「あと5m沖にキャストできれば…」
というシチュエーションに持ってこいのSキャリー。遠投性能があり、スローで繊細な誘いもできるアジング専用の遠投リグの魅力をご紹介します。
仕掛けのセッティング方法に加え、おすすめの使い方もご紹介していますので、ぜひお役立てください。
ちなみに、アジングの遠投リグ「Sキャリーの紹介記事」は以下の3本立てになっています。
- アジングの遠投リグ「Sキャリー」とは?【←本記事】
- アジングの遠投リグ「Sキャリー」の使い方・釣り方
- アジングの遠投リグ「Sキャリー」に相性抜群のアイテム紹介
この記事を読んで、「Sキャリーを使ってみようかな?」と思った方は第2弾・第3弾の記事も読み進めてみて下さいね。
アジングの遠投リグ「Sキャリー」とは?
アジングの遠投リグ「Sキャリー」は、アジング界のパイオニア的メーカーである「34(サーティーフォー)」から発売されている遠投リグです。
34が推奨するSキャリーのセッティングはこんな感じ!
- メインライン:エステル0.4〜0.6号
- ウキ止めゴム
- リーダー:フロロカーボン4lb
- ウキ用スイベル&Sキャリー
- からまん棒orウキ止めゴム
- ジグヘッド&ワーム
遠投系リグでは強度のあるPEラインが主流ですが、シンカーにそれほど重さのないSキャリーでは高感度のエステルラインを使うことができます。
なのでアジのアタリはもちろんのこと、潮の流れの変化も感じ取れます。
メインラインがフロロカーボンの場合は、ライン同士の結束も不要。一見複雑に思える仕掛けですが、セッティングはそれほど面倒ではありません。
1回使えば慣れます!
Sタッチを使えばワンタッチで装着きる
34から発売されている「Sタッチ」を使えば、簡単にSキャリーをセッティングできます。
ウキ止めゴムとウキ用スイベルを一撃で装着できますので、Sキャリーのセッティングも段違いに早くなりますよ。
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Sキャリーのラインナップ
Sキャリーは全5種類(1.5g、2g、2.5g、3g、4g)の重量がラインナップされています。
大遠投はできませんが、中距離にコントロールしながらキャストしやすいという点は大きな強みとなっています。
Sキャリーのここがすごい!アジング遠投リグの革命児
意外と簡単にセッティングできるSキャリーですが、その実力は折り紙つきです。
- 感度が犠牲になる
- スローな誘いができなくなる
という遠投系リグの欠点をカバーすることができます。アジングに特化した遠投系リグであるSキャリーのすごいところをご紹介しますね。
沖でもスローな誘いができる
Sキャリーの重量にはいくつかの種類があるのですが、どの重量のものでも0.4gのジグヘッドと沈下スピードが同じになるように浮力が持たせてあります。
例えば、最もオーソドックスな遠投系リグであるスプリットショットリグならシンカーに重量があるぶん沈下(フォール)スピードも早くなります。
アジの活性が高いときなら重い仕掛けでのテンポの早い誘いもありですが、低活性時には早い誘いは見向きもされません。
フォールスピードを抑えたSキャリーを使えば、仕掛けを沖に届けながらもジグ単体と同じ感覚でスローに誘うことができます。
活性が低い時間帯でもスローに誘って長くワームを見せてやれば、アジは口を使ってくれます。
食いが渋いコンディションでもしっかりと釣果を上げられるのです。
遠投リグなのに感度が損なわれない
遠投できるのに感度が損なわれれないのもSキャリーの利点です。
ラインに直接シンカーを固定するスプリットショットリグでは、ラインを張った時にシンカーの重みが先に手に伝わります。
飛距離を得る代償として、感度が圧倒的に失われてしまいます。
一方で、Sキャリーの場合はシンカー部分が誘導式となっており、ラインに固定されていません。
ラインの先にあるジグヘッドの感覚がしっかりと手元まで伝わるので、遠投しても高感度で繊細な釣りを楽しむことができるのです。
Sキャリーを外せばジグ単に早変わり
Sキャリーのシンカー部分はスナップで取り付けますので、いつでも簡単に脱着することが可能です。
シンカー部分を外してしまえばジグ単として使えます。(スイベルやウキ止めゴムが付いているぶん、ジグ単よりはわずかに感度が落ちますが)
初めて足を運ぶフィールドであれば、Sキャリーの準備だけしておき、最初はジグ単として使用。
遠投して広い範囲を探りたいときにサクッとSキャリーを取り付ける、といった使い方も大いにアリですよ。
Sキャリーは沖でジグ単を使える遠投リグ
近年のアジングは、海中を漂うプランクトンを意識したスローな誘いが主流となっています。
そのメソッドの火付け役ともいえる34(サーティーフォー)から生み出された「Sキャリー」は、アジングに特化した設計です。ぜひ使ってみて下さいね。
「Sキャリー」の使い方や釣り方がもっと知りたい方向けの続編はコチラから↓↓