【遠投性MAX】エギングのロングロッド(9ft以上)おすすめ9選!

竿抜けポイントまでエギを届ける圧倒的な遠投性が魅力のロングロッド。

本記事ではエギングにおけるロングロッド(9ft以上)の魅力と弱点、おすすめアイテムを徹底解説します。

普段の釣りで「もうちょっとだけ飛距離が伸びれば…」というもどかしさを感じている方は要チェックです。

目次

エギングロッドの長さ感について

ロングロッドの特徴をチェックする前に、エギングロッドにおける長さの相場をおさらいしておきましょう。

ざっくりと一覧にすると↓のとおりです。

  • 7ft台:短い
  • 8.3ft前後:やや短い
  • 8.6ft前後:標準
  • 8.9ft前後:やや長い
  • 9ft台:長い

とりあえず、エギングロッドの長さ(レングス)については、上表のように捉えておけばだいたいOKです。

エギングにおけるロングロッドの基準は9ft以上

本記事のテーマとなるのはロングロッド。

どの長さからをロングロッドとするか?についての見解は人それぞれだと思いますが、今回は9フィート以上という基準でロングロッドを定義します。

ロングロッドの需要はそれほど…

ご存知の通り、エギングではロッドを機敏に動かして行うシャクリ(ジャーク)といわれる動作が重要です。

竿が長くて取り回しづらいロングロッドはそれなりに扱いづらく、ごく一部のアングラーしか使っていません。

そんなわけなので、ロングロッドの需要は微々たるもの。

つまり、あまり人気がないのだという点も補足しておきます。

エギングのロングロッドの特徴(メリット・デメリット)

さて、ここからはエギングのロングロッド(9フィート以上)の特徴をもうちょい詳しく解説していきます。

エギングでロングロッドを使うメリット

まずは、ロングロッドのメリットからです。代表例はコチラ↓。

  • 飛距離性能の高さ
  • ファイト時のタメ・粘り
  • 足場の高いフィールドで使いやすい
  • 磯場やテトラ帯で使いやすい
  • 大きなアクションをつけやすい

ロッドが長いことの最たる利点は、飛距離性能でしょう。

一般的な長さのエギングロッドと比べて、より遠くへエギを届けることができます。

また、足場の高いポイントや、足元に障害物があるポイント(磯やテトラ帯など)といった特定のポイントで有利になる、というのもロングロッドの良いところです。

ライン処理や取り込みがしやすくなるので、短めのロッドでは釣りづらいシチュエーションの攻略がはかどります。

エギングでロングロッドを使うデメリット

一方、ロングロッドのデメリットとしては、以下のような項目が挙げられます。

  • 取り回しが悪い
  • 操作性が悪い(細かいアクションがつけづらい)
  • 先重りしやすい(重心バランスが悪い)
  • キャスト・操作の精度が下がる
  • 手返しが悪い
  • サイトフィッシングがやりにくい

1番の弱点となるのは、その長さゆえの取り回しの悪さ。

短いロッドと比べて遥かに扱いづらく、漁港内の小場所などの手狭なポイントでは、その傾向が顕著です。

キャストや操作の精度が低いので、どうしてもアプローチが大雑把になってしまいます。

トータル的な汎用性においては、そこそこ難があるといえるでしょう。

メインロッドには向かないけど…

ロングロッドは、開けたポイントでなければ長所を活かせないので、使えるシチュエーションが限定的。

したがって、メインロッドとして運用するのは、あまりおすすめしません。

ただ、磯場やサーフ、テトラ帯といった特定のフィールドでは、ロッドの長さと圧倒的な飛距離がめちゃめちゃ武器になります。

汎用性の高い8ft台のロッドを所有したうえで、特定のフィールドにおける秘密兵器としてロングロッドを所持する。

こういった方針で運用するなら、ロングロッドは心強いオプションになってくれますよ。

価格帯別|エギングのおすすめロングロッド(9ft以上)9選

というわけで、ここからはエギングのおすすめロングロッドをざざっと紹介していきます。

  • エントリークラス(実売1万円台)
  • ミドルクラス(実売2〜3万円台)
  • ハイエンドクラス(実売4万円台〜)

