- アジングに行くんだけど、なかなかアジが釣れてくれない。
- となりのお兄さんは普通に釣れてるのに、なんで俺には釣れないんだよ…。ハァ…。
釣りは自然との闘いですのでボウズの日があるのは仕方ないことですが、周りが釣れているのに自分だけ釣れないとめちゃくちゃ萎えますよね?
ぼくも昔はよく、自分だけ釣れなくて人格否定されたような気分になっていたものです。
そんなぼくも今では、みじめな思いをすることも少なくなり、アジンガーの中で独り勝ちして「ワームとジグヘッドは何を使ってるんですか?」なんて聞かれるまでに成長しました。
ということで、昔のぼくのような悩めるアジンガーを一人でも多く救済するために、本記事ではアジングの釣り方の基本とおすすめの練習法、釣れるようになるためのコツを出し惜しみせずに解説していきます。
ぜひお役立てください。
練習法の前に!アジングの釣り方の基本をおさらい
おすすめ練習法の前に、軽~くアジングの釣り方をおさらいしておきましょう。
詳細は記事の後半でしっかり解説しますので、ここではサラっといきますね。
ポイント選び
まずはポイント選びです。
ネットや釣具屋で可能な限り実績のある釣り場をリサーチし、釣り場についたら
- 常夜灯に照らされた所
- 明暗の境目がクッキリしている所
- 流れが止まる所
- 潮がぶつかる所
など、変化のある場所を見つけて重点的に攻めると良いでしょう。
変化のあるポイントにはアジが捕食しているプランクトンが溜まりやすいので、釣れる確率が上がります。
キャスト→カウント→アクションで誘う
アジがいそうなポイントを見つけたら、キャストしてカウントを取りながら仕掛けを沈めていきます。
どの深さ(レンジ)を攻めているのか?を意識しながら釣ることで、効率よく探ることができますし、1匹釣れた後に次の1匹を釣れる再現性が高まります。
カウントが終わったあとは、アジを誘いながらラインを巻き取っていきます。
アクションに関しては、基本パターンを覚えて自分の中のローテーションを持っておくのがおすすめです。
詳しくはキャストのコツ&練習法の所で解説します。
アワセ→ファイト→キャッチ
アジのいるところに上手いこと仕掛けを通すことができたら、アジがワームに食いついてきます。
しかしながら、アジはワームを吸い込んで違和感を感じると「ペッ」とワームを吐き出してしまいます。
ですから、「コツン」「モサッ」といったアタリを感じたら、ロッドを軽く立ててアワセを入れてあげるとアジが吐き出す前に針をかけることができます。
アジが針にかかったら、ロッドの角度をキープしつつ、慎重に寄せてきて抜き上げましょう。
ということで、アジングの釣り方のおさらいは以上です。
キャストのコツ&おすすめの練習法
キャストのコツ&おすすめの練習法は以下の4点です。
- 力まない、飛ばそうとしない
- 手首のスナップを意識する
- デイゲームで練習する
- 重ためのジグヘッドで練習する
順番に見ていきましょー!
力まない、飛ばそうとしない
アジングのキャストでは、力まず、飛ばそうとしないことが重要です。
アジングでは超軽量の仕掛けでの釣りがメインとなりますので、「飛ばねえ!(# ゚Д゚) ムッカー」っとなる方が多いのですが、いったん落ち着きましょう。
軽い仕掛けを使ってるわけなので、飛ばなくて当然です。
躍起になってロッドを振るのではなく、「アジングの飛距離なんてこんなもんだよね~」って気持ちでリラックスして投げた方が飛距離も方向性も良くなりますよ。
手首のスナップを意識する
力まないと同時に、手首のスナップを使って投げることも意識しましょう。イメージでいうと、ダーツを投げる感じです。
アジングのキャストで動かすのはヒジから下だけで十分。肩をグリングリン回す必要はありません。手首のスナップを効かせて、スマートにピュンと投げましょう。
ちなみに、キャストのコツについては別記事でガッツリと解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
デイゲームで練習する
キャストの練習は周囲が明るいデイゲームで行うのがおすすめです。周囲の暗い夜ですと、ジグヘッドの軌道や着水ポイントが見にくくなります。
明るいうちに自分のキャストの軌道や飛距離をつかんでおくと、暗くなった後のナイトゲームでも上手にキャストできるようになっていきます。
アジングはナイトゲームの方が釣果が上がりやすいのですが、完全に暗くなる前に釣り場に向かって、地形や潮の流れなどを確認しつつキャストの練習をすると良いでしょう。
重ためのジグヘッドで練習する
アジングのキャストが難しいのは、仕掛けが軽いからなんですよね。
エギングやシーバス、ショアジギングでは数十グラムのルアーを使うのに対して、アジングでは1g以下がメインになります。
仕掛けの重みがないので、どうしてもロッドのしなりを使いづらくなってしまいます。
キャストの練習をするときは、1.5~3gといった重ためのジグヘッドを使うのがおすすめです。
力に頼らず、ロッドのしなりを感じながらゆったりとキャストすることを意識しましょう。
自分が投げるんじゃなくて、ロッドに投げてもらうようなイメージの方がよく飛びますよ。
アクションのコツ&おすすめ練習法
アクションのコツ&おすすめの練習法は以下の3点です。
- ジグ単の王道3パターンを中心に
- なるべく風が弱い日・風が弱い釣り場を選ぶ
- 重ためのジグヘッドを使う
順番に見ていきましょー!
ジグ単の王道3パターンを中心に
アクションについては、ジグ単の王道3パターンを覚えて、それらを中心に反復練習するのが良いでしょう。
王道3パターンは以下です。
- ただ巻き(リトリーブ)
- ロッドでさびいてレンジキープ
- リフト&フォール
ただ巻きは、名前の通りリールを一定のスピードで巻いてくるだけです。
アジが違和感を感じづらいように、なるべく同じスピードで巻くのがポイントです。
ロッドでさびいて、レンジキープはジグヘッドの存在を感じる程度に「ちょんちょん」とロッドを立て、そのままゆっくりとロッドを起こしていきます。
ジグヘッドが沈むスピードに合わせてロッドを起こすことで、同じレンジ(深さ)をキープできるというわけです。
リフト&フォールは、軽く2回ほどロッドをシャクってワームの存在をアピールして静止させます。
ラインを張ったままジグヘッドを沈ませ(フォールさせ)ることでアジを食いつかせる釣り方です。
基本の3パターンさえ覚えてしまえば、その他のアクションはこれらの応用です。
王道パターンを中心に練習しておけば、新たなアクションにも対応しやすくなります。
なるべく風が弱い日・風が弱い釣り場を選ぶ
アジングのアクションを練習するとき、大敵となるのは風です。
アジングではめちゃめちゃ軽い仕掛けを使いますので、風が強くなるとラインもロッドもあおられてしまい、もはや釣りにならないこともあります。
アクションの練習に限ったことではありませんが、風が弱い日、風が弱い釣り場を狙うことをおすすめします。
天気を調べるときは、予報サイトを使われるかと思うのですが、風に関しては結構アバウトなサイトも多いです。
1mって書いてあるのに、釣り場についたら「バリ風強いやん!萎え~…」ってこともあります…。
個人的にはマピオン天気予報の風予報が精度が高く、気に入っています。
アジンガーにとって風は死活問題なので、なるべく精度の高い予報サイトでチェックすると良いですよ。
重ためのジグヘッドで練習する
キャスト練習のコツと重複するのですが、アクションの練習をするときにも重ためのジグヘッドを使うのがおすすめです。
アジングのアクションで大事なのは、ジグヘッドの存在を手に感じること。
1g未満の軽い仕掛けを使っていると、始めたばかりのうちはジグヘッドがついているのかさえわかりません。
1.5~3gといった重ためのジグヘッドをメインで使い、しっかりと手に重さを感じながらアクションをつけましょう。
風が弱い時やどうしても食いが弱い時に1g以下のジグヘッドを使い、超軽量リグにも徐々に慣れていくのがおすすめです。
アワセのコツ&おすすめ練習法
アワセのコツ&おすすめの練習法は以下の4点です。
- 怪しきはすべてアワセを入れる
- アワセは優しく、ドラグはゆるめに
- 活性の高い時間帯を狙う
- 実績のあるポイントで場数を踏む
順番に見ていきましょー!
怪しきはすべてアワセを入れる
アジングを始めたばかりの方にとって一番の問題点は、「どれがアタリなのかわからない…」ということだと思います。
ボトムにコツっと当たる、ワームが藻に絡まるなどなど、紛らわしい感触もありますので、アタリの判別がしにくいんですよね。
ちなみにアジさんのアタリは、大きく分けて3種類。
- コツン
- モサッ
- フワッ
1つ目は「コツン」という感触で、これはラインを張ってさえいれば楽勝でわかります。
2つ目は「モサッ」と引っ張られる感触。大型のアジに多いパターンで、なんとな~くワームを引っ張られている感じがする程度なので、ちょいとわかりづらいです。
3つ目の「フワッ」は俗に抜けアタリと言われるやつで、張っているラインがふっと緩むような感触。これは、よっぽど集中してないとわかりません。
かなり慣れが必要なので、最初はわからなくてもOKです。
とりあえずアワセちゃえ!
アジのアタリにもいろいろとパターンがあるのですが、とりあえず初心者の方におすすめなのが怪しきはすべてアワセを入れることです。
手に少しでも違和感を感じたら、軽くロッドを立てる程度にアワセを入れてみましょう。本物のアタリじゃなかったときは、
いや、今の誘いですよ。アワセそこなったんじゃないですけど
的な澄まし顔をしてればOKです。
とにかく、がつがつアワセてみましょう。
積極果敢なチャレンジがあなたのアワセスキルをUPさせます!
アワセは優しく、ドラグはゆるめに
触ってみるとわかると思うのですが、アジの口って超柔らかいんですよね。
特に両サイドが柔らかく切れやすい危険地帯となっています。
アワセが強かったり、掛かった後に無理に巻きすぎると、すぐにバレてしまいます。
ですから、
- アワセは優しっく入れること
- ドラグを緩めにしておくこと
を意識しておきましょう。
アジングのアワセはロッドをぐいぐいシャクる必要は無く、ちょんと立てる程度でぜんぜん問題ありません。
釣り番組なんかで、ぐいぐいロッドを立ててアワセてるシーンを目撃することもあるかと思いますが、あれは青物やシーバスのアワセ方です。
アジングでやっちゃうと、アジのお口が悲鳴を上げますのでご注意をw。
優しいアワセを入れるためには、ドラグを緩めにしておくのもおすすめです。
ついつい強くアワセてしまった時でも、力を逃がしてくれます。
活性の高い時間帯を狙う
残りの2つのポイントは、技術的なものではなくアタリに遭遇する回数を増やすためのコツです。
まずは活性が高い時間帯、つまりアジのごはんドキを狙いましょう。
アジは外敵から身を守るために、昼間は深場で目立たないように身を潜めていることが多いです。
しかし、辺りが暗くなってくると避難モードが解除され、食事モードに切り替わるというのが定番のパターンとなっています。
アジが空腹で興奮している朝マズメ・夕マズメの時間帯にポイントに行くと、必然的にアタリの数が増え、アワセの練習もしやすくなります。
実績のあるポイントで場数を踏む
アタリを増やすもう1つのコツは、実績のあるポイントに行くことです。
時間帯が良かったとしても、そもそもアジがいなかったり、アジの数が少なくてはアタリも数は増えません。
釣具屋さんで優しそうな店員さんを見つけて質問攻めにすれば、たいてい実績のある漁港や爆釣ポイントをいくつか教えてくれるものです。
回遊魚であるアジを釣るためには、群れがどこに入っているか?をしっかりリサーチしておく必要があります。
地元の釣具屋さんにちょくちょく足を運び、情報収集をする習慣をつけておくと、アジに遭遇できる確率は大きくアップしますよ!
練習あるのみ!努力はアジンガーを裏切らない。
ということで、アジを釣るコツ&おすすめ練習法の解説は以上になります。
アジングの上達のためには、ネットや本、雑誌から知識を仕入れることも大事なのですが、もっと大事なのは場数を踏むことです。
上手くなるためには練習あるのみ!努力はアジンガーを裏切りませんから、コツコツと努力を積み重ねてみてはいかがでしょうか。
その過程こそがあなたにとって、大きな大きな財産となるのです。(←お前だれやねんw)