |
---|---|---|
S86ML-solid(66g) | 88ML(84g) | S86ML-solid(85g) |
S86M-solid(69g) | 84M(84g) | S86M-solid(88g) |
80g台が中心の「エメラルダス ストイスト RT」と「ラグゼ EG X」が登場したときでさえ軽すぎだろって思ったもんですが、全機種60g台て…。
「ラグゼ EG X アルティメイト」頭おかしいでしょ…。(良い意味で)
ここまで軽いと強度面は少し心配になりますが、この軽さがエギングに革命をもたらすことは間違いないでしょう。
「ラグゼ EG X」ではこのぶっ飛んだ軽さを実現するために、仕様にいろいろな工夫が凝らされています。
ここからはそのへんを突っ込んで解説していきます。
ブランクに「トレカM40X」を採用
ブランクには東レの先進カーボン素材「トレカM40X」を使用。
近年のハイエンドロッドではおなじみの高弾性・高強度なカーボンマテリアルです。
ブランクの軽量化はもちろん、感度や操作性アップにも貢献してくれます。
ガイドセッティング
ガイドはチタンフレーム(SiCリング、トルザイトリング)仕様。
こちらもハイエンド帯では定番の軽量セッティングとなっており、高品質なブランクを引き立てます。
グリップセッティング
フロントグリップ(リールシート)は無駄な重量増を極限まで省いたミニマルデザイン。
ライトゲームロッドばりに質素な外観となっています。
スペーサーには高弾性カーボンを使ったオリジナルのカーボンパイプをIN。
内部は中空構造となっており、感度アップに寄与します。(リザウンドグリップ)
リアグリップもエギングロッドにしてはかなり小ぶりな設計。
軽量化への並々ならぬ執念が感じられますね。
がまかつ「ラグゼ EG X アルティメイト」の機種ラインナップ
「ラグゼ EG X アルティメイト」は全4機種構成となっており、スペックの一覧は以下のとおりです。
モデルNo. | 標準全長(ft/cm) | 標準自重(g) | 適正エギ(号) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|
S82ML-solid | 8’2″(249) | 65 | 1.8~3.5 | 2 |
S86ML-solid | 8’6″(259) | 66 | 1.8~3.5 | 2 |
S77ML+-solid | 7’7″(231) | 62 | 1.8~3.5 | 2 |
S86M-solid | 8’6″(259) | 69 | 2~3.5 | 2 |
初期ラインナップの4機種はすべてソリッドティップ仕様。超軽量ロッドでの繊細なエギングに最適化されています。
まとめ
というわけで、がまかつのNEWロッド「ラグゼ EG X アルティメイト」の紹介は以上です。
エギングロッドもついに60g台に突入!という歴史に残る製品となるでしょう。
お値段は実売7万円台とかなり高額ですが、それだけの価値は十分に秘めています。
イカれたぶっ飛び軽量ロッドでエギングの新境地へ一歩踏み出したい方は、入手を検討してみてはいかがでしょうか。