という3つの価格帯に分けていますので、気になる価格帯を中心にチェックしてみてください。

エントリークラスのおすすめロングロッド

さて、まずはエントリークラス(実売1万円台)のおすすめロッドからです。

…と言いたいのですが、エントリークラスには現状(2022年時点)でおすすめできるアイテムがありません。

というのも、エントリークラスの入門ロッドでは、9フィート以上の長尺モデルが機種構成に含まれていないのです。

どうしても1万円台かつ9フィート以上のロッドでエギングをしたいという場合は、9ft台のモデルが多いシーバスロッドで代用するという手もあります。

…が、シーバスとエギングでは竿調子も違いますし、あまりおすすめはできません。

少々予算はかさんでしまうのですが、エギング用のロングロッドをお求めなら、ミドルクラス以上のものを選ぶほうが無難です。

ミドルクラスのおすすめロングロッド

てことで、ミドルクラスのおすすめロングロッドがこちら↓です。

メーカー製品機種
ダイワエメラルダス AIR AGS90M
天龍ブリゲイドフリップ TRコンセプト ショア93M
シマノセフィアSSS92M+
シマノセフィアXRS90H

ダイワ「エメラルダス AIR AGS 90M」

出典:ダイワ

ミドルクラスのロングロッドのなかで最もオーソドックスなのは、「エメラルダス AIR AGS 90M」。

2.5〜4.0号のエギに対応するオールシーズンモデルとなっています。

ジャスト9ftということで、取り回しの悪さもマシなほうです。

初めてロングロッドに挑戦する方でも、扱いやすいでしょう。

全長自重エギサイズ継数
2.74m96g2.5-4.0号2本

≫ダイワ「20エメラルダス AIR AGS」の特集記事はコチラ

≫ダイワ製エギングロッドの特集記事はコチラ

天龍「ブリゲイドフリップ TRコンセプト ショア 93M」

出典:天龍

「ブリゲイドフリップ TRコンセプト ショア 93M」は、ショアティップランを楽しめる1本。

穂先の変化を見ながら、手元に伝わらないアタリを掛けていける異色のロングロッドです。

全長自重エギサイズ継数
2.82m124g2.0-3.5号2本

≫天龍「ブリゲイドフリップ TRコンセプトショア」公式ページ

≫天龍製エギングロッドの特集記事はコチラ

シマノ「セフィアSS S92M+」「セフィアXR S90H」

シマノ「セフィア」シリーズの2本はいずれもパワー型モデル。

「セフィアSS S92M+」は、MAX4.5号のエギに対応します。

デカいエギをぶっ飛ばして、デカいイカを釣るためのモデルです。

シマノ(SHIMANO) 19 セフィア SS S92M+
全長自重エギサイズ継数
2.80m103g2.0~4.5号2本

≫シマノ「セフィアSS」の特集記事はコチラ

≫シマノ製エギングロッドの特集記事はコチラ

「セフィアXR S90H」は、MAX5号のエギを背負える超パワー特化モデル。

「セフィアSS S92M+」よりもさらに強い設計となっており、モンスタークラスの大型イカをねじ伏せられる怪力を有します。

全長自重エギサイズ継数
2.74m113g3.0-5.0号2本

≫シマノ「セフィアXR」の特集記事はコチラ

≫シマノ製エギングロッドの特集記事はコチラ

ハイエンドクラスのおすすめロングロッド

最後は、ハイエンドクラスのおすすめロングロッドです。一覧はコチラ↓。

メーカー製品機種
シマノセフィア エクスチューンS90M、S92ML+
ヤマガブランクスカリスタ TZ NANO90M
エバーグリーンスキッドロウ インペリアル90L、110ML

シマノ「セフィア エクスチューン S90M/S92ML+」

出典:シマノ

「セフィア エクスチューン」の2本(S90M、S92ML+)は、いずれも通年型のロングロッド。

春にも秋にも使えるセッティングとなっています。

王道をいくならMパワーの”S90M”、しなやかな竿が好みなら”S92ML+”がおすすめです。

機種全長自重エギサイズ継数
S90M2.74m108g2.0-4.0号2本
S92ML+2.79m107g1.8-3.8号2本

≫シマノ「セフィア エクスチューン」の特集記事はコチラ

≫シマノ製エギングロッドの特集記事はコチラ

ヤマガブランクス「カリスタ TZ NANO 90M」

「カリスタ TZ NANO 90M」は、ジャスト9フィートのMパワーモデル。

バットには力があるものの、ティップからベリーには柔軟性があり、長くてもシャクりやすい設計となっています。

ロングロッドの扱いに慣れていない方におすすめの1本です。

全長自重エギサイズ継数
2.745m104g2.5~4.0号2本

≫ヤマガブランクス「カリスタ TZ NANO」の特集記事はコチラ

≫ヤマガブランクス製エギングロッドの特集記事はコチラ

エバーグリーン「スキッドロウ インペリアル 90L/110ML」

「スキッドロウ インペリアル」には、個性派の2本がラインナップされています。

”90L”はロングロッドでは珍しいLパワーモデル。

Lパワーとはいえ、最大4号のエギに対応する汎用性があり、年間を通しての活躍を見込めます。

エギを高く跳ね上げるスラックジャークとの相性も抜群で、広範囲のイカに効率よくアピールできるのが強みです。

全長自重エギサイズ継数
2.74m117g2.5~4.0号2本

”110ML”は、長さ11フィートのハイパーロングロッド。

遠投力にひたすら特化する、極端なセッティングとなっています。

取り回しはかなり犠牲になりますが、サーチ可能範囲の広さは圧倒的。

とにかくエギを遠くへ飛ばしたい方にピッタリです。

全長自重エギサイズ継数
3.35m158g2.5~4.0号3本

≫エバーグリーン「スキッドロウ インペリアル」の特集記事はコチラ

≫エバーグリーン製エギングロッドの特集記事はコチラ

エギングのロングロッドを使うなら、ポイント選びが重要!

というわけで、エギングのロングロッド特集は以上です。

取り回しが悪くて扱いづらいというデメリットはきついですが、それと引き換えに手に入る圧倒的な飛距離はとても魅力的。

メインロッドとして運用するには難がありますが、遠投特化型のサブロッドとしての導入はアリだと思います。

サーフや磯場、テトラ帯など、長さの利点を活かせるフィールドに通っている方は、ロングロッドの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事で紹介したおすすめアイテム

エントリークラスのおすすめロングロッド

該当なし

ミドルクラスのおすすめロングロッド

メーカー製品機種
ダイワエメラルダス AIR AGS90M
天龍ブリゲイドフリップ TRコンセプト ショア93M
シマノセフィアSSS92M+
シマノセフィアXRS90H

≫ダイワ「20エメラルダス AIR AGS」の特集記事はコチラ

≫天龍「ブリゲイドフリップ TRコンセプトショア」公式ページ

シマノ(SHIMANO) 19 セフィア SS S92M+

≫シマノ「セフィアSS」の特集記事はコチラ

≫シマノ「セフィアXR」の特集記事はコチラ

ハイエンドクラスのおすすめロングロッド

メーカー製品機種
シマノセフィア エクスチューンS90M、S92ML+
ヤマガブランクスカリスタ TZ NANO90M
エバーグリーンスキッドロウ インペリアル90L、110ML

≫シマノ「セフィア エクスチューン」の特集記事はコチラ

≫ヤマガブランクス「カリスタ TZ NANO」の特集記事はコチラ

≫エバーグリーン「スキッドロウ インペリアル」の特集記事はコチラ

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