「質実剛健」をコンセプトに長年ファンを魅了し続けているシマノの堅牢系リール「ツインパワー」がモデルチェンジ。
最新テクノロジーをもりもり搭載した「24ツインパワー」として新登場します。
本記事では注目の仕様や機種ラインナップをわかりやすくまとめていきます。
シマノ「24ツインパワー」の仕様をチェック
さっそく「24ツインパワー」の仕様を見ていきましょう。
インフィニティ系TECを搭載
シマノ社の新世代リールの顔となっているインフィニティ系機構は、「24ツインパワー」にもまるっと搭載されています。
「22ステラ」と同じく、インフィニティクロス、インフィニティドライブ、インフィニティループ、を全部乗せ。
実売5万円クラスのリールだけに、豪華な仕様となっています。
インフィニティクロス
インフィニティクロスは、ギアが噛み合う部分の接触面積を大きくすることで、ギアの負担軽減し耐久性をアップさせる機構。
性能が劣化しづらく、買ったばかりのような良コンディションを長期間維持することにつながります。
また、巻き上げパワー向上や巻き心地の良さアップにも寄与します。
インフィニティドライブ
インフィニティドライブは、シャフトまわりの摩擦抵抗を減らすことで、巻き上げパワーを向上させるテクノロジー。
高負荷時でも安定した巻き取りが可能になるため、堅牢系リールである「ツインパワー」にはうってつけの新機構です。
インフィニティループ
インフィニティループはスプールにラインを超密巻きする機構で、キャスト飛距離向上などの恩恵があります。
「22ステラ」「23ヴァンキッシュ」など、シマノの新世代リールの目玉テクノロジーのひとつです。
ただ、インフィニティループを搭載するリールではライントラブルが起きやすいという口コミも多く、不要論者も少なくありません。
ある意味”お荷物な”テクノロジーでもあるのです。
一応この点も補足しておきます。
強さへの変わらぬ安心感
「24ツインパワー」は負荷がかかっても変形しづらい金属ローター仕様。
高い剛性を誇り、パワフルな巻き上げが可能です。
金属ローターを搭載するシマノ製リールは、「22ステラ」と「24ツインパワー」のみ。
ほど良い慣性がある「22ステラ」近い巻き感を味わえるというのも「24ツインパワー」の魅力です。
ボディは、アルミとCI4+のハイブリッド。
フルメタル至上主義の人は納得いかないかもしれませんが、十分すぎるほどの強さがあります。
堅牢系リールとしての確固たるポジションは揺らがないでしょう。
DURAクロス
「24ツインパワー」には、耐摩耗性が高い新素材のドラグワッシャー「DURAクロス」も搭載されています。
シマノ社によると従来のドラグと比べて耐摩耗性が10倍以上もアップしているとのことです。
ギアまわりだけでなく、ドラグの耐久性もアップしています。
アンチツイストフィン
アンチツイストフィンは、ラインローラー下部に追加された小さなフィン。
ラインのたるみを抑え、スプールまわりでのライントラブルを低減します。
その他機構もしっかり
「24ツインパワー」には、シマノ製リールでおなじみの人気機構もガッツリ搭載されています。
- マイクロモジュールギアⅡ
- Xプロテクト
- サイレントドライブ
- リジットサポートドラグ etc.
など、リールの基本性能を高めるテクノロジーが盛り盛り状態です。
シマノ「24ツインパワー」の番手一覧
「24ツインパワー」には全13機種がラインナップされています。
C2000〜C5000まで幅広いサイズ感の番手が揃い、ライトゲームからライトショアジギングまで、多彩なゲームに対応します。
スペックの一覧は以下のとおりです。
品番 | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 糸巻量PE(号-m) | ベアリング数BB/ローラ― |
---|---|---|---|---|---|
C2000S | 175 | 5.1 | 3 | 0.6-150, 0.8-110, 1-80 | 9/1 |
C2500SXG | 180 | 6.3 | 3 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 | 9/1 |
2500S | 210 | 5.1 | 4 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 | 9/1 |
2500SHG | 210 | 5.8 | 4 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 | 9/1 |
C3000 | 215 | 5.1 | 9 | 1-400, 1.5-270, 2-200 | 9/1 |
C3000MHG | 215 | 5.8 | 9 | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 | 9/1 |
C3000XG | 215 | 6.4 | 9 | 1-400, 1.5-270, 2-200 | 9/1 |
3000MHG | 235 | 5.7 | 9 | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 | 9/1 |
4000M | 260 | 5.3 | 11 | 1.2-250, 1.5-200, 2-150 | 9/1 |
4000PG | 265 | 4.4 | 11 | 1-490, 1.5-320, 2-240 | 9/1 |
4000MHG | 260 | 5.7 | 11 | 1.2-250, 1.5-200, 2-150 | 9/1 |
4000XG | 260 | 6.2 | 11 | 1-490, 1.5-320, 2-240 | 9/1 |
C5000XG | 265 | 6.2 | 11 | 1.5-400, 2-300, 3-200 | 9/1 |
2000番クラス
品番 | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 糸巻量PE(号-m) | ベアリング数BB/ローラ― |
---|---|---|---|---|---|
C2000S | 175 | 5.1 | 3 | 0.6-150, 0.8-110, 1-80 | 9/1 |
2500番クラス
品番 | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 糸巻量PE(号-m) | ベアリング数BB/ローラ― |
---|---|---|---|---|---|
C2500SXG | 180 | 6.3 | 3 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 | 9/1 |
2500S | 210 | 5.1 | 4 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 | 9/1 |
2500SHG | 210 | 5.8 | 4 | 0.6-200, 0.8-150, 1-120 | 9/1 |
3000番クラス
品番 | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 糸巻量PE(号-m) | ベアリング数BB/ローラ― |
---|---|---|---|---|---|
C3000 | 215 | 5.1 | 9 | 1-400, 1.5-270, 2-200 | 9/1 |
C3000MHG | 215 | 5.8 | 9 | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 | 9/1 |
C3000XG | 215 | 6.4 | 9 | 1-400, 1.5-270, 2-200 | 9/1 |
3000MHG | 235 | 5.7 | 9 | 1-190, 1.2-150, 1.5-120 | 9/1 |
4000番クラス
品番 | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 糸巻量PE(号-m) | ベアリング数BB/ローラ― |
---|---|---|---|---|---|
4000M | 260 | 5.3 | 11 | 1.2-250, 1.5-200, 2-150 | 9/1 |
4000PG | 265 | 4.4 | 11 | 1-490, 1.5-320, 2-240 | 9/1 |
4000MHG | 260 | 5.7 | 11 | 1.2-250, 1.5-200, 2-150 | 9/1 |
4000XG | 260 | 6.2 | 11 | 1-490, 1.5-320, 2-240 | 9/1 |
5000番クラス
品番 | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(Kg) | 糸巻量PE(号-m) | ベアリング数BB/ローラ― |
---|---|---|---|---|---|
C5000XG | 265 | 6.2 | 11 | 1.5-400, 2-300, 3-200 | 9/1 |
シマノ「24ツインパワー」の競合リール情報
ダイワ「24セルテート」が一番のライバル
「24ツインパワー」にとって一番強力なライバルとなるのは、ダイワ「24セルテート」です。
同時期発売、同価格帯、そしてどちらも堅牢系リールということで、毎度のごとくバチバチにやり合うことになります。
コスパ型の堅牢リール「23ストラディック」「23レグザ」も要チェック
アラウンド2万円帯のコスパ型堅牢リールである
- シマノ「23ストラディック」
- ダイワ「23レグザ」
はどちらも2023年にモデルチェンジ済み。
費用をおさえつつ頑丈なリールをGETしたい方は、こちらも要チェックです。
まとめ
というわけで「24ツインパワー」の紹介は以上です。
最高峰リール「22ステラ」の系譜を受け継ぐ、まさに質実剛健な仕上がりとなっています。
今のところ発売時期は未定とされていますが、まあGW近くには出てくるんじゃないでしょうか。
堅牢リール好きな方は、こまめに情報をチェックして早めに予約を入れておきましょう。