バス釣りを始めたばかりの頃は、なんとなく難しそうなイメージがある「パワーフィネス」。実はそれほど難しくないんです。
本記事では、パワーフィネスのやり方とおすすめルアーをわかりやすく解説します。パワーフィネスを試してみたいって方は必見です!
近年のバス釣りに欠かせない「パワーフィネス」とは?
パワーフィネスは、ウッドやカバー周り、ゴミだまりなどについているバスを釣るのに有効なスタイルです。
強めのラインを使い、タフなフィールドをゴリ押しで攻略できるのが利点となっています。
「フィネス」の和訳は「繊細」。パワーフィネスは力強いタックルを使い、カバー周りのポイントを繊細に探ることを意味します。
バス釣りで使う「パワーフィネス」タックルの特徴は?
パワーフィネスでバスを狙うときは、
- 長さ:6ft~7ftクラス
- 硬さ:ML~MHクラス
のロッドを使うのが基本です。
硬くてパワーのあるロッドに、強度の高いラインを合わせ、カバーからバスを引きずり出すイメージです。
バス釣りで「パワーフィネス」が有効なタイミング
そんなパワーフィネスの主な使い所は↓の2つです。
- カバー撃ち
- ちょうちん釣り
それぞれの釣り方について簡単に解説しておきます。
パワーフィネスの使い所①カバー撃ち
1つ目は「カバー撃ち」です。ハイプレッシャー化が進む昨今のバス釣りシーンでは、欠かせないテクニックとして知られています。
バスの着き場になっている可能性が高い「カバー」にルアーを投げ込み、バイトを誘う釣り方です。
カバー撃ちをするときは、直線強度の高いPEラインを用いるのが一般的。ライン自体の伸びが少ないので、ロッドパワーを存分に活かせます。
パワーフィネスの使い所②ちょうちん釣り
2つ目の使い所は「ちょうちん釣り」。
浮いている木などのストラクチャーに意図的にラインを引っかけ、その近辺についているバスをピンポイントで誘う釣り方です。
- オーバーキャストが難しいヘビーカバーも狙いやすい
- 水面付近で誘うのでバスにラインを見切られにくい
といったメリットがあります。
ルアーが着水すると、虫が落ちてきたと思ったバスが近寄ってきます。
すぐにバイトが無くても、小さなシェイクを続けて粘り強く誘ってみましょう。
パワーフィネスと相性抜群のおすすめルアー
パワーフィネスと相性が良いおすすめルアーも3つほど紹介しておきます。
おすすめルアー①スモラバ
パワーフィネスといえば「スモラバ」!(※0.8~5g程度の小型のラバージグのこと。)
シリコン製のラバーが水中でゆらゆらと動くので、小さなシェイクでネチネチ誘うことが多いパワーフィネスと好相性です。
おすすめルアー②ストレートワーム
定番のストレート系ワームもパワーフィネスでよく使われるルアーのひとつです。
ネコリグやダウンショット、ノーシンカーなど、リグの選択肢が広く、多彩なシチュエーションに対応します。
狙っているバスのサイズに合わせて、ワームのボリュームを調整してあげましょう。
おすすめルアー③虫系ワーム
パワーフィネスでは水面に落ちてきた虫をイメージして誘うことも多いので、虫系ワームも非常に有効です。
虫系ワームを使うなら定番の「アオキムシ」がおすすめ。
小型のバスには1.5インチ↓
飛距離を出したいときや大型狙いには2インチ↓
を使うと良いですよ。
パワーフィネスのここが良い!3つのメリットをご紹介
釣り方やおすすめのルアーの紹介ついでに、パワーフィネスのメリットもまとめておきます。
筆者的が思うパワーフィネスの良いところは↓の3つです。
- ファイトの主導権を渡さない
- 太いラインでも見切られにくい
- ラインの巻替え頻度が少なくて済む
ファイトの主導権を渡さない
パワーフィネスでは太めのラインを使うので、ファイト時にバスに主導権を渡さず、強引な寄せが可能となります。
水面でバスが暴れて、豪快な水しぶきが上がるケースも多く、ファイトの楽しさと臨場感は格別です。
強度が低いラインを使うときのように神経質になる必要がなく、迫力のある真っ向勝負を楽しめます。
太いラインでも見切られにくい
パワーフィネスで多く使われるPEラインには、他のラインよりも細くて強いという特徴があります。
太めのラインを見切ってくるような賢いバスを騙しやすく、ハイプレッシャーエリアで独り勝ちなんてことも夢じゃありません。
ラインの巻き替え頻度が少なくて済む
ナイロンやフロロカーボンと比べて巻き替えの頻度が少ないというのも、PEラインを使うパワーフィネスの利点。
通常であれば1年ぐらいは巻き替えなしで使えますから、手間も少ないですし、お財布にも優しいです。
メンテナンスの手間を最小限に抑えられるので、釣行回数が多い方でもストレスなくバス釣りを楽しめます。
状況に合ったルアーを選んでパワーフィネスを楽しもう!
ライトタックルでは難しいカバーを積極的に攻められるパワーフィネスは、バス釣り攻略に大きなアドバンテージをもたらします。
そして何より、カバーに潜むデカバスを強引に引きずり出す快感はたまりません。
アプローチのひとつに「パワーフィネス」を加えてみてはいかがでしょうか。