ダイワのチニング入門ロッド「23シルバーウルフ」をご紹介。
ハードソリッドティップを搭載したアーバンチニング仕様にリニューアルされ、人気の上位グレードと足並みが揃いました。
最先端のチニングゲームを、コスパ良く楽しめる注目アイテムとなっていますぞ。
ダイワ「23シルバーウルフ」の特徴&注目ポイント
「シルバーウルフ」シリーズの全体像をおさらい
はじめに、ダイワのチニングブランド「シルバーウルフ」シリーズから発売されているロッドの全体像をおさらいしておきましょう。
製品の一覧は以下のとおりです。
製品 | 参考実売価格 |
---|---|
22シルバーウルフ AIR | 4.0万円前後 |
22シルバーウルフ MX | 2.7万円前後 |
23シルバーウルフ | 1.8万円前後 |
本記事で紹介する「23シルバーウルフ」は、シリーズの入門グレード。
これからチニングを始めたい方向けに、性能はなるべく落とさず、お値段を限界まで下げた高コスパロッドです。
NEWコンセプトのアーバンチニング仕様に一新
「シルバーウルフ」シリーズでは、2022年に中位・上位グレードの「22シルバーウルフMX」と「22シルバーウルフ AIR」が揃ってモデルチェンジ。
フリーリグを主軸に据えた都市型チニング(アーバンチニング)推しに、シリーズ全体として方向転換しています。
そんな上位グレードの流れを汲む新コンセプトで、エントリーグレードの「シルバーウルフ」もリニューアルを迎えました。
新コンセプトにおける一番の特徴は、ハードソリッドティップの採用。
ソリッドならではの繊細さと、強めの張りが生み出す操作性の高さを強みとします。
ソリッドとチューブラーの利点を中和したような性質を持ち、これが最新のチニングシーンにぶっ刺さるというわけです。
Vジョイント
「23シルバーウルフ」の継部には、ジョイント部の補強をしつつ、曲がりの違和感を排除するダイワテクノロジー”V-ジョイント”を適用。
全モデルが2ピース仕様ながらも、1ピースロッドのような使用感を味わえます。
この”Vジョイント”が実売1万円台クラスの入門ロッドに適用されるというのは、現状のダイワ製ロッドのなかではかなり珍しいケースです。
他ジャンルの入門ロッドと比べると、だいぶお得感のある仕様といえるでしょう。
余談ですが、「シルバーウルフ」シリーズではMXグレードにSVFカーボンが使われており、これもなかなかに珍しい仕様です。
これから人気に火がつきそうなチニングジャンルということで、「シルバーウルフ」はシリーズとして優遇されている(=薄利で売り出している)感がありますね~。
ダイワのソルトロッドのなかでも、特に買いなシリーズといえるんじゃないでしょうか。
HVFカーボン
ブランクのカーボン素材には、先代機に引き続き”HVFカーボン”を採用。
低樹脂設計でカーボンのもつ強みがしっかり活かされています。
ブランクに要求される強度・感度・軽さの3点セットをまんべんなく強化。
キャストや操作にモタつきを感じづらい細身ブランクながらも、大物をかけたときにドシっと粘れる強さを兼ね備えています。
ダイワ「23シルバーウルフ」の機種ラインナップ
「23シルバーウルフ」はスピニングとベイトが2機種ずつの全4機種構成となっています。
スペックの一覧はコチラ↓です。
機種 | 全長(m) | 自重(g) | ルアー重量(g) | 継数(本) |
---|---|---|---|---|
76MLB-S・W | 2.29 | 100 | 4-18 | 2 |
83MB-S・W | 2.51 | 110 | 5-21 | 2 |
73LML-S・W | 2.21 | 85 | 3-14 | 2 |
76ML-S・W | 2.29 | 93 | 4-18 | 2 |
上位グレードの「22シルバーウルフMX」や「22シルバーウルフAIR」ではベイトモデルが中心となっていますが、「23シルバーウルフ」ではスピニングモデル・ベイトモデルがバランスよく編成されています。
扱いやすいスピニングタックルでチニングを始めたいという方も安心ですね。
ベイトモデル
76MLB-S
フリーリグを主軸に据えつつ、プラグやその他リグにも広く対応するベイトの万能モデル。
チニング入門機もおすすめな1本です。
83MB-S
Mクラスのパワーと8.3ftのロングレングスで、広範囲をサーチできるロングディスタンスモデル。
大型河川など、飛距離が釣果を左右するポイントの攻略におすすめです。
スピニングモデル
ダイワ「23シルバーウルフ」の価格・発売日
「23シルバーウルフ」は、2023年5月に発売済み。
定価は22,500~23,500円、実売価格は1.8万円前後となっています。
「シルバーウルフ」はシリーズ全体としてお得感がありますし、ハードソリッド仕様のロッドは感度と操作性のバランスが良く、他ジャンルでも万能に活躍可能。
チニング専用ロッドとしてはもちろん、5~10gクラスのリグを扱う汎用ライトゲームロッドにもおすすめですよ~。