オリムピックから発売されている人気メバリングロッド「19フィネッツァ」を紹介します。
メバリングに必要とされるティップからベリーの柔軟性にこだわって設計されているのが注目ポイント。
巻きの中で自然に乗せられる王道セッティングのメバルロッドをお探しの方は必見です。
注目すべきは「差別化」というコンセプト

「19フィネッツァ」は”差別化”というコンセプトで開発されたメバリングロッド。
差別化の対象は、もちろんアジングロッドです。
フォール中のアタリを手動でスコン!と掛けにいくのがアジングロッド。

いわゆるパッツン系と言われる張りの強いブランクで、積極的に掛けにいくスタイルが主流となっています。
一方、メバリングの基本は巻き(リトリーブ)の釣り。
巻きの際中には、アジングでアタリを待つテンションフォール中よりも、ラインに強いテンションがかかります。
張りの強いアジングロッド的味付けだと、バイトを弾きやすくなってしまうんです。
なので、「19フィネッツァ」では張りを抑えたチューンを採用することで、リトリーブ中のバイトに追随するマイルドさが実装されています。
巻きでラインにテンションをかけていれば、自動的にフッキングするよう調整されているわけです。
設計の違いを意識的に味わうのも乙
もちろん、アジングロッドでメバルを釣ることはできますし、逆にメバリングロッドでアジを釣ることも可能です。
しかしながら、アジングとメバリングでは掛けの質が異なり、適したロッドチューンも異なります。
- アジング:フォール中に手動で掛ける
- メバリング:リトリーブしながら自然に乗せる
という味付けの違いを意識しながら「19フィネッツァ」を使うと、釣行中のおもしろみと釣果が変わってくるでしょう。
オリムピック「19フィネッツァ」の仕様をチェック!
続いては、「19フィネッツァ」の仕様をサクッとチェックしていきましょう。

ブランクス関連のテクノロジーは「スーパークワトログラファイトクロスLV」。
極限まで薄くて軽く、それでいて強い4軸カーボンです。
パワーを落とさずに軽量化しつつ、ネジレやブレも抑えてくれます。

ガイドには軽くて耐久性も高いチタンフレームを採用。
ティップ〜ベリー部にはトルザイトリングが入っており、よりシャープな使用感が得られるセッティングです。

リールシートはアップロック式のVSSシートとなっています。
ロッドを倒した状態でのリトリーブに最適化されており、メバリングにドンピシャな形状です。

ジョイントは逆並継。
継部の重量を抑えつつ、1ピースに近いベンディングカーブを描くようデザインされています。
オリムピック「19フィネッツァ」の機種ラインナップ

「19フィネッツァ」はソリッドモデル1機種、チューブラーモデル2機種の全3機種構成となっています。
スペックは↓のとおり。
機種 | ティップ | 全長(m) | 自重(g) | ルアー重量(g) |
---|---|---|---|---|
752L-S | ソリッド | 2.26 | 68 | 0.5-5 |
752L-T | チューブラー | 2.26 | 68 | 1-7 |
7112ML-T | チューブラー | 2.41 | 79 | 1-10 |
19フィネッツァ 752L-S
食い込み重視のソリッドティップモデル。ジグ単や軽めのプラグを使ったスローな攻めに適します。
アンダー1gの超軽量ジグ単にも対応するので、激渋コンディションでも強みを発揮するでしょう。
19フィネッツァ 752L-T
操作性と反響感度に優れるチューブラーモデル。2g前後のジグ単やプラグを用いたアプローチと好相性です。
背負えるリグの重量は最大7g。スプリットやライトフロートも快適にキャスト・操作できます。
19フィネッツァ 7112ML-T
「19フィネッツァ」のなかで最も長くて力持ちなモデル。
パワフルな良型メバルを相手にしても一気に勝負をつけられる強さが魅力です。
潮通しの良い磯場で、尺メバルを狙うぞ!ってときに頼りになるでしょう。