釣りは自然との闘いです。その中でも、結構大変なのが風ではないでしょうか?超軽量タックルで釣りをするアジングでは、他の釣りよりも風の影響をモロに受けてしまいます。

強風時のアジングは、キャストしにくいわ、アクションもむずいわ、アタリもわからんわで踏んだり蹴ったり。こんな洗礼を受け、「どうにかならんの?Google先生…。」とすがる思いで検索し、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

結論としては、風ばっかりはどうにもなりません!釣りにくいもんは釣りにくい!と言いたいところですが、風が吹いても釣りに出かけたい「釣りバカ」さんもいることでしょう(ぼくも含めて)。

ということで、この記事では自他ともに認める釣りバカ・アジングバカであるぼくが、強風アジングを少しでも快適にするための知恵をシェアしていきます。ぜひ、お役立てください。

強風アジングが難しい2つの理由

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強風時のアジングが激ムズゲームに変貌するのには、以下の2つの理由があります。

  1. 仕掛けが軽いから
  2. 繊細なアタリを感知する必要があるから

アジングでは、1g以下のジグヘッド単体での釣行がメインとなります。仕掛けが軽いので、少し風が吹くと仕掛けもラインもビュンビュン流されてしまいます。

やっと思った通りの場所に仕掛けを届けられたと思ったら、今度はロッドが風にあおられます。ロッドが風を受けると、アクションもつけづらいですし、アタリの判別がかなり難しくなります。

といった理由があって、強風アジングはかなり厳しい闘いになってしまうわけです。(対処法については、後ほどガッツリと解説していきますので!)

風速何メートルまで釣りできるの?

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ではアジングをするなら、どれぐらいの風まで耐えられて、どれぐらいの風で無理ゲーになるのでしょうか?風向きや釣り場によって多少の差はありますが、「だいたいこんぐらい!」っていうイメージが以下です。

  • 風速0~3m:超快適
  • 風速4~6m:ちょい厳しい…
  • 風速7~9m:だいぶ厳しい……
  • 風速10m~:もう無理…。ダメぽ。

…ということになりますので、ここからは「ちょい厳しい」「だいぶ厳しい」という状況に対処するための技をご紹介していきます。

ちなみに風速が10mを超えるようなときは、釣り以前の問題で、命が危険にさらされます。釣りに行きたい気持ちをグッとこらえましょう。

アジングのおすめ風対策5選

この記事でご紹介するアジングの強風対策は5つあります。できそうな対策を組み合わせて実行すれば、風があってもそこそこ快適に釣りができるようになるでしょう。ぜひ、試してみて下さいね。

風裏のポイントを探す

まず、根本的な解決策となるのが「風裏」のポイントで釣りをすることです。風裏のポイントでは予報よりもだいぶ風が弱い状態で釣りができます。

例えば上図のように南東から風が吹いている場合、Aのポイントで釣りをするならモロに風を受けてしまいます。しかし、陸を挟んだ西側にあるポイントBならどうでしょう?陸地の障害物に風がぶつかり、ポイントBに吹く風を軽減してくれます。

天気をチェックするときは、風の強さだけでなく風向きもチェックして、風の影響を受けづらい風裏のポイントに向かうのがおすすめです。

サミング(フェザーリング)を忘れずに

仕掛けが着水すると同時にスプールを押さえてラインの放出を止めることを「サミング(フェザーリング)」といいます。この作業をすることで、ラインが風にあおられづらくなりますので、着水後に任意の場所まで仕掛けを送り込みやすくなるのです。

厳密には、ベイトリールでこの作業をする場合は「サミング」、スピニングリールの場合は「フェザーリング」と呼ぶのが正しいそうです。…が、しっかり使い分けている人は少ないので、好きな方を使ってれば意味は通じます。

風が吹いているときも、そうでない時もサミング(フェザーリング)をする癖をつけておけば、強風時にラインが舞い上がることが少なくなりますよ。

重たい仕掛け(リグ)を使う

記事の冒頭で申し上げたとおり、強風アジングが厳しいのは仕掛け(リグ)が軽いからなんです。仕掛けが軽いと、着水前には仕掛け自体が風にあおられ、着水後には仕掛けの沈下スピードが遅いので今度はラインが風に煽られます。

ですから強風時には重い仕掛けを使えば、いくぶん快適に釣りができるようになります。仕掛けを重くするおすすめの方法は、以下の3つです。

  1. 重ためのジグヘッドを使う
  2. スプリットショットリグを使う
  3. キャロライナリグを使う

1.ジグヘッドを重くする

アジングのジグ単では1g以下のジグヘッドをメインで使うことになりますが、強風時は釣りにならないこともあります。1.5gよりも重いジグヘッドを使えば、かなり快適になるでしょう。

ジグヘッドを変えるだけなので、それほど手間はかかりません。アジング初心者の方でも簡単に試せる風対策となっています。

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小さめのスナップがあれば、ジグヘッドの交換が快適になりますよ。

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ただし重たいジグヘッドはスローな誘いができず、アジの吸い込みも悪くなりますので釣果が劣る可能性が高くなります。強風時でも快適な釣りを楽しむためには、それなりの代償が必要ということですね…。

2.スプリットショットリグ

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は splitsinker003.jpg です
出典:Arukazik Japan

スプリットショットリグは、ジグヘッドの上にシンカー(重り)を追加する仕掛けです。ジグヘッドの重量を上げたときと同様に、仕掛けが物理的に重くなりますので強風時の快適度が増します。

仕掛けの変更もそれほど面倒ではありませんので、ささっと準備できるというのも大きなメリットです。

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ただし、スプリットショットリグはシンカー部分が先に沈む図式になりますので、アジのアタリが取りづらくなるという欠点があります。仕掛けが重くなるぶん、風が強くてもアクションはつけやすいのですが、どうしても感度は下がってしまいます。

アクションを入れてフォールさせた後に空アワセ(アタリが無くても竿をチョンと立ててアワセること)を入れてあげると、アタリの取り損ねが減ります。

ちなみに、アジングのアクションについては以下の記事で詳しく解説しています。興味がある方は、よかったらご覧ください。

3.キャロライナリグ

出典:ティクト

キャロライナリグも、ジグヘッドの上にシンカー(重り)を追加する仕掛けなのですが、スプリットショットリグとは異なる点があります。それは、シンカー(重り)がラインに固定されていない遊動式になっていることです。

シンカーの中をラインが通る仕組みになっており、ジグヘッドの操作性と感度が犠牲になりにくくなります。仕掛けの準備は若干めんどうですが、それに見合った性能を備えた仕掛けなのです。

アジングでキャロライナリグを使うなら、ティクトのMキャロがおすすめです。

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風にあおられにくいラインを使う

アジングで使われるラインは、ナイロン、フロロカーボン、PE、エステルの4種類です。なるべく風に煽られにくいラインを使うこともひとつの風対策となります。

4種の中で風に強いラインは、ナイロンとフロロカーボンです。適度な重みがあることに加え比重もあり潮によくなじみます。しっかりとサミング(フェザーリング)をすれば風がある日でも使いやすくておすすめです。

4種のラインの中で最も風の影響を受けやすいのはPEラインです。ライン自体が軽いことに加え、比重も軽いので潮にも馴染みにくいという特徴があります。PEラインを使うなら、ジグ単ではなく遠投用リグで使用した方が良いでしょう。

微妙な立ち位置となるのがエステルライン。ナイロンやフロロカーボンほど潮にはなじみませんが、PEよりは風があっても使いやすいです。ただ、感度はとても良いので、任意のレンジ(深さ)まで仕掛けを送り込めばアタリはとりやすくなります。

アワセをあきらめる

最後は対策というよりはストレス軽減法となります。アタリを感知してアワセようとしても、風にロッドがあおられて「ん”〜〜〜無理!」ってなってイライラするぐらいなら、ハナっからアワセをあきらめてみては?というご提案です。

正直、アワセを入れなくても釣れる時は釣れます。風が強い時は、アジが乗るまでアワセないというスタンスもありです。

アワセをあきらめるぶん、アシストフックをつけてフッキング率を上げるのも効果的。アシストフックを使うならワンタッチで取り付けられる「鬼爪」がおすすめです。

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強風がアジングに与えるのは悪影響だけではない!?

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ここまでアジングと風の関係性や強風対策について解説してきました。基本的にはアジングにとって風は大敵なのですが、少〜しだけ良い影響もあるのです。知っておくと得する情報もありますので、あとちょこっとだけお付き合いください。

向かい風だとベイトが接岸

風には潮の流れごと変えるような力はありませんが、表層の流れには多少の影響があります。岸に向かって風が吹いている場合は、アジが主に捕食しているプランクトンが接岸しやすくなりますので、実はチャンスなのです。

飛距離が出ずに釣り人から嫌われる向かい風ですが、アジングにおいては意外と良い仕事をするときもあります。向かい風じゃない時であっても、表層のベイトが風に流されることも考慮して探るとアジの群れを見つけるまでのスピードも早くなるかもしれませんよ。

強風で潮がかき混ぜられると

ご存知のとおり強風が吹いたときには、大きな波が立ちますよね?その波で海中がかき混ぜられるという現象が起きます。

アジが捕食しているのは流れに身を任せて漂うプランクトンですから、強風をきっかけにベイトの居場所がガラリと変わることも珍しくありません。その結果、釣果がイマイチだったポイントで爆釣しはじめたり、逆に絶好調だったポイントでパタリと釣れなくなったりすることもあります。

台風などで強風が吹いた翌日以降は、アジの群れが大移動している可能性もありますので、それを考慮していくつかのポイントを回ってみるのもおすすめです。

風対策を覚えてアジをGETするチャンスを増やそう!

ということで、この記事でご紹介したアジングにおすすめの風対策は以下の5点です。

  1. 風裏のポイントを探す
  2. サミング(フェザーリング)をする
  3. 重たい仕掛け(リグ)を使う
  4. 風にあおられにくいラインを使う
  5. アワセをあきらめる

人間が自然に勝つことはできませんので、常にベストなコンディションで釣りができるわけではありません。コンディションが悪い時なりの攻め方を心得ておけば、釣りの引き出しも広がります。本記事の内容も参考にしつつ、少々の風があってもアジングを楽しんでみて下さい。(くれぐれも安全にはお気をつけて!